2018.07.16 (Mon)

2018 J-League Division 2 第23節 大宮 vs. 大分

 さいたま市のNACK5スタジアムで大宮対大分の試合を観戦しました。さいたま市は昼間の気温が36℃に達する猛暑でキックオフの午後7時でもまだ30℃以上ありました。このところ7試合負けなしの大宮が首位と勝ち点差なしで2位の大分に挑む興味深い一戦ではありますが、このような環境では良い試合内容を期待するのは酷ではないかと思います。


 キックオフ前には西日本豪雨災害の被災者への黙祷が捧げられました。大分のサポーターブロックに「フットボールのある日常に感謝」という横断幕が出ていましたが、確かに自然災害の多い日本で週末にフットボールを楽しめる日常生活を送れていることは幸せなことだと考えないといけないと思います。

 さて試合は前半の早い時間にマテウスがペナルティエリアに進入し相手に倒されて大宮がPKを獲得。これを大前が決めて先制しました。今季の大宮は高い位置からプレスをかけてくるスタイルの相手には苦戦し、パスをつないで攻めるスタイルの相手には部が良いという結果が出ていますが、大分はは後者であり前半に関していえばそうした相性の良さを感じました。大宮は大分のパスコースをうまく消してボールを奪い、前線がスペースを作り縦パスを何度も通して中央からサイドへ展開する形でチャンスを作っていました。なかなかパスをつなげなかった大分は右サイドからスピードのある攻撃を展開し攻め込む場面はありました。それでも前半は大宮のペースで試合が進んだという印象が残りました。


 後半に入ると大宮の選手たちの動きが落ちて大分のパスがつながるようになりました。特に60分以降は大分の一方的な攻撃を大宮が守る形に。大分の決定機も時間の経過とともに増えてきましたが残念ながらほとんどのシュートは枠を外しました。後半の大分に不足していたのは決定力だけだったと思います。
 一方の大宮は前半とは見違えるほど運動量が落ちほとんど攻撃はできませんでした。時折良い形でボールを奪いましたが、誰もサポートに行けずシュートまで持ち込めませんでした。そんな状況が続きましたが結局どちらもゴールがなく、前半のPKによる1点で大宮が勝利したという試合でした。
 

 この試合は前後半を通してみると試合内容では明らかに大分が上回っており大分が勝利していても全く不思議ではありませんでした。大分は後半になっても運動量が落ちずやりたいサッカーもできていたようです。ゴールこそありませんでしたが、さすが上位争いをしているチームのサッカーだと感じました。
 一方の大宮ですが後半の失速ぶりを見るとこの先の厳しいコンディションでの試合を乗り切っていけるのか心配になります。大宮は例年は夏場に弱いようですが今年もそうなのでしょうか。また明らかに動きが落ちた選手をなかなか替えない監督の采配にも疑問が残りました。ただ、このような過酷なコンディションでは、試合内容よりも大切な結果を手にしたことは賞賛すべきと思います。特に相手の決定力不足に助けられたとはいえCBを中心に守備はよく頑張りました。

 正直に言うと私は開幕してから2ヶ月くらいを経過した時点で大宮の今季の昇格は無理でプレーオフも厳しいのではないかと思っていました。その当時から大宮のチーム力は改善はされているのは事実ですが、劇的に上がっているとは思いません。それでも突出したチームがいないというリーグ戦の展開にも恵まれて、大宮の自動昇格も十分可能性が出てきました。かなりラッキーな点が多いと思いますが、このチャンスを生かしてほしいと思います。そのためには夏場にコンディションを落とさず接戦でしっかりとポイントを積み上げていくことがこれまで以上に重要になるのは間違いありません。


2018 Jリーグ Division2 第23節
2018年7月15日(日), 19:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 大分トリニータ 1:0 (1:0)
大宮: 笠原 - 酒井, 山越, 河本, 河面 - 茨田 (87. 横谷), 大山, 三門, マテウス (77. 嶋田) - 富山 (85. マルセロ), 大前 (88. 横谷)
大分: 高木 - 黄誠秀, 鈴木, 福森 - 松本, 宮阪, 丸谷, 那須川 (73. 星) - 國分 (85. 伊佐), 馬場 (73.清本) - 藤本
得点: 1:0 大前 (4., PK)
警告: - / 黄誠秀
観客: 9,272人
主審: 山岡 良介
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テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

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2018.07.02 (Mon)

2018 J-League Division 2 第21節 大宮 vs. 愛媛

 1年のちょうど半分が終わる6月30日。J2リーグ戦もこの試合でちょうど半分が終了です。キックオフは午後7時でしたが気温30度という暑さ。中断期間のないJ2では選手のコンディション管理が重要です。もちろん観戦する側も同じです。 このところ3連勝中と結果の出ている大宮の対戦相手は現在最下位の愛媛FC。普通に考えれば大宮が優位に立つのではないかと思うのですが、そうはいきません。特に今季の大宮は相手の戦い方によって結果が変わってくるのです。この試合もまさにそんな結果になってしまうのでした。



 序盤はお互いが中盤で潰しあう形が多かったのですが、愛媛のプレスに大宮が思い通り攻められなかったように見えました。それでも大宮は31分に左サイドにいた茨田が中央に切り込み大前へ縦パスを入れると大前が決めて先制しました。大前には愛媛DFの林堂がしっかりとついていましたが、フェイントで相手の動きを外して決めた個人技が光るゴールでした。
 しかし37分に愛媛は林堂から前線へのロングパスを受けた近藤貴司がワントラップで河面と入れ替わって裏に抜けシュートを決めて同点に追いつきました。これもトラップから相手をかわすところからしっかりと決めきる一連のプレーは見事でした。勝敗に関係なくこういったプレーを目の前で見られると純粋に嬉しい気持ちになります。


 後半は愛媛が中盤でセカンドボールを拾いパスをつないで大宮守備を何度か崩したものの決定力を欠きゴールを奪えませんでした。決定的だったのは72分、左サイドを小暮が抜け出していれたクロスを中央で完全にフリーの丹羽が合わせたシーンでしたが、ここで丹羽はしっかりと蹴ることができず大宮は救われました。
 大宮も右サイドハーフの茨田が高い位置でボールが入ると決定的なチャンスになり、74分には自らのボレーシュートがクロスバーを直撃するというシーンもありました。やはり茨田はゴールに直結するような位置で使うと力を発揮するような気がします。またこの試合は三門が高い位置でプレーし攻撃に厚みを与えていました。
 終盤の大宮はシモヴィッチ、嶋田、横谷と攻撃的な選手交代を行いましたが、これはあまり効果が無かったようです。シモヴィッチへロングボールを入れるも精度が低く、また空中戦で競り勝ってもそのあとがなくチャンスにならず、勝ち越せそうな気配は感じることなく試合が終わりました。

 最下位相手に勝利だけいなかった大宮には痛いドローに思えますが、試合を通してみるとこの試合は愛媛に多くチャンスがあり、大宮にとっては1ポイント取れて良かったのではないかと思います。むしろ最下位から脱出したい愛媛にとって残念な結果だったのではないでしょうか。ただ試合内容はどちらも悪い内容では無く見所もあり、私にとっては満足できる試合でした。


 リーグ戦半分が終わったところでの大宮の印象を記しておくと、開幕当初に比べるとチームとしてのまとまりは出てきている者の、他を圧倒する強さはないということです。個々の選手の能力は対戦相手と比較して遜色ないどころか上回っている点が多いと感じますが、残念ながらチームとして機能していないということです。特に攻撃のバリエーションが乏しく冒頭に記したように、対戦相手の戦力やチーム状態に関係なく、戦術次第で結果が左右されている傾向を感じます。
 
 首位の大分との勝ち点差は8ポイントあり、今の大宮のチーム力ではこの差を自力で詰めるのは客観的に見ればかなり大変だと思います。しかしこの愛媛戦のような接戦をしっかりと勝ちきることを続けていければ不可能ではないと思います。現実的にはプレーオフ圏内は絶対目標、上位が調子を崩せば展開次第で自動昇格も狙えそうだと思います。とにかくこれから更に上位を目指すのであれば安定してポイントを積み上げていけることが前提になるのは間違いありません。


2018 Jリーグ Division2 第21節
2018年6月30日(土), 19:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 愛媛FC 1:1 (1:1)
大宮: 笠原 - 酒井, 山越, 河本, 河面 - 茨田 (85. 横谷), 大山, 三門, マテウス - 富山 (82. 嶋田), 大前 (75. シモヴィッチ)
愛媛: 岡本 - 林堂, 西岡, 前野 - 小暮, 田中, 野澤, 丹羽 (89. 西田) - 近藤, 河原 (58. 小池) - 有田 (82. 神田)
得点: 1:0 大前 (31.), 1:1 近藤 (37.)
警告: - / -
観客: 9,886人
主審: 飯田 淳平

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2018.06.26 (Tue)

2018 J-League Division 2 第20節 京都 vs. 大宮

 J2第20節、京都対大宮の試合を観戦に行ってきました。近畿地方は昼すぎからはかなり強い雨が降っていましたが試合の始まる少し前には雨が上がり、気温も涼しくサッカー観戦にはちょうどよい天気になりました。
 私にとって西京極では2度目の観戦ですが、前回は試合中も降り続いた雨の中、レインコートを着ながら観戦した記憶があります。あとで確認してみると2014年8月の京都対水戸の試合でした。当時の京都は川勝監督が指揮をとり山瀬や大黒といった選手が出場していました。ちなみにその試合に出場していた選手で今日の試合にも出場したのは石櫃だけ。大宮の横谷も京都の選手として出場していました。わずか4年ですがずいぶん昔のことのように感じます。


 試合開始直後から大宮がペースを握り何度かチャンスは作りますが決定機でのシュートがゴールキーパーの正面をつき得点できません。一方の京都は両サイドが大宮DFの裏をとり抜けだすもののシュートまで持っていくことはできず。両チームともに決め手を欠いたまま時間が経過しましたが、40分に大宮はマテウスが左サイドを突破し中央に切り込みクロスを入れると逆サイドでフリーになった茨田がヘディングで決めて先制に成功しました。マテウスには染谷がしっかりついていましたがそれを強引に降り切ってしまう驚異的なスピードを見せつけました。


 後半、比較的早い時間に大宮が追加点。ペナルティエリアの外からのフリーキックで大前が直接決めました。大前にとっては得意とする位置からのキックであり、今季の大前のパフォーマンスを見ていると、蹴る前から決めそうな予感がしていました。壁がジャンプしたその下を抜けて低い弾道がゴールに吸い込まれました。
 その後は、点を取るためにやや強引になった京都に対して大宮のカウンターが次々と決まるようになります。75分にはマテウスが左から中央へ切り込んで豪快に決めて勝敗を決定づけました。


 この試合は大宮の勝因はとにかくマテウスのプレーに切れがあったこと。そして中盤から前線との連係がよかったことだと思います。また先制できたこともあり、カウンターを仕掛けてチャンスを何度も作ることができました。決定力があればあと2点は取れていたと思います。これから先の試合では相手はそう簡単にチャンスを作らせてくれないでしょうから少ないチャンスを決めきる力が求められるでしょう。
 一方、京都については元気の無さが気になりました。なかなか結果が出せていないことが原因なのか個々のプレーに思い切りの良さが見られません。チームとしてのまとまりも欠き、まるで昨シーズンの大宮を見ているようです。この試合では特に後半に守備の脆さが目立ちましたが、まずは守備を構築して結果を出し自信につなげていくのが良いのかなと思いました。


2018 Jリーグ Division2 第20節
2018年6月23日(土), 18:00, 西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
京都サンガF.C. - 大宮アルディージャ 0:3 (0:1)
京都: 清水 - 石櫃, 染谷 (77. 牟田), 増川, 本多 - 福岡, 重廣 - 仙頭, エスクデロ (62. 大野), 小屋松 (69. 湯澤) - 岩崎
大宮: 笠原 - 酒井, 山越, 河本, 河面 - 茨田 (85. 横谷), 大山, 三門, マテウス - 富山 (90.+2 嶋田), 大前 (80. 佐相)
得点: 0:1 茨田 (40.), 0:2 大前 (54.), 0:3 マテウス (75.)
警告: - / -
観客: 4,218人
主審: 柿沼 亨

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01:54  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2018.06.10 (Sun)

2018 J-League Division 2 第18節 大宮 vs. 横浜FC

 天気予報で雨になるであろうことはわかっていたので覚悟を決めて観戦に向かいました。横浜FC戦で雨といえば2007シーズンのアウェイで暴風雨の中で観戦したことが強烈な記憶として刻み込まれています。あの時は帰りに暴風で傘が破壊されずぶ濡れの状態で湘南新宿ラインに乗り少々恥ずかしい思いをしながら家路に着いたのでした。幸い今日はそんなことはありませんでしたが時間の経過とともに雨足が強くなり、屋根のないNACK5スタジアムでは少々大変でした。


 さて試合ですが、キックオフ早々に大宮が思い切りよく攻め込み嶋田が入れたクロスに対してマテウスが頭で合わせて先制に成功しました。しかし、その後は徐々に横浜FCがリズムよくパスをつなぎ攻め込みます。しかし大宮は守備で粘り強く対応しゴールを許さず1:0で前半を終えました。


 後半は開始早々に横浜FCにビッグチャンスが続きました。右サイドを北爪が抜け出し左サイドから走りこんだ武田にピタリと合いましたがシュートは枠を外れました。その数分後にイバが右サイドでテクニックを見せてDFを抜き去りますが、クロスは味方に合わず。その後も横浜FCが押しこむ時間が長くなりました。
 今季の大宮を見ていると、こういう試合では、そのうちセットプレーなどで失点し追いつかれるという嫌な展開をどうしても想像してしまうのですが、73分に茨田、74分にマルセロ・トスカーノを入れる選手交代が試合を流れを変えました。茨田がファーストタッチで思い切りの良い惜しいシュートを放つと、75分には大山のクロスを大前はヘディングで決めて2点差とします。さらに2分後には茨田がゴールのほぼ正面から右足でゴール左隅に突き刺して3点目、その3分後には再び茨田が胸トラップからリフティング、そして切り返して左足でシュートという神懸ったようなゴールを決めました。その後も大宮は集中を切らさずに無失点で試合を終えました。


 結果を見れば4得点無失点で大宮の完勝ですが、実際は大宮がゲームを支配していた時間はゴールラッシュのあった75分からの数分だけでそれ以外はむしろ横浜FCが押し気味でチャンスの数も多かったように思います。そういう苦しい展開でも我慢できたことが勝因だと思います。横浜FCにとってみれば前半の押しこんだ時間帯や後半の最初にあった決定機で決めきれなかったことが敗因だといえるでしょう。
 それにしても茨田の2ゴールは本当に凄かった。こんなゴールは今季のベストゴールと言ってもよいゴールを3分間に2発も決めるとは驚きです。凄いものを見ることができ、雨の中観戦に行って本当に良かったと思います。


2018 Jリーグ Division2 第18節
2018年6月10日(日), 16:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 横浜FC 4:0 (1:0)
大宮: 笠原 - 酒井, 山越, 河本, 河面 - 嶋田 (73. 茨田), 大山 (85. 清水), 三門, マテウス (74. マルセロ) - 富山, 大前
横浜: 南 - ペ スンジン, ヨン ア ピン, 渡邉(将) - 北爪 (77. 立花), 渡邊(一), 武田, 中山 (45. 戸島), 野村, レアンドロ (79. 石井) - イバ
得点: 1:0 マテウス (1.), 2:0 大前 (75.), 3:0 茨田 (77.), 4:0 茨田 (80.)
警告: - / レアンドロ, ヨン ア ピン
観客: 6,506人
主審: 野田 祐樹

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23:58  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2018.06.03 (Sun)

2018 J-League Division 2 第17節 大宮 vs. 讃岐

 6月に入って最初の試合。天気には恵まれましたがかなり暑くなり初夏の陽気となってきました。幸い湿度はそれほど高く無かったのですが、これからは蒸し暑い不快なシーズンがやってきます。サッカーには最も適さないシーズンだと思いますが試合は続きます。選手は大変ですがしっかりコンディションを整えて良い試合をみせてほしいものです。
 大宮は前節はアウェイでややラッキーだったとはいえ貴重な勝利を手にしました。今季はなかなか連勝して勢いに乗れないのですが、今節は5連敗中(4試合連続無得点)で現在最下位の讃岐が相手なのでどんな形であれ勝利が欲しい気持ちでしょう。


 前半、立ち上がりの数分を見てわかりましたが讃岐は今季対戦してきたチームと違って前線からプレッシャーをかけてきません。そのため大宮は比較的自由にボールを持て落ち着いて攻撃を組み立てることができそうです。実際に攻撃での連動性も良くチャンスを作れていました。しかし、チャンスでゴールを決められません。チーム状態が良くないだけに決めようとする気持ちが強すぎて焦ってしまうのでしょうか。そうこうするうちに讃岐は最初のチャンスで先制しました。21分にコーナーキックのチャンスでショートコーナーを使い佐々木匠の上げたクロスを木島が頭で合わせました。讃岐は守備的な戦いですがカウンター攻撃の鋭さがあり、中盤でのボール奪取から手数をかけずに右サイドに展開し決定機を作りましたが前半のチャンスはそれだけでした。
 先制された大宮でしたが試合のペースは掴んでいました。そして28分に酒井のクロスがそのまま決まって同点。さらに38分にはペナルティエリアに進入した富山がアレックスに倒されてPKを獲得。大前が決めてあっという間に逆転に成功しました。さらにその後マテウスの突破からの折り返しを河面がシュートしますがクロスバーに弾かれるというチャンスもあるなど、逆転した後も優位に試合を進めることができましたが、ここでゴールを決められなかったことが悔やまれます。


 後半に入り追加点が欲しい大宮でしたが前半と同様にセットプレーから失点し同点に追いつかれます。前半と同じく左からのコーナーキックのショートコーナーから佐々木匠の入れたクロスを今度は中島が頭で押し込みました。佐々木のクロスの精度は素晴らしかったと思いますが、同じような形で失点を繰り返す大宮に問題があるでしょう。
 このあたりから大宮の選手の動きが止まり前半に見られたような連動性は見られなくなり攻撃が停滞します。それどころかボールを奪われた時の切り替えが遅くなり、讃岐のカウンターに数的不利を作られる場面が何度かありました。ただ讃岐も暑さによる疲労からか前半のようなカウンターの切れがなく絶好機をシュートまで持ち込めず、大宮は救われた感じです。大宮は後半はシモヴィッチ、マルセロ、奥井を投入していましたが彼らが持ち味を発揮するような攻撃に切り替えることができず中途半端な戦いぶりでした。そして試合の終盤は足をつる選手が続出し、お互いパスミスを連発。下位チーム同士の試合らしい凡戦となってしまいそのまま試合が終わりました。


 繰り返しますがこの試合は大宮にとっては絶対に勝たなくてはいけない試合でした。しかし、決定機で枠を捉えることができないシュート力の無さ、いつまでも繰り返すセットプレーでの失点、終盤の工夫のない戦い方。今季の最初から抱えている問題のすべてが出てしまえばJ2クラブのどこにも勝てません。この試合の讃岐に関してはチーム状態だけでなく、その戦い方から見ても大宮にとっては比較的戦いやすい相手だったはずなのですが・・・。
 一方、讃岐については少ないチャンスをしっかり得点につなげたのは見事でした。終盤のチャンスを決めていれば3ポイント獲得も可能だったと思いますが、試合後の北野監督は「前節から割り切って勝ち点を取りに行くゲームをしているので、大宮さん相手に今日は勝ち点1でも良かったと思います。」とコメントしていましたし今の状況を考えればアウェイで1ポイント取れて満足だったのかもしれません。この試合は今季初の複数得点ということでこれからの巻き返しのきっかけになるかもしれません。


2018 Jリーグ Division2 第17節
2018年6月2日(土), 16:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - カマタマーレ讃岐 2:2 (2:1)
大宮: 笠原 - 酒井 (69. 奥井), 山越, 河本, 河面 - 嶋田 (75. マルセロ), 大山, 三門, マテウス - 富山 (59. シモヴィッチ), 大前
讃岐: 清水 - 武田, 中島, 岡村, アレックス - 西 (84. 市村), 高木, 渡邉, 森川 (44. 佐々木(渉)) - 佐々木(匠), 木島 (78. 我那覇)
得点: 0:1 木島 (21.), 1:1 酒井 (28.), 2:1 大前 (38.,PK) 2:2 中島 (55.)
警告: / - 佐々木(匠)
観客: 8,085人
主審: 榎本 一慶

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

11:24  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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