2013.01.02 (Wed)

第92回天皇杯決勝 ガンバ大阪 vs. 柏

 第92回天皇杯決勝の顔ぶれはガンバ大阪と柏レイソル。私にとってみれば好きでも嫌いでもないチーム同士の対戦であり、試合中に興奮するということはないでしょう。ただ、天皇杯の決勝はスタジアムで観戦したことが無く一度は見てみたいと思っていました。そんなこともあって準決勝の試合前に前売りのチケットを購入済でした。
 かなり寒いだろうと思っていた国立競技場ですが、しっかりと防寒対策をしてきたこともありさほど寒さは感じずに試合を観戦できました。


 試合について簡単に触れておくと、前半はガンバ大阪のペースとなりました。サイドハーフが高い位置に特に右サイドを幾度となく崩し決定機を作り出します。特に惜しかったのが27分左サイドを倉田がするすると抜け出して二川が至近距離でシュートを放った場面。ここは菅野がセーブされ先制できませんでした。
 柏はボールを奪ったあと特に中盤とワントップの関係が悪くよい形で前線にボールがおさまらずなかなかチャンスを作れませんでした。前半のうちに水野を田中に代えて、田中を前線に持っていったのはその対応でしょう。柏は天皇杯準々決勝の大宮戦を見ていますが、その試合も前半で選手を交代しその後大逆転に結び付けました。試合の状況を見極めると時間帯に関わらずすぐに手を打つという思い切りの良さはさすがです。柏はこの試合も選手交代のすぐ後に先制点を奪います。34分、澤のミドルシュートは武田のセーブに防がれますが、それによって得たコーナーキックから渡部が頭で完璧に合わせて先制しました。

 後半に入ると柏は守備重視に切り替えたように見えました。必然的にガンバがボールを回す時間が長くなりましたが、柏の守備に対する集中力は途切れることはなく、前半に比べると危険なシーンはそれほど多くはありませんでした。カウンターでは何度か決定機を作れる状況になりましたが、パスミスなど中途半端なプレーで追加点は奪えませんでした。


 この試合、私のようにどちらのファンでもない第3者の目から見て決して面白い試合ではありませんでしたが、試合展開に応じた選手の戦いぶり、そして選手交代も含めて柏が勝つべくして勝ったという印象を強く持ちました。堂々たる優勝だと思います。
 ガンバ大阪については、試合を通して見られたパスワークなどチームとしての質の高さはJ1でもトップレベルであることは間違いありません。しかしそれが試合の結果に直接結びつかないから難しいのです。このチームが今年J2でどのような試合を繰り広げるのか本当に興味深いです。私も時間があればぜひ関東近辺でガンバが試合をするときは観戦したいと思います。


 さて、この試合の結果、柏は今年もACLへ出場することになりました。試合をほとんど見ていないので実際は知りませんが、昨年はリーグ戦とACLを両立していくのに苦労していたという印象があります。今年は昨年の経験を踏まえてよいところまで進むことを期待しています。

 初めて天皇杯決勝をスタジアムで観戦したのですが、やはり大きな試合のもつ独得の雰囲気がスタンドからも感じられました。ここでぜひ自分が応援するチームの試合を見たいものだと思います。今さらいっても仕方が無い話ですが、準々決勝で大宮はこのチームを相手に前半で2点リードする状況を作っていたわけで、そこで何とかしていたらもしかして…と思わざるを得ません。もちろん、そんな簡単な話でないのはわかっていますが天皇杯の決勝へ進むというのは簡単なことではないのです。


第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 決勝
2013年1月1日(火) 14:05, 国立競技場
ガンバ大阪 - 柏レイソル 0:1 (0:1)
G大阪: 武田 - 藤春, 丹羽 (85. 武井), 岩下, 今野, 加地 - 遠藤, 二川 (69. 佐々木), 倉田 (55. 家長), 明神 - レアンドロ
柏: 菅野 - 那須, 増嶋, 渡部, 橋本 - レアンドロ ドミンゲス, 茨田, 水野 (32. 田中), 大谷 (67. 栗澤), ジョルジ ワグネル - 澤
得点者: 0:1 渡部 (35.)
警告: 家長 - 大谷, ジョルジ ワグネル, 菅野
入場者: 46,480人
主審: 吉田 寿光
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2011.12.18 (Sun)

第91回 天皇杯4回戦 水戸 × FC東京

 Jリーグでは大宮を応援している私にとって今年の天皇杯は実に面白くないものです。思い出したくもないのですが大宮は初戦となる2回戦で福岡大にまさかのPK負けで姿を消しています。例年1試合は観戦している天皇杯ですが、今年はそんな理由で1試合も見ることもなく終わってしまうのも寂しい気がしたので日程を確認した上で水戸へ出かけることに決めました。

 水戸での観戦は今シーズン3度目です。最初は3月の開幕の京都戦。2度目は5月の鳥栖戦でこのときは震災の影響が生々しく残っていましたが、今回はメインスタンドも元通りに復旧したのを自分の目で確認して嬉しく感じました。


 ところでケーズデンキスタジアムの売店の混雑ぶりはすさまじく、どの店の列の後ろがどこにあるのかさっぱりわからない状態でした。並んでいる人を見ると95%くらいが東京のサポーターではないかと思います。


 前半8分、東京は右サイドから谷澤がドリブルで相手を抜き去りペナルティエリアに進入し左足で中央へ入れたクロスが水戸のオウンゴールを誘発して早い時間帯に先制しました。早い時間にリードしたことで東京は楽に試合を進められるようになったと思います。
 水戸はFWの鈴木隆行にボールを入れてそこを起点に中盤の選手が積極的に勝負を仕掛けてきますが、東京の守備は1対1の局面での強さを見せさほど多くの決定機は作らせなかったように感じました。攻撃に関して言えば、梶山が中心となり要所でルーカスのテクニックと石川の突破などは迫力十分でやはり水戸との格の違いを感じずにはいられません。前半は水戸がハードワークで東京を上回り力の差を埋めて互角の展開に持っていったように見えましたが、決定機は東京のほうにあり追加点を取っていてもおかしくない感じでした。
 
 後半は水戸がペースを握ったように見え、大きなチャンスも2回ありました。47分には西岡のパスに反応して島田が飛び出してGKと1対1の形を作りますが、ループ気味のシュートは権田が至近距離で反応してブロックしました。75分には右サイドからのクロスを鈴木が頭であわせ逆サイドでフリーの小池がシュートしますが枠をはずしてしまいました。47分は権田の素晴らしいセーブが光りましたが普通ならどちらも決めていなくてはいけない場面でした。
 東京は試合の流れを変えるべくロベルトセザーを入れますがコンビネーションがいまひとつ合わずオフサイドをとられたりでなかなかシュートにつながりません。しかし、後半も今野を中心とした守備は安定していて2つの決定機以外はピンチにも落ち着いて対処できていたと思います。そして、試合が終盤に差し掛かると水戸の選手にも疲労が見え始めボールを持たない選手の運動量ががくんと落ち、中盤でボールをキープしても前線へ効果的なパスが出せなくなってしまいました。


 試合を通して見るとやはり両チームには選手個々の力の差が感じられました。だからこそ水戸としては何度かあった決定機でしっかりと決められなかったのは痛くそれがそのまま試合の結果に出てしまいました。それでも選手試合の主導権を握る時間帯もあり思った以上に健闘したと感じます。
 東京にとってはこの試合の内容は満足できる内容ではなかったと思いますが、天皇杯のようなトーナメントは一発勝負で結果がすべてです。次はクリスマスイブに熊谷で浦和と対戦することが決まりました。ここも内容はどうであれぜひ突破して先へ進んで欲しいと思います。そういえば、確か昨年のクリスマスには東京は熊谷で試合をしていたような気がします。なんだか偶然ですが、今回は運営側がシャトルバスなど昨年の反省を生かしてくれていると良いですね。


第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦
2011年12月17日(土), 13:04, ケーズデンキスタジアム
水戸ホーリーホック - FC東京 0:1 (0:1)
水戸:本間 - 岡田, 加藤, 塩谷, 尾本 - 西岡 (77. 代), 島田 (73. 吉原), 小澤, ロメロ フランク (63. 村田), 小池 - 鈴木(隆)
東京:権田 - 徳永, 森重, 今野, 椋原 - 高橋, 梶山, 石川 (73. 田邊), 谷澤 (90. 鈴木) - 羽生 (57. ロベルト セザー), ルーカス
得点: 0:1 塩谷 (8., オウンゴール)
警告: 鈴木(隆), 島田, 尾本 - 徳永
観客: 6,242人
主審:今村 義朗

テーマ : サッカー - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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2008.10.13 (Mon)

第88回 天皇杯3回戦 草津 × 徳島Ⅱ

 三連休の中日となる10月12日(日)、天皇杯サッカーを観戦しに前橋まで行ってきました。過去に前橋には何度か行ったこともありますがサッカーは見たことがなかったし、来シーズンの下見も兼ねていくことにしたのです。途中、少し寄り道したりしましたが、大宮から国道17号線をひたすら走って4時間弱で前橋へ着きました。
 来シーズンの下見といいましたが、天皇杯3回戦の試合会場はザスパ草津のホーム、正田醤油スタジアムではなく、その隣にある群馬県営サッカー・ラグビー場でした。正田醤油スタジアムは陸上競技の大会が行われていました。



 上の写真はバックに陣取った草津のサポーターです。群馬県営サッカー・ラグビー場は陸上トラックがないので試合は目の前で見られるのですがバックスタンドとゴール裏は芝生で傾斜が少ないのでちょっと見づらい感じです。とはいえ、穏やかに晴れた日曜日の午後に芝生に寝そべってサッカー観戦するなんて初めての経験で、なかなかよいものだと思いました。

 さて試合ですが、ザスパ草津の植木監督は相手が四国リーグの徳島ヴォルティス・セカンド(以下、徳島Ⅱ)ということで主力選手をベンチスタートさせ、若手選手を起用してきました。試合開始直後から草津が優勢に試合を進め、トップに入った戸倉賢に次々とクロスが入ってきます。しかし、精度はよくないので徳島ⅡのDFにはじき返されます。試合が進むにつれて徳島Ⅱも落ち着きを取り戻しほぼ互角の展開になります。草津は熊林親吾を中心に攻撃を作りますが、中盤でタメを作れず、中盤とFWとのコンビネーションもよくなく、相変わらずボールはキープしても決定的チャンスは作り出せません。徳島Ⅱに関しては攻撃に移ったときのパスミスが多く決定的チャンスは皆無といった状態。前半を見る限りでは延長戦に入るか下手をするとPK戦になるのかもしれないと感じてしまいました。とにかく、周囲の草津サポーターのイライラが感じられるような前半でした。



 さすがにこのままではまずいと感じた植木監督は、島田裕介と高田保則を後半の開始から投入してきました。これでようやく草津がJリーグクラブの力を見せるようになります。特に島田が入ったことで中盤で相手を崩し決定的なパスが出てくるようになりました。
 48分に尾本敬の左からのクロスを後藤涼がヘディングでゴールに叩き込み草津が1点リード、66分には高田がゴール正面からボレーシュートを豪快に決めて2点目。高田のシュートは実にすばらしいシュートでした。
 徳島Ⅱも2点リードされた後は、攻撃の形が作れるようになり何度かゴール前へ攻め込み決定的なチャンスもあったのですが、決定力がありませんでした。シュートチャンスではすばやく撃ってほしかったと思います。



 最後は2:0で草津が順当に勝ちましたが、前半のサッカーを考えるとすっきりした勝利とはいえないのではないでしょうか。4回戦では柏と対戦することになりますが、そのときは最初からベストメンバーで臨むでしょうし、普段どおりのサッカーができるのではないかと思います。



第88回天皇杯3回戦
10月12日(日)  13:00 群馬県営サッカー・ラグビー場, 1.693人
ザスパ草津 - 徳島ヴォルティス・セカンド 2:0 (0:0)
得点者: 1:0 後藤涼(48.)、2:0 高田保則(66.)


テーマ : 第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会 - ジャンル : スポーツ

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