2011.11.28 (Mon)

2.ブンデスリーガ 2011/12 第16節 ブラウンシュヴァイク vs. ボーフム

 ボーフムはアウェイで3部からの昇格チーム、ブラウンシュヴァイクに4:0で完敗しました。試合内容は最悪でおそらくフンケル前監督解任直前あたりの状態と大差ないという感じです。いきなり愚痴になりますが、この週末、私にとってグラートバッハのダービーでの勝利により最高の気分で始まった週末も、ボーフムの最低の試合により最悪の気分で終わることになってしまいました。ボーフムに期待するのがいけないと言われればそれまでですが・・・。

 4分にブラウンシュヴァイクは、中盤でボラントが完全にボーフムディフェンスラインの裏をとり、逆サイドを完全にフリーで駆け上がってきたクンベラにパス。クンベラが難なく決めて早くも先制します。ボーフムはこれでゲームプランが狂ったのでしょうか。その後、しばらくは前がかりになり押し込む形になりますが前線で全くボールがおさまらずボールを奪われてはカウンターを食らうというまずい展開になります。しかも、もともと安定感のないディフェンダーがこの日はいつにも増して不安定でした。もう見ていられないくらい酷かったです。特にクンベラを全くと言ってよいほど抑えられず自由自在に動き回られていた印象です。
 19分にブラウンシュヴァイクの右からのコーナーキックのボールをニアサイドにいたコップリンが右足でゴール前の相手に絶妙なアシストをしてしまいクルップケが頭で押し込んで2点目。実に中途半端なプレー。なんと言い表せばよいのがわからない失点でした。
 2点リードされたことでボーフムの攻撃は焦りが出てきたのかずいぶん雑なプレーが目立つようになります。周りにフリーの選手がいるのに強引な突破を試みて相手に囲まれたり、無理なシュートを撃ってチャンスをつぶしたり・・・。実際には何度かチャンスになりかけた場面もあって、この時点で落ち着いて1点でも返せていたらまだわからなかったと思います。

 後半も60分にカウンターからスピードのあるペテルシュに左サイドを振り切られ、折り返しを中央でフリーのボラントが決めて3点目。これで試合は決まりました。その後も終了間際にクルップケがこの試合2つ目のゴールを決めて4:0となり試合が終わりました。

 とにかくこの試合のボーフムにはがっかりです。何一つ良いところを見つけることができないのですから。強いてあげればクラマーが当初に比べると自信をつけてきたかなと感じさせてくれたくらいでしょうか。この試合は個々の選手のパフォーマンスも酷いものでしたが、それ以上に監督、コーチを含めてゲームプランを全く修正できないことも不安を感じます。こんなことで大丈夫なのかと。
 私は監督が交代になる前に1部昇格などはあきらめていましたが、この1、2ヶ月で以前よりだいぶチームの調子も上向いてきたことだし、昇格は無理でも中位くらいには浮上できる兆しが見えてきたかと思っていましたが、この試合を見てそんな希望はすべて吹き飛んでしまいました。どうやらやはり3部降格の心配をしなくてはならないようですね。
 次のホームゲームで、私の大きな不安を払拭してくれるような試合を見せてくれると嬉しいのですが、ちょっと難しいでしょうか。


2. BUNDESLIGA 2011/12 16.Spieltag 
27.11.2011, 13:30 Uhr, Eintracht-Stadion, Braunschweig
Eintracht Braunschweig - VfL Bochum 1848 4:0 (2:0)
Braunschweig: Davari - Reichel, Dogan, Correia (83. Korte), Bohl (36. Pfitzner) - Theuerkauf - Petersch, Boland, Washausen (69. Fuchs) - Kruppke, Kumbela
Bochum: Luthe – Kopplin, Maltritz, Acquistapace, Ostrzolek (70. Toski) – Kramer - Federico (66. Aydin), Dabrowski (80. Berger) - Inui – Ginczek, Chong Tese
Tore: 1:0 Kumbela (4.), 2:0 Kruppke (19.), 3:0 Boland (60.), 4:0 Kruppke (90.)
Gelbe Karte: Inui
Zuschauer: 20.280.
Schiedsrichter: Tobias Stieler (Obertshausen)
スポンサーサイト

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

00:39  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.26 (Sat)

ブンデスリーガ2011/2012 第14節 ケルン vs. グラートバッハ

 今シーズン最初のダービーは大方の予想通りにグラートバッハの快勝という結果に終わりました。ダービーでの勝利はいつでも気分が良いものです。

 グラートバッハは試合前から伝えられていた通り、シュトランツルが欠場し代わりにブラウェルスが入りましたが他は前節と変更なし。ただし控えには怪我で長期欠場していたデカマルゴとルップが復帰しました。一方、ケルンはポドルスキをトップに配置する4-2-3-1のフォーメーション。私の印象ではケルンとの対戦ではノヴァコヴィッチが常に厄介な存在であったという印象が強いのですが彼は長期戦線離脱中です。

 試合が始まり、2分にいきなりロイスのミドルシュート、それから1分もしないうちにアランゴからのパスをノイシュテッターがダイレクトでシュートするなど、ゴールにはならなかったもののグラートバッハに勢いを感じました。序盤はグラートバッハがボールを保持する時間が長く優勢に見えましたが、ケルンのプレスも激しくその勢いに押される形でグラートバッハが中盤でボールを奪われるシーンも目立ちました。ケルンはボールを奪うと素早くサイドに展開し前線のポドルスキにあわせようとする意図が見え油断はできない状況です。また、グラートバッハの攻撃の中心、ロイスが相手選手と交錯した際に左足のつま先辺りを傷めた様子で外に出ている時間があったり少々不安も感じる立ち上がりでした。 
 しかし、20分にハンケに先制ゴールを決めます。ロイスからのパスをハンケがスルーしペナルテイエリアの中でいったんヘアマンが受け、それが再びハンケに渡りハンケは右足でゴール左に蹴りこみました。ハンケは今シーズン13試合に出場しながらノーゴールで、この数試合はシュートもあまりなくゴールの気配はまるで感じられませんでしたがダービーという大舞台で今シーズンの初ゴールを決めました。そういえば、昨シーズンもグラートバッハ移籍後唯一のゴールが厳しい残留争いの真っ只中の33節で決めた貴重な先制ゴールでした。
 ハンケの先制ゴールをきっかけに試合のペースは完全にグラートバッハが掴むようになります。そして、30分にはペナルティエリアの外側、やや右よりの位置でフリーキックのチャンスを得ます。ここでアランゴのフリーキックは壁を超えて落ちながら右にカーブしゴールの右隅に決まりました。レンジンクは反応していましたが防ぐことはできませんでした。アランゴは前節に続いて2試合連続ゴールですがいずれも溜息が出てしまうほど素晴らしいゴールでした。

 後半に入り点を取りに来たケルンに対して、47分にグラートバッハのカウンターが決まり3対2の状況を作り出し、ヘアマンのシュートはレンジンクに弾かれましたが逆サイドに詰めていたハンケがこぼれ球を拾い落ち着いてゴール左隅に決めて3点目。これで勝負は決まりました。
 このあと、グラートバッハは無理して攻めることはやめディフェンシブになりますが、ケルンは単調な攻撃を繰り返すばかりでただ時間だけが過ぎていきます。その後は、本当に何事もないまま試合が終わりました。強いてコメントするなら、グラートバッハは長期欠場していたデカマルゴが最後の3分間出場したこと、ケルンは槙野が残り5分出場したことくらいでしょうか。もっともこの試合の展開では2人とも何もできずに終わりましたが・・・。

 試合を通して振り返るとグラートバッハにとって決定的なチャンスの数はそれほど多くはなかったと思います。それでもそのチャンスをしっかりと決めリードしてからは安全運転で失点をせずに試合を終わらせるという文句なしの勝利でした。この試合の収穫はこれまでゴールのなかったハンケが2ゴールを決めたこと。そして、相変わらずロイスをはじめとして、アランゴ、ヘアマンが素晴らしいパフォーマンスを見せ、選手間のコンビネーションも完璧なのではないかと感じます。3点差がついてからの長い残り時間は客観的に見れば退屈な時間だったと思いますが、特にリードされながら状況を打開できなかったケルンのサポーターにとっては耐え難い時間だったことでしょう。80分を経過した頃にカメラに映ったバックスタンドは半分以上が空席になっていましたが、そうなっても仕方ないと感じる試合でした。
 ブレーメン戦での5:0に続いての圧勝ですが、個人的にはやはり相手がケルンだと嬉しさが倍増します。しかもこの勝利により暫定とはいえグラートバッハが再び首位に立ったのですから。できるだけ長くこの状況が楽しめることを祈るばかりです。


 順位表は、kicker online から貼り付けました。次のホーム、ドルトムント戦はフジテレビNEXTで中継も予定されているのでますます楽しみです。


1. BUNDESLIGA 2011/12 14.Spieltag
25.11.2011, 20:30 Uhr, RheinEnergieStadion, Köln
1.FC Köln - Borussia M'gladbach 0:3 (0:2)
Köln: Rensing – Brecko, McKenna, Geromel, Eichner – Matuschyk (54. Pezzoni), Riether (85. Makino) – Clemens, Jajalo, Peszko (55. Roshi) – Podolski
Borussia: ter Stegen – Jantschke, Brouwers, Dante, Daems – Nordtveit, Neustädter – Herrmann (90. Marx), Arango – Reus (85. Bobadilla), Hanke (87. de Camargo)
Tore: 0:1 Hanke (20.), 0:2 Arango (30.), 0:3 Hanke (47.)
Gelbe Karte: Peszko - Herrmann
Zuschauer: 50.000 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Manuel Gräfe (Berlin)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

12:49  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.23 (Wed)

ダービーを前に思うこと

 今週の金曜の夜(日本時間では土曜日の早朝)にグラートバッハはケルンと対戦します。ご存知の通り、グラートバッハとケルンは長年ライバル関係にありお互い相当強いライバル意識を持っています。それがこのダービーでぶつかり合うのです。

 個人的な話になりますが、私はもともとケルンに対しては特別な意識は何も持っていなかったのですが、ドイツへサッカー観戦旅行に行きケルンの関わる試合を観戦するたびにケルンサポーターがグラートバッハを馬鹿にする様子を目撃したり、さらにはケルンサポーターに嫌がらせに近いことをされたりという経験が積み重なり、今ではすっかりアンチケルン(正確に言えばアンチ、1.FCケルンサポ)になってしまいました。おそらくそういうことが繰り返され、当事者以外の人たちもお互いを毛嫌いするようになっていくのかもしれません。

 グラートバッハに関する情報としては、まずセンターバックのシュトランツルが前節のブレーメン戦で膝を傷めて離脱しメンバーからはずれます。一方でこれまで欠場してきたFWのデカマルゴが復帰できる見通しです。シュトランツルの穴はブラーウェルスが埋めることになりますが、デカマルゴはどうするのかは気になるところです。デカマルゴが欠場してからはマルコ・ロイスをFWにし、現在はそれが大当たりしロイスがゴールを量産中。もうひとりのFWマイク・ハンケはここまでノーゴールと結果を出していませんがアシストは記録しており、ロイスとのコンビを代える必要性は感じられませんがどうするでしょうか。
 チームの状態としては、一時期は下位に低迷するフライブルクに敗れたり、ホッフェンハイム戦での敗退、DFBポカールあたりでは得点が入らず、ついに下降線を辿るのかと思いきやこのところ3連勝と再び息を吹き返して現在3位につけています。


 一方のケルンはここまでは暫定で勝点16の11位。以下の勝敗推移を見てもわかるように勝ち負けを繰り返す傾向があり、試合内容もかなりむらがあるように感じます。
 そして、今月に入りオヴェラート前会長ら幹部の辞任、さらに前節(アウェイのマインツ戦)は試合当日の主審の自殺未遂による影響での試合延期などあり、グラートバハとは対照的にクラブの内部やクラブを取り巻く環境が落ち着いていない状況です。


 こんな状態なので、大方の予想は現在絶好調のグラートバッハ有利と見ることでしょうがそう簡単にいかないのがダービーです。例えば、昨シーズンは全く逆の状態でグラートバッハが最悪のチーム状態でケルンと対戦し田にもかかわらず、2試合の結果は、4:0、5:1といずれもグラートバッハが圧勝しています。
 昨シーズンの結果はケルンにとっては屈辱でしかなく、今シーズンは例年以上に闘志を燃やしてくることが予想されます。果たしてどうなるでしょう。もちろん、私はグラートバッハの快勝を予想していますが。



テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

23:26  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.20 (Sun)

ブンデスリーガ2011/2012 第13節 グラートバッハ vs. ブレーメン

 グラートバッハはホームでブレーメンと対戦し5:0で快勝しました。この結果、第13節終了時点で3位。2位のドルトムントとは勝点で並び得失点差、首位のバイエルンとの勝点差2とシーズン開幕前の予想以上に健闘しています。

 もともとブレーメンはリーグ屈指の攻撃力を持ちながら一方で守備に脆さを持っているチームなので、グラートバッハにとっては攻撃の主導権を握ることが多いホームゲームでの相性がよいことは知っていましたし、結構点は取れるのではないかと思ってはいたのですが、5:0という結果は意外でした。

グラートバッハの5つのゴールを記しておきます。
1点目:
 16分、アランゴから左サイドに飛び出したハンケへのパス、いったんアランゴに戻しアランゴがダイレクトでクロスを上げると中央にヘアマンが飛び込み頭で押し込みました。中央にブレーメンのディフェンスはいましたがヘアマンに対してはノーマークだったようでヘアマンは簡単に前に入りました。
2点目:
 23分はセンターライン付近でボールを受けたロイスがひとりでヴォルフ、プレドルを軽々とかわしヴィーゼと1対1になりゴールの左隅に決めました。これはまさにロイスの魅力が堪能できるゴールでしょう。試合の展開から見ても相手に精神的な動揺を与えたという点においても本当に大きなゴールでした。
3点目:
 38分は中央のノイシュテッターからロイスをスルーして左サイドのヘアマンへ通したパスが素晴らしかったです。パスを受けたヘアマンがペナルティエリア付近までドリブルで持ち込んで中央を駆け上がってきたロイスへパスし、ロイスが左足で流し込みました。
4点目:
 51分、ディフェンスラインの裏でパスを受けたハンケが左足で放ったミドルシュートをヴィーゼが弾きますが、このボールをロイスがダイレクトで蹴りこんでゴールを決めました。
5点目:
 53分にはヘアマンのミドルシュートをヴィーゼが弾いたボールをアランゴが左足アウトサイドでカーブをかけてゴールの右隅に叩き込みました。アランゴの左足にはいつも惚れ惚れしてしまいます。

 大差がついた試合でしたが16分の先制点が入るまでは試合がどう転ぶかは全くわからない状態でしたし、2点目が入ったあとにブレーメンが強引に点を取りにきたりしなければ少なくても接戦にはなっていたように思います。5:0という点差は両チームの特徴と試合の流れに応じた戦術の結果によってもたらされたものだと思います。

 ここ3試合で7ゴールを決めたロイスは全く文句のつけようがありません。もともと、瞬間的な加速を生かしたドリブル突破や、周囲とのコンビネーションを使ったディフェンスラインの裏への飛び出しとミドルシュートが持ち味の選手だと思っていましたが、最近はスルーパスを出すなど味方選手を上手く使うプレーやFWとしての決定力も決定力も兼ね備えてきました。相手チームから見ると万能で恐ろしい選手に進化しているように思います。このペースでゴールを積み重ねていけば今シーズンの得点王も十分狙えるでしょう。
 ロイスがゴールを量産している背景にはアランゴやヘアマンの好調さも関係しています。特にヘアマンがサイドハーフのポジションでしっかり攻撃に絡めるようになったことでロイスの能力をゴールに近い位置で生かせるようになっているのですから。
 
 私はこのブログでシーズン開幕前にグラートバッハは選手のコンビネーションのよさで他チームより優位に立てる序盤戦にスタートダッシュをかけることが可能だと個人的な希望もこめて書きましたが、まさかここまでやれるとは思っていませんでした。正直なところどこかで反動が来るのではないか心配になってきました。過去にもウィンターブレーク明けに突然勢いがなくなって別のチームのように失速してしまったチームはありました。昨シーズンのフランクフルトもそんな感じでした。また、ロイスが活躍するにつれて彼に興味を示すビッグクラブが次々と出てきています。そんな記事を目にすると彼がいなくなったらグラートバッハはどうなるのだろう等とつい考えてしまいます。そんなわけでまずなるべく早く勝点を40ポイントにのせて、降格の心配はしなくて良い状況を作って欲しいです。そしてその時点で次の希望を考えたいです。かなり弱気ですが・・・。

 そして、次はケルンが相手です。この試合だけは余計なことは考えずとことん相手を叩きのめして欲しいというのが私の気持ちです。


1. BUNDESLIGA 2011/12 13.Spieltag
19.11.2011, 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - Werder Bremen 5:0 (3:0)
Borussia: ter Stegen - Jantschke, Stranzl (28. Brouwers), Dante, Daems - Nordtveit, Neustädter – Herrmann (80. Bobadilla), Arango - Reus (87. Wendt), Hanke.
Bremen: Wiese - Sokratis, Prödl, Wolf, Ignjovski - Bargfrede - Fritz, Hunt (78. Stevanovic) - Ekici (46. Schmitz) – Arnautovic (61. Rosenberg), Pizarro.
Tore: 1:0 Herrmann (16.), 2:0 Reus (23.), 3:0 Reus (38.), 4:0 Reus (51.), 5:0 Arango (53.)
Gelbe Karte: Sokratis
Gelb-Rot : Sokratis (76.)
Zuschauer: 53.465
Schiedsrichter: Dr. Felix Brych (München)


テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

13:01  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.19 (Sat)

2011 J-League Division 1 第32節 大宮 vs. 鹿島


  しばらくスタジアムへ行くのをやめていたので、私にとってNACK5での観戦は久しぶりです。私がNACK5で観戦するときは雨になることが本当に多く感じます。このスタジアムはこじんまりとしていますが独得の雰囲気があり地元ということもあってとても愛着があるのですが屋根がほとんど無いので雨が降った場合は本当に大変です。

 この試合が始まる直前に残留争いをしていた甲府が敗れたためその時点で今シーズンの大宮の1部残留は決まりました。本来ならば喜ばしいことなのですが、私はそのことよりもホームで勝利が見たいという気持ちだけしかありませんでした。もう、残りのホームゲームはこの試合を含めて2つしかないのです。


 前半は 大宮はトップに入ったラファエルにロングボールを預けて彼のキープ力を生かして攻撃を展開しているように見えましたが中盤が下がりすぎていたためラファエルがボールをキープしてもその先が無く決定的なチャンスは作れません。前半の大宮の惜しいシーンはロスタイムに青木がペナルティエリアから
 前半の鹿島は、大宮が守備的な戦い方をしてきたこともあり中盤が比較的自由に動き回れていた感じがします。しかし、フィニッシュへ至るプレーでは大宮の体を張ったディフェンスにあい、決定機を何度も作れていたわけではありませんでした。それでも29分に興梠が抜け出してGKと1対1になった場面、43分に野沢のシュートがクロスバーを直撃した場面はゴールが決まっていてもおかしくありませんでした。特に43分の柴崎、西、野沢とつながった流れるような一連のプレーは鹿島らしさを感じさせるもので、大宮を応援していた私も素直に素晴らしいと感じました。

 後半に入ると大宮は前半を悪かった点を修正してきたのか高い位置で攻撃がつながるようになりチャンスの数が増えてきます。鹿島には遠藤のミドルシュートがクロスバーに跳ね返されるなど惜しい場面はありましたが、後半に入ってからは全く互角の展開になりました。
 そして、67分についに試合が動きます。大宮、右サイドハーフの渡邉のアーリークロスが相手に当たって角度が変わりゴール前に詰めていたイ チョンスへのピンポイントクロスになりました。イチョンスは頭でしっかりと決めてついに大宮が1点をリードしました。ゴールが決まった瞬間は私はもちろん嬉しかったですが、リードした時間が少し早すぎたかなと心配になったのも事実です。それくらい大宮が終盤に追いつかれるシーンが頭に焼き付いてしまっているのです。しかもこの試合の相手は鹿島です。
 当然ここから鹿島は小笠原、本山らを次々に投入し反撃に出ます。それに対して大宮はやはり守備に終われ前半と同じような感じになってしまいかなり嫌な感じがしてきました。80分を経過したあたりからは時間の経過が非常に遅く感じられました。そして案の定、90分に興梠に決められて同点。本当に試合直前に追いつかれてしまいました。


 久しぶりに見た大宮の試合でしたが、やはり相変わらずだなと感じました。この試合に関して言えば全体的には鹿島に決定機も多くドローでもやむをえないという印象を持ちましたが、89分までリードしている試合をドローにされたら当然悔しさが残ります。私が前回観戦したのは3ヶ月前の第20節仙台戦でしたが、ここでの観戦メモにほとんど似たようなことを書いています。3ヶ月のブランクがあり残留も決まったこともあり冷静に見られましたが、あの時期にこの試合を見ていたら私は再び取り乱してしまったかもしれません。

 例年、残留争いを展開している大宮としては今シーズンの成績はさほど悪いわけではないのですが、ホームゲームを中心に見ている私にとってはJ1昇格後最弱のチームに見えます。とにかく私はまだホームで大宮が勝った試合を見ていないし、アウェイでも神戸で相手の決定録不足に助けられた1勝しか見ていないのですから。ホームゲームを見に来る地元の人たちのためにも特に最後の甲府戦はどんなことがあってもしっかりと勝利で締めくくって欲しいと強く思います。


2011 Jリーグ Division1 第32節
2011年11月19日(土), 17:03, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 鹿島アントラーズ 1:1 (0:0)
大宮: 北野 - 杉山, 深谷, 片岡, キム ヨングォン - 金澤, 青木, 渡邉, 橋本 (86. 坪内) - ラファエル, イ チョンス (89. 石原)
鹿島: 曽ヶ端 - 西 (70. 小笠原), 青木, 新井場, アレックス - 増田, 柴崎, 野沢, 遠藤 (76. タルタ) - フェリペ ガブリエル (76. 本山), 興梠
得点: 1:0 イ チョンス (67.), 1:1 興梠 (90.)
警告: 片岡, 青木 - 新井場, 柴崎
観客: 9,537人
主審: 村上 伸次

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

15:39  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.14 (Mon)

大津のインタビュー記事と練習試合の結果など

■ 大津のインタビュー記事

 Rheinische Post にグラートバッハの大津祐樹のインタビューが載っていました。内容はグラートバッハに加入してからの心境や今後に向けての話でとりたてて新しい情報などありませんが簡単に要約してみました。原文(ドイツ語)は以下のリンクを参照願います。

メンヒェングラートバッハでの生活
 大津の印象ではメンヒェングラートバッハは、彼の出身地の水戸より小さいけれどきれいな町だとのこと。現在は言葉の問題などもありチームメートと過ごす時間よりも、デュッセルドルフで他の日本人選手と会うことが多いそうです。ドイツ語については週2回授業を受けていますが現在は西村氏が通訳としてついてくれています。ちなみに大津はパン屋で買い物をするときなど、英語だけでなくドイツ語での会話も実践しているそうです。また、日本とドイツの環境の違いは想像していたほど大きいものではなく、挨拶の仕方などに違いを感じる程度だと語っています。

ブンデスリーガデビューについて
 大津は第10節のホッフェンハイム戦(0:1で敗戦)に7分間プレーしてリーグ戦デビューを果たしました。グラートバッハでプレーした初の日本人選手ということに関して聞かれ、「そのことは特に意識はしていなかったが光栄だ。練習も一生懸命やって準備をしてきたので、ようやく出場機会が得られたことは嬉しかった」と語っています。

ボルシア加入の経緯
 大津のグラートバッハ加入にあたっては、まず練習試合にテスト生として出場したあと、ファヴレ監督がボルシアは大津と契約しないだろうと公にし、大津はいったん帰国しますが、結局グラートバッハと契約したという経緯がありました。この件に関して、大津は、「おかしな話ではあるがビジネスの世界のことなので特に気にしていない。ブンデスリーガでプレーしたかったので契約がうまく行くという話を代理人から聞いたときは嬉しかった」と語っています。

香川選手の存在について
 ブンデスリーガでは香川がスター選手となっているがそのことは負担になるかメリットなのかと聞かれ、大津はメリットになると答えています。その理由は彼の活躍により日本人選手が良いプレーをできることが証明され日本人選手に目が向けられることになったから。
 ただし、グラートバッハの香川になるのか?との質問には、「彼は違うタイプの選手だよ。俺は自分自身のプレーをする。俺は常にドリブラーだったし、俊敏で1対1の状況を好むんだ。それが俺の強みだね。俺はゴールとアシストでボルシアに貢献し攻撃にアクセントを与えたい。でももっと守備を良くしないとプレーのチャンスが得られないことはわかってるよ。」と答えています。

U-22日本代表選出について
 リーグ戦の途中でチームを離れることは問題かとの質問に対して、日本のためにプレーできるのは素晴らしいことだが、自分がオリンピック予選に行くのかどうかはまだわからないとのこと。

オーバーハウゼンとの練習試合について
 練習試合は監督にアピールできる重要な場だと考えています。前回の練習試合では素晴らしいゴールを決めたので、オーバーハウゼンでも決めたいと語っています。

2013年までの目標
 大津は2013年までグラートバッハと契約していますが、そのときまでにはレギュラーをとることが目標だと語っています。そして、自分はブンデスリーガでやっていけることはすでにわかっている。今は言葉の問題などあっておとなしい印象をもたれているかもしれないが、自分に期待してもらっていいと自信を見せています。

 参照記事 → "Man darf etwas von mir erwarten" (RP Online)

 
■ オーバーハウゼンとの練習試合

 今週はリーグ戦の日程が組まれていませんのでグラートバッハは3部のロートヴァイス・オーバーハウゼン(以下、RWO)と練習試合を行ないました。試合会場はRWOのホーム、オーバーハウゼンのニーダーラインシュタディオンです。

 2分にRWOのセンターバックの横パスをボバディージャが奪い、そのままゴールを決めてグラートバッハが先制。26分にRWOがカウンターで反撃、DFからのロングパスを受けてペナルティエリアに進入したクナートをシュトランツルが後方から倒してしまいRWOにPKが与えられ、テラノーヴァが決めて1:1の同点。
 その後、グラートバッハは32分に大津のコーナーキックをシュトランツルが頭で合わせますが、RWOのディフェンダーにゴールライン上でクリアされ得点にはなりません。43分には左サイドを抜けたレッキーからの折り返しをマルクスがヒールで流し中央のヴェントがダイレクトで右サイドへパス。ボバディージャがスルーすると右サイドの大津が一瞬フリーになりますがトラップをミスしたのか少しもたつきシュートは撃てず。

 後半に入り55分にヴェントのフリーキックをブラーウェルスがヘディング、GKがいったん弾きますがそのボールをブラーウェルスが自ら押し込みグラートバッハが再びリード。さらに5分後にはボバディージャが力強いドリブル突破からゴールを奪い3点目。87分にもボバディージャがドリブル突破で相手DF2人を振り切りGKをひきつけたところでフリーのノイシュテッターにパス。ノイシュテッターが難なく決めて4点目が入り試合が決まりました。

 ハイライト映像を見るとボバディージャの力強さが突出していたなと感じます。とにかくRWOはDFがボバデージャを全く止められない状態でした。リーグ戦でもときどき爆発するボバディージャ。調子は良さそうなので期待しています。右サイドでプレーした大津は、ファヴレ監督も良いできだったと評価していましたが得点に絡むことはできませんでした。


Testspiel
12.11.2011, 15:30 Uhr, Niederrheinstadion, Oberhausen
Rot-Weiß Oberhausen - Borussia Mönchengladbach 1:4 (1:1)
Oberhausen: Melka (46. Krol) – Pappas, Willers, Gataric, Gyasi (62. Hasanbegovic) – Borutzki, Klinger (68. Scheelen), Göcer (62. Schliesing), Kunert (29. Abel) – Ellmann, Terranova (68. Kim).
Borussia: Heimeroth – Korb, Stranzl (46. Neustädter), Brouwers, Daems (46. Hanke) – Marx, Dams – Otsu, Wendt – Bobadilla, Leckie (61. Bieler)./Bank: Löhe.
Tore: 0:1 Bobadilla (2.), 1:1 Terranova (26., Foulelfmeter), 1:2 Brouwers (55.), 1:3 Bobadilla (60.), 1:4 Neustädter (87.).
Gelbe Karten: Borutzki – Stranzl, Wendt.
Zuschauer: 1.408.
Schiedsrichter: Martin Thomsen (Kleve).

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

00:55  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.06 (Sun)

ブンデスリーガ2011/2012 第12節 ヘルタBSC vs. グラートバッハ

 前節、ロイスの2ゴールでハノーファーを破ったグラートバッハはアウェイ、ベルリンでヘルタと対戦します。ヘルタといえば2007/08シーズンから200/9/2010シーズンの途中までファヴレが監督を務めていたクラブです。つまりファヴレ監督にとっては古巣との対戦ということになります。

 前半は、最初のチャンスは3分ヘルタ左サイドをルカヴィツヤがオフサイドぎりぎりDFラインの裏をとりパスをセンターへクロスを入れますが、ダエムスが何とかクリア。6分にはオトゥルが中央からミドルシュートを撃つなどどちらかというとヘルタが押し気味。とりわけラファエルとラモスはテクニックがありボールを持たせると厄介な存在になっていました。グラートバッハはロイスにボールを集めてカウンターを狙いますがなかなかボールがつながらず攻撃の形が作れませんでした。
 18分にヘルタに先制点が入ります。ラファエルからのスルーパスを受けたラモスが右足で決めたシュートでしたが、グラートバッハはあまりにも簡単にボールを奪われてしまい残念でした。その後は少しずつ形になってきたグラートバッハは、33分ヘアマンからの素晴らしいパスを受けたロイスがフランツをあっさりとかわして左足でゴールに流し込んで同点とします。ロイスの瞬間的に相手を振り切るスピードはいつ見てもすごいのひとことです。その後は一進一退の攻防が続きどちらにも決定機はないまま前半が終了しました。

 後半、55分ダエムスからのロングフィードを受けたアランゴが至近距離からシュートします。これはヘルタのGKクラフトが弾きますが、その浮き球をフリーになっていたロイスがダイレクトで決めてグラートバッハが逆転しました。ロイスは2試合連続のドペルパックです。また、目立ちませんがこのゴールはダエムスからの長いボールを足に吸い付くようなトラップひとつでシュートに持っていくアランゴのテクニックにも惚れ惚れしてします。
 その後は中盤でのボールの奪い合いが繰り返され両チームともなかなかシュートまでもっていけない時間が続きます。69分にヘアマンのクロスを中央でノイシュテッターがシュートしますが枠を外します。一方のヘルタも72分にラファエルのカーブをかけたミドルシュートがクロスバー直撃します。このあたりから再びヘルタが攻勢をかけるようになり、76分にラモスが右サイドを突破したがシュートは力なくテアシュテーゲンがセーブ。ロスタイムにもラモスが突破を見せペナルティエリアに進入しましたがテアシュテーゲンが抑え、グラートバッハが1点リードを守りきって連勝となりました。

 この試合に関してはまずロイス。ハノーファー戦で相手DFを前にして動きの止まった状態からフェイントひとつで前が開いた瞬間に絶妙なコースに決めたシュートは個人的に衝撃だったのですが、この日の1点目も相手DFのマイク・フランツが完全にマークしていたにもかかわらずスピードで交わしてスルーパスを受けたときにはフリーになっていました。この瞬間的なスピードで飛び出していくプレーは素晴らしいとしかいえません。デカマルゴ欠場のあとに前目の位置で使われたロイスは当初は持ち味のスピードとテクニックでシュートチャンスを何度も作りながら決定機ではずすシーンが目立っていましたが、このところシュートの決定力が上がっているので今後はゴール量産体制に入っていくように思います。
 
 ロイスの活躍は嬉しいのですが少し心配なのがゴールはすべてがロイスという状態になりつつあるということです。今後、ロイスに対するマークはさらに厳しくなるのは間違いなく、そうなると全く点が取れないというのでは困ります。ロイスは試合後のコメントで常々、「チームプレーの結果、自分が決めているのであって自分だけのゴールでない」ということを話しているのですが、もうひとりのFWも自分からゴールを狙っていく姿勢を見せて欲しいと思います。


1. BUNDESLIGA 2011/12 12.Spieltag
05.11.2011, 15:30 Uhr, Olympiastadion, Berlin
Hertha BSC Berlin - Borussia M'gladbach 1:2 (1:1)
Hertha BSC: Kraft -Lell, Mijatovic, Franz, Kobiashvili - Niemeyer, Ottl (83. Ben Hatira) - Rukavytsya (67. Ebert), Raffael, Ramos - Lasogga (71. Torun)
Borussia: ter Stegen – Jantschke, Stranzl, Dante, Daems – Nordtveit, Neustädter – Herrmann (83. Zimmermann), Arango – Reus (90. Marx), Hanke (85. Bobadilla).
Tore: 1:0 Ramos (18.), 1:1 Reus (33.), 1:2 Reus (55.)
Gelbe Karten: Herrmann, Dante
Zuschauer: 60.556
Schiedsrichter: Tobias Welz (Wiesbaden)



テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

12:43  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.06 (Sun)

2.ブンデスリーガ 2011/12 第14節 1860ミュンヘン vs. ボーフム

 ボーフムはアウェイで1860ミュンヘンに勝ちました。今後に弾みのつく勝利だと思います。

 簡単に試合の経過を記すと、まず8分にフェデリコがペナルティエリア右、ゴールラインぎりぎりのところから折り返したボールを中央に走りこんだ乾がダイレクトであわせて先制。乾は2試合連続ゴールです。18分には左からのコーナーキックでフェデリコの蹴ったボールがベンジャミンのオウンゴールを誘い2点目。
 ここまでは全くよいところのなかった1860ですが、さすがに2点をリードされて攻撃的に切り替えてきました。しかし1つ1つのプレーガ強引というか雑といった感じでした。攻撃的な位置にいる選手たちのコンビネーションが悪くラウトは孤立気味、アイクナーは持ちすぎてボールを奪われたり、苦し紛れに強引な突破をはかるなど、ボーフムDFも対処しやすかったと思います。
 その一方でボーフムにも惜しい場面はありました。22分に乾がGKキラーイが飛び出しているのを見てハーフラインの手前、ゴールまで約50メートルの位置からロングシュートを狙いますが惜しくもクロスバーに跳ね返されます。これもし決まっていたらスーパーゴールだったと思います。26分にはコップリンのパスを中央の乾がフリーでシュートしますがゴールマウスの上を超えてしまいました。ここは何とか決めて3点差にしておきたかったところです。もっとも、前半のチャンスを作り出していたのはほとんどが乾だったのでシュートをはずした乾を攻めるわけにはいきません。

 後半に入るとボーフムの動きも落ち1860が攻撃に力を使えるようになります。56分にペナルティエリアに入ったラウトをシンキヴィッツが足を出して倒してしまいPKを与えてしまいます。これは全く足を入れる必要のない状況での実に不用意なプレーでした。しかし、この日もルーテがラウトのPKをストップしこの場面では失点を逃れます。しかし、66分に4番の浮かせ気味のクロスをペナルティエリアの中で受けたラウトが振り向きざまにシュートを決めて1点差になり試合がわからなくなります。ラウトのボールを受けてからシュートまでの一連の動きは素晴らしいものでしたが、簡単にマークを離してペナルティエリアの中でフリーにしてしまったシンキヴィッツの守備には不満を感じます。この試合、練習中に大腿部を痛めて欠場したマルトリッツに代わって出場したシンキヴィッツですが、この試合のようなパフォーマンスでは心配です。
 その後は幾度と無く1860がボーフムのゴールに迫りますがルーテの好守備と1860の精度の低いプレーに救われ何とかリードを守り試合は終盤に入ります。そして89分にペナルティエリアの外からのフリーキックにラウトが頭であわせついに同点かと思ったらオフサイドの判定。しかし極めて微妙でした。ビデオで見るとさらに微妙な感じですが、とにかくオフサイドで救われました。
 直後にテセに代わって途中から入ったアイディンがDFラインの裏に抜け、一度はベンジャミンに追いつかましたがそれを振り払いゴール右隅にきれいに決めて勝負あり。ようやくほっとできました。

 それにしてもボーフムというチーム、本当に安心させてくれないチームです。1:3というスコアは快勝のように聞こえますが実際は1点差になった66分から90分まではひやひやの連続でした。そして終了直前の89分にそのひやひやはマックスに達しました。私の場合は先週ドイツで似た展開の試合を体感しているので余計にそう感じてしまうのかもしれませんが。
 ヒヤヒヤの連続とは言いましたが、実際は前半で試合を決めてしまうことはできたのですが決めきれずに後半に接戦にしてしまいました。まさか観客を喜ばせようとしているわけではないでしょうが、そう疑いたくなるような試合が続いています。あとは前半のような攻撃を後半も続けられないものなのでしょうか。確かに前半は飛ばしすぎているようにも思うのですが何とか頑張って欲しいものです。


2. BUNDESLIGA 2011/12 14.Spieltag
05.11.2011, 13:00 Uhr, Allianz Arena, München
TSV 1860 München - VfL Bochum 1848 1:3 (0:2)
1860: Kiraly - Rukavina, Schindler, Benjamin, Buck (61. Rakic) - Bülow, Bierofka (85. Schäffler), Aigner, Kaiser (33. Feick) - Lauth, Volland
Bochum: Luthe - Kopplin, Sinkiewicz, Acquistapace, Ostrzolek - Kramer (Johansson)- Federico (77. Azaouagh), Dabrowski - Inui - Ginczek, Chong Tese (70. Aydin)
Tore: 0:1 Inui (8.), 0:2 Benjamin (19., Eigentor), 1:2 Lauth (66.), 1:3 Aydin (90.)
Gelbe Karte: Sinkiewicz, Kopplin
Zuschauer: 2.200.
Schiedsrichter: Daniel Siebert (Berlin)



テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

09:38  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.05 (Sat)

2.ブンデスリーガ 2011/12 第13節 ボーフム vs. アーヘン

 さて今回のドイツ旅行での最後のサッカー観戦はボーフムです。ボーフム(アウェイ)で始まりボーフム(ホーム)で終わる形になりました。この試合の対戦相手はアレマニア・アーヘンです。アーヘンはこの試合が始まる前まではリーグ戦11試合までわずか3点(うち2点はPK)と極度の得点力不足に悩まされていましたが、前節1試合で3点をとり復調の気配が見えます。もっともその試合の相手はリーグ最多失点のインゴルシュタットなのですが。
 そして何よりも興味深いのはアーヘンを率いるのは、今シーズンの途中までボーフムを率いていたフンケルなのです。フンケルの解任の際にはチームや選手からの評判はよくフロントは解任するつもりは無かったようですが、あまりの成績不振でやむを得ず解任に踏み切った感じでした。しかし、サポーターにはフンケルに批判的な人が多いようで、試合の最中にたびたびスタンドから"Funkel raus!! Funkel raus!!" というコールが響いていました。


 ボーフムは昨シーズンから2部で試合をしていますが、ネットの中継画像を見る限り日を追うに従ってゴール裏以外はガラガラの試合が増えているように思いました。この試合も相手は下位にいるアーヘンだしゴール裏以外は閑散とした雰囲気なのかなと想像していましたが、意外にもそうではありませんでした。もちろんメインスタンドは空席が目立ち西側のゴール裏にいたってはほとんどが空席という状態ですが少なくても私が席を取ったバックスタンドの東側寄りは7割くらいの席が埋まっていました。そしてこのスタジアム、さほど大きくはないし観客もそんなに入っているわけではないのですが、実に良い雰囲気なのです。


 前半、まずホームのボーフムが積極的に仕掛けアーヘンは守備的に入ります。アーヘンは右サイドからオドンコルがスピードを生かして突破を試みますが、ここでのオストチョレクとのマッチアップは見ごたえがありました。ボーフムのサッカーに関しては2部に降格してから私もこのブログでずいぶん批判的なことを書いてきましたが、ゴールへ向かう意識が以前より強く感じられるようになりパス回しもスムーズになりだいぶ変わってきたなという感じがします。とりわけ、私が驚いたのはシーズン序盤ではお荷物のような存在だったフェデリコが見違えるように機能していることです。ベルクマン監督就任を契機に彼はかなり調子を上げてきているように思います。
 注目の乾は左サイドハーフでスタートしたはずですが、割と自由に動き回る感じでプレーをしていました。ただ、常に中央によりがちになるので中盤の左サイドが空いてしまうことが少々不安でした。しかしそこはダブロフスキがうまくカバーして途中からは乾がボランチでダブロフスキーがサイドハーフのような形になる時間が長くなりました。
 ボーフムにとって大きな決定機は37分でした。このチャンス、乾がうまく体を入れながら相手DFの裏に抜けシュートしますが枠をはずしました。乾が決定機ではずすシーンを何試合続けて見たことでしょう。しかし、乾はその2分後にギンチェクからのパスを受けると今度は見事に豪快なミドルシュートを決めてみせました。前半はほとんどボーフムのペースで進んでいたので1点リードで折り返せたというのはよかったと思います。

 後半に入ると今度はアーヘンが積極的にカウンターを仕掛けてきます。このような展開になるとアーヘンのFWアウアーは駆け引きがうまく厄介な存在です。アウアーは私の応援するグラートバッハやボーフムにも在籍していたこともあり味方の選手として見ることが多かったのですが、敵として対戦して見ると実にいやらしい選手です。それからヤボのスピードも脅威になっていました。ボーフムには何度も危ない場面がありましたがルーテのファインセーブに救われます。また、アーヘンはカウンターもヤボとアウアー任せのところがあり波状攻撃が無いので助かっていたと思います。相手がもうひとり詰めていたら危なかったというようなシーンがいくつかあったと思うのですが・・・。
 後半守勢に回ったボーフムにもチャンスはありましたが決めきれず88分が経過した頃からバックスタンドも皆総立ちになり、"Unten auf dem Rasen!・・・"というチャントが続きます。Jリーグの仙台のサポーターがよく歌うこのチャント、私は大好きなのです。そんな盛り上がりの中、ボーフムはアーヘンにカウンターを許してしまいペナルティエリアに入ってきたファイスタメルをルーテが倒してしまい、なんとアーヘンにPKが与えられたのです。勝てそうな試合を最後に追いつかれるとは、ある意味でボーフムらしいなとも思ったのですが、ここで勝ってくれないと私の今回のドイツ旅行で観戦した試合は残念な試合ばかりになってしまいます。「なんとか止めてくれ、ルーテ !」という私の叫びが伝わったのかルーテはPKをストップします。その瞬間、私の周囲は大騒ぎでわけがわからなくなりました。まだロスタイムは残っていたのですが・・・。ちなみにルーテは3日前のDFBポカール2回戦(ウンターハヒンク戦)でもPKを止めています。まさに "Elfmeterkiller" です。1:0で試合が終了してからもスタジアム全体でルーテを賞賛するコールがしばらく続いていました。


 試合全体としてみるとぱっとしない試合だったかもしれませんが、乾がゴールを決めたことと終了直前に劇的な展開があったこと、そして結果的に応援しているチームが勝ったということで私も満足です。
 個人的な話ですが、当初、私はこの試合の前に日本に帰る予定で旅行を計画していたのですが、なんとか無理して休暇を延ばしこの試合を見てから翌日に帰国の途につくようにしたのです。この試合を見てそうしてよかったなと心から思いました。試合の内容もよかったですが、この試合のスタジアムの雰囲気は私が初めてここで試合を見たときに感じた感動を思い起こさせてくれるようなものだったからです。

 と、そのときは感じましたが、帰国後は仕事が大変なことになっていてやはり休暇の取り方には無理があったかなと考えるようになっています。


2. BUNDESLIGA 2011/12 13.Spieltag
28.10.2011, 18:00 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - Alemmania Aachen 1:0 (1:0)
Bochum: Luthe - Kopplin, Maltritz, Acquistapace, Ostrzolek - Kramer - Federico (65. Aydin), Dabrowski - Inui - Ginczek (77. Azaouagh), Chong Tese (84. Sinkiewicz)
Aachen: Waterman - Falkenberg, Olajengbesi, Feisthammel, Achenbacher - Sibum (81. Uludag), Demai - Odonkor (46. Junglas), Radu (84. Stiepermann), Yabo - Auer
Tore: 1:0 Inui (39.)
Gelbe Karte: Inui, Luthe - Odonkor, Radu
Zuschauer: 14.286
Schiedsrichter: Christian Bandurski (Oberhausen)



テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

19:07  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.05 (Sat)

DFBポカール 2011/12 2回戦 バイエルン vs. インゴルシュタット

 ハイデンハイムでグラートバッハのDFBポカール2回戦を見た翌日、私は列車でミュンヘンへ移動し夕方からアリアンツアレーナへ行ってみました。同じくDFBポカールのバイエルン・ミュンヘンとインゴルシュタットとの試合を観戦するのが目的です。私はサッカーの試合を見るときはできればどちらかを応援しながら見たいなと思っているので、普段から応援しているクラブの試合でないと何となく興味を持てないのですが、それでもアリアンツアレーナは一度は行ってみたいし、ドイツの誇るスター軍団、FCバイエルンの試合も一度は生で見たいと思っていたのです。
 対戦相手のインゴルシュタットに関しては特別な感情は何もありませんが、昨シーズンあたりからボーフムやパダボーンに絡んでインゴルシュタットが関わる試合をネットで観戦することが多くなっています。これは単なる偶然なのですがドイツで試合を観戦まですることになるとは・・・。


 予想されていた通り、バイエルンはスターティングイレブンを大幅に入れ替えてきました。その結果、控えにノイアー、リベリー、ラーム、ゴメスら超豪華メンバーが顔を揃えることになりました。その中に宇佐美も混じっています。個人的にはリベリーが見たかったのでちょっと残念ではあります。
 一方のインゴルシュタットも、驚いたことにキャプテンのライトゥルやブーフナー、モーリツ・ハルトマンといった主力メンバーを控えにまわしています。参考までにライトゥルはリーグ戦12節終了時点で2ゴール5アシスト、ブーフナーは2ゴール1アシスト、ハルトマンは4ゴール4アシスト。インゴルシュタットの得点は彼ら3人とバドルが絡んだものがほとんどなので、私はこのメンバーを知り中盤でつないでゴールを狙う得点パターンをあきらめ守備に専念し、バドルの個人技にかけるのかなと思いました。また、おそらくインゴルシュタットもリーグ戦では大変な状況におかれているので少しでも選手を休ませたかったのかもしれません。あと個人的には前回のドイツ旅行のときにアーレンの小さなスタジアムで見たGKのキルシュシュタイン(当時はRWアーレンに所属)を今回はこの巨大なスタジアムで見ることになることができたのが嬉しくもあり何となく不思議な感じもします。

 試合は予想通り、控えメンバーを主体としたバイエルンの一方的に攻めインゴルシュタットはひたすら耐える展開になります。控えメンバーといってもCLなど試合数が多いバイエルンではそれなりに出場機会は与えられているし、他のクラブに行けば主力選手として活躍できる力を持った選手なのでインゴルシュタットとの力の差は歴然としています。それでも、前半はインゴルシュタットは集中力を切らさずに良く守っていたと思います。特に中盤に入っていたメッツェルダー、GKのキルシュシュタインの奮闘が光っていました。33分にミュラーのゴールでバイエルンが1点をリードしましたが、これもシュートがDFにあたり角度が変わりキルシュシュタインが反応しきれないというインゴルシュタットとしては不運なものでした。この1点だけで前半を乗り切ったというのは、ツヴァイテリーガ最多失点を記録しているチームらしからぬ善戦だと思います。ただし、こと攻撃に関しては全く何もできない状態で能力の高い1トップのバドルも完全に孤立していました。まあ、これもメンバーを考えるとやむを得ないところではありますが・・・。

 しかし、ただひたすら守っているだけでは限界があります。後半に入り早い時間帯にアラバのゴールが決まるとインゴルシュタットの守備に関する集中力が切れその後はバイエルンのゴールラッシュとなります。アラバのゴールからわずか4分後にコンテントのスルーパスからペテルセンが決めて3点目。インゴルシュタットは控えに温存していたライトゥルとブーフナーを同時にピッチに送り込みますがもはや焼け石に水でした。その後もペテルセンのゴールとマティプのオウンゴール(このゴールはラフィーニャのシュートによるものでしたが、ラフィーニャにスルーパスを出したのは宇佐美でした。)、最後に宇佐美自身もゴールを決めて6:0で試合は終わりました。


 上の写真はインゴルシュタットのサポーターです。最上階のかなり狭いエリアに固まっていましたが、そこからピッチまではかなり遠く声援も選手に届かなかったのではないかと思います。こんな試合展開でも最後まで声援を送り試合後に挨拶に来た選手たちを拍手で迎えていました。


 バイエルンの6点目となった宇佐美のゴールについて触れておきます。試合終了直前バイエルンが余裕をもってディフェンスラインでパスを回し終了のホイッスルを待つかのようになり、インゴルシュタットもそれを奪いに行こうとはせずほとんど動きが止まったようになる中、パス回しに加わっていた宇佐美は突然スイッチが入ったかのようにオリッチとのワンツーから相手を振り切りGKとの1対1を冷静に決めました。そしてまさにそれがこの試合のラストプレーとなったのです。相手の動きが止まっていたこともありますが、切れ味鋭い突破と落ち着いたシュートは素晴らしかったと思います。遠いのでよくわかりませんでしたが、私の目からはスクリーンに映し出された試合後の宇佐美の表情からもどことなく自信のようなものが感じられました。

 私が観戦したのはメインスタジアムの最上段に近いあたりで周囲はかなり空席が目立ち盛り上がりに欠けていました。何よりもピッチとの距離が遠すぎて試合の熱気が感じられないのが残念です。しかもそのわりにはチケットは50ユーロと高額なのです。もともと最初から見に行くと決めていた試合ではなく当日券を買っての入場なので仕方は無いのですが、もし今後このスタジアムで観戦する機会があったら、もっと前の方の席を確保したいと思います。


DFB Pokal 2011/12, 2.Runde
26.10.2011 20:30 Uhr Allianz-Arena, München
FC Bayern München - FC Ingolstadt 04 6:0 (1:0)
FC Bayern: Butt - Rafinha, Boateng, Gustavo, Contento - Tymoshchuk, Pranjic - Müller (62. Olic), Kroos (73. Usami), Alaba - Petersen
Ingolstadt: Kirschstein - Görlitz, Pisot, Matip, Fink - Bambara, Metzelder, Knasmüllner (58. Leitl) - Caiuby (58. Buchner), Quaner - Buddle (74. Akaichi)
Tore: 1:0 Müller (33.), 2:0 Alaba (49.), 3:0 Petersen (53.), 4:0 Petersen (70.), 5:0 Matip (Eigentor, 82.), 6:0 Usami (90.)
Gelbe Karten: -
Zuschauer: 63.000
Schiedsrichter: Guido Winkmann (Kerken)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

12:01  |  Bundesliga 全般  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.03 (Thu)

DFBポカール 2011/12 2回戦 ハイデンハイム vs. グラートバッハ

 ドリッテリーガ(3部)所属の1.FCハイデンハイムとの対戦となったDFBポカールの2回戦を観戦しました。ハイデンハイムの町については予備知識が無かったのですが試合前に町を散策してみると、地味ではありますがなかなか良い町でした。
 1.FCハイデンハイムは今シーズン、ここまでドリッテリーガで上位争いをしており、DFBポカールの1回戦ではブレーメンに2:1で勝っていて油断ならない相手です。しかし、リーグ戦開幕から4試合連続ゴールでブレーメン戦でもゴールを決めたキャプテンのシュナッテラーがリーグ戦5節で怪我をして長期離脱し攻撃力は落ちています。


 私が入手済みのチケットはアウェイサポーター立見席。まさにボルシアサポーターのど真ん中での観戦となりました。そんなこともあってこの試合はじっくり観戦というよりは応援に専念していたので実は細かいプレーまでは見ていません。

 私のすぐ目の前で発炎筒が使われ、ゴール裏スタンドに煙が充満する間に試合が始まりました。この日のグラートバッハはダンテとブラーウェルスがセンターバックで左サイドバックはホッフェンハイム戦を欠場したダエムスが復帰し、シュトランツルが右サイドバックに入りました。シュトランツルの右サイドバックというのは私は初めて見ます。
 前半のグラートバッハはハイデンハイムの組織的でコンパクトなサッカーに手を焼いた感じがします。前半を通して見ると中盤でのボール支配率はほぼ互角で、見た目ではどちらかといえばハイデンハイムがボールを動かしている時間が長かったようにさえ感じました。とはいえ、グラートバッハは守備に関しては安定したパフォーマンスを見せていたので失点する心配をする必要はありませんでした。グラートバッハは前半に2、3度決定機がありました。中央からノイシュテッターが撃ったミドルシュートをGKのレーマンがパンチングでクリアしたボールをロイスがシュートします。このシュート、遠目からは入ったかと思ったのですがポストに弾かれました。さらにヘアマンとのパス交換からゴール正面でフリーになったロイスがシュートをしますがクロスバーの上を越えていきました。

 後半に入ると徐々に力の差が見られるようになり試合はグラートバッハの一方的な展開になります。前半には見られなかったテンポのよいパス回しから何度も相手ゴールに迫ります。アランゴのヒールパスからロイスがGKと至近距離で1対1になりますがシュートは撃てず。また、ロイスのコーナーキックからシュトランツルのヘディングシュート。そして、ヘアマンのミドルシュートをGKがはじいたところをハンケが左足でシュートしますが、これもポストをかすめて枠の外へ。それ以外にも再三相手ゴールを脅かしたもののあと一歩が決まらず次第にゴール裏もイライラしてきて罵声が飛び交うようになってきます。もっともこの日はホームのハイデンハイムに運も味方していたように思います。一方的に攻め込みながらゴールが決まらないときは一発のカウンターで失点というのが怖いのですが、実際一度だけそんなシーンがありました。幸いにも相手のパスミスに救われ事なきを得ますが、時間が経過するにつれ1点勝負の様相になり試合も膠着してきます。

 結局、90分では決着がつかず延長戦に入ります。グラートバッハはハンケに代えてレッキーを入れますが試合の流れに大きな変化は無いまま時間だけが経過していきます。そして延長後半の頭からは大津が登場しました。3日前のホッフェンハイム戦では3回ほどボールタッチしただけでほとんど何もしないまま終わってしまいましたが、この試合では積極的にサイドから突破を図って相手のファールを誘うプレーなどが見られました。しかし、延長後半から入ったのであればもっと積極的に仕掛けてほしかったと思います。まだ、出場時間が少ないため遠慮があるのかあるいは信頼関係の問題なのかフリーの状態でもなかなかパスがもらえない感じが見受けられました。結局、延長戦もほとんど決め手は無いままスコアレスで終了し、なんとPK戦にもつれ込む展開となってしまいました。


 しかし、PK戦になればグラートバッハにはテアシュテーゲンがいます。テアシュテーゲンは相手PKを2本止めてグラートバッハに勝利をもたらしてくれました。正直に言って、この試合ではグラートバッハがすっきりと勝ってくれることを期待していたので、私は少々ものたりない気持ちでしたが、それでもやはり勝利の瞬間は最高です。ゴール裏のサポーターエリアも最高の盛り上がりでした。立ち見で大声を出して応援をするのは本当に久しぶりでしたが、さすがに120分以上となると老体にはつらいものです。午前中にハイデンハイムの町中を歩き回っていたこともあって試合が終わったあとにはどっと疲れが出てきました。


 試合のあとのテアシュテーゲン、19歳とは思えない貫禄が出てきました。グラートバッハの堅守の中心といってよい存在でしょう。これからの活躍を大いに期待しています。

 さて、実を言うと延長に入った頃から私はホテルに帰るための電車の時刻が気になりだしていました。しかし、途中からはもうどうでもよいと思い最後まで観戦したのでした。


DFB Pokal 2011/12, 2.Runde
25.10.2011 19:00 Uhr Voith-Arena, Heidenheim
1.FC Heidenheim 1846 - Borussia M'gladbach i.E. 3:4
Heidenheim: Lehmann – Sirigu (120. Krebs), Göhlert, Tausendpfund, Feistle – Essig (66. Bagceci), Weil, C. Sauter, Schittenhelm - Spann, Frommer (64. Heidenfelder)
Borussia: ter Stegen - Brouwers, Stranzl, Dante, Daems – Marx (62. Nordtveit) , Neustädter – Herrmann (106. Otsu), Arango - Reus, Hanke (91. Leckie). Im Kader: Heimeroth, Wendt, Jantschke, King
Tore/Elfmeterschießen: 1:0 Sauter, 1:1 Daems, 2:1 Krebs, 2:2 Dante, 2:3 Nordtveit, 3:3 Schittenhelm, 3:4 Stranzl
Gelbe Karten: Schittenhelm, Sirigu, Spann - Dante
Zuschauer: 10.000 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Wingenbach (Diez)


テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

20:42  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(2)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.02 (Wed)

ブンデスリーガ2011/2012 第10節 ホッフェンハイム vs. グラートバッハ

 私のドイツ遠征、2試合目はいよいよグラートバッハの試合です。ホッフェンハイムのホームスタジアムであるラインネッカーアレーナはジンスハイムという町にあり、ここへも宿泊していたハイデルベルクから日帰りで行ってきました。ちなみにホッフェンハイムはジンスハイムの中の一地区で、スタジアムに行く前に立ち寄って見ましたが実にのどかな村でした。
 ホッフェンハイムはグラートバッハにとっては天敵ともいえるほど相性が悪く、昨シーズンようやく初勝利を上げた相手です。私の印象ではいつもデンバ・バにやられていた印象が強いのですが彼はもはやチームを去っています。


 この試合は立ち上がりにロイス、アランゴがミドルシュートをうちグラートバッハに勢いがあったように見えましたが、時間が経過するにつれてホッフェンハイムがボールをキープする時間が長くなります。ホッフェンハイムは、ロベルトフィルミーノのキープ力、バベルのスピード、そして今シーズン初スタメンのイビシェヴィッチの抜け目無い動きが際立ちます。それに対してグラートバッハの守備はしっかりと対応してはいたと思いますが、それでもホッフェンハイムに2度、決定機を作られてしまいました。ひとつは左サイドをバベルが驚異的なスピードでヤンチュケを抜き去りシュートした場面、もうひとつはイビシェヴィッチがオフサイドラインぎりぎりから抜け出してGKと1対1になった場面です。いずれもテアシュテーゲンが防ぎましたが、どちらも失点していてもおかしくない場面でした。
 ホッフェンハイムの攻勢に対してグラートバッハはロイスを中心としたカウンターで応戦しますが、とにかくこの日は選手間のコンビネーションが悪くパスミスの連発でした。前半を終えた段階でちょっとまずいなと感じずにはいられませんでした。
 
 後半に入りグラートバッハは、この試合で左サイドバックで出場していたヴェントがドリブルでサイドを駆け上がりゴール前のヘアマンに合わせますがヘアマンのシュートはGKの正面でした。これがグラートバッハにとっては唯一のチャンスだったように思います。そして、56分にとうとうイビシェヴィッチにゴールを決められてしまいます。
 反撃に出たいグラートバッハでしたが、相変わらずパスがつながらず、唯一の武器であるロイスの突破もホッフェンハイムのディフェンスに抑えられて不発に終わりました。私の見た印象ではこの試合は今シーズンのグラートバッハのワーストゲームだったと思います。1:0で敗れたシャルケ戦、フライブルク戦ではもっとチャンスは作れていましたが、この試合に関してはまともなチャンスすら作れませんでしたので。私は心の中で、「せっかくドイツまでグラートバッハの試合を見に来たのに残念だな。」と呟いていました。本当にがっかりです。


 この日はチケット完売。スタジアムの雰囲気は満席にしては全体的におとなしめな感じがしましたが、グラートバッハのサポーターエリアは最後までとても威勢が良かったです。


 なお、この試合の終盤にグラートバッハは3人目の交代として大津を入れてきました。大津のブンデスリーガデビューです。しかし、残念ながら大津が入っても流れは変わらず大津自身もわずか7、8分ではほとんど何もできずに終わりました。まあ、大津の場合はU-23の試合での出場、トップチームのベンチ入り、公式戦出場と少しずつではありますがチームの中でステップアップしてきています。私は大津に関しては少し長い目で見ていきたいなと思います。


1. BUNDESLIGA 2011/12 10.Spieltag
22.10.2011, 15:30 Uhr, Rhein-Neckar-Arena, Sinsheim
TSG 1899 Hoffenheim - Borussia M'gladbach 1:0 (0:0)
Hoffenheim: Haas – Beck, Vorsah, Compper, Braafheid – Williams, Johnson (68. Musona) – Sigurdsson, Firmino (77. Obasi), Babel – Ibisevic (88. Vestergaard)
Borussia: ter Stegen – Jantschke, Stranzl, Dante, Wendt – Nordtveit (75. Marx), Neustädter – Herrmann (75. King), Arango – Reus, Hanke (83. Otsu)
Tore: 1:0 Ibisevic (56.)
Gelbe Karte: Beck - Stranzl, Jantschke, Dante
Zuschauer: 30.150 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Christian Dingert (Thallichtenberg)


テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

01:17  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2011.11.01 (Tue)

2.ブンデスリーガ 2011/12 第12節 カールスルーエ vs. ボーフム

 ちょっと遅くなりましたが、ドイツ旅行中に観戦した試合の観戦記を少しずつ書いていきたいと思います。まずはツヴァイテリーガ第12節のカールスルーエとボーフムの試合からはじめます。

 10月21日金曜日に私は宿泊していたハイデルベルクから日帰りでこの試合を見に行きました。ハイデルベルクからカールスルーエまではSバーンという電車で45分くらいで行けます。ただし、スタジアムへ行くのはちょっと面倒ではあります。このあたりの内容はもうひとつのブログのほうでそのうち旅行記にでも記そうと思っています。

 さて、この試合はここまで13位のボーフムと16位のカールスルーエの対戦で勝点も得点数、失点数も似通っており残留争いを抜け出すためにはどちらも負けられない試合だったと思います。似ているといえば、この両チーム実力だけでなくユニフォームのデザインもそっくりなのです。個人的にはやはりボーフムの乾、チョンテセに注目してしまいますが、カールスルーエでは2008~2009年にJリーグの大宮でプレーしていたラフリッチがどんなプレーを見せてくれるのかにも注目していました。


 試合の序盤はカールスルーエに凡ミスが続き明らかに混乱している様子が見受けられました。それに乗じてボーフムは次々とゴールに迫る勢いを見せますが、何度かあった決定機を決めきれませんでした。30分にテセのミドルシュートはGKのオーリスハウゼンがブロック。36分に左からのクロスから流れてきたボールをダブロフスキがフリーでシュートするも枠をとらえず。そうこうするうちにカールスルーエも落ち着きを取り戻し、次第にリズムよく攻撃を展開できるようになります。そして前半終了間際にはカールスルーエにも2つ大きなチャンス(イアシュヴィリのシュートがマルトリッツに当たり角度が変わりクロスバーを直撃したり、バックリーのフリーキックをルーテが辛うじてはじき出したり)がありましたが得点は無いまま前半終了。


 後半に入って53分、ボーフムに最大のチャンスが訪れました。前半早い時間に負傷して退いたフライヤーに代わって入っていたギンチェクが高い位置で相手ボールを奪いカウンターを仕掛けると乾がディフェンスラインの裏に抜け出してGKと1対1の状況を作りだしました。しかし、乾のシュートはGKに弾かれ、ここに詰めていたテセのシュートもDFに跳ね返されてしまいました。私はこの試合をメインスタンドのやや左側で観戦していたのですが、当然周囲はカールスルーエのファンの皆様しかいません。このプレーの瞬間は皆様ほっと胸をなでおろしていましたが、それまでおとなしく観戦していた私は頭を抱えて悔しがったので敵だとばれてしまいました。まあ、別に怖い人たちはいなかったので気にすることはありませんでしたが・・・。
 それはともかくとして、この場面は絶対に決めて欲しかった場面でした。実際、試合の展開もこのあと次第にカールスルーエのペースに変わってしまいました。カールスルーエはトップに張っていたラフリッチとイアシュヴィリのコンビネーションが良くなり2人でチャンスを作れるようになりました。そして、85分に今度はカールスルーエ最大のチャンスが・・・。イアシュヴィリの左からのクロスをラフリッチがヘディングシュートすると、これをGKのルーテが辛うじて弾きますが、そこに詰めていたクレブスがなんとシュートをふかしてしまいました。ルーテは倒れた状態でしたのでまさに無人のゴールに押し込むだけだったのですが・・・。これにはスタジアム全体ががっくり。ベンチ前でカールスルーエのシャリンガー監督も倒れこんでしまいました。そして、結局試合はスコアレスドローで終了となりました。


 ドローに終わった試合ですが、どちらのチームにも大きなチャンスがありどちらも勝てた試合だと思っていることでしょう。しかし、最初にチャンスをつくっていたのはボーフムの方でそのチャンスでしっかり決めていれば、比較的楽に試合が進められたと思うのです。注目していた乾ですが、両チームの出場選手の中ではテクニックの面では群を抜いているように見えました。しかし、序盤にフライヤーが退き左サイドでプレーすることが多くなり持ち味を攻撃に生かせなくなったようにも見えました。その意味では今後ベルクマン監督がどういうフォーメーションを採っていくのか興味深いです。しかし、何度も言うようですが後半のチャンスは絶対に決めないといけません。ボーフムの公式サイトによれば、この試合は日本代表のザッケローニ監督が見に来ていたそうですが乾はよいところを見せられず残念でしたね。一方、カールスルーエに関して言えば、ラフリッチが元気にプレーしている姿を見られたのは嬉しかったです。ペナルティエリア内での駆け引きで相手にユニフォームを引っ張られて主審にファールをアピールしている姿など、NACK5スタジアムでよく見た光景でなんだか微笑ましく感じてしまいました。
 私自身にとっても2ヵ月半ぶりのスタジアム観戦でしたが、やはりサッカーはスタジアムで見るのが一番だなと強く感じました。


2. BUNDESLIGA 2011/12 12.Spieltag
21.10.2011, 18:00 Uhr, Wildparkstadion, Karlsruhe
Karlsruher SC - VfL Bochum 1848 0:0 (0:0)
KSC: Orlishausen - Lechner, Aquaro, S. Haas, Buckley - Cuntz, Staffeldt (68. Groß) - Terrazzino (80. Lamidi), Iashvili, Krebs - Lavric
Bochum: Luthe - Kopplin, Maltritz, Acquistapace, Ostrzolek - Kramer, Dabrowski (74. Toski) - Freier (13. Ginczek), Inui (88. Sinkiewicz), Federico - Chong Tese
Tore: Keine
Gelbe Karte: Buckley, Iashvili, Staffeldt - Dabrowski, Kramer, Maltritz, Toski
Zuschauer: 12.327.
Schiedsrichter: Norbert Grudzinski (Hamburg)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

02:04  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
 | BLOGTOP |