2013.10.20 (Sun)

2013 J-League Division 1 第29節 大宮 vs. 大分

 私にとって熊谷でのサッカー観戦は今年最初で最後となります。1時間半前にスタジアムに着いたらすでに駐車場は満車。試合会場の陸上競技場から最も遠い駐車場入口でしばらく待機し空いたところでようやく駐車できました。途中のラグビー場では大学生のラグビーチームが試合をしていてしばらく観戦しスタジアムへ向かいました。熊谷はラグビーの街とアピールしていたと思います。


 この試合が始まるまでの両チームの戦績は惨憺たる状態で大宮はリーグ戦後半は1勝10敗、大分は2分9敗ですでに来年の2部降格が決定しています。

 試合はまさに最弱チームを決める一戦らしいレベルの低い試合になってしまいました。前半はどちらも運動量が少なく単調な試合でした。大宮のほうがルーズボールを奪ったり1対1の局面で勝利することが多くボールを保持する時間は長いのですが、攻撃に全く工夫がありません。FWが相手と駆け引きをするでもなく裏を狙うわけでもなくスペースも作れません。そして中盤は両サイドから相手がしっかり守っていることろをめがけて一か八かのクロスを放り込んでは跳ね返されるというパターンの繰り返しです。一方の大分に至ってはほとんどボールをつなぐことすらできていませんでした。しかし、大分のほうがサイドを使ってゆさぶりをかけるなどボールがつながれば決定機は何度かあり得点の気配を感じました。
 あまりにも単調で眠くなりそうな前半のアディショナルタイムも終わろうかという時間に大分はショートコーナーからの流れで阪田が決めて先制しました。両チームともチャンスすら作れていない状態でしたのでこれは非常に重い1点になりました。


 後半は大宮が目を覚ましたか前半に比べると攻撃的になりサイドを使ったり裏を狙ったり攻撃のバリエーションは増えた気がしましたがやはりラストプレーの精度が悪すぎて得点の気配はしませんでした。大分のほうは1点をリードしたこともあって守備を固め相手ボールの時は森島以外の全員で守るような状態になります。大宮はワールドカップ予選から合流したばかりのスロベニア人コンビを途中から入れますが、この強固な守備は最後まで崩せませんでした。


 この試合を見て率直に感じるのは大宮が全く面白味のないサッカーをしているなということです。守備に関しては相手に助けられた部分が多々あり参考になりませんが、攻撃が単調で相手も守りやすかったことと思います。前半戦の快進撃の陰の立役者といってもよい青木、金澤のボランチコンビが揃って長期欠場している影響は確かにあるでしょう。それは差し引いたとしてもひどいものでした。それにしても同じシーズンで監督が代わっただけでこうも単調で面白みのないサッカーになってしまうとは改めてサッカーとは怖いものだと感じます。これで大宮はシーズン当初掲げていた目標はおろか昨シーズンの成績も下回る可能性が高くなりました。まだリーグ戦は残っていますが気持ちの上ではもう終了ということでしょうか。少なくても私にはそう感じずにはいられない試合でした。さて来季ですが大宮にとって本当に大変なシーズンになりそうです。今から覚悟しておかなくてはなりません。


2013 Jリーグ Division1 第29節
2013年10月19日(土), 16:00, 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
大宮アルディージャ - 大分トリニータ 0:1 (0:1)
大宮: 北野 - 今井, 菊地, 片岡, 下平 - 高橋, 和田, 渡邊, チョ ヨンチョル (67. ズラタン), - 富山 (60. ノヴァコヴィッチ), 長谷川 (77. 村上)
大分: 清水 - 阪田, 高木, 児玉 (69. 安川) - 土岐田, 宮沢, 為田, チェ ジョンハン - 西 (78. 辻尾), 森島, 木村 (60. ロドリゴ マンシャ)
得点: 0:1 阪田 (45.+3)
警告: / - 宮沢, 森島, ロドリゴ マンシャ
観客: 9,469人
主審: 岡部 拓人
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テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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2013.10.06 (Sun)

ブンデスリーガ2013/2014 第8節 グラートバッハ vs. ドルトムント

  ブンデスリーガ第8節、グラートバッハは前節まで無敗で首位のドルトムントと対戦しました。ここまでホームでの3試合はすべて3点差での勝利という圧倒的な強さを誇っているグラートバッハですがさすがにドルトムント相手ではそう簡単に勝てるはずはなく厳しい試合になるとは想像していました。
 この試合はボルシアを名乗るクラブ同士の対戦ということもありボルシアダービーなどと呼ばれます。ボルシアドルトムントは近年はヨーロッパでもトップクラスの力を持つクラブに成長し、実力も知名度も完全に逆転されてしまっていますが、もちろん私にとってはいつでも真のボルシアはメンヒェングラートバッハなのです。Es gibt nur eine Borussia なのですよ。

 グラートバッハはこの試合は出場停止のシャカが復帰、代わりにクラマーがスタメンを外れましたがそれ以外は前節のアウクスブルク戦と同じスタメンです。対するドルトムントは4日前のチャンピオンズリーグのマルセイユ戦とはGK以外は全く同じメンバーでスタートしました。

 前半、ドルトムントの早い出足とプレッシャーをまともに受ける形になったグラートバッハは自然と守備的になり、ドルトムントが一方的にボールを支配する形になります。ドルトムントは中盤と前線のコンビネーションを使ったりあるいは個人技で次々とグラートバッハの中盤を切り裂き次々とペナルティエリアへ侵入します。シュトランツルを中心としたグラートバッハ守備陣が体をはって懸命にシュートをブロックすると今度は強烈なミドルシュートがテアシュテーゲンを襲う。前半はそんな展開が延々と続いたように感じます。グラートバッハにとって特に危険だったのが16分、グラートバッハDFのクリアボールをペナルティエリア外から直接ボレーシュートを撃たれテアシュテーゲンが抑えきれなかったボールをフンメルスに至近距離からシュートされた場面です。このほかにもグロスクロイツの強烈なミドルシュートやオーバーメヤンやロイスのギリギリ枠をはずすシュートがあり本当にいつ点がはいいてもおかしくない状態でした。
 グラートバッハもカウンターから攻め込んだもののパスミスが多くシュートまで持ち込むことはほとんどできずに終わりました。ブンデスリーガ公式サイトによると前半の両チームのシュート数はなんと1:17。試合後にファヴレ監督は「0:0でハーフタイムに入ったことは奇跡だ」と言ってますが、これはあながち大げさな表現でもないと思います。

 後半もドルトムントが優勢の展開は変わりませんでしたが、目を覚ましたグラートバッハも前半よりは高い位置でボールを奪えるようになり徐々にチャンスは作れるようになります。60分にはようやく初めてのビッグチャンスを作りました。前線へのロングボールに反応して左サイドを上がったクルーゼが入れたクロスに対し、中央へポジションチェンジしていたヴェントがフリーでシュートしますが枠をはずしました。81分にグラートバッハはラファエル、クルーゼ、ノルトヴァイトのコンビネーションでノルトヴァイトがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。このプレーでノルトヴァイトに対して後方からタックルしたフンメルスにレッドカードが出されました。このPKをクルーゼが落ち着いて決めてグラートバッハが先制しました。
 数的有利を得たグラートバッハは、点を取りに前がかりになったドルトムントに対してグラートバッハは5分後に追加点を得ます。テアシュテーゲンのキックをアランゴがクルーゼへ頭でつなぎクルーゼから再びアランゴ、ラファエルと渡り、最後はラファエルが決めました。結局、わずか3つのチャンスで2点を取ったグラートバッハが数えきれないチャンスを作りながらゴールを奪えなかったドルトムントを破りホームでの連勝を4に伸ばしました。

 この試合の勝敗を決めたのはもちろん81分のPKにつながるプレーです。これについてノルトヴァイトは「もしフンメルスが私にファールをしなければ私は左足でシュートを決めていた。だから間違いなくPKだ。私でなくマックスがゴールを決めたことに関してはまったく気にしていない」とコメントしています。ジャッジについては全く問題にはならないでしょう。
 そしてこの試合の勝因は集中力を切らさなかった守備の頑張りにつきるでしょう。特に攻められっ放しだった前半を無失点で乗り切ったのは大きかったと思います。このような苦しい試合で勝ちきるところなどを見るとホームでのグラートバッハの強さは本物といってよいのではないかと思います。この試合のように思い通りにいかない展開であっても失点を許さずに粘り強く戦えればアウェイでも結果が出せるはずです。前節で開幕からのアウェイゲームの連敗は止めましたが次のベルリンでの試合ではアウェイ初勝利を期待しています。

<参照記事>
Stimmen zum Spiel (ボルシアメンヒェングラートバッハ公式サイト)
 

1. BUNDESLIGA 2013/14 8.Spieltag
05.10.2012, 15:30 Uhr, Stadion im Borrusia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - Borussia Dortmund 2:0 (0:0)
Borussia: ter Stegen - Jantschke, Stranzl, Dominguez (56. Brouwers), Wendt - Nordtveit (83. Kramer), Xhaka - Herrmann (77. Hrgota), Arango - Kruse, Raffael
Dortmund: Weidenfeller - Großkreutz, Subotic, Hummels, Durm - Sahin, Bender - Aubameyang, Mkhitaryan, Reus - Lewandowski
Tore: 1:0 Kruse (81.,Elfmeter), 2:0 Raffael (86.)
Gelbe Karten: Stranzl, Kramer - Großkreutz, Lewandowski
Zuschauer: 54.010 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Manuel Gräfe (Berlin)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

16:31  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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