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2017.01.22 (Sun)

ブンデスリーガ2016/2017 第17節 ダルムシュタット vs. グラートバッハ

 ウインターブレークが終了してブンデスリーガ公式戦が再開されました。グラートバッハはシューベルト監督解任のあとをうけて就任したディーター・ヘッキング監督とグラートバッハでのデビュー戦。対するダルムシュタットもトルステン・フリンクス新監督のデビュー戦であり下位同士の対戦ではありますが注目を集めた一戦となりました。

 ヘッキング監督がどのようなフォーメーションで試合に臨むのかが試合前の注目ポイントの一つでした。シューベルト時代の3-4-1-2を踏襲するのか、ファヴレ時代の4-4-2に戻すのか、あるいはもともとヘッキング監督がよく採用する4-2-3-1なのか。果たして答えは4-2-3-1でした。ただし実際には中盤はかなり流動的でボランチに入ったダフードがかなり下がった位置でボールを受けてゲームを組み立てたり、そこからの中盤の位置でパスを受けるのはFWに入っているはずのラファエルだったりという具合です。ダフードの展開力、ラファエルのキープ力を活かすという意図はわかるのですが、選手が本来の位置から動いた場合の他の選手の連動した動きに関してはまだうまく行っているようには思えず、このあたりは試合を重ねながら改善していく形になるのではないかと思います。
 そんな状況で前半特に目に付いたのは右SHでスタメン起用されたホフマンです。前監督には消極的なプレーが評価されずあまりチャンスをもらえなかった選手ですが、積極的に仕掛けました。まず6分にラファエルとのコンビネーションから抜け出し相手をかわしてシュートまで持っていきました。10分にもディフェンスラインの裏に抜けだしゴールラインぎりぎりで折り返しフリーのラファエルに合わせました。しかし残念ながらラファエルのシュートは相手GKエッサーの好セーブにより阻止されました。
 ダルムシュタットは中盤でパスをつなぐことはなく前線へのロングボールが主体。これにサイドのヘラーの飛び出しや前線のチョラックに合わせるという形でそれほど攻撃のバリエーションはありません。このあたりを見ると監督が変わってもまだダルムシュタットのサッカーは変わらないのかなと感じました。少なくてもこの時点では。

 後半に入ってもグラートバッハがボールを保持し主導権を握る展開は変わらず。47分にダフードのパスを受けたヴェントが左足でシュートを放ちますがわあずかにゴール右に外れました。 分にはホフマンが左から切りこんでシュートを放つとペナルティエリア内にいたダルムシュタットDFのミロシェヴィッチの手に当たりますが主審はファールを取りませんでした。さらに66分には左サイドをドリブルで崩したアザールがシュートしましたがこれはポストに跳ね返されゴールは奪えません。
 一方、前半はほとんど怖さを感じなかったダルムシュタットの攻撃ですが試合の終盤にはペナルティエリア付近で細かくパスをつないで崩そうとするシーンなどもありました。まだ連係面での問題や個人の技術的な部分でのミスもあり決定機にはつながりませんでしたが、それはおそらくフリンクス監督率いるダルムシュタットの新たな一面なのではないかと思います。

 試合は結局スコアレスドローで終わりました。最下位のダルムシュタット相手であればアウェイゲームであれ3ポイントを取らなくては納得できないと考えているファンも多いと思いますが、冷静に考えればグラートバッハも現在14位であり、しかもアウェイでの弱さはリーグでもワーストクラスです。しかも新監督就任の初戦ということを考えればドローで1ポイントを取れればまずまずなのではないかと私は思います。試合内容も昨季までのように見ていて楽しい試合ではありませんが、決して悪い内容ではなかったと思います。
 私は今季のグラートバッハにはもう高望みはしません。まず最低限1部残留を果たし、さらに戦い方のベースになる部分を固めていってほしいと思います。その意味でもこの試合には新監督の下での第一歩ということでまず納得します。問題はこれからです。


BUNDESLIGA 2016/17 17. Spieltag
21.01.2017 15:30 Uhr, Jonathan-Heimes-Stadion am Böllenfalltor, Darmstadt
SV Darmstadt 98 - Borussia M'gladbach 0:0 (0:0)
Darmstadt : Esser – Guwara, Milošević, Sulu, Holland – Gondorf, Vrančić (82. Jungwirth) – Sirigu, Rosenthal (70. Niemeyer), Heller – Čolak (88. Schipplock)
Borussia : Sommer – Jantschke, Christensen, Vestergaard, Wendt – Kramer, Dahoud – Hofmann (70. Hahn), Hazard, Stindl – Raffael (80. Simakala)
Tore: Fehlanzeige
Gelbe Karten: Niemeyer / Jantschke
Zuschauer: 17.400
Schiedsrichter: Marco Fritz (Korb)

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

18:33  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2016.09.18 (Sun)

ブンデスリーガ2016/2017 第3節 グラートバッハ vs. ブレーメン

 CLプレーオフ、DFBポカール、ブンデスリーガ開幕戦にすべて勝利し良いスタートを切ったグラートバッハでしたが、リーグ戦の第2節でフライブルクに敗れ、さらにCLではマンチェスターでシティに完敗するなど悪い面が出てきており少々心配です。


 そんな中で迎えたブンデスリーガ第3節はブレーメンとの対戦です。ブレーメンはリーグ戦2敗で最下位という最悪のスタートを切りましたがそんな相手こそ油断しては行けないのです。

 さて、グラートバッハのシューベルト監督はこの試合はクリステンセンをボランチに上げ、コルプ、ヴェスタゴーア、ヤンチュケが3バックを構成。過密日程の中、ローテーションを組むのは当然ですが、最終ラインとボランチについては単純に選手を入れ替えるだけでなく選手個々のポジションも変えてしまうのは選手にとっては簡単ではなく果たしてどうなのだろうと感じますが、言い換えればポリヴァレントな選手を擁するグラートバッハであれば問題ないのかもしれません。


 少なくてもこの試合では守備に関して問題になることはありませんでした。いやむしろ守備の機会はさほど多くなかったので明らかにならなかったというべきでしょうか、グラートバッハが攻め込み前半にゴールラッシュが見られたのです。


 まず11分に中盤で相手に囲まれながらも左サイドのジョンソンへボールを出すとジョンソンが右サイドを上がったアザールへの素晴らしいクロス。アザールが決めて先制。

  17分には自陣の深い位置からヴェスタゴーアのロングパスがDFラインの裏に抜けたアザールにつながり、アザールが決めて2点目。

 22分は相手ファールからのクイックリスタートのあとペナルティエリア内の混戦からこぼれたボールに反応したシュティンドルがGKドロブニーに倒されてPKを獲得。このPKをラファエルが決めて3点目。

 41分にはシュティンドルの右からのクロスは相手DFの足に当たったもののこれをゴール正面で受けたラファエルが反転して左足でゴールに蹴りこみ4点目。


 4得点以外にもアザール、ラファエル、ジョンソンに本来なら決めなくてはいけないような決定機があったしPKをもらってもおかしく無いプレーもありました。あと2、3点入っていても不思議ではなかったと思います。一方で相手に与えた決定機は皆無でグラートバッハの前半のパフォーマンスには文句のつけどころがありませんでした。特にアザールのプレーには普段以上にキレがありゴールへの向かう迫力も十分でした。


 グラートバッハのシューベルト監督は後半開始からラファエルを下げてホフマンを投入、63分にはシュティンドルを下げてダフートを入れます。4点リードという安心感も影響したのかわかりませんが、後半のグラートバッハには前半に見られたような相手ボールへのプレスもなく前への動きも影を潜めてしまいました。ブレーメンの方は壊滅的といっても過言ではなかった守備を立て直し攻撃に力を注げるようになり決定機も何度が作りました。その結果、73分にグナブリーのゴールが決まりました。

 それに対し、グラートバッハはアザールがポストに当てるシュートを見せた程度。無理せず時間を使い勝利を手にしたといえば聞こえは良いものの少々物足りなさを感じました。


 試合後にシューベルト監督は、「後半も前半同様に続けていきたかったが、少々緊張感が失われボールに対する動き出しも良くなかった。来週も多くの試合が組まれていることをよく考えなくてはならない。」とコメントしています。

 それを考えてラファエルやシュティンドルを下げたのは理解できますが、できればホフマンやダフートあたりにもう少しよいところを見せてほしかったと思います。とはいえ、まずは結果が大事です。これからもしばらくは水曜日のリーグ戦、翌週も水曜日にCLと過密スケジュールが続きますが、まずは一安心と言ったところでしょうか。


 なお、この試合の結果をうけてブレーメンのスクリプニク監督が解任されました。リーグ戦が始まって間もない時期での監督交代といえば、辞任、解任と形は異なるとはいえ昨季のグラートバッハを思いだします。グラートバッハは監督交代が良い方向へ進むきっかけになりましたが、ブレーメンもそうなることを期待しています。



BUNDESLIGA 2016/17 3. Spieltag 

17.09.2016 18:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach 
Borussia M'gladbach - SV Werder Bremen 4:1 (4:0)
Borussia: Sommer - Korb, Vestergaard, Jantschke - Christensen, Kramer - Traoré, Johnson (84. N. Schulz) - Raffael (46. Hofmann), Stindl (63. Dahoud), Hazard
Bremen: Drobny - Gebre Selassie, Sané, Diagne (46. Moisander), Garcia - Fritz (46. Johansson), Bauer - Yatabaré (86. Kainz), Grillitsch - Junuzovic - Gnabry 
Tore: 1:0 Hazard (11.), 2:0 Hazard (17.), 3:0 Raffael (21.,FE), 4:0 Raffael (41.), 4:1 Gnabry (73.) 
Rote Karte: Johansson (80.)
Gelbe Karten: / - Fritz, Grillitsch, Sane 
Zuschauer: 54.014 (ausverkauft) 
Schiedsrichter: Tobias Stieler (Hamburg)


17:28  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2016.08.28 (Sun)

ブンデスリーガ2016/2017 第1節 グラートバッハ vs. レヴァークーゼン

グラートバッハ、ホームでの開幕戦で難敵レヴァークーゼンを撃破

 ブンデスリーガ 2016/17シーズンが開幕しました。また睡眠不足と戦う日々のスタートです。私は健康面を考慮するとそろそろ規則正しい生活が必要なのですが…。
 今季のグラートバッハはヤングボーイズとのCL出場権を争うプレーオフを戦っており他クラブよりは早めの調整を行っており試合もこなしています。さらにこのプレーオフはホームアウェイともに快勝しCL本選出場を決め気分よくリーグ戦に臨めます。
 対戦相手のレヴァークーゼンに対してはこの2シーズンは互角の対戦成績となっていますが、それ以前は長くホームで勝てない時期があり、その当時からグラートバッハの試合を追いかけている私には、ある意味ではバイエルン以上に難しい相手というイメージが染みついています。この試合は特別に厄介な存在であるチチャリートが負傷により欠場しますが強敵であることには変わりなく、この試合に勝利できればこれから始まるリーグ戦に向けて大きな弾みになることは間違いありません。
 シューベルト監督は、エルフェディ、クリステンセン、ヤンチュケによる3バックを採用、ボランチには新加入のシュトローブルとクラマーのコンビ、さらに攻撃陣の一角にはハーンを起用、CLプレーオフの第2戦でハットトリックを決めたアザールをベンチに置くフォーメーションでスタートします。

 前半からスピード感のある見どころ満載の試合となり、どちらもチャンスをつくるものの両チームのGKの素晴らしい守備もありスコアレスのまま試合が進みます。
 41分にレヴァークーゼンはセットプレーからターがヘディングシュートを放ちますがこれはクロスバーを直撃しゴールには入りません。43分、グラートバッハは中盤で相手ボールを奪ったシュティンドルからラファエル、トラオレとダイレクトでつなぎハーンがゴールを狙います。これはGKのレノに防がれましたが、ボールを奪ってからシュートに至るまでのコンビネーションは素晴らしく、この試合に限らず今季のグラートバッハへの期待を膨らませてくれます。前半のアディショナルタイムにグラートバッハは、相手ファールからクラマーが素早いリスタートで前線へパスを送るとこれをターがクリアし損ねハーンへの絶妙のパスとなりGKと1対1となったハーンが今度はしっかりと先制点を決めました。

 後半に入ってもカンプルが左足シュートがポストに当たったり、ラファエルのフリーキックをレノが右手1本で弾きだしたりとどちらにも決定機がありましたが得点は動かず終盤へ進みました。
 そして、80分、カンプルから左サイドをオーバーラップしてきたウェンデルが絶妙のクロスを入れると、これに対してクリステンセン、ゾマーが懸命にクリアしますが、これをベララビに拾われ最後は後半途中から入ったポーヤンパロに頭で押し込まれ同点にされてしまいました。
 しかし85分にグラートバッハは後半途中から入ったジョンソンが相手との1対1で競り勝つと同じく途中から入ったアザールにつなぎ、アザールがシュティンドルにスルーパス。シュティンドルが決めて再びリード、これが決勝ゴールとなりグラートバッハが2:1でレヴァークーゼンに勝利しました。

 とても密度の濃い試合だったと思います。90分間の経過が早く感じられ退屈する時間は全くありませんでした。前後半の真ん中で給水タイムが設けられる暑さの中での試合でしたがその影響も全く感じられませんでした。前後半ともにどちらにもチャンスがあり試合内容は全く互角、どちらも決定機があり質が高く見所も多い楽しめる試合でした。試合を決めたゴールに関しては試合後のプレスカンファレンスでレヴァークーゼンのシュミット監督はオフサイドだったと言っていましたが、確かに極めて微妙ではありグラートバッハにとってグラートバッハにとっては運も味方してくれての結果だったと思います。しかしそれを抜きにしてもこの試合の内容を見る限りではグラートバッハが3ポイントをとったことが妥当ではない等とは決して思いません。素晴らしい勝利でした。
 グラートバッハはボランチの2人がしっかりと機能し安定感を与えていました。彼らの働きを見ていると昨季のグラートバッハに欠けていた攻守のバランスの改善が期待できそうです。攻撃面ではラファエル、シュティンドルの軸は健在、個人的に大きな期待をしているハーンも好調。さらにアザールもしっかりと仕事をするなど全く問題はありません。昨季は能力はあってもチームの中での連係面で問題を抱える選手もいましたが今季はそこが解消され誰が出てもチームとして機能するように思います。シューベルト監督も今季はCLとリーグ戦でローテーションも組みやすいのではないでしょうか。守備に関してはやや不安定な面も垣間見えたのですが、これは試合を重ねる中で良くなっていくことを期待したいです。
 相手のレヴァークーゼンについての印象ですが、この試合でも前線からプレスをかけて攻守の早い切り替えからチャンスを作りだしました。特にボールを持って前を向いた時のベララビのスピードとテクニックやカンプルの運動量、またセットプレーでのターの強さは実に嫌な存在となっていました。リーグトップレベルの力を持つチームであることは間違いなくバイエルン、ドルトムントを脅かす存在になるでしょう。このチームに開幕戦で勝利できたことはグラートバッハにとっては非常に大きな成果だと思います。

BUNDESLIGA 2016/17 1. Spieltag 
27.08.2016 18:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach 
Borussia M'gladbach - Bayer 04 Leverkusen 2:1 (1:0)
Borussia: Sommer – Elvedi, Christensen, Jantschke (46. Vesterggard) – Strobl, Kramer – Traoré (60. Johnson), Wendt – Stindl, Raffael, Hahn (83. Hazard)
Leverkusen: Leno – Jedvaj, Tah, Toprak, Wendell – Aránguiz (78. Pohjanpalo), Baumgartlinger – Bellarabi, Kampl – Volland (64. Brandt), Calhanoglu (64. Mehmedi) 
Tore: 1:0 Hahn (45.+1), 1:1 Pohjanpalo (80.), 2:1 Stindl (85.) 
Gelbe Karten: Kramer, Stindl, Strobl - Toprak, Bellarabi, Wendell 
Zuschauer: 52.183 
Schiedsrichter: Dr. Felix Brych (München)

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10:55  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2016.08.11 (Thu)

2016/17シーズン グラートバッハ選手の動き

 いよいよグラートバッハ新シーズンの最初の公式戦となるチャンピオンズリーグのプレーオフ初戦(ヤングボーイズ戦)が近づいてきました。このあたりで毎シーズン恒例ですが選手の移籍情報を整理しておくことにします。

【OUT】
 DF
  Martin Stranzl → 引退
  Martin Hinteregger → RB Salzburg
  Roel Brouwers → Roda JC Kerkrade
 MF
  Havard Nordtveit → West Ham United
  Granit Xhaka → FC Arsenal
 FW
  Marlon Ritter → Fortuna Düsseldorf
  Branimir Hrgota → Eintracht Frankfurt
  Mario Rodriguez → Chemnitzer FC

【IN】
 GK
  Janis Blaaswich ← Dynamo Dresden
 DF
  Tobias Strobl ← TSG Hoffenheim
  Mamadou Doucouré ← Paris St. Germain
  Jannik Vestergaard ← Werder Bremen
 MF
  Christoph Kramer ← Bayer 04 Leverkusen
  Laszlo Benes ← MSK Zilina
 FW
  Josip Drmic ← Hamburger SV
  Ba-Muaka Simakala ← Borussia Mönchengladbach U19

 キャプテンを務めていたシュトランツルが引退、ブラーウェルスがローダへ移籍、ヒンターエッガーがザルツブルクへ戻った守備陣にはブレーメンからデンマーク代表のヤニク・ヴェスターゴーアが加入。ヴェスターゴーアはホッフェンハイム、ブレーメンでブンデスリーガの試合経験も豊富。さらにクリステンセンとはデンマーク代表で同僚ということもあってチームにもすぐに溶け込め戦力としてかなり期待できそうです。
 プレミアリーグに移籍したシャカとノルトヴァイトの穴は大きいですが、ホッフェンハイムからトビアス・シュトローブル、レヴァークーゼンからクリストフ・クラマーを獲得しました。シュトローブルはノルトヴァイトと似たタイプの選手であり良い補強だと思います。クラマーに関してはグラートバッハでの活躍が鮮烈な印象として残っておりますが、当時はシャカとのコンビが絶妙で2人の良い面が出せていたと思います。シャカとはタイプが違う選手でありシャカの後継者にはならないと思います。私はクラマーにはむしろ昨季彼自身が抜けてしまって埋まらなかった穴、つまり中盤での守備力を改善する役目を期待したいです。彼の働きでDFラインの負担が軽減され、特に相手が攻撃的に来るアウェイゲームで顕著だった守備の弱さという課題が克服されるのではないかと期待しています。
 FWについては控えで時々爆発的な活躍を見せたフルゴタが去り、HSVからドゥルミッチが戻った程度で大きな選手の動きはなし。攻撃的MFとFWに関してはむしろ戦力が飽和気味でありシューベルト監督がどのように選手を使っていくのか注目したいと思います。
 主な選手の動きは以上ですが、他に18歳のDFママドゥ・ドゥクールやMFラスツロ・ベネスなど将来有望な若手もしっかり獲得しており、この夏の補強はかなり満足できるものだったと思います。

 さて今季のグラートバッハも非常に楽しみです。まずはチャンピオンズリーグのプレーオフに勝利してヨーロッパのビッグクラブとの対戦でグラートバッハがどこまで戦えるのかを見てみたいと思っています。また国内リーグでも上位争いを期待していますが、順位そのものより攻撃的な楽しいサッカーを見せてくれることを期待したいと思います。今のチームにはそれができると思います。
 私が個人的に今季注目したい選手がアンドレ・ハーンです。昨季は大きな怪我がありますが、そこからのカムバックどころかパワーアップして戻ってきたという印象があります。スピードと力強さ、そして決定力も兼ね備えたハーンはいかにもシューベルト監督が好みそうなタイプの選手です。さらに復帰後の活躍で完全に信頼も勝ち取ったようです。2013/14シーズンにアウクスブルクで頭角を現しグラートバッハに加入。同じポジションに強力なライバルがいる中でそれなりに活躍はしてきていますが、今季はもう一段ブレークするチャンスなのではないかと思います。

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10:47  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2016.05.28 (Sat)

2015/16シーズンのグラートバッハを振り返る

 ブンデスリーガ 2015/16 シーズンが終了したので、ここで今季のグラートバッハについて簡単に振り返り、試合を見て感じたことを記しておこうと思います。まずは今季のグラートバッハのリーグ戦、カップ戦、CLでの戦績から。

2015/16シーズンのグラートバッハの戦績
 ・ リーグ戦:17勝13敗4分(勝点55) 4位
 ・ DFBポカールは3回戦敗退
 ・ CL: グループステージ敗退

リーグ戦の成績を単純に昨季と比較すると順位は1つ下げて勝点はマイナス11、参考までに得失点は67:50 (昨季は53:26)なので得点が14増えた半面失点はほぼ倍増となっています。DFBポカールは残念ながら3回戦でブレーメンに敗戦。今季のブレーメンは辛うじて1部残留を果たすほど不振を極めたシーズンでもありこの敗戦は残念な結果です。CLはさすがに強敵ぞろいで、しかもユベントス、マンチェスターシティ、セビージャという死のグループに入ってしまった結果、グループステージ敗退は仕方ないと思います。個々の試合を見ればなかなか良い試合もありました。ただ今後グループステージを勝ち進むには選手層の厚さが必要になると感じました。

1. リーグ戦開幕5連敗と監督交代

 リーグ戦の開幕からの5連敗を誰が予想できたでしょうか。昨季までの主力でファヴレのサッカーを体現していたメンバーでもあるクルーゼとクラマーの移籍による穴を埋めきれていないままシーズンに入ったという不安はありましたが、連敗中は確かに失点シーンなど見るとその影響はあったと思います。ただそれだけでは説明しきれない面もありました。
 最近では昨季圧倒的な戦力を誇り名将クロップが率いていたドルトムントがなかなか勝てずリーグ戦前半を17位で折り返すという信じられない不振に陥ったことがありましたが、その例でもわかる通りひとつ歯車が狂うとすべてがうまく回らなくなるものです。今季のグラートバッハにも同じことが起こったのです。この時点で私は本気で今季は残留争いをしなくてはならないと覚悟しました。
 ところが、この厳しい状況でチームを引き受けることになったアンドレ・シューベルト監督は選手の起用を少し変えさらにモチベーションをあげることでこの歯車の狂いを修正しました。特に個人的に評価したいのは使い道がはっきりしていなかったシュティンドルをラファエルのパートナー(クルーゼの後任)として起用したこと、シャカをゲームキャプテンに起用したことです。もともとファヴレのサッカーはチームに浸透しているのですから、チームがうまく動きだせば不振を脱出できるのです。ただそれは簡単なことではありません。チームが大きく崩れる前にうまく軌道修正したシューベルト監督の手腕には良い意味で驚かされました。また、ダフート、クリステンセン、エルフェディなど若い選手を実戦で起用、彼らも期待に応えたことでチーム全体のレベルアップにもつながったと思います。
 
2. 怪我人続出

 昨季とのもう一つの大きな違いは怪我人が多かったことです。これはもう異常といってもよいレベルだったと思います。昨季は非常に怪我人が少なくその要因の一つが現場とメディカルチームとのコミュニケーションが良かったことだと思うのですが、果たして今季はどうだったのでしょうか。もちろん試合中の不運な怪我もあるのですが、選手のコンディションをチェックし疲労の蓄積した選手は休ませるなど怪我を未然に防ぐ措置が取られていたのか私にはわかりません。しかし、原因はしっかりと分析して来季に生かしてほしいと思います。

3. シューベルト監督のスタイルへの移行

(1) 攻撃的戦術と守備面の課題
 
 ファヴレ監督辞任を受けて監督を引き継いだシューベルト暫定監督は当初は選手起用には独自色を出しつつも戦術的にはファヴレ監督の作り上げたスタイルを踏襲していました。しかし、正式監督になったころから独自の色を出すようになりました。特徴的なのは3バックで両サイドハーフは高い位置を保つ非常に攻撃的なフォーメーションを取ったことです。基本は前線からプレスをかけてボールを奪うと人数をかけて早い攻撃を仕掛けるというもの。この形がうまく機能した時のスピード感のある分厚い攻撃は見ていてもわくわくするほど楽しいものでした。このシステムに必要なクオリティを持った選手がチームに揃っていたことも大きかったと思います。
 その反面、守備には脆さが見えました。特に疲れが見えてくる後半、そして失点によりリードを許し集中力が途切れてしまうと守備が崩壊し大量失点につながってしまった試合もありました。失点シーンを見るとDFの個人的なミスが多いですが、これは必ずしもDFに問題があるわけではありません。相手がプレスをかけてきた場合、中盤(特にボランチ)の守備への対応が遅れボールを奪われるとたちまち最終ラインが相手の勢いに晒されることになり慌ててミスをしたりするケースが多かったように思います。この点に関してはファブレ時代にはシャカとクラマーが攻守のバランスを取っていたのですが、シューベルトのシステムではそこに問題があるように見受けれられます。ダフートは素晴らしい選手ですが守備面よりは攻撃面での可能性が大きい選手です。要するに昨季のチームに比較すると攻撃に比重が移りややバランスが崩れてしまったということです。ただ、個人的には多少失点してでも攻撃で勝負するというスタイルは嫌いではありません。もちろん守備を放棄して攻めまくるというのは問題外ですが。
 
(2) アウェイでの弱さ

 今季のグラートバッハの成績をホームゲームとアウェイゲームに分けてみると以下のようになります。

 ・ ホーム   13勝 3敗 1分 勝点40 3位
 ・ アウェイ   4勝10敗 3分 勝点15 12位

 ホームで圧倒的な強さを見せながらアウェイでなかなか勝てなかったということがはっきりわかります。そうなった要因についても前述の守備の弱さと無関係ではないと思います。相手がアグレッシブになるアウェイゲームでこそグラートバッハの守備面での問題点が浮き彫りになってくるからです。攻撃一辺倒ではなく守備のリスクも考慮したバランスのよい戦い方が求められ、それができるようになればアウェイでのパフォーマンスも上がるはずです。この点は来季の大きな課題でしょう。中盤の守備的な選手の補強、あるいは育成が急務だと思います。

4. 総括

 グラートバッハの守備の弱さ、ホームでの弱さから現状の戦い方に不満を感じているファンも少なくないようです。確かに来季CLを戦っていくうえでは不安は感じます。しかし今季は悪夢のような開幕5連敗があったことを忘れてはいけません。そのあとで順位を4位まで巻き返し結果的にCLのプレーオフへの出場権を確保できたことは上出来だと思います。浮き彫りにされた課題は来季に向けて改善していけばよいでしょう。私個人は十分に満足できるシーズンでした。監督、選手を始めとしたチーム関係者の皆さんに感謝です。来季も楽しみにしたいと思います。

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