2016.07.30 (Sat)

ボーフム選手の移籍状況 (2016/17)

 2016/17シーズンのツヴァイテリーガ開幕が近づいてきました。私は今季もボーフムを応援していきたいと思っていますが、今季は選手が大きく入れ替わっているので選手の動きを整理しておきます。

■ ボーフム選手の移籍状況
【Out】
 GK
  Andreas Luthe → FC Augsburg
 DF
  Jan Simunek → 未定
  Giliano Wijnaldum → 未定
  Malcolm Cacutalua → Bayer 04 Leverkusen
  David Niepsuj → Pogon Stettin
 MF
  Onur Bulut → SC Freiburg
  Piotr Cwielong → Ruch Chorzów
  Michael Maria → 未定
 FW
  Marco Terrazzino → TSG Hoffenheim
  Nando Rafael → 未定
  Simon Terodde → VfB Stuttgart
  Janik Haberer → SC Freiburg

【In】
 GK
  Martin Kompalla ← Bor. Mönchengladbach II
 DF
  Nico Rieble ← TSG Hoffenheim
 MF
  Tom Weilandt  ← SpVgg Greuther Fürth 
  Kevin Stöger ← SC Paderborn 07
  Marco Stiepermann ← SpVgg Greuther Fürth
  Dominik Wydra ← SC Paderborn 07 
  Russell Canouse ← TSG Hoffenheim II
 FW
  Johannes Wurtz ← SpVgg Greuther Fürth
  Nils Quaschner ← RB Leipzig

 昨季の攻撃陣の主力がごっそりと移籍していきました。ボーフムの昨季の攻撃力は得点数などの記録以上に評価が高かったようです。選手たちを引き止める資金力のないボーフムにとってはこれは避けられないことではありますが、契約を残しているブルートやテロッデが引き抜かれてしまったことは残念です。参考までに去っていった選手たちの昨季の記録を合計すると38ゴール30アシストになります。
 しかし、新加入選手は個々に見れば魅力のある選手を獲得しました。それでも実績という点では物足りなさを感じます。新加入選手の得点に絡んだ合計は10ゴール8アシストになります。38ゴール30アシストが抜けて10ゴール8アシストが加入。率直に言って得点力は大幅ダウンです。また、昨季も感じていたことですが、最後に点を決めきれる決定力を備えた選手が少ないことが気がかりです。それでも昨季はテロッデがいましたが、今季はどうなるのでしょう。今のところ後任候補はクヴァシュナー、ヴルツ、ムラパのポジション争いとなります、ムラパ、ヴルツはCFタイプではないし、クヴァシュナーも点を取れる選手かどうかは実績がないだけにわかりません。
 攻撃陣に関してはなるべく早くチームの戦術を理解しまとめることができるか、これまで以上に監督の手腕が問われます。あとは選手個々の伸びしろに期待するしかないでしょう。ポジティブな点としては新加入選手は皆、若いことと昨季のボーフムの攻撃的なサッカーに魅力を感じていて意欲に溢れていることでしょうか。これが良い方向に作用することを願っています。

 一方の守備ですが、主力選手を引き止めることには成功したものの控え選手がほとんど去ってしまいました。特にCBはファビアンの長期欠場もあり、実質的にバスティアンスだけという状況になってしまいました。それでもチームはCBを補強しませんでした。これは獲得できる選手がいなかったのか、あるいは意図してのことなのかはわかりませんが、ただでさえ不安定な守備陣がさらに手薄になり不安を感じます。おそらくCBでバスティアンスとコンビを組むのはボランチとしてプレーすることが多かったホークラントか新加入のヴィドラになると思われます。今季も守備に関しては大きな不安を抱えてシーズンに臨まなくてはならないでしょう。

 さて今季のボーフムは客観的に見て攻撃力(特に得点力)の大幅ダウン、CBの層の薄さ、選手の入れ替えによる連係の不安を抱えたままシーズンに入ることになりそうです。今季は昨季のスタイルを継続できれば今季は昇格争いに絡むこともできると思っていましたが、さすがにそれは難しそうです。特にチームがまとまるまでのリーグ戦序盤はかなり苦戦しそうな気がしていますが、そこを我慢できればリーグ戦後半には良い戦いができるのではないかと期待しています。逆にリーグ戦序盤に結果が出ないからといっておかしな方向に舵取りしようとすると、混戦のツヴァイテリーガですので残留を争うことになってしまう可能性もあるでしょう。とにかく不安を抱えてのシーズン開幕です。果たしてどうなるでしょうか。
 個人的には今季は1試合くらいボーフムの試合を現地観戦(できればホームのフォノフィア・ルーアシュタディオンで)したいですが、仕事の関係で難しそうです。
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2016.06.05 (Sun)

2015/16シーズンのボーフムを振り返る

 VfLボーフムは2015/16シーズンのツヴァイテリーガを5位で終えました。ホーホシュテッターSDが就任してからのボーフムは短期的には難しいものの中期的には1部へ復帰するという目標を立てていたようで、昨季はまず残留争いに加わらずに中位でシーズンを終えることという目標(クラブとして公式に掲げたものではなくあくまでもクラブ幹部やSDのコメントから判断したものですが)があり結果的に11位で終わり目標はほぼ達成しました。今季もホーホシュテッターSDやフェアベーク監督のコメントからは上位に食い込み、来季以降の昇格争いに加わるためのステップアップということが目標としてあったのではないかと推測されました。その意味では今季は一時は昇格争いに加わりそうなところまでいった結果の5位なのでまず目標達成と言ってよいのだと思います。
 また、ウィンターブレーク明け以降は選手たちや監督も明確にチャンスがあれば昇格を狙うというコメントを出しており、昇格への意欲も増してきたと感じます。

 残念ながら私はこのところボーフムの試合を映像で見る手段を失っており、よくわからない点は多いのですが、明らかに言えるのは今季はフェアベーク監督の攻撃的なスタイルがチームに浸透し魅力的なサッカーをするようになったということ、そして大崩れしない安定的な戦いができるようになったということです。今季はライプツィヒ以外の相手に対してはゲームを支配して攻めるスタイルが実現できました。監督が目指すスタイルはゲームを支配するというもの。今季は未知数だったハーベラーが予想外の活躍、ブルートが主力に成長、テラッツィーノも安定した力を発揮、さらに昨季フラムからのローン契約でプレーし、フェアベークサッカーを体現していた一人であったアイスフェルトを買い取り、ムラパ、ノヴィコヴァスをシーズン途中で獲得するなど攻撃的な選手は例年になくレベルが高く選手層も厚くなりました。彼らの力を持ってすれば、常に相手を圧倒するサッカーができたのも不思議なことではありません。では、それでも勝ちきれなかった原因はどこにあったのでしょう。私は決定力と守備力が欠けていたと思います。

・ 決定力
 テロッデの決定力については文句のつけようがありません。得点王は立派だと思います。しかしテロッデ以外の選手にあまりにも決定力がなかった。言い換えるとテロッデの調子が悪い時はチームの得点力がそのまま連動して落ちてしまうのです。ライプツィヒ戦以外は、相手を圧倒して攻め込んでいましたが、その割には得点が少なく結果として試合に敗れてしまうことも多くありました。攻撃に良い選手が揃っていましたがゴールを決める能力には欠けていたということです。

・ 守備力
 もともと昨季リーグ失点ワーストの守備陣がそっくりそのまま残ったわけでそれほど期待はしていませんでした。それでも昨季の55失点を40失点に減らしました。もちろん選手の頑張りは評価したいですが、守備力が改善されたようには見えません。昨季に比べると攻め込む時間が多くなったことで攻められる機会が減りそれが失点の減少につながったのではないかと思います。優勢だった試合もセットプレーやカウンターへの対応の拙さから失点を喫してしまいドロー、または敗戦へつながることが少なくありませんでした。

来季に向けて

 さて順調にステップアップを図るなら来季は昇格争いということになりますが、そうは簡単に行かないでしょう。というのも来季は今季のメンバーを中心にしたチームを作ることはできないからです。すでに今季の主力メンバーのうちハーベラーはレンタル元へ戻り、テラッツィーノは契約を更新せずに移籍、ブルートは1部に昇格したクラブに買い取られました。同様にテロッデにも移籍話がくすぶり続けています。こうなると昨季の攻撃のレギュラーがごっそりいなくなり一からチームを作り直さなくてはならないからです。資金力のないクラブは個の力よりチーム力を中心に戦うことが求められるのでなるべく早くチームを固め戦術を浸透していく必要があります。来季の話は別途、このブログで書こうと思いますが、簡単ではないということだけは間違いありません。

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2015.09.19 (Sat)

2. ブンデスリーガ 2015/16 第7節 ボーフム vs. デュッセルドルフ

 ツヴァイテリーガ第7節。ボーフムはホームにデュッセルドルフを迎えての一戦です。前節で開幕からの連勝はストップしたものの内容は悪いものではなく、また対戦相手が近隣の人気クラブということもあってレヴィアパワーシュタディオンはほぼ満員となりました。
 ボーフムはこの試合も開幕からスタメンは1人の選手も変えていません。もちろんこの試合も全く同じ顔触れです。前半から両チームがアグレッシブにぶつかり合う激しい攻防が展開されました。どちらにもチャンスがあったのですがボーフムのルーテ、デュッセルドルフのレンジンクの好セーブもありどちらも一歩も譲りません。デュッセルドルフはペナルティキックからデミルバイやコッホが精度の高いキックでゴールを脅かし、ボーフムはボランチから左右へ展開しハーベラーやテラッツィーノが攻め込み良い形を作っていました。先制点はボーフムに入りました。チェロッツィのアーリークロスが跳ね返されたボールをホークラントが胸トラップして左足のボレーシュートをゴール右隅に決めた素晴らしいシュートでした。

 後半はボーフムがペースをつかみ試合をコントロールするようになりようやく試合が落ち着いてきましたが、時折デュッセルドルのカウンターを受けて危ない場面を作られてしまいます。60分にはデュッセルドルフが右サイドをシャウアーテが上がりクロスをベブーが頭で合わせ、69分にも右サイドをサラレルが突破し中央に入れたクロスにヤコナンが合わせますがいずれもルーテがセーブ。
 試合終盤に入るとデュッセルドルフは攻撃的な選手を投入し思い切った攻撃を仕掛けるようになりますが、80分にカウンターからボリーが放ったシュートはクロスバー直撃。82分のファン・ダイネンのシュートはルーテが素晴らしいセーブを見せて、運にも見放されていたように思えました。
 前がかりになるデュッセルドルフに対してボーフムもよい形でボールを奪いカウンターのチャンスは十分にあったのですが、点を取りに行こうとはせず、かと言って時間を使ってボールをキープするわけでもなく中途半端にボールを奪われることが多く嫌な感じはしたのですが、その通りになりました。92分にコーナーキックを得たデュッセルドルフ。一度はボーフムがクリアしますがこぼれたボールを拾いシュトローディクが浮かせたボールをファン・ダイネンが頭で合わせて土壇場で同点に追いつきました。デュセルドルフの選手や監督が抱き合って大喜びする手前でピッチに背を向けてがっくりと下を向くフェアベーク監督の姿があまりにも好対照で面白かった。

 ボーフムとしてはほぼ手にしていた3ポイントを失ってしまっただけに悔しい結果だったと思いますが、試合をトータルで見ればデュッセルドルフに多く決定機があっただけにドローというのは妥当な結果だったでしょう。フェアベーク監督は「最後の10分間はうまくプレーできずアディショナルタイムに失点してしまったが、これは妥当な結果だ。」とコメントしています。
 客観的に見ればこの試合は激しく攻守が入れ替わりお互い決定機も多くレベルの高い見応えのある楽しい試合だったと思います。試合後にデュッセルドルフのクラマー監督は「非常に激しい熱戦だったと思う。フットボールとしての質も高かった。このように攻守の入れ替わる試合は2部の試合ではめったに見られない。」とコメントしていますが、まさにその通りだと思います。ドローという結果ですが、スタジアムで観戦した両チームのファンも楽しめたのではないかと想像します。

 ボーフムの選手層の薄さを考えれば、第7節を終えて首位に立っているという状況は上出来で、いつかは落ちてくるだろうとは思います。問題はいつまで粘れるかということですが、開幕から2か月経過した今となっては各チームはそれなりに各々が目指すスタイルや戦術が確立されボーフムのアドバンテージはなくなってきている印象を受けます。ボーフムの直近の2引分けはいずれもリードしながら追いつかれたもの。勝てる試合を勝ちきれないという展開は昨季の試合とダブって見えます。昨季は無敗で迎えた第8節にアウェイで昇格チーム(ハイデンハイム)にまさかの大敗を喫して一気に失速しましたが、今季も第8節は昇格チームのビーレフェルトとアウェイでの対戦が組まれています。嫌な予感がします。

 一方、デュッセルドルフですが、なぜこのチームが7試合で5ポイントしか取れていないのか不思議です。控えの選手も含めてこれだけの戦力を備えているのはフライブルク、ライプツィヒ、カイザースラウテルンくらいではないかと思います。そしてこの試合で見られたようなアグレッシブなサッカーにも悪いところがあるとは思いません。間違いなくツヴァイテトップクラスのチームです。開幕ダッシュには失敗し少々出遅れたようではありますが、いずれは上位争いに食い込んでくる可能性は高いと思います。


2. BUNDESLIGA 2015/16, 7. Spieltag
19.09.2015, 18:30 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - Fortuna Düsseldorf 1:1 (1:0)
Bochum: Luthe - Celozzi (90. Wijnaldum), Fabian, Bastians, Perthel - Haberer (75. Eisfeld), Losilla, Hoogland - Bulut, Terodde, Terrazzino (72. Mlapa)
Düsseldorf: Rensing - Schauerte, Haggui, Strohdiek, Bellinghausen (71. Pohjanpalo) - Koch, Schmitz - Bebou (75. Bolly), Demirbay, Sararer - Ya Konan (80. van Duinen)
Tore: 1:0 Hoogland (27.), 1:1 van Duinen (90.+2)
Gelbe Karten: Losilla, Celozzi - Demirbay
Zuschauer: 27.561
Schiedsrichter: Sascha Stegemann (Niederkassel)

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2015.08.02 (Sun)

2. ブンデスリーガ 2015/16 第2節 ボーフム vs. デュイスブルク

 ツヴァイテリーガ2015/16シーズンが開幕しました。シーズン開幕に合わせるように仕事が多忙となり開幕戦は試合の結果やレポートを読んだだけで映像は見られませんでした。ボーフムはアウェイで降格チームのパダボーンと対戦し新加入のハベラーのゴールにより0:1で勝利。幸先の良いスタートを切りました。
 そして第2節、ホームでの開幕戦の相手は昇格チームのデュイスブルクです。ボーフムとデュイスブルクは地理的には非常に近くこれも一つのダービーです。デュイスブルクは開幕戦はホームで昇格候補の1つと予想されるカイザースラウエルンに1:3で敗れています。ボーフムとデュイスブルクは先月にテストマッチを行っておりボーフムが勝利しています。デュイスブルクの新シーズンのオープニングイベントとして開催されたこの試合はボーフムがAチームで戦った前半に2:0でリード、Bチームに選手を入れ替えた後半に1失点して2:1というものでした。ただこれはあくまでテストマッチ。開幕戦で敗れたデュイスブルクが必死に勝点を取りに来ることは間違いなくボーフムも我慢が必要とされる試合になると予想していました。

 ボーフムのGKはルーテ、中盤にはボランチに新加入のホークラント、トップ下にハベラー、右サイドにブルートが入ったほかはほぼ昨季終盤と同じメンバーです。なお、個人的に今季の活躍を期待していたグレゴリッチは開幕直前にHSVへ移籍が決まりました。
 試合は前半からボーフムが主導権を握る展開となりました。デュイスブルクは自陣に深く引いてコンパクトに守りボールを奪ったらサイドに展開し攻め込むという意図が見えました。しかしデュイスブルクは攻撃が手薄なうえに雑でパスミスが多くボーフムは攻め込まれる前に容易にボールを奪い返すことができました。また守備的に戦ってはいるもののデュイスブルクの守備は思いのほか緩く、時間が経過するにつれボーフムは次々と攻め込むようになります。しかし攻撃に入った時のパスの精度が悪くコンビネーションに難がある印象を受けました。
 ボーフムの決定機は27分に右からのコーナーキックをファーサイドでファビアンが頭で合わせたシュートは枠をとらえたがGKラタイチャクが弾きだした場面と29分に左からのコーナーキックに飛び込んだホークラントが頭でたたきつけたシュートがクロスバーに弾かれた場面でした。いずれもセットプレーからのチャンスでしたが、この時間あたりからは一方的な展開となりボーフムに足りないのはゴール前でのプレーの精度だけ、それ以外は完全にデュイスブルクを圧倒した前半でした。

 攻め込みながら点が取れないというのは気分がよくないもので、昨季のボーフムにはよくこういう展開の後に失点してしまい敗れてしまう試合がいくつかありました。ただこの試合は後半になっても試合の展開は変わらず、開始間もなくロジアから中央からテロッデへ決定的なパスが通りテロッデが左足で放つなどチャンスはボーフムにありました。そして56分についにボーフムに先制点が入ります。右サイドのブルートからのクロスに対してゴール前での競り合いからこぼれたボールに後方から走りこんだペアテルが左足で思い切りよく放ったシュートがデュイスブルクのCB、マイスナーの体に当たり角度が変わりゴールへ。さすがにこれにはGKのラタイチャクも反応できませんでした。ペアテルのシュートは完全にミスキックで枠を外していただけにボーフムにとってはラッキーな先制点でした。
 1点が入ると試合はさらにボーフムの一方的な展開となりました。そして68分にハベラーからのパスを受けて右サイドを抜けたブルートがGKとの1対1を落ち着いて決めて追加点。事実上、これで勝敗は決まりました。その後はボーフムは無理して攻めずDFラインや中盤でのパス交換に終始し試合を落ち着かせ、84分には前がかりになったデュイスブルクDFの裏をとったテロッデがGKとの1対1を決めてダメを押しました。

 90分間にわたり一方的に試合をコントロールできたボーフムに一度たりとも危ない場面はありませんでした。ブンデスリーガ公式によるとシュート数は23:6と大きな差がついていましたが、デュイスブルクの6本のシュートも大きく枠を外したものか、力のないGK正面へのミドルシュートばかりでした。デュイスブルクはまだ本来の力を出せていないと思いますが、仮にこのままだとツヴァイテ残留がかなり心配になるレベルです。

 ボーフムは序盤こそ連携の悪さが目に付きましたが、徐々にサイドチェンジや裏への飛び出しなど相手のスペースを使った攻撃ができるようになってきたという印象があります。後半は中盤がそのような攻撃の起点となりボールを動かせていたと思います。新加入のハベラーは思った以上に良い選手で、仮にアイスフェルトの獲得ができなくても大きな戦力ダウンにならないのではないかと感じさせてくれました。 
 一方、今季のボーフムの課題は守備だと思いますがこの試合に限っては攻め込まれるシーンが少なすぎてあまり参考にはなりませんでした。次節は昇格候補筆頭格のフライブルクが相手ですので、ここでチェックができると思います。

 最後にフェアベーク監督の試合後のコメントを・・・。
「もちろん常に3ポイントを望んではいるが誕生日にそれを達成できてうれしい。我々の戦い方は素晴らしかった。とても安定していた。我々が試合に規律を持ちこんだことを示せた。はっきりと言わなくてはならないが後半のティモのゴールは運がよかった。しかし、もし相手にしっかりと走られて、セカンドボールもとられていたらゴールは生まれなかっただろう。ハードワークの賜物だ。またチームが2点目、3点目のゴールを取ろうとしたことは嬉しかった。我々は良い方向に向かっている。今日の序盤は相手が良かったので難しい試合になりえたが、結果として我々は相手にほとんどチャンスを与えなかった。この点で選手たちを大いに称賛したい。素晴らしい試合だった。」(VfLボーフム公式サイトから抜粋して要約)

 そういえば8月1日はフェアベーク監督の誕生日でした。この勝利は選手たちからの良いプレゼントになったのではないでしょうか。とにかく選手層が薄いボーフムは怪我人が出るとたちまち失速することも十分考えられるので行けるときに貪欲にポイントを積み上げてほしいと思います。


2. BUNDESLIGA 2015/16, 2. Spieltag
01.08.2015, 13:00 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - MSV Duisburg 3:0 (0:0)
Bochum: Luthe - Celozzi, Fabian, Bastians, Perthel - Haberer, Losilla, Hoogland - Bulut (82. Weis), Terodde, Terrazzino
Duisburg: Ratajczak - Feltscher, Meißner, Bomheuer, Wolze - Bajic (68. Holland), Bohl (75. Iljutcenko) - Bröker, Dausch, Janjic - Onuegbu (64. Brandstetter)
Tore: 1:0 Perthel (56.), 2:0 Bulut (68.), 3:0 Terodde (84.)
Gelbe Karten: / - Dausch, Meißner
Zuschauer: 23.542.
Schiedsrichter: Florian Meyer (Burgdorf)



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2015.07.20 (Mon)

ボーフム選手の移籍状況 (2015/16)

 早いものでもうツヴァイテリーガの2015/16シーズンの開幕が近づいてきました。新シーズンに向けて選手の動きを整理しておくとともに今季のボーフムで期待したい選手などについて記しておきたいと思います。

■ ボーフム選手の移籍状況
【Out】
 GK
  Michael Esser → Sturm Graz
  Marius Weeke → SC Wiedenbrück 2000
 DF
  Heiko Butscher → 引退
  Fabian Holthaus → Fortuna Düsseldorf
  Nicolas Abdat → VfL Wolfsburg II
 MF
  Danny Latza → 1.FSV Mainz
  Adnan Zahirovic → Hapoel Akko
  Yusuke Tasaka → Kawasaki Frontale
  Thomas Eisfeld → FC Fulham
 FW
  Joel Reinholz → 未定
  Mikael Forssell → 未定
  Stanislav Sestak → Ferencvaros Budapest
  Michael Gregoritsch → Hamburger SV

【In】
 GK
  Manuel Riemann ← SV Sandhausen
 DF
  Giliano Wijnaldum ← Go Ahead Eagles Deventer
  Tim Hoogland ← FC Fulham
  David Niepsuj ← VfL Bochum II
  Gökhan Gül ← VfL Bochum II
 MF
  Michael Maria  ← VfL Bochum II 
  Arvydas Novikovas ← FC Erzgebirge Aue 
 FW
  Janik Haberer ← TSG Hoffenheim
  Nando Rafael ← Henan Jianye
  Peniel Mlapa ← Borussia Mönchengladbach

 GKはエッサーが移籍するがザントハウゼンの正GK、リーマンを獲得。DFは左SBのホルトハウスの穴をワイナルドゥムが埋める形となり、戦力は維持できそうです。ボランチはラッツァの移籍が痛いのですが、フラムから元シャルケのホークラントを獲得。彼がラッツァの穴を埋めてくれることを期待します。攻撃的な選手ではサイドアタッカーのシェスターク、田坂が抜けた代わりにホッフェンハイムから若いハベラーを獲得しましたがトータルで見ると戦力ダウンになります。昨季、頭角を現したギュンドュスやU23から昇格したマリアの成長を期待したいところ。また、どうしても埋まらないのがアイスフェルト。ローン契約が切れていったん所属クラブのフラムに戻ったアイスフェルトですが依然としてボーフムは彼の獲得に動いていますがどうなることか。
 FWはジョーカーとして渋い働きを見せたフォルセルの代役としてナンド・ラファエルを獲得しました。ラファエルは昨年いっぱいで中国、河南建業との契約が満了し半年間フリーとなっていましたが、テストマッチではそのブランクを感じさせない動きを見せておりそれなりに働いてくれそうです。余談ですが、このラファエル、河南では大宮にいたラファエルと一緒にプレーしていたようです。

 そんな具合で昨季と比較すると昨季ツヴァイテで最多失点を記録してしまった守備陣はそのままの戦力を維持。昨季、ツヴァイテ最多得点を記録した攻撃陣はやや戦力が落ちたという印象が残ります。
 
 個人的に注目したい選手はまずはシムネクです。フェアベーク監督が指揮するようになり、試合ごとにしっかりした分析を行いコンセプトを持って試合に臨んでいることが感じられますし、攻撃的で魅力あふれるサッカーが少しずつできるようになってきました。一方で守備面は全く改善される気配が見えませんでした。今季もテストマッチの失点シーンの映像を見ると昨季から改善されているようには見えません。昨季、守備陣のリーダーとしての役割を期待されながら怪我でほとんど出場できなかったシムネクがなるべく早く復帰しフル稼働できれば少しは改善されるのではないかと期待しています。
 もう一人注目したいのがグレゴリッチ。前所属のホッフェンハイム、レンタル先のザンクトパウリではセンスは感じさせるものの結果が残せなかった彼も昨季はボーフムでブレーク一歩手前まで来たように思います。今季は正式にボーフムに移籍となり気持ちの上でも集中できるのではないかと思います。フェアベークのサッカーにおいても彼の存在は不可欠です。今季は攻撃の中心となってほしいと思います。ひとつ気がかりなのがHSVへの移籍に関する話です。このオフの間にHSVからのオファーがあったようですが金額面で話がまとまらずいったんはおさまっていたようですが、HSVがレヴァークーゼンにターを売却して得た資金でグレゴリッチを買い取る資金を得たため再び獲得に動くのではないかという話があるようです。仮にグレゴリッチが抜けるとなればボーフムにとっては相当な痛手となるでしょう。

 (2015.8.8 追記)
  結局、グレゴリッチはHSVへ移籍することが決まり、一方でMFのノヴィコヴァスをアウエから、FWのムラパをグラートバッハから獲得しました。2人とも攻撃的な選手でサイドからの突破を得意とする選手。点取り屋ではありませんがスピードを生かして相手守備を崩す力はあります。彼らとジモン・テロッデのコンビネーションがうまく機能すればグレゴリッチの抜けた穴は埋まるのではないかと期待しています。

 今季のツヴァイテはドリッテからの昇格が底力のあるビーレフェルトとデュイスブルク、エアステからの降格チームがフライブルク、パダボーンと強力。さらに本来力を持っているライプツィヒやカイザースラウテルン、ニュルンベルク、デュッセルドルフ、カールスルーエがツヴァイテに残ったことで昇格争いのみならず中位までも含めた争いが相当激しくなると思われます。個人的には昇格候補はライプツィヒ、フライブルクと見ていますが、実力のあるクラブも少し調子を崩せば一気に下位に沈むこともあるのではないかと予想しています。そんな中でボーフムはどこまでやれるのか。個人的にはなんとか一桁順位に食い込んでほしいところ。現実的にはかなり厳しいと思いますが、近い将来の1部昇格を真剣に考えるならばぜひ実現してほしいと思います。そしてそのためには守備の改善が絶対に必要です。


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22:06  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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