2014.04.27 (Sun)

2014 J-League Division 1 第9節 大宮 vs. 甲府

 個人的な話ですが、今年は3月は日本にいなかったので花粉症を回避できたと思っていたのですが、4月に帰国した途端に例年よりもひどい症状が出始めマスクをして観戦しなくてはならない状態でした。しかし、ようやく花粉症の症状もおさまり、サッカー観戦に集中できるようになり嬉しく思っています。


 さて、Jリーグ第9節大宮はホームにヴァンフォーレ甲府を迎えての一戦です。試合開始直後は大宮が押し込む場面もありましたが、決定機といえるチャンスは作り出せません。これは過去私の観戦した2試合(ホームの神戸戦、アウェイのガンバ戦)と同様です。15分に左サイドを崩してヨンチョルがシュートを放ちましたが惜しくもゴールを外してしまいました。

 時間の経過とともに相手にチャンスを作られるようになり、特に左サイドを河本らに崩されたり、2列目の選手の飛び出しを抑えきれずにひやりとさせられるシーンが目に付くようになってきました。そして失点。その後はパス回しもぎこちなくなりボールロストが目立つようになり、相手のカウンターを受ける機会も増えてきました。


 後半はカルリーニョスを入れたもののわずか10分で負傷で退くことになります。全くついていません。その後も中盤で凡ミスが連続したり最終ラインで不安定なパス回しが見られるなど失点も時間の問題かという気がしていましたが、それでも相手がチャンスを決めきれず、1点差で試合が進んでいましたが65分に盛田に決められてしまいました。何もチャレンジがなくただボールを後ろに回すだけ、相手にプレスをかけられるとおたおたしてミスをする。これらはチームとして機能していない証拠です。選手に動きが少ないのでパスの出しどころがない。さらにミスの繰り返しで気持ちに余裕がなくなって信じられないミスをする。完全に悪循環に入ってしまったように見受けられます。当然ですが、今の大宮には2点差を返す力ありません。毎試合見られる菊地を上げてのパワープレーも不発。これはもう相手に研究されているようですし、あまり期待してはいけないと思います。そんなわけで最後まで大宮の良い面は見られずに試合が終わりました。


 とにかく酷い試合でした。見るべきものはほとんどなく、ひどいと思った神戸戦をさらに下回るような内容だったと思います。1試合を通してみたときの大宮の決定機は15分の1度だけ。それ以外はほとんどチャンスは作れず、作れそうな気配もありませんでした。試合は0:2で終わりましたが、0:4または0:5くらいで終わるのが妥当と感じる力の差がありました。
 
 はっきり言いますが、私はもともと今の大宮が甲府に勝つのは難しいと思っていましたので敗戦は予想通りです。ただ前節の万博での試合で少しは見られたような良い面や今後よくなっていくだろうと期待を持たせてくれる部分が見られれば良いと思っていました。しかし、この試合ではそのようなささやかな期待すら裏切られてしまいました。

 こういう試合を今後も見せられるのは辛いです。スタジアムにはもちろん暇つぶしに見に来ている人もいるかもしれませんが、忙しくても時間を調整して試合を楽しみに見に来ている人が多いと思います。そのような苦労して金を払って嫌な思いをしなくてはならないなんて考えただけでもバカバカしくなります。そう思うともうスタジアムには行かなくてよいと考えるでしょうね。極端な話になりましたが、一応私は今後も試合は見に行きます。しかし、何を期待してスタジアムに行けばよいかわからなくなりました。それがこの試合を見た後の私の正直な気持ちです。


2014 Jリーグ Division1 第9節
2014年4月26日(土), 17:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - ヴァンフォーレ甲府 0:2 (0:1)
大宮: 江角 - 今井, 菊地, 高橋, 渡部 - 橋本 (46. カルリーニョス, 56. 片岡), 横山 (70. ラドンチッチ), 渡邊, チョ ヨンチョル - 家長, ズラタン
甲府: 岡 - 青山, 山本, 佐々木 - 福田, 新井, マルキーニョス・バラナ (83. 稲垣), 阿部 - 河本 (57. ジウシーニョ), 盛田, クリスティアーノ (70. 石原)
得点: 0:1 佐々木 (36.), 0:2 盛田 (65.)
警告: / - /
観客: 9,882人
主審: 村上 伸次

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2014.04.20 (Sun)

2014 J-League Division 1 第8節 G大阪 vs. 大宮

 万博記念競技場で観戦してきました。私がこのスタジアムで観戦するのは2度目ですが、前回は1999年12月の天皇杯3回戦でした。当時は大宮がJ2で戦っていてG大阪が勝って当然というプレッシャーの中で後半に小島宏美のゴールで1:0で辛くも勝利した試合でした。確か当時のピム監督の大宮での最後の試合だったと思います。当時、佐藤太一や小阪昭典などがFWだったと記憶しています。
 約15年ぶりに訪れたスタジアムは当時とほぼ同じという印象ですが、リーグ戦ということもあって食べ物の屋台がとても充実しているなという感想を持ちました。


 大宮は渡邊をボランチとして横山と組ませ、中盤の攻撃的な位置にチョヨンチョル、家長、橋本を、1トップにズラタンを置く4-2-3-1のフォーメーションを取りました。

 試合はずっとスコアレスのまま進みましたが終盤に点の取り合いとなりました。83分に丹羽が決めてガンバが先制。87分にパワープレーに切り替えた大宮が菊地のヘッドで追いつき、88分にガンバが終盤に入った今野が豪快に左足で決めて再びリードし2:1で試合は終了。両チーム合わせて3つのゴールをすべてDFが決めるという珍しい試合となりました。


 試合の感想ですが、昨シーズン終盤の連敗。そして今年の初観戦だった神戸戦の悪いイメージが強く焼き付いているせいか、この試合の大宮はさほど悪くはなかったという印象です。前半は橋本から効果的なパスが何度も出てそこからチャンスも作れていました。しかし、前線での連携、そして最後の決定力が課題だと感じました。神戸戦では課題すら明らかにしにくいほど酷いレベルでしたから、少しずつ良くなってきたと考えてよいのではないかと思います。
 しかし、守備はいけません。特に左サイドは何度も裏を取られ決定的なピンチが何度もありました。相手のシュートミスがなければあと2失点はしていたと思います。

 後半は動きが止まってしまったためなのか家長とともに攻撃の起点となっていた橋本が退きましたが、代わりに入ったのが守備的な和田と横山のボランチとなります。これはどうなのでしょう。ボランチは攻撃的な選手とバランスを取れて動ける選手を組み合わせるのが良いとは思いますが。
 あとFWには早く結果を出してほしいです。FWが点を取る形がないチームは確実に苦しむことになります。MFやDFが点を取ってはいますが点取り屋ではないのでコンスタントにゴールは期待できません。


 第8節終了時点で大宮は早くも降格圏に入りました。しかし私にとっては予想通りですので全く驚きはありません。私は今年の大宮には多くを期待していません。今年は理想を追い求めるのではなく現実的な戦い方で勝点を積み上げ15位を目指してほしいです。そのために今の戦力でどう戦うのか早く見極めてほしいと思うのです。次の甲府戦も観戦できそうなので楽しみにしたいと思います。

 ところで、試合当日はキックオフの1時間前まではぽかぽかと暖かい天気で万博記念公園の中をのんびり歩いていると眠くなってくるほどでしたが、試合が始まると風が強くなり急に寒くなりました。雨が降ることは想定していなかったので心配しましたが、雨には降られずに済み一安心でした。こんな時期に風邪をひきたくありません。


2014 Jリーグ Division1 第8節
2014年4月19日(土), 16:00, 万博記念競技場
ガンバ大阪 - 大宮アルディージャ 2:1 (0:0)
G大阪: 東口 - オ ジェソク, 岩下, 丹羽, 藤春 - 内田, 遠藤, 阿部, 大森 (75. 二川) - 佐藤 (55. 倉田), リンス (84. 今野)
大宮: 江角 - 今井, 菊地, 高橋, 渡部 - 橋本 (73. 和田), 渡邊 (78. 長谷川), 横山, チョ ヨンチョル (84. カルリーニョス), 家長 - ズラタン
得点: 1:0 丹羽 (83.), 1:1 菊地 (87.), 2:1 今野 (88.)
警告: リンス - 横山
観客: 11,059人
主審: 岡部 拓人

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23:07  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.04.13 (Sun)

香港リーグ1部 2013/14 第17節 太陽飛馬 vs. 天行元朗

 深水埗で東方沙龍と日之泉JC晨曦の試合の観戦を終えた私はクリーニング屋に出していた衣類を引き取りホテルの部屋に戻りました。しかしホテル近くの旺角スタジアムで30分後に試合があることは知っていました。まあ、無理してみなくてもよいとは思っていましたが時間があることだし行ってみることにしようかと軽い気持ちで出かけたのです。こうして私のサッカー観戦経験でおそらく過去に1度しかない1日2試合のスタジアム観戦となったのです。


 旺角スタジアムでの観戦は2週間前に続き2試合目になります。前回は東方沙龍のホームゲームでしたが今回は太陽飛馬(Sun Pegasus)のホームゲームです。ホームチームが変わると試合前の雰囲気も変わってきます。例えば、大型ビジョンによる選手の紹介などは確か東方沙龍のホームゲームではやっていなかったように思います。ところで、この選手紹介の映像が私がよく観戦しているNACK5スタジアムの大宮アルディージャのものとそっくりで親近感を覚えました。そういえば、この大型ビジョンの形や片側のゴール裏にしかないところなども似ているのです。

 太陽飛馬は先週香港仔での南區戦を観戦しているのでどんなチームかはだいたい把握できています。私が香港リーグで見たチームの中では攻撃面では最も洗練されたチームだという印象です。対戦相手の天行元朗には藤本雄基という日本人選手がいます。私はこの選手のことは知らなかったのですが、経歴を調べてみるとJ2のザスパ草津に2シーズン在籍していますが公式戦の出場はなかったようです。その後福島ユナイテッド、バンディオンセ加古川、パイオニア川越を経て香港に渡ったようです。しかし何よりも親近感を感じるのは彼の出身が埼玉県で、出身校が私の実家から近い大宮東高校だということです。


 さて試合は何となく予想していた通り、太陽飛馬が圧倒する展開になりました。14分にペナルティエリアにドリブルで侵入したランデロヴィッチが倒されPKを獲得。これを元ボスニア代表FWのアドミール・ラシッチが決めて先制し、その後もボールを試合し常に攻め続けます。天行元朗もカウンターで何度かチャンスを作り藤本やサンドロが惜しいシュートを放ちますがGKの好セーブもあって得点できずに前半終了。

 後半に入ると太陽飛馬の一方的な展開となります。57分に香港代表MF、鞠盈智のコーナーキックを元香港代表のCB蘇偉泉がヘディングで決めて2点差とすると、天行元朗の集中力は切れてしまったのかそれまで時折見せていたカウンターも見られなくなってしまいました。太陽飛馬は途中から入った2人の選手(鄧景煌、葉子俊)がいずれもゴールを決めるなど選手交代もうまくいき、結局は4:0という圧勝で試合終了です。やはり、太陽飛馬の攻撃力は一味違うものがありリーグ戦で上位争いをしているのも納得できます。


 試合が終わった後は、どちらかというと完敗したはずの天行元朗の数少ないファンが懸命に選手に声援を送っている姿が印象に残りました。さて試合が終わったら食事です。今日は何を食べようかと迷いつつスタジアムを後にして旺角の雑踏へ向かいました。

 さて、これで私の香港サッカー観戦は終了です。今後、香港サッカーを現地観戦する機会があるかどうかわかりませんが、きっと香港に行く機会があれば見に行ってしまうことでしょう。 


HKFA 1st Division 2013/14 17. Matchday
22. Mar.2014 17:30 Mongkok Stadium
Sun Pegasus - I-Sky Yuen Long 4:0 (1:0)
Goal scorers: 1:0 Rascic (14., PK), 2:0 So (57.), 3:0 Deng (62.), 4:0 Yip (76.)
Cautions: Randelovic - Mijanovic, Chan, Cheung, Fung
Attendance: 1005

テーマ : サッカー - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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2014.04.13 (Sun)

ブンデスリーガ2013/2014 第30節 グラートバッハ vs. シュトゥットガルト

 ウィンターブレーク明けから長く勝てない時期が続き順位も落としてしまいましたが、ようやく勝てるようになりライバルチームの思いもよらぬ不調もあって4位に順位を上げてきました。残り試合も少なくなってきましたがぜひこのチャンスを生かしてヨーロッパで戦う権利を手にしてほしいと思っています。

 私自身は3月から仕事の都合でfohlen.tvが視聴できない環境にいたこともあってグラートバッハの試合を観戦するのは久しぶりです。その間はSport1のラジオ実況を聞いたりしていましたが、やはり実際の映像を数時間遅れで見られると印象も変わってきますね。

 グラートバッハはシュトランツルとヴェントが怪我で長期離脱中。前節、体調不良で欠場したダエムスは練習には復帰していたが大事をとりベンチスタートとなりました。その結果、この試合は前節同様にCBがヤンチュケとブラウェルスのコンビ、右サイドにコルプ、左サイドにドミンゲスというフォーメーションのスタートとなりました。この4バックはシーズン当初と大きく様変わりしたが、ファヴレ監督はDF陣の中で戦術面の理解は浸透しているためこの点は問題はないとコメントしておりました。もともとポリヴァレントな選手を獲得してきた効果が出ていると思います。前監督のフロンツェクのチームはDFの相次ぐけがで守備が崩壊してしまいましたが、同じような状況でほとんど同じクオリティーを維持できているのは素晴らしいことだと思います。またこの試合ではヤンチュケがゲームキャプテンを務めます。彼についてはボルシアの次期キャプテンだと思うのでしっかり経験を積んでほしいと思います。

 グラートバッハがパスをつないだりドリブルで突破を図ったりと常にボールを支配する展開となり、シュトゥットガルトはボールを奪うと手数をかけずシンプルにカウンターを仕掛ける構図となります。そんな中、早い時間にシュトゥットガルトが先制。シュヴァーブからの前線へのロングパスを逆サイドのヴェアナーがダイレクトでシュートとみせかけて相手を欺くディダヴィへの絶妙なパス。これをディダヴィが左足で蹴りこんで先制しました。守備的な戦術からカウンターを狙うチームを相手に先制点を奪われると非常に苦しくなるのは目に見えています。
 グラートバッハは圧倒的にボールを支配したびたび攻め込みますが決め手を欠きます。例えばラファエルがドリブルで仕掛けても周囲に連動した動きがなく単発で終わったり、クルーゼが前線でパスを受けてもそこで孤立してしまったり、グラートバッハの強みであった攻撃面でのコンビネーションが見られませんでした。
 グラートバッハの決定機はクルーゼのクロスをアランゴが頭で合わせGKのウルライヒがセーブした場面くらいだったと思います。一方、守備面では危なっかしい場面が目立ちました。コルプが信じられないクリアミスしてハルニクにGKとの1対1を作られたり、アランゴがペナルティエリア内のボールをクリアしようとして突然足を滑らせたり。いずれもテアシュテーゲンがセーブして事なきを得ましたが、よく1点で抑えたなという印象が残りました。

 後半もグラートバッハが攻めてシュトゥットガルトがカウンターを狙うという形は変わらないもののシュトゥットガルトの守備がしっかり対応できるようになりグラートバッハがチャンスを作りにくくなってきました。グラートバッハは中盤より後ろの選手がミドルシュートを積極的に狙いますが、ノルトヴァイトやドミンゲスのシュートは惜しくも決まらず、その後は完全に膠着した展開となってしまいました。ファヴレ監督の選手交代も効果はなく、もはやこれまでかと思った89分にクルーゼの入れたクロスをアランゴが頭で決めてなんとか同点に追いつき1ポイントを獲得しました。

 全体的に見ればこの試合はシュトゥットガルトが典型的なアウェイの戦い方を実践できていて、グラートバッハは1ポイントを取れてラッキーだったと言えると思います。残留争いをしているシュトゥットガルトの方が残念な結果だったかもしれません。この試合を見る限り、シュトゥットガルトはグラートバッハへの移籍が確実と言われているトラオレをはじめとしてゴールを決めたディダヴィやアシストのヴェアナー、そしてゲントナーなど素晴らしい選手が揃っていて、いったいなぜ残留争いに巻き込まれているのか不思議な気がします。

 さてグラートバッハですが残り4試合はフライブルク、シャルケ、マインツ、ヴォルフスブルクとの対戦が残っています。マインツ戦以外はアウェイでの対戦で過去の対戦成績は非常によくない数字が残っていますが、ぜひそうしたネガティブなデータを覆してほしいと思います。


1. BUNDESLIGA 2013/14 30.Spieltag
12.04.2014, 15:30 Uhr, Stadion im Borrusia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - VfB Stuttgart 1:1 (0:1)
Borussia: ter Stegen - Korb, Jantschke, Brouwers, Dominguez - Nordtveit (82. Younes), Kramer (70. Xhaka) - Herrmann (70. Hrgota), Arango - Raffael, Kruse
Stuttgart: Ulreich - Schwaab, Rüdiger, Niedermeier, Boka - Gruezo, Gentner - Traore, Didavi (63. Leitner), Harnik (90.+2 Cacau) - Werner (71. Ibisevic)
Tore: 0:1 Didavi (12.), 1:1 Arango (89.)
Gelbe Karten: Korb - Schwaab, Werner, Gruezo
Zuschauer: 53.650 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Florian Meyer (Burgdorf)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

17:52  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.04.12 (Sat)

香港リーグ1部 2013/14 第17節 東方沙龍 vs. 日之泉JC晨曦

 買い物やギャンブルなどに興味のない私にとって香港は退屈な場所なのであります。この土曜日も午前中にクリーニング屋に行き、電車に乗って観光客でごった返す黄大仙廟を見学したら午後はもうすることがなくなりました。するとやはり考えることは「スタジアムに行こうか」ということ。
 正直なところ、今週はもう観戦はしなくてよいかと思っていたのですが、滞在先からさほど遠くない深水埗運動場で試合があることがわかりましたので昼食をとり散歩がてら行ってみようかと思いました。私はよく調べもせずにMTRの深水埗駅から歩いて行ったのですが、実際は深水埗運動場はその隣の長沙灣駅が最寄りです。


 キックオフ30分前に到着しましたがとても試合が行われる雰囲気ではありません。しかしゲートは開いていたので入場料60HKDを支払い入場しました。このスタジアムはメインスタンドしかなく陸上競技のトラックがあるだけでなくその周囲にも陸上競技用のスペースがあるためピッチがかなり遠く感じます。
 この日の試合は2週間前に旺角スタジアムで見た東方沙龍のホームゲームです。対戦相手は日之泉JC晨曦(Sunray Cave JC Sun Hei)という長い名前のチームですが、このクラブの歴史を見てみると晨曦というクラブがスポンサー名を頭につける形で名乗っているようです。2011年からは広州に拠点を置く清涼飲料水メーカーの日之泉とレストランチェーンのJCグループがスポンサーについて日之泉JC晨曦を名乗っているようなのです。ちなみにこの試合の晨曦のユニフォームは昔の新潟によく似たものでした。


 スタンドは半分ぐらい埋まっていたでしょうか。この試合も東方沙龍の応援には8人の女性チームがいます。ちなみに、私は東方沙龍の試合を見るのはこの香港滞在3週間で2試合目になりますが、決して彼女たちが見たくて東方沙龍の試合を選んでいるわけではありません。

 さて試合が始まりました。前半は互角の展開に見えました。東方沙龍はロングボールを使い前線に張るオーストラリア人FWのマカリスターにボールを入れようとしますがなかなかボールが収まりません。一方の晨曦はMFのテオドロヴィッチが中心になりボールをつなごうとしますがうまくいかない感じです。序盤はお互い決め手がないままでしたが27分に東方沙龍がセットプレーのチャンスを活かし、FWの鄭少偉が左足で豪快に決めて先制点を奪います。


 先制ゴールを決めて喜ぶ「香港のアンリ」こと鄭少偉選手。一番前を走っている選手です。彼は香港代表にも選出されています。彼の先制ゴールで試合の流れは一気に東方沙龍の一方的な展開へと変わります。6分後にDFのディエゴが左サイドを駆け上がりジオヴァネにパス。ジオヴァネは左足を振りぬくと晨曦のGKは反応できず追加点が決まりました。

 後半に入っても東方沙龍のペースは変わらず、49分にディエゴからのロングパスを左サイドの李海強にわたり、そこからのクロスをジオヴァネが左足で流し込んで3点目。ほぼ試合の流れは決まってしまいました。メインスタンドにいる東方沙龍のファンは完全にリラックスムード。しきりに相手GKに野次を飛ばしたりしています。
 そのようなムードが選手に移ったわけではないでしょうが、その後は東方沙龍にも気の抜けたようなプレーが散見されました。61分にはコーナーキックでは長身FWのレイナウドへのマークをはずしてしまい完全フリーで決められて失点。74分にジオヴァネがハットトリックを決めて再び3点差にしますがロスタイムにはオウンゴールで失点し、何となく締まりのない終わり方でした。もっともスタンドにいるファンにとってはどうでもよいことなのかもしれません。


 右の22番がハットトリックを決めた東方沙龍のジオヴァネ選手。リーグ戦は3試合連続のゴールと好調です。試合後はすぐにボールを抱え込み絶対に離そうとはしませんでした。彼にとっては記念のボールということなのでしょう。なにしろチームの特徴も選手のこともよく知らないので漫然と試合を見ているだけではありますが、この試合はそれなりに楽しめました。さて、この日の観戦は実はこれで終わりではないのです。それについてはまた別の記事にします。


HKFA 1st Division 2013/14 17. Matchday
22. Mar.2014 14:30 Sham Sui Po Sports Ground
Eastern Salon - Sunray Cave JC Sun Hei 4:2 (2:0)
Goal scorers: 1:0 Cheng (27.), 2:0 Giovane (33.), 3:0 Giovane (49.), 3:1 Reinaldo (61.), 4:1 Giovane (74.), 4:2 Leung, Chi Wing (90.+2,OG)
Cautions: Li, Clayton, Chi Wing Leong, Giovane - Cheung, Lai
Attendance: 936

テーマ : サッカー - ジャンル : スポーツ

17:46  |  アジアサッカー  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.04.07 (Mon)

2014 J-League Division 1 第6節 大宮 vs. 神戸

2014年のJリーグは第6節に入りました。遅ればせながら私にとって今年初めてのJリーグ観戦になります。大宮の試合に関しては一応ニュースなどで結果はチェックしていましたが映像は見ることができずにいたので、今年の大宮はどんなチームになっているのか楽しみに(いや本当は不安の方が大きいのですが・・・)スタジアムへ出かけました。

 天気予報によるとかなり荒れた天候になるとのことで覚悟はしておりましたが、幸い雨には降られずに済みました。今年の大宮を率いるのは大熊清監督。そして注目したい選手は家長、そしてラドンチッチでした。それにしてもサッカー界の時代の流れの速さを改めて感じます。Jリーグがスタートした頃、JFLの東京ガスを指揮していた大熊監督が大宮を率いることになるとは思いもよらなかったし、ラド2007年に大宮が残留争いをしている時期に甲府でプレーするのを見たラドンチッチ(その時の記事はこちら)が7年たった今、大宮にいるというのも本当に感慨深いものがあります。


 試合はあまり振り返りたくないものになってしまいました。前半から神戸が何度かチャンスを作っていたので時間がたてば点が入りそうな感じはしていました。神戸は前線の駆け引きがうまい点取り屋のマルキーニョスと粗削りながらスピードのあるペドロジュニオールの組み合わせは破壊力を感じます。実際にこの試合では2人がゴールを決めました。また、65分には森岡にも素晴らしいシュートが決まりました。


 さて試合を見終えての大宮についての感想です。まず残念なのは攻撃にアイデアがないということです。前半に関しては全く何もなし。とにかくラドンチッチにボールがおさまらないのですが、それ以外に何もないので攻撃にならないのです。全くチャンスはありませんでした。後半は選手交代もあってチャンスはそれなりに作れていたと思いますが、どうしてもゴール前でのアイデアが足りないのです。そしてやがては苦し紛れのパワープレーに走るのです。この日のような試合展開であればパワープレーやむなしとは思いますが、チャンスを作り出せるのがパワープレーでの菊地の頭だけというのでは困ります。もっとも、リーグ戦はまだ始まったばかりなので今後に期待したいと思います。

 この試合に関していえば、右サイドで家長が起点になって攻める形だったと思いますが、もう少し左サイドを使ってほしかったと思います。実際に左サイド(相手にとっては右サイド)は、相手選手との力関係もあったのか結構あっさりと崩せていたと思います。最後にラドンチッチについてですが、今の状態では全くフィットしていないどころかチームの足を引張ってしまっています。彼の適性を見つけるのも結構大変なことかもしれません。


 結果的に0:3という結果は両チームの力の差を証明する極めて妥当な結果だったと思います。今年の大宮はやはり現実的にはまずは残留を目標に戦うことになるでしょう。


2014 Jリーグ Division1 第6節
2014年4月6日(日」), 15:04, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - ヴィッセル神戸 0:3 (0:2)
大宮: 北野 (46. 清水) - 今井, 菊地, 高橋, 中村 - 渡邊, 片岡, 金澤 (74. 増田), 家長 - ズラタン, ラドンチッチ (46. チョ ヨンチョル)
神戸: 山本 - 高橋 (82. 奥井), 岩波, 増川 (67. 河本), 相馬 - チョン ウヨン (75. 橋本), 森岡 - 小川, ペドロ ジュニオール, シンプリシオ, マルキーニョス
得点: 0:1 マルキーニョス (21.), 0:2 ペドロ ジュニオール (45.), 0:3 森岡 (65.)
警告: / - 小川, チョン ウヨン, 岩波
観客: 9,870人
主審: 飯田 淳平

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

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2014.04.05 (Sat)

香港リーグ1部 2013/14 第16節 南區 vs. 太陽飛馬

 香港リーグ1部のスタジアム観戦2試合目は香港仔(アバディーン)で行われた南區(Royal Southern)と太陽飛馬(Sun Pegasus)の試合です。試合会場のアバディーンは香港島の南側にあります。私が滞在しているのは九龍サイドの旺角(モンコック)でしたので、スタジアムまではそれなりに時間がかかります。
 午前中にホテルを出て近所のクリーニング屋で用を済ませ、モンコックの市場にある食堂で朝食の粥を食べたら、さっそくスタジアムに向かいます。香港島へはMTRという地下鉄に乗れば簡単に渡れますが、あえてフェリーを利用して香港島の中心である中環(セントラル)へ渡ります。もちろん時間はかかりますがその方が料金は安いし何より風情があります。私は初めてのスタジアムへ遠征するときはなるべくそこへの道のりを楽しみ、そのスタジアムのある街を見て回りたいと思っています。そんなわけで中環からスタジアムへは直行せずまずバスに乗って香港仔の街へ入りました。残念ながら街中はさほど見るべきものはなく港に観光用のサンパン船がある程度です。時間の都合上、船に乗るのはやめてしばらく散策してから軽く昼食をとり再びバスに乗りスタジアムへ向かいました。試合会場の香港仔運動場(Aberdeen Sports Ground)は香港仔の街の中心からは離れており歩くのは少々きつい距離です。


 この香港仔運動場、地方の陸上競技場といった風情でとてものんびりした空気が漂っています。ここでも入口では南區のチームマスコットが出迎えてくれます。メインとバックにスタンドがありますがメインのみ開放されていました。アルミ製の長椅子だけの仮設スタンドですが屋根がスタンド全てを覆っています。残念なのはスタンドの前に屋根を支える柱が立ち並び視界が遮られることです。
 試合開始が近づくとサポーターらしき集団が大旗と太鼓を持って現れ、スタンドにいる人に応援歌の印刷された紙を配り始めました。やがて彼らは用意してきた広東語のボードを掲げスタンドに応援を促し始めました。なお、香港サッカーの応援スタイルは非常にシンプルで応援団の太鼓のリズムに合わせて、ある決まった掛け声をかけるだけです。広東語はわかりませんが、その掛け声がボードに書かれているのだと思います。

 さて、試合をする両チームですが、まず南區の方は外国人選手6人をすべてスペイン人で固めており見た目はなんとなく強そうな感じがします。一方の太陽飛馬はかつて元日本代表の岡野雅行が在籍していたクラブです。今季は太陽飛馬が上位争い、南區はやや低迷しているようです。


 先週見た試合同様にこの試合も序盤から激しい試合になりました。華麗なテクニックやスピードがないかわりに激しくぶつかり合うプレーが多く少々はらはらします。南區に比べると太陽飛馬の方がやや洗練された感じでサイドチェンジを効果的に使いスピーディーに攻撃を展開します。特に右サイドハーフに入っているジェイムス・マッキーはスピードもあり周囲もよく見えていて良い選手だなと感じました。あとで調べたらこの選手の祖父はかつてイングランドのバーミンガム・シティでプレーした選手で本人は香港代表に選出されているようです。


 先制点はホームの南區に入りました。FWのカリルがペナルティエリア内で相手に倒されて得たPKを自ら決めたゴールでした。しかし、やはり地力は太陽飛馬が勝っているようで攻撃をしっかりと組み立てて攻めているのがわかります。そして、それは後半に入って結果にも表れるようになります。63分にマッキーが決めて同点に追いつくとその後も優勢な展開が続きます。そして89分にランデロヴィッチが決め土壇場で逆転しました。その後、南區も逆転されてようやく目が覚めたのかロスタイムに猛攻を仕掛けますが惜しくもゴールは決まらず、1:2で太陽飛馬が勝利しました。

 この日は曇りでしたが肌寒さを感じる気温で最後の方は観戦が少々つらかったのです。試合が終わると私はすぐにスタジアムを出て中環へ向かうバス停へ急ぎました。とにかく中環まで行って熱いコーヒーが飲みたい。その時の私の頭の中にあったのはそれだけでした。


HKFA 1st Division 2013/14 16. Matchday
15. Mar.2014 14:30 Aberdeen Sports Ground
Royal Southern - Sun Pegasus 1:2 (1:0)
Goal scorers: 1:0 Carril (37., PK), 1:1 Mckee (63.), 1:2 Randelovic (89.)
Cautions: Ip, Chung, Carril, Ha - Skoric, Mbome, Miobic
Attendance: 526

テーマ : サッカー - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

15:55  |  アジアサッカー  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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