2012.11.25 (Sun)

2012 J-League Division 1 第33節 大宮 vs. 磐田

 いよいよ今シーズンのリーグ戦ではホーム最終戦となりました。この試合の前に残留を争うガンバ大阪がドローに終わり、磐田との一戦に勝利すれば1部残留が確定する状態になっていました。
 ここまで9試合負け無しの大宮に対して磐田は7試合勝利がない状態で調子はよくありません。磐田に対してはアウェイでは分が悪いけれどホームではある程度勝てているという記憶があります。大宮はもしこの試合を落としてしまうと最終節はアウェイで清水戦です。清水では過去に勝った記憶がないのでできればこの試合で残留を決めてほしいと強く願っていました。


 どちらも中盤でパスをつなぎながら攻め合う展開ですが、とりわけ磐田はボールを奪ってから攻撃に移るスピードが速いのが印象的でした。大宮も危ない状態を作られながら菊地、河本を中心とした守備が懸命に凌ぎ反撃。スピード感のある見ごたえのある試合になりました。序盤は磐田が何度かチャンスを20分の山田のミドルシュートは北野がセーブ。続く23分の駒野のコーナーキックに対するゴール前の競り合いからこぼれたボールを前田が狙うなど磐田にチャンスが多い感じがしました。しかし、28分に大宮は金澤が右足で芸術的なシュートを決めて先制し楽になりました。この直後にも決定機がありましたが決めきれず、アディショナルタイムには藤田に強烈なミドルシュートを撃たれましたがクロスバーに救われ前半を終了。正直なところ大宮に運が味方しただけでどちらかといえば磐田が優勢でした。

 後半に入ると大宮の時間が長くなります。1点リードで気持ちに余裕ができたのか磐田の攻撃に対する対応に慣れてきたのかわかりませんが、ピンチはほとんどなくチャンスの数が増えてきました。57分にズラタンが左サイドをドリブルであがり中央の渡邉へ折り返し渡邉が左足でゴールを決めて2点目。私はこの試合の大宮の守備の安定感であれば、これで勝てるだろうという気持ちになりました。夏頃であれば残り30分で2点リードでも全く安心できなかったはずです。そして期待通り無失点で試合を終え、2013シーズンもJ1で戦う権利を手にしました。


 それにしても大宮は本当によいチームになりました。印象的だったのがノヴァコヴィッチです。この試合では下がり目にいて中盤からのボールの受け左右にうまいタイミングでボールを散らしてチャンスメークしていました。特にズラタンとのコンビネーションはあたかも私の記憶にかすかに残っている2010ワールドカップのUSA戦と重なります。また試合を重ねるごとに菊地と河本のコンビも安定感を増し、中盤では金澤、青木がチーム全体のバランスをしっかりととっていました。シーズン途中でベルデニック監督に代わり、スロベニア人FWと河本の獲得、金澤の起用、そして彼らの力がシーズン終盤に来てようやくチームとしてうまく機能するようになったということでしょうか。


 正直に言えば、あと1試合でリーグ戦が終わってしまうのはもったいないという気持ちです。来シーズンも今のチームでスタートできれば毎年恒例の残留争いから1つ上のレベルを目指せるように思うのです。外国人選手のレンタルバックなどが予想され選手の入れ替わりは避けられないと思いますが、ここまで時間をかけて浸透させてきたサッカーが完全にリセットされてしまうことがないようにしてほしいと思います。


2012 Jリーグ Division1 第33節
2012年11月24日(土), 17:30, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - ジュビロ磐田 2:0 (1:0)
大宮: 北野 - 渡部, 菊地, 河本, 下平 - 渡邉, 青木, 金澤, チョ ヨンチョル (90.+2 村上) - ズラタン (63. 長谷川), ノヴァコヴィッチ
磐田: 八田 - 駒野, 山本(脩) (67. 金園), 菅沼, チョ ビョングク - ロドリゴ ソウト, 山田, 松浦 (67. 小林), 山本(康) (36. 山崎), 藤田 - 前田
得点: 1:0 金澤 (28.), 2:0 渡邉 (57.)
警告: / - 藤田, 山崎, チョ ビョングク
観客: 12.126人
主審: 松尾 一
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2012.11.24 (Sat)

2. ブンデスリーガ 2012/13 第15節 ケルン vs. ボーフム

 前節で降格候補ザントハウゼン相手に久しぶりに勝利したボーフムは第15節はアウェイでケルンと対戦しました。1部からの降格チームのケルンはもちろん昇格候補の1つとされていますがスタートダッシュに失敗し、少しずつ持ち直してはいるものの現在は中位にいてさほど調子がよいとはいえません。
 この両チームの対戦はケルンでの試合に限ると過去33戦してケルンの25勝1敗7分という数字が残っています。過去と現在のチーム状況は当然変わっているのだから過去の対戦成績のデータは参考程度にしかならないと思うのですが、長い歴史のあるブンデスリーガでこれだけ一方的な数字が出ているということは、やはりそう簡単に覆すことのできない何かがあるのでしょう。
 
 この試合もボーフムはケルンにあっさりと先制を許し、その後もくだらない失点を重ねなす術無く敗れました。ケルンについていえば勝ったとはいえ決して良かったわけではなく、後半などはミスも多く酷い内容でなかなか上位争いに加われないというのも納得してしまいました。失点シーンでのボーフムの守備があまりにもお粗末だっただけのことです。

 特によい点を見つけられなかったボーフムの中で良かったといえるのはゴレツカくらいでしょう。特に最近の試合で顕著になことは今のボーフムにとってゴレツカはもはや欠かせない存在になっているということです。シーズン当初は将来有望な17歳がどれだけやれるのか注目していましたが、ここまでやれるとは思っていませんでした。ゴレツカは体が大きいにも関わらずがスピードもあり足元もやわらかく、相手にプレスをかけられた時にも視野の広さを保てています。実はこの冷静さが他のボーフムの選手に最も欠けている部分ではないかと思います。
 もちろん他のクラブが興味を示さないはずはありませんが、今はあまり静かにしておいてくれと思います。それだけに最近のメディアの彼に関する記事や、試合のときに彼の才能をたびたび誇張して表現するコメンテーターの実況等は鬱陶しく感じます。しかし実際に試合を見れば彼に注目が集まるのは仕方がないとも思います。まあ、できればシーズン終了まではなんとか残って、2部残留に貢献してもらいそのあとは大金を残して移籍してほしいものです。

試合後のゴレツカのコメント(VfLボーフム公式サイト)
「非常にフラストレーションを感じる。私たちはそんなに悪いチームではないが、最後には個人のミスが勝敗を決めてしまっている。残念ながら私たちは負け癖がついている。早くそれを止めなくてはいけない。フランクフルト戦ではチームとして違った姿を示さなくてはならない。」

 それにしても応援しているクラブがケルンに負けることは実に不愉快です。最近はグラートバッハがケルンには圧倒していたし、ボーフムはディビジョン違いで対戦が無かったのでこの気持ちを久しぶりに味わいました。


2.BUNDESLIGA 2012/13 15.Spieltag
23.11.2012 18:00 Uhr, RheinEnergieStadion, Köln
1. FC Köln - VfL Bochum 1848 3:1 (2:0)
Köln: Horn - Brecko, Maroh, McKenna, Hector - Matuschyk, Lehmann - Chihi (72. Ishak), Jajalo (73. Bigalke), Clemens - Ujah
Bochum: Heerwagen - Rothenbach, Maltritz, Acquistapace (72. Ortega), Chaftar - Sinkiewicz, Kramer (57. Aydin) - Goretzka, Tasaka (86. Gelashvili) - Iashvili, Dedic
Tore: 1:0 Ujah (11.), 2:0 McKenna (35.), 3:0 Ujah (84.), 3:1 Gelashvili (90.)
Gelbe Karten: Matuschyk - Sinkiewicz, Kramer, Tasaka
Zuschauer: 40.000.
Schiedsrichter: Marco Fritz (Korb)

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2012.11.23 (Fri)

UEFAヨーロッパリーグ 2012/13 グラートバッハ vs. AELリマソル

 ヨーロッパリーグのグループステージ、グラートバッハはグループCでフェネルバフチェに続いて2位、3位のマルセイユとは勝点で並んでいますが直接対決で勝利しているので2位となっています。残り2試合はホームでのAELリマソル戦、イスタンブールでのフェネルバフチェ戦を残しています。一方のマルセイユはホームでフェネルバフチェ戦、アウェイのAELリマソル戦。どちらもAELに対しては勝利を前提にしてフェネルバフチェといかに戦うかを考えているはずです。そんな展開ですのでとにかくこのホームでのAEL戦は絶対に勝たなくてはなりませんでした。

 グラートバッハは右SHをルップではなくリングを使いましたがそれ以外は最近のリーグ戦と同じメンバーでスタートしました。序盤はAELがショートパスをつなぎ攻撃を組み立て、グラートバッハは相手ボールを奪うと縦パスやドリブル突破などシンプルな攻撃で対抗します。10分も経過すると両チームの力の差がわかるようになりグラートバッハがボールを支配するようになりますが、AELはボールへのプレスが厳しくグラートバッハは中盤でのパスをたびたびインターセプトされなかなかリズムが作れません。守備的に戦うAELはボールを奪っても攻撃に使える人数が少なくグラートバッハが失点をするような危険なシーンは皆無でしたが、グラートバッハも攻撃が単調でAELのコンパクトな守備を崩せません。ゴールの可能性が会ったのは44分にアランゴのクロスをリングが右足で放ったボレーシュートくらいでしょうか。とにかくスタジアムの観客のフラストレーションが手にとるようにわかる前半でした。

  後半も同じような展開が続き、私は前回の対戦を思い出し嫌な気持ちになってきました。ただ、AELも前半ほど守備的ではなく多少は点をとりに行く姿勢を見せていたせいか時折グラートバッハのカウンターが決まるようになってきました。その後、ファヴレ監督はムラパ、チャカ、デカマルゴと攻撃的な選手を次々とピッチに送り込み点を奪いに行きます。そして、その後のひとつのプレーが試合の流れを大きく決めることになりました。77分にアランゴからロングパス1本でヘアマンがディフェンスラインの抜け出すと、AELのMFベベがたまらず後ろから倒して退場処分となったのです。これで完全にペースを掴んだグラートバッハは、79分にノルトヴァイトのパスを受けたデカマルゴが相手DFと競りながら決めて先制。さらにアディショナルタイムにもヘアマンの右からのクロスをデカマルゴが頭で押し込んで2点目を決めて勝利しました。


 試合の中継映像ではスタンドで観戦していたライナー・ボーノフとハンス・マイヤーが何度も映し出されていましたが、彼らの冴えない表情がこの試合の内容を物語っています。しかし、とにかく結果がすべてです。同時刻に行なわれていたマルセイユとフェネルバフチェの試合はフェネルバフチェが勝ったため、最終節を待たずしてフェネルバフチェとグラートバッハのグループステージ突破が決まりました。
 初戦のAEL戦は不甲斐ないスコアレスドロー、2戦目のフェネルバフチェ戦は4失点で敗退するという最悪のスタートとなり、私もこの時点ではELはもうあきらめてもよいのではないかと消極的なことを考えたものですがよく巻き返しました。まだグラートバッハのヨーロッパリーグでの戦いは続きます。


Europa League, 2012/13, Gruppenphase, 5. Spieltag
22.11.2012 21:05 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - AEL Limassol 2:0 (0:0)
Borussia: Ter Stegen – Jantschke, Stranzl, Dominguez, Wendt – Nordtveit, Marx (72. Marx)– Ring (62. Mlapa), Arango – Herrmann, Hanke (74. De Camargo).
AEL: Degra – Marcos Airosa, Parpas (69. Dickson), Dosa Júnior, Carlitos – Dédé – Luciano Bebê, Nikolaou – Rui Miguel (87. Konstantinou), Orlando Sá, Edmar.
Tore:1:0 de Camargo (79.), 2:0 de Camargo (90.+1)
Rote Karte: Bebé (77.).
Gelbe Karten: Stranzl, Jantschke, Herrmann, Wendt - Parpas, Dedé.
Zuschauer: 40.164
Schiedsrichter: Robert Madden (Schottland)

テーマ : 欧州サッカー全般 - ジャンル : スポーツ

16:36  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2012.11.20 (Tue)

サッカー観戦の思い出:2004年大宮アルディージャJ1昇格決定試合

 Jリーグの終盤に来ていますが、まだJ1残留争いはどうなるか全くわかりません。そんな時期ではありますがあえて久しぶりに昔のサッカー観戦の思い出を投稿します。

 今回は大宮アルディージャがJ1昇格を決めた2004年11月20日の試合です。ちょうど8年前の同じ日です。この試合に関してはJ2時代からの大宮アルディージャファンの皆様ならまだ鮮明に覚えていらっしゃるのではないかと思います。

 普段はキックオフ直前に行っても好きな席が確保できた時代、この試合に関しては2、3時間前にスタジアムに行って長い行列に並びました。前半を終了してスコアレスでしたが、当時は全く不安を感じませんでした。というのも当時の大宮は前半を無失点で乗り切り後半にゴールを奪って勝つというパターンが出来上がっていたからです。当然、この試合も普段どおりの展開で後半のいつ頃に誰がゴールを決めるのかを楽しみにハーフタイムを過ごした覚えがあります。
 後半開始早々の森田浩史のゴールは嬉しかったです。今でも私は森田がいなければ今のJ1の大宮はなかったと思っています。このシーズンの終盤のロスタイムでのゴール連発はまさに神でした。このシーズンの躍進の立役者がこの大事な試合で決めるのは必然だったようにも思います。


 その後の大宮は勢いに乗って着々とゴールを積み重ね見事に勝利をおさめ、J1昇格を手にしました。私も2002年は大宮公園で大分トリニータ、2003年は新潟でアルビレックス新潟と2年続けて相手チームのJ1昇格決定の瞬間を見届けてきましたがついに大宮の番がきたのです。しかし、不思議と勝利の瞬間はそれほど感動はなく、このあとこのスタジアムはどうなるのだろう、ゴール裏の桜並木はなくなってしまうのだろうななどと考えていました。


 正直に言うとこのとき私は大宮がJ1で通用するかは非常に疑問に感じており、いずれすぐにJ2に戻るのではないかと思っていました。でもこのときクラブはJ1への「One Way Ticket」という言葉を使いJ2へは戻らないという決意を表明しました。その後、いろいろなことがありましたが、ここまで毎年残留争いをしながらよく踏みとどまっていると思います。今シーズンもまだ全く油断のならない状況に追い込まれています。これは毎年変わりませんが、J2の状況は8年前と大きく変わっています。仮に今降格したら昇格は相当厳しいものになります。絶対に落ちてはいけないのです。


2004 J. League Division 2 第42節
2004年11月20日 14:03 大宮公園サッカー場
大宮アルディージャ - 水戸ホーリーホック 3:1 (0:0)
大宮: 荒谷 - 西村 (58. 斉藤), トニーニョ, 奥野, 冨田 - 金澤, ディビッドソン, 安藤, 久永 (76. 島田) - トゥット, 森田 (66. バレー)
水戸: 武田 - 小椋, 柴小屋, 森 - 関 (62. 吉田), 永井, 栗田 (52. 松浦), 北島, 伊藤 (77. 樹森) - 磯崎, 小林
得点: 1:0 森田 (46.), 2:0 トゥット (57.), 3:0 バレー (71.), 3:1 トニーニョ (89.,オウンゴール)
警告: 森田 - /
入場者:10,546人
主審:池田 直寛

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02:18  |  昔の観戦記録  |  Trackback(1)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2012.11.18 (Sun)

2. ブンデスリーガ 2012/13 第14節 アーレン vs. パダボーン

 昇格チームのアーレンとパダボーンの対戦をネットで観戦しました。ツヴァイテリーガ13節終了時点ではアーレンが8位、パダボーンが9位という中位同士の対戦。昇格クラブのアーレンは他の昇格クラブが予想通り苦戦する中、13試合で20ポイントを稼ぎ予想外に健闘を見せています。アーレンの試合は今シーズンは一度ボーフムとの試合を見る機会があり、そのときは極端に守備的な戦術をとり終盤に相手のミスにつけこんでカウンターから1点を奪いそのまま逃げ切るという試合をしていました。その印象があまりに強烈だったのでホームゲームでどんな戦い方をするか少し楽しみではありました。ちなみにそのボーフム戦でゴールを決めたカンプル選手はその試合のすぐあとにザルツブルクに移籍してしまい今はいません。

 さて、そのアーレンですが当然のことながらこの試合ではホームチームらしくアグレッシブに戦います。特にFWの選手が積極的にプレスをかけてボールを奪いにいき、ボールを奪うと一気に前線へ手数をかけずに攻め込む勢いのある攻撃には感心してしまいました。もっともこれは前述の試合の印象による私の先入観と違うだけのことであり、残念ながら1つ1つのプレーの精度は粗くミスも多いようです。例えば、6分にパスが右サイドのレヒライターに通りレヒライターはフェイントでDFを交わして至近距離からフリーでシュートするという絶好のチャンスがありましたが焦りからかシュートを枠に飛ばせませんでした。
 そうするうちに徐々にパダボーンがチャンスを作るような展開になりますがどちらもチャンスらしいチャンスはないまま試合が進みます。しかし36分にはアーレンMFのホフマンがこの試合2枚目のカードで早くも退場となり試合の様相が変わります。浮き球のルーズボールへのキックが相手の顔に入ってしまうというプレーで故意には見えなかっただけにアーレンにとっては不運でした。数的優位になったパダボーンはたびたびペナルティエリア内に攻め込むようになり、前半で2回パダボーンの選手(おそらくナキ)がペナルティエリア内でアーレンDFに倒されながらPKをとってもらえないというシーンがあり、どちらもフラストレーションがたまってきたようで徐々にラフなプレーが多くなり試合が荒れてきました。前半のアディショナルタイムにパダボーンはナキがペナルティエリアでシュートを狙ったところでGKと交錯して今度はPKが与えられます。しかしこれはシュートしたあとに交錯したように見え微妙な判定ではありました。この絶好のチャンスでパダボーンはPKを任されたシュトローディークが失敗してしまいました。

 後半も1人少ないアーレンに対してパダボーンが攻め込む展開になり、36分にヴランチッチのコーナーキックをグルデが頭で決めてついに先制しました。グルデはリーグ戦初ゴールです。先制されたアーレンは同点に追いつこうと反撃を試みますが、10人ではどうすることもできない状態で結果的にはパダボーンが余裕を見せた勝利となりました。

 勝ったパダボーンも必ずしもよい内容だったわけではありません。前半に不利なジャッジが続いたことで冷静さを失いかけたことや、後半に追加点を取れる絶好のチャンスで決められなかったことなどは不満に思います。しかし、ハーフタイムをはさんで後半は冷静さを取り戻し、相手に退場者が出ているからといって無理に仕掛けることはせずしっかりとチャンスをものにして先制点を奪うあたりはさすがです。チームとしての完成度や試合運びのうまさは残留争いをしているチームとは全く違うものを感じました。この試合の結果、順位は6位にあがりましたが実力的には妥当な順位だと思います。


2.BUNDESLIGA 2012/13 14.Spieltag
17.11.2012 13:00 Uhr, Scholz-Arena, Aalen
VfR Aalen 1921 - SC Paderborn 07 0:1 (0:0)
Aalen: Fejzic - Traut, Barth, Hübner, Buballa - Hofmann, Leandro (C) - Lechleiter, Dausch (73. Valentini), Klauß (85. Reichwein) - Cidimar (62. Kister)
Paderborn: Kruse - Wemmer, Gulde, Strohdiek, Brückner (89. Ziegler) - Vrancic, Zeitz - Naki (59. Hofmann), Demme, Bertels (74. Wissing) - Yilmaz
Tore: 0:1 Gulde (58.)
Gelbe Karten: - / Brückner, Demme, Vrancic, Wissing, Wemmer
Gelb-Rot: Hofmann (36.)
Zuschauer: 5.412
Schiedsrichter: Bibiana Steinhaus (Hannover)

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14:23  |  SC Paderborn 07  |  Trackback(1)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2012.11.16 (Fri)

2. ブンデスリーガ 2012/13 第13節 ザンクトパウリ vs. ボーフム

 ツヴァイテリーガの第13節、VfLボーフムはハンブルクのミレントアでザンクトパウリと対戦しました。この日は月曜日の開催にもかかわらず2万人以上の観衆が集まりました。このスタジアムは本当に独得の雰囲気がありアウェイチームはやりにくいのではないでしょうか。

 ボーフムはこの日はシャイトハウアーとイアシヴィリの2トップ、2列目に左から田坂、ゴレツカ、デルーラを並べボランチにダブロフスキを配置する4-1-3-2のフォーメーションをとりました。毎試合フォーメーションが大幅に変わりますが、怪我人や出場停止による影響が大きくこの日も苦労して組んだ感じです。

 序盤はどちらもなかなかパスがつながらずに攻撃の形が作れずに苦労していましたが、パウリは1トップに抜け目のないギンチェクが構えているだけに得点の雰囲気を強く感じます。11分にダブロフスキとマルトリッツにマークに付かれながらそれを振り払うようにドリブル突破してシュートを放った場面や、16分にエイヨフルソンに付かれながらも強引にシュートを放ちゴールの右隅の狭いところに突き刺した先制ゴールなどは彼の持ち味が存分に発揮されたプレーでした。とにかく大きな体をいかしたスピードのある突破と常にゴールを狙う姿勢が素晴らしいです。昨シーズンはボーフムに在籍していたギンチェクはいったん古巣のドルトムントに戻りすぐにパウリにレンタルされましたが、彼にとってはよかったのかもしれません。1点を先制したパウリは縦パスがつながりだし、とりわけ右サイドを簡単に突破して中央にクロスをいれるようになり、この形での決定機が何度かありましたが追加点は奪えませんでした。一方のボーフムはシュート数、ボール保持率こそパウリを上回りましたが全く良いところのない前半でした。

 後半に入り、54分にボーフムはセットプレーからイアシュヴィリのフリーキックをダブロフスキが器用に(?)背中でゴールを決めて同点に追いつきます。なんとも不思議なゴールでした。同点になったことによりパウリがより攻撃的な姿勢を強めてきます。しかし同時に中盤に大きなスペースができるようになりボーフムにも反撃のチャンスは生まれます。73分にフンクのロングボールをシャフタルが中途半端に頭でGKに戻そうとしたボールがギンチェクに奪われますが、ギンチェクが痛恨のシュートミスをしてボーフムは救われました。このプレーをきっかけにパウリが一方的に攻める展開になりスタジアムも盛り上がります。しかし、ボーフムも珍しく最後まで集中力を切らさずに守りきりドローで試合が終わりました。
 
 試合はパウリのペースとなる時間が長かったし、ボーフムのゴールもパウリにとってはアンラッキーなものだったことを踏まえても、パウリにとっては残念なドロー、ボーフムにとってはラッキーな1ポイントだったと思います。


2.BUNDESLIGA 2012/13 13.Spieltag
12.11.2012 20:15 Uhr, Millerntor-Stadion, Hamburg
FC St. Pauli - VfL Bochum 1848 1:1 (1:0)
St.Pauli:Tschauner - Kalla, Avevor, Thorandt, Schachten - Funk, Kringe - Schindler (75. Ebbers), Buchtmann (82. Gogia), Bartels - Ginczek
Bochum: Heerwagen - Rothenbach, Maltritz, Eyjolfsson, Chaftar - Dabrowski (84. Kramer) - Delura (66. Rzatkowski), Goretzka, Tasaka - Iashvili, Scheidhauer (74. Dedic)
Tore: 1:0 Ginczek (16.), 1:1 Dabrowski (55.)
Gelbe Karten: Kalla, Thorandt - Delura, Dedic
Zuschauer: 20.788.
Schiedsrichter: Christian Dingert (Wiesbaden)

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12:16  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2012.11.13 (Tue)

ブンデスリーガ2012/2013 第11節 フュルト vs. グラートバッハ

 グラートバッハはこの試合の3日前にフランスのマルセイユでヨーロッパリーグの試合を戦っています。負ければグループステージ敗退が濃厚となってしまう重要な試合でしたがアディショナルタイムにアランゴのゴールで追いつきこの結果、グループステージではマルセイユを抜いて2位に浮上しました。私は残念ながら平日の早朝に試合を見るために起きるというのは体力的にきつくさらに録画を見る時間もなく残念ながらハイライトを見るにとどまっています。
 さてヨーロッパリーグではかなり明るい見通しが立ってきたグラートバッハですがリーグ戦でも浮上していきたいところです。今週の相手は昇格チームのグロイターフュルト。各試合では善戦しているもののなかなか勝てずにシーズン序盤から早くも下位に低迷しています。フュルトには悪いですがグラートバッハにとっては過密日程の中で比較的相手に恵まれたといえるでしょう。私もこの試合は勝利を期待し月曜日の早朝に起きてパソコンで録画放送を見ることにしました。
 
 この試合のグラートバッハは、左SBはヴェント、1トップは3日前のマルセイユ戦で先制ゴールを決めたハンケが先発しました。対するフュルトはかつてグラートバッハにも在籍したクライネと元ボーフムのマフライがCBとしてコンビを組みます。それにしてもこんな試合を最後にボーフムを去ったマフライが1部のクラブのキャプテンを務めているのは感慨深いものがあります。
 さて試合ですが、まず8分にフュルトは1トップに入ったアザモアがドリブルで狭いところをすり抜けるようにペナルティエリアに進入するとヴェントが後方から倒してしまいPKを献上。ネーリヒが決めて早くも先制しました。
 しかし、それからさほど時間がたたない12分の出来事。ヘアマンがDFラインの裏を抜けクライネのファールを誘いクライネは1発レッドで退場となります。試合後にクライネは「ヘアマンのかかとが自分の膝にぶつかって転んだだけでレッドカードではない」とコメントしています。確かに厳しい判定ではありました。ヘアマンは20分にもフュルト最終ラインの不用意なパスを奪いGKと1対1になりますが懸命な守備に防がれます。しかし22分にハンケのスルーパスがヘアマンに通ります。これがヴェントのゴールに結びつきました。しかし同点になったあとはフュルトのディフェンスも落ち着きを取り戻し試合も再び膠着状態になります。ところが、43分にグラートバッハは自陣での不用意なパスミスをサラレアに奪われアザモアへつながれ、アザモアのパスが左サイドを上がってきたプリブの足元にぴったりおさまり左足でシュートを決められてしまいました。まさにカウンターのお手本のようなゴールでしたがあまりにもあっさりとボールを奪われ簡単にゴールに結びつけられてしまったグラートバッハには軽い失望感を覚えました。いや、正直に白状すると早朝にパソコンの前で叫び声を押さえるのに必死でした。

 嫌な形で前半を終えたグラートバッハでしたが、後半51分ノルトヴァイトのコーナーキックをハンケが落としシュトランツルが頭で押し込んで再び同点に追いつきます。後半の早い時間に同点ゴールが決まったことがこの試合の勝敗を決めるポイントになったことは誰の眼にも明らかでしょう。57分にはハンケから右サイドのルップにパスが通りルップの絶妙のクロスを逆サイドのヘアマンが頭で決めて逆転に成功しました。
 その後は勢いを取り戻したグラートバッハが何度か決定機を作りましたが追加点は奪えず、終盤には1人少ないフュルトにパワープレーを仕掛けられゴール前に釘付けにされヒヤリとするシーンもありましたが、ロスタイムにムラパの突破からペナルティエリア内でのハンドを誘発しPKを獲得。マルクスが決めて試合を決めました。

 早い時間帯に退場者が出た相手に2:4での勝利は妥当な結果ですが試合の内容は褒められたものではありませんでした。連戦の疲労から来るものと思いますが全体に動きが悪く数的優位を活かしきれてはいませんでした。本来であれば圧勝し得失点差も稼いでほしいところでしたが、それは欲張りすぎでしょうか。とにかく、グラートバッハは順当に3ポイントを獲得し順位も8位へあげました。


BUNDESLIGA 2012/13 11.Spieltag
11.11.2012, 17:30 Uhr, Trolli-Arena, Fürth
SpVgg. Greuther Fürth - Borussia M'gladbach 2:4 (2:1)
Fürth: Grün - Nehrig, Kleine, Mavraj, Schmidtgal - Fürstner, Pekovic – Sararer (72. Mikkelsen), Prib, Stieber (15. Sobiech) – Asamoah (49. Nöthe)
Borussia: ter Stegen - Jantschke, Stranzl, Dominguez, Wendt - Nordtveit, Marx - Rupp, Arango (86. Xhaka) – Herrmann (65. Mlapa), Hanke (79. De Camargo).
Tore: 1:0 Nehrig (10./Foulelfmeter), 1:1 Wendt (22.), 2:1 Prib (43.), 2:2 Stranzl (51.), 2:3 Herrmann (58.), 2:4 Marx (90.+2/Handelfmeter)
Rote Karte: Kleine (12./Notbremse)
Gelb-Rote Karte: Pekovic (90.+2)
Zuschauer: 18.000 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Peter Gagelmann (Bremen)

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2012.11.07 (Wed)

2. ブンデスリーガ 2012/13 第12節 ボーフム vs. コットブス

 第11節のアウエとの下位同士の対戦で1:6と大敗を喫したボーフムはベルクマン監督を解任し、ナイツェルコーチが暫定でチームを指揮することになりました。このコットブス戦はナイツェル暫定監督の指揮する初のリーグ戦ということになります。ところで、アウエとの試合は大雪の中、最悪のピッチコンディションでの試合で、特に開始直後は選手も慣れないせいか滑りまくってまともなプレーができていませんでした。そんな普通ではない試合であったとはいえ1:6は酷すぎました。特に開始10分もしないうちに3失点を喫して勝敗が決まってしまうとは笑うしかありません。試合のビデオを見るとアウエは悪コンディションを考慮しとりあえずシンプルにゴール前へボールを運び力づくでゴールへ押し込む戦法が功を奏していたのに対しボーフムのほうは普段どおりにパスをつないでいこうとしてうまくいかないでいるように見えました。このようなところからももうベルクマンではだめだなと思わざるを得ませんでした。

 さてコットブス戦に話を移します。ボーフムはイアシヴィリを初めてスタメンからはずし、U23のエンゲルブレヒトをFWに起用。CBはマルトリッツとアクヴィスタパーチェのコンビとなりシンキヴィッツをボランチに配置する4-1-3-2のフォーメーションでスタートしました。

 試合経過をざっと記すと・・・
 前半5分、コットブスはサノゴのゴールで先制します。これがおかしなゴールでサノゴのヘディングシュートはポストを直撃し跳ね返ったボールがボーフムGKヘールヴァーゲンの顔に当たってゴールに入るというものでした。ボーフムは25分に田坂のコーナーキックをシンキヴィッツが頭で合わせますがポストに跳ね返され相手にクリアされてしまいます。さらに37分にも田坂のクロスをシンキヴィッツが頭で合わせますがこれもポストに跳ね返されました。
 後半52分、コットブスはバノヴィッチのミドルシュートがポストにあたり跳ね返ったボールがヘールヴァーゲンの体に当たり転がったところを詰めてきたサノゴが押し込んで2点リードとなります。コットブスの先制ゴールは、ヘールヴァーゲンの試合後のコメントを引用すると「10年に1度」という珍しいゴールでしたが似たようなゴールが同じ試合で2度見られるとは驚きです。ここまではボーフムの運の無さばかりが目立つ試合でしたが、この試合はそのまま終わることはありませんでした。ボーフムは73分に田坂のコーナーキックをシンキヴィッツが頭であわせ今度はゴールネットを揺らします。しかし一体何という試合なのでしょう。そして89分にオルテガのクロスが相手に当たって角度が変わったボールをデディッチがスライディングでゴールに蹴りこみ土壇場でついにボーフム追いつきドローで試合が終わりました。

 このところあまりに不甲斐ない試合が続いていたボーフムでしたが、この試合では良い面を見せました。おかしな2ゴールによる失点とシュートが2度もポストに跳ね返される不運を跳ね返しドローに追いついたことはとりあえず評価したいと思います。特にシンキヴィッツ。このブログでは散々酷評してきましたが、初めて彼が頼もしく見えました。スピードの無さや足元の不安定さはともかくとして空中戦での強さは圧倒的でした。またこれまでリーグ戦でゴールの無かったデディッチがゴールを決めたということも明るい材料です。下位に低迷しているとはいえまだリーグ戦は1/3を終えたばかり。これからしっかりとチームを作り直していけばツヴァイテ残留はできると思っています。そのためには早く監督を決めてほしいです。個人的にはおかしな監督を連れてくるのであればナイツェルでもよいのではないかと思います。

 それにしても先日のアウエ戦では183秒で3失点したり、この試合では珍ゴールによる2失点といいボーフムの試合は第3者の視点では笑える試合が多く実に面白いです。応援している立場としてはとてもそんなことは考えられないのですが。


2.BUNDESLIGA 2012/13 12.Spieltag
04.11.2012 13:30 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - FC Energie Cottbus 2:2 (0:1)
Bochum: Heerwagen - Rothenbach (59. Ortega), Acquistapace (85. Scheidhauer), Maltritz, Chaftar - Sinkiewicz - Freier, Goretzka, Tasaka - Dedic, Engelbrecht (59. Iashvili)
Cottbus: Kirschbaum - Engel, Möhrle, Börner, Bittrof - Banovic (62. Hünemeier), Kruska - Fandrich (86. Rivic), Sörensen, Adlung - Sanogo (90.+2 Glasner)
Tore: 0:1 Sanogo (5.), 0:2 Sanogo (52.), 1:2 Sinkiewicz (73.), 2:2 Dedic (89.)
Gelbe Karten: Freier, Sinkiewicz, Scheidhauer - Kruska, Adlung
Zuschauer: 9.571.
Schiedsrichter: Daniel Siebert (Berlin)

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2012.11.05 (Mon)

ブンデスリーガ2012/2013 第10節 グラートバッハ vs. フライブルク

 グラートバッハはリーグ戦の合間にEL(マルセイユ戦)、DFBポカール(デュッセルドルフ戦)を戦いELと先週末のリーグ戦(ハノーファー戦)には勝利したもののDFBポカールは延長戦を戦いながら敗れてしまいました。怪我人も出てきていることもあり過密日程による選手の疲労が心配です。
 ところで私もこのところ仕事のほうが忙しくなかなかブログが更新に時間が避けない状況になりました。それでも一応試合はそこそこ見ていたのであとでまとめて更新したりしていたのですが、この2週間ほどは睡眠時間も取れないような異常な状況になりサッカーの試合を見る余裕がなくなりました。そんなわけでグラートバッハのELやDFBポカールなどもハイライト映像程度しか見ていないのでブログの記事にはできませんでした。

 さて余談はさておき、フライブルク戦に話を進めます。グラートバッハは前節のハノーファー戦で機能したヘアマンをトップ下に配置するフォーメーションをとってきました。ただこの試合はキャプテンのダエムスが腹筋を痛めて欠場となり代わってヴェントが左SBに入りました。対戦相手のフライブルクは順位こそグラートバッハよりも下ですが得点はグラートバッハよりも多く失点は少ないというデータがあり調子はそれほど悪くなさそうです。

 前半はグラートバッハが下がり目になり序盤はフライブルクが押し込む形となります。とりわけ最初の20分くらいはグラートバッハにはチャンスは全くなく、フライブルクには17分のクルーゼの左足のミドルシュートや19分にコーナーキックのボールがファーサイドでフリーで待ち構えるマキアディに渡りシュートを撃たれるなどヒヤリとするシーンがありました。フライブルクの攻撃はクルーゼ、カリギウリが中心で彼らが頻繁にポジションを代えてグラートバッハのサイドを崩しにかかります。しかし、中央でドミンゲスとブラウェルズが跳ね返しそれ以上のチャンスは与えませんでした。グラートバッハも徐々に攻撃のリズムを掴みますが、前半はアランゴのフリーキックをドミンゲスが左足であわせたシーンくらいしかチャンスは無く全体的に見所の乏しい展開となりました。

 後半に入りわずか4分でグラートバッハが先制しました。ヴェントがいったんマルクスにボールを預け自ら相手DFラインの裏に抜け、そこにマルクスからの絶妙のスルーパスが出ます。ヴェントが折り返すと中央でデカマルゴが落ち着いてゴールに流し込みました。実にきれいに決まったゴールでした。
 その後もヘアマンのドリブル突破やルップの左足ミドルシュートなど惜しい場面がありましたがゴールは決まらず、そうこうするうちに77分にPKを与えてしまい同点に追いつかれてしまいました。


 このPKとなったシーンですが見た目にはボールから離れたところでヴェントとゾルクが交錯していてどちらかが押し倒したようには見えずPKはおかしいと思えるのですが、主審のシュタルク氏はその前にアランゴがゾルクに足をかけてしまったと見たようです。確かにそのように見えなくもありません。しかし、この試合はそのあとも何度かグラートバッハに不利となる判定が続いたことでファヴレ監督も激昂してしまい試合の終盤には退席を命じられてしまいました。


 退席後はなぜかファンの子どもたちの中に混じって興奮気味にゲームの様子を見守る姿が映像に映し出されとても微笑ましく感じました。

 試合全体についての感想ですが、1点リードしたあとにリードできるチャンスがあったにもかかわらず決め切れなかったのがドローという結果になってしまったという点では残念な試合だったと言わざるを得ません。ホームにもかかわらず消極的な戦い方になってしまったことについては、過密日程で怪我人も出ているという状況の中ではしかたないとは思います。しかし、だからこそこういう勝てそうな試合ではしっかりと勝ちきれなかったのはもったいないことだと感じるのです。長いリーグ戦、この先何があるかわかりませんので。

 ところでファヴレ監督は試合後にPKとなった場面について「審判は難しいジャッジでPKを与えることもできたと言っていた。我々はそのジャッジは受け入れなくてはならない。もう済んでしまったことだし我々はもはやそれを変えることはできないのだ。」という冷静なコメントを残しています。そのわりにはかなり興奮していたような気がしますが・・・。


1. BUNDESLIGA 2012/13 10.Spieltag
03.11.2012, 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - SC Freiburg 1:1 (0:0)
Borussia: ter Stegen – Stranzl, Brouwers, Dominguez, Wendt – Nordtveit, Marx – Rupp, Arango – Herrmann (72. Mlapa), de Camargo (72. Hanke).
Freiburg: Baumann – Sorg, Krmas, Diagne, Mujzda – Schuster, Makiadi (90. Guédé) – Schmid, Caligiuri – Kruse (90.+2 Jendrisek), Freis (69. Rosenthal).
Tore: 1:0 de Camargo (49.), 1:1 Caligiuri (77./Foulelfmeter)
Zuschauer: 47.673
Gelbe Karte: Stranzl
Schiedsrichter: Wolfgang Stark (Ergolding)


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00:12  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2012.11.04 (Sun)

2012 J-League Division 1 第30節 柏 vs. 大宮

 2012年のJリーグも残り5試合となりました。Jリーグの試合日程と自分の予定表を見比べると5試合中2試合は都合が悪く観戦できないことがわかりました。それならば見られる試合はすべて見ておこうと思いアウェイの柏まで行くことにしました。もっとも柏はアウェイと言っても東武野田線で大宮とつながっておりさほど遠いという印象はありません。


 大宮はこの試合もノヴァコヴィッチが欠場、またカルリーニョスを控えに回し渡邉を起用。東、チョ ヨンチョルで攻撃的な中盤を形成し1トップにズラタンを配置するフォーメーションをとりました。

 前半は柏がボールをキープし大宮が守備をする展開でしたが、大宮の守備はよく組織されていて崩れる気配はありませんでした。柏はサイドバックがたびたびオーバーラップし攻撃をしかけます。とりわけ左SBの福井が精度の高いクロス入れたり正確なサイドチェンジをしたりなかなかよい選手だと感じました。またジョルジワグネルの能力の高さは予想通りで彼のところにボールが行くとチャンスになります。大宮が21分にズラタンのゴールで1点先制したもののこのままでは追いつかれそうな予感もしていました。 


 後半、柏はいきなり澤と福井を下げてネットバイアーノと水野を入れてきました。交代の意図はわかりますが前半に良さが目立っていた澤と福井が下がってしまうというのはどうなのでしょう。少なくても私はラッキーだと思いました。前半の展開を見る限り大宮が失点しそうな雰囲気が漂っていましたので1点では心許ありません。なにしろ大宮はなかなか2点目が取れないチームなのでそれまでは辛抱しながら見ないといけないと思っていました。ところがこの日は大宮にあっさりと追加点が入りさらに時間をおかず3点目も決まりました。2点目はズラタンがスピードを生かして相手DFの背後に飛び出してヨンチョルのパスを受けてGKとの1対1を落ち着いて決めたゴール。3点目は北野から渡邉、そしてズラタンにつないで決まったゴール。いずれも最後はズラタンがGKとの1対1になりましたがいずれもしっかりゴールに結び付けました。誰とは言いませんが大宮の選手はGKと1対1の状況でなかなかシュート決められないことが多いのですが、ズラタンはやはり格が違いますね。その後も大宮は渡邉のゴールで加点し久しぶりに安心して見ていられる展開になりました。最後に今後得失点差のハンディを縮めるためにはとても無駄な失点を喫しましたが1:4で試合を終えました。


 大宮が柏に対して相性がよいことは知っていましたが勝つ場合は1点差で守りきる展開だと思っていましたので4ゴールでの勝利は意外でした。ライバルがなかなか負けない残留争いではどうしても3ポイントが必要な状況が続いており、この試合ではその目標は果たしました。私自身大宮がリーグ戦で4ゴールを記録した試合をスタジアムで見た記憶は無く、柏まで見に行って本当によかったと思いました。残留争いのほうはまだ全く安心できない状況は続いておりおそらく残留のためには残り4試合で最低2勝が必要な状況だと思います。それにしても30試合で36ポイントを取っておきながらまるで油断ができない状況になるとは・・・。


2012 Jリーグ Division1 第30節
2012年10月27日(土), 14:00, 日立柏サッカー場
柏レイソル - 大宮アルディージャ 1:4 (0:1)
柏: 菅野 - クォン ハンジン, 増嶋, 那須 福井(46. 水野) - 工藤, 茨田 大谷 - ジョルジ ワグネル - 澤 (46. ネット バイアーノ), 田中 (60. 安 英学)
大宮: 北野 - 渡部, 菊地, 河本, 下平 - 渡邉, 青木 (89. カルリーニョス), 金澤, チョ ヨンチョル, 東 (58. 長谷川) - ズラタン (82. 清水(慎))
得点: 0:1 ズラタン (21.), 0:2 ズラタン (47.), 0:3 ズラタン (49.), 0:4 渡邉 (79.), 1:4 ネットバイアーノ (90.+4)
警告: ジョルジ ワグネル, 安 英学 - /
観客: 12.167人
主審: 佐藤 隆治

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

13:37  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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