2014.05.17 (Sat)

2013/14シーズンのグラートバッハを振り返る

 ブンデスリーガ2013/14シーズンは終了しました。今季はグラートバッハの試合はFohlen.tvを中心にほとんどの試合を観戦できました。(3月に関しては時間の都合上まだ見てはいませんが)
 1シーズン通してグラートバッハの試合を見て感じたことを以下に記します。あまりまとまった内容になっていませんがご容赦願います。

1. リーグ戦の戦いぶりについて
 シーズン当初からバイエルンとそれに続く3チームの選手の補強を見ているとリーグ戦の上位4チームは決まったものと思っていました。おそらく他のブンデスファンの皆さんもそう思っていたでしょう。グラートバッハについてはその次の争いを制してヨーロッパリーグに行ければよいなと思っていたので5位か6位でフィニッシュできればよしと思っていたのです。個人的には満足のいくシーズンでした。特にリーグ戦の前半は試合内容も楽しめるものが多くそのまま終われば大満足のシーズンでした。
 リーグ戦後半は勝てない試合が続き順位を落としてしまいましたが、先制されたり相手が守備重視で来た場合など粘り強く戦い少ないチャンスを生かして勝つという試合があまりありませんでした。リーグ戦後半は相手に研究されスペースを作らずに守備的な戦い方をしてくるチームが増え苦戦することが多かったと思います。そんな中でも絶対不利と思われたアウェイのシャルケ戦に勝利するなど勝負強い面は見せました。もう少し戦術にバリエーションがほしいところですがそれは今後の課題でしょう。

2. 印象に残った選手
 2013/14シーズンはほとんど選手の入れ替えは行わず新加入選手はわずか3人にとどまりました。しかし、いずれもファヴレ監督の目指すサッカーにぴたりと合う選手で補強は大成功となりました。ラファエルに関しては個人の能力の高さもさることながら師弟関係のような間柄であるファヴレ監督のチームにはぴたりとフィットし期待通りに実力を発揮してくれました。クルーゼに関しても評判通りの素晴らしい選手でした。早さ、強さ、そして正確なキックもありサイドアタッカーとしても点取り屋としても力を発揮できるファヴレ監督好みの選手でした。彼がワールドカップのドイツ代表に選ばれないのは納得できません。最後にクラマーについて。おそらく彼のボーフムでのプレーをしっかりと見ていた人であれば1部で通用することは簡単に予想できたと思いますが、まさか開幕からスタメンを確保するとは私も思っていませんでした。彼の場合は運動量は驚異的で、全体のバランスをしっかりととりゲームの組み立てもできます。これは間違いなくボーフムのようなチームで中心選手としてプレーしてきたことが生きているのだと思います。とにかくゲーム終盤に守備で相手ボールを奪い取り味方にボールをつないてすぐに自ら駆け上がりゴール前に顔を出すというプレーを何事もなくできるというのは驚きです。使い方次第とは思いますが、彼は今すぐにでも代表で戦力になると思います。唯一残念なのはクラマーはレバークーゼンから借りている選手でもう来季終了後にはチームを去ってしまうということです。来シーズンは彼の代わりを見つけなくてはなりませんが簡単なことではないでしょう。
 ファヴレ監督は監督就任以来、ことあるごとに「ポリヴァレント」という言葉を使い、複数ポジションをこなせる選手を積極的に起用し、またクラブとしてもそのような選手を獲得してきました。今季はその効果が出たシーズンではないかと思います。例えば、リーグ戦の途中で守備陣に怪我人が相次ぎましたがヤンチュケをセンターバックにコンバートしたりドミンゲスを左サイドバックとして起用するなど一見苦しいフォーメーション変更に見えましたがさほど力を落とすことなく乗り切りました。似たような状況で守備が崩壊し大量失点を重ねて降格寸前までいったフロンツェク前監督のチームとは対照的です。そしてポリヴァレントな選手の代表がヤンチュケです。今季のヤンチュケは右サイドバック、センターバック、ボランチを無難にこなし、ヴェントとダエムスが怪我をしたときには左サイドバックもやるのではないかとの情報もありました。さらにヤンチュケはダエムス、シュトランツルが欠場した試合ではゲームキャプテンも務めるなど本当に頑張りました。私がチームのシーズンMVPを選ぶならヤンチュケを推したいです。

 さて、シーズンが終了し、テアシュテーゲンの他にアランゴ、ルップの2人がチームを去ることが決まりました。アランゴに関しては他の選手が真似することのできないような芸術的なゴールをいくつも見せてくれました。それらのゴールは記録上は1つのゴールにすぎませんが間違いなくファンの記憶に焼き付けられたと思います。ルップはグラートバッハでの印象はあまりありませんが、潜在能力はある選手ですし今後が期待できる選手です。金銭ではなく出場機会を求めてパダボーンに移籍するということも好感が持てます。彼らの今後の活躍も期待したいと思います。

3. 来季に期待すること
 来季、グラートバッハは再びヨーロッパリーグを戦うことになります。2シーズン前はチャンピオンズリーグプレーオフを勝ち取りながら、主力3人が抜けた上に新加入選手もフィットしていない状態で戦わねばならず十分に力を出し切れなかった印象が残っています。今回は移籍していく選手は最小限に抑えた上で選手の補強を積極的に行っています。すでにバーゼルからゾマー、アウクスブルクからハーン、ホッフェンハイムからジョンソン、シュトゥットガルトからトラオレの加入が決まり戦力は確実にアップしています。あとは、彼らがいかに早くチームになじめるか、そしてファヴレ監督がいかに彼らをうまく使っていくかに注目したいと思います。ファヴレ監督は決まった選手をポジションを変えながら使っていくのはうまいと思いますが、いわゆるターンオーバーを採用しつつリーグ戦と両立させていく戦い方はどうでしょうか。2シーズン前のキプロスでも試合など見ていると選手のローテーションはあまりうまくいっていなかったようで少々不安は感じます。
 とはいいながらも、まだシーズンが終わったばかりにもかかわらず、これほど来季に期待を抱かせてくれるシーズンは私がグラートバッハを応援するようになってからは初めてのことです。グラートバッハの来季の躍進を期待してこの記事を締めくくりたいと思います。

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2014.05.12 (Mon)

2. ブンデスリーガ2013/2014 第34節 パダボーン vs. アーレン

 SCパダボーンがツヴァイテリーガ最終節でVfRアーレンに勝ち2位となり来季のブンデスリーガ1部への昇格を決めました。

 試合に経過を簡単に記すと、9分にアーレンは左サイドをスピードのあるバブラが突破して入れたクロスを中央で好調のポーヤンパロが合わせて先制。パダボーンは14分にヴランチッチのスルーパスを受けたヴチノヴィッチが決めて同点。21分にはザクリクのパスを受けたヴランチッチが決めてあっさりと逆転しました。
 開始20分足らずで3つのゴールが決まってので、その後も激しい点の取り合いになるかと思いましたが、ここからはパダボーンが試合を落ち着かせ、そのまま2:1で試合を終えました。
 
 私はしっかりとパダボーンの試合を見るのは今季はこれが2試合目です。前回は第2節コットブス戦でした。この時は開始わずか11分で3失点して敗れる酷い試合で今季のパダボーンが心配になったものです。それを思うとよくチームを立て直したなと感じます。もっともその試合は例外だったのかもしれません。 
 パダボーンの攻撃は個々の選手が味方の動きをすべてわかっているかのように組織的に動き、また個々の選手も周囲がよく見えているので少ないタッチでスムーズにパスが回る。しかも無駄なパスが少ないので個々の選手にずば抜けた選手がいなくても数的不利な状況で相手を崩せたりするのです。これは以前のシューベルト監督のもとでパスサッカーの土台が作られ、シュミットの時にそれが開花しさらに決定力のあるストライカーが加わったことで昇格まであと一歩まで行きました。その後多少は停滞(というか試行錯誤か)のような時期はあったけれど、これまで継続して来たことがベースになっていると思います。そして今シーズンはブライテンライター監督の下でドリブル突破等がバリエーションとして加わり一段とスピードが増したような気がします。私はこの試合を見てそう感じました。

 また、この試合のパダボーンは逆転した後は落ち着いた試合運びで相手の攻撃に対処し、さほど多くは危険なシーンを作らせなかったと思います。2シーズン前の昇格争いでは勝負弱さを見せて肝心な試合で敗れたりしていましたが、そういう経験も生きているのではないかと感じます。
 
 余談ですが、私はパダボーンの町には2007年に行き試合を見て一泊して立ち去っただけなのですが、町そのものやそこで出会った人たちに好印象を持ちました。パダボーン自体は保守的な街でサッカー(正確にはSCパダボーンというクラブ)に関心を持っている人はさほど多くはないのだと思います。しかし、今回昇格争いをしていく中でそう言った人たちも加わってお祭り騒ぎをしている様子を見るとほほえましく見えます。

 さて来季ですが当然のことながら1部では相当苦戦することが予想されます。しかし、パダボーンにはベースとなるサッカーは変えることなく戦力補強をしてトップクラブに挑戦してほしいと思います。来季のパダボーンの挑戦が楽しみです。
 
<参考記事>
 これであなたもSCパダボーン通になれる (新・蒼の洞窟 -S04 boys- )


2.BUNDESLIGA 2013/14 34.Spieltag
11.05.2014 15:30 Uhr, Benteler-Arena, Paderborn
SC Paderborn 07 - VfR Aalen 2:1 (2:1)
Paderborn: Kruse - Vucinovic, Strohdiek, Hünemeier, Heinloth - Ziegler - Meha (83. Bertels), Bakalorz (88. Krösche), Vrancic, Brückner - Saglik (73. Koc)
Aalen: Bernhardt - Traut, Hübner, Hainault, Buballa - Mössmer - Hofmann (73. Cidimar), Junglas - Daghfous (67. Weiß), Klauß (84. Oesterhelweg) - Pohjanpalo
Tore:0:1 Pohjanpalo (9.), 1:1 Vucinovic (14.), 2:1 Vrancic (21.)
Gelbe Karten: Strohdiek - Daghfous, Hainault, Hübner
Zuschauer: 15000 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Florian Meyer (Burgdorf)

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01:41  |  SC Paderborn 07  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.05.11 (Sun)

ブンデスリーガ2013/2014 第34節 ヴォルフスブルク vs. グラートバッハ

 ブンデスリーガ最終節は5位ヴォルフスブルクとアウェイでの対戦です。試合前、グラートバッハはこの試合に勝てば順位が逆転し確実に5位に上がりELに本選から出場できるという状況にありました。さらに、同時開催のレヴァークーゼンがブレーメンに敗れれば4位(CLのプレーオフから出場)の可能性も残されており、この試合はとても重要です。
 ただしグラートバッハはヴォルフスブルクでの試合は過去10戦で1勝8敗1分と非常に良くない数字が残っています。このブログでも過去に書いていますがグラートバッハというチーム、過去の統計に忠実な結果を残す傾向があるのでその点が心配です。

 さて試合です。前半はグラートバッハの中盤のプレスを掻い潜りヴォルフスブルクが早いパス回しでゴールを狙います。両サイドを使った攻撃が主体で、攻撃の起点となるのはルイスグスタヴォやデブルイネでペリシッチやオリッチが抜け目なくゴールを狙っていて全く油断なりません。前半のグラートバッハはアランゴやクラマーが良い位置でボールをカットしカウンターに転じますが単発的な攻撃にとどまり、守備で手一杯の状態でした。
 そんな展開の中で30分に左サイドを抜け出したデブルイネがドリブルでゴールに迫りテアシュテーゲンとの1対1を冷静に決めて先制しました。さらに38分には再びデブルイネがドリブルで中央を切り裂きペナルティエリア手前で倒れてフリーキックを獲得。ペリシッチのフリーキックがポストを直撃するというシーンもありました。
 グラートバッハも43分にラファエルのスルーパスから抜け出したクルーゼがベナリオと1対1になりますがシュートはブロックされました。試合の展開を考えるとこのシュートはぜひとも決めておきたかったところ。
 
 後半に入ると点がほしいグラートバッハは前へのプレスを強めますがヴォルフスブルクのペースは変わりません。53分にはオリッチがペルシッチとのワンツーパスで崩しシュートを放ちますが左右のポストに当たって枠には入りませんでした。ヴォルフスブルクの攻勢を凌いだグラートバッハは64分に左サイドでラファエルがヘアマンとのワンツーパスで抜け出して中へ入れたクロスにクラマーが合わせて同点に追いつきました。この日はラファエルのドリブル、フェイントの切れが素晴らしく一人で相手を次々とかわしていくさまは見応えがありましたが、この場面は味方とのシンプルなコンビネーションでチャンスを演出しました。状況に応じてそれらを使い分けることができるのがこの選手の強みであると思います。
 しかし、それから間もなくまたしてもデブルイネがドリブルで仕掛けてファールを誘い、ペナルティエリア手前でフリーキックを得ます。ナウドの強烈なフリーキックをテシュテーゲンが抑えきれず、こぼれたボールをオリッチ、ペリシッチが次々とシュートします。オリッチのシュートはテアシュテーゲンが防ぎましたがペリシッチに頭で押し込まれ再びリードを許してしまいました。そして81分にはロドリゲスのコーナーキックをクノッヘに頭で決められて勝負ありです。

 グラートバッハファンとしては残念な試合ではありましたが客観的に見れば終始攻勢だったヴォルフスブルクの勝利は妥当でしょう。ヴォルフスブルクは素晴らしい選手が揃っていて彼らがそれぞれしっかり役目を果たしチームとして機能しているのだから強いのは当然です。特にこの試合のデブルイネのドリブルはグラートバッハの選手が何人かかっても止められないのではないかというほどの凄さでした。
 これで2013/14シーズンは全日程を終了しグラートバッハは6位で終わり見事来季のUEFAヨーロッパリーグの出場資格を獲得しました。ELはプレーオフからの出場ということになります。今季のグラートバッハについて感じたことは別途記したいのですが、まあ、個人的には満足できるシーズンだったと思います。選手をはじめとしたチームの皆さん、そして現地スタジアムで応援されたファンの皆さん、楽しい試合をありがとうございました。


1. BUNDESLIGA 2013/14 34.Spieltag
10.05.2014, 15:30 Uhr, Volkswagen-Arena, Wolfsburg
VfL Wolfsburg - Borussia M'gladbach 3:1 (1:0)
Wolfsburg: Benaglio - Träsch, Naldo, Knoche, Rodriguez - Arnold, Luiz Gustavo - Vieirinha (69. Caligiuri), De Bruyne (90.+1 Schäfer), Perisic (85. Polak) - Olic.
Borussia: ter Stegen - Korb, Stranzl, Jantschke, Dominguez (46. Wendt) - Nordtveit (69. Xhaka), Kramer - Herrmann, Arango (73. Hrgota) - Raffael, Max Kruse.
Tore: 1:0 De Bruyne (30.), 1:1 Kramer (64.), 2:1 Perisic (68.), 3:1 Knoche (81.)
Gelbe Karten: Perisic, Naldo - Kramer, Nordtveit, Stranzl, Jantschke
Zuschauer: 30.000 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Wolfgang Stark (Ergolding)

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17:53  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.05.11 (Sun)

2014 J-League Division 1 第13節 大宮 vs. 浦和

 リーグ戦で最初のさいたまダービーの日、絶好のサッカー観戦日和となりました。こういう日にビールを飲みサッカー観戦を楽しめる週末があるというのは本当に素晴らしいことだと思います。


 大宮はいつも通りの5バックで守備的なフォーメーションで戦います。正直に言うと私は最初からこの戦術が浦和に通用するのかどうか疑問を感じながら見ていました。攻撃についてはアイデアがないので相手のミスなどその場の成り行きに任せたものになっているので、仮に相手の致命的なミスなど偶発的なことが何も起こらなければ無失点に凌いでも無得点でドローという結果にしかなりません。先制されたりしたらたちまち苦しくなります。
 そしてこの試合は恐れていた通りの展開になりました。29分に大宮は守備のミスからボールを奪われ、柏木からDFラインの背後へ走った興梠にパスを通されてしまいました。興梠はパスを受けて反転して左足でシュートを決めて浦和が先制しました。興梠のいかにもストライカーらしい動きはさすがですね。その後は浦和が押し気味ながら特に何事もなく前半終了。


 後半も浦和が攻めて大宮が守るという構図は変わりませんが、リードしている浦和は無理をしなくなったという印象を受けました。勝利を狙うのであれば当然です。浦和にしてみれば攻めてこないのならそのまま何もせずに試合を終わらせてもよいわけですから。先週の新潟戦の試合後に柳下監督が言っていた言葉を思い出しました。
 それでも大宮はさらに守備のミスから柏木に決められ0:2となりここで事実上試合が決まりました。完全に自滅です。1点であれば前節の東京戦のようなことがありうるかもしれませんが2点は無理でしょう。さらに浦和はこの日スタメンで起用したMFがシュートを放つも江角が阻み追加点はなりませんでした。
 大宮は終盤にFWの長谷川を下げてDFの福田を入れ、なんと菊地と福田のCBを本職とする2人をFWに置くパワープレーに出ますがこれは不発に終わり結局そのまま試合は終わりました。


 0:2で浦和勝利という結果は全く妥当な結果だったと思います。浦和の文句なしの完勝です。この試合で両チームを含めてもっとも目立っていた選手は浦和の柏木だったと思います。ワントップの興梠とのコンビネーションが非常によく、常に自らゴールを狙う姿勢が感じられました。

 大宮は予想通りの戦い方でしたが、攻撃に迫力がないため得点の気配がしません。この試合のチャンスと言えば後半2点差がついた後の68分に中村が放ったミドルシュートが西川に阻まれた場面と終盤にパワープレーで菊地が相手DFと競り合ってゴールを狙った場面の2つだけだったと思います。
 守備については2つの失点以外はさほど悪くない様にも見えました。しかし、仮にそうであったとしてもミスをきっかけに失点しては台無しです。今のシステムでは多くの得点は期待できないためどんなことがあっても失点が許されないのです。では、大宮の今の選手たちに90分間ミスなく守り切れる力があるのかというと、現実には厳しいと思います。そして、試合をプレーをしている選手だけでなく見に来ている観客にとってもこういうサッカーは本当に辛いです。ひたすら守っているだけで点を取りにもいかないサッカーは面白くありません。
 というわけで、私はこの試合で大宮の戦い方に限界を感じてしまいました。でも今からチームを作り直す時間はありません。どうしたらよいものでしょう。厳しくなってしまいました。


2014 Jリーグ Division1 第13節
2014年5月10日(土), 16:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 浦和レッズ 0:2 (0:1)
大宮: 江角 - 今井, 菊地, 高橋, 中村 - 家長, 片岡, 横山 (63. 渡邊), 増田 - 富山 (56. チョ ヨンチョル), 長谷川 (84. 福田)
浦和: 西川 - 森脇, 那須, 槙野 - 平川 (63. 梅崎), 青木, 阿部, 宇賀神 (86. 濱田), 原口 (84. 李), 柏木 - 興梠
得点: 0:1 興梠 (29.), 0:2 柏木 (68.)
警告: 今井, 福田 - 那須
観客: 13,348人
主審: 松尾 一

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2014.05.06 (Tue)

2014 J-League Division 1 第12節 FC東京 vs. 大宮

 今年のゴールデンウィークは4連休が取れたのですが特に旅行などするわけでもなく3日が過ぎてしまいました。4連休初日の午後に大宮公園へJリーグの観戦に行っただけで充実感のない休暇でした。そんな4連休の最終日、どこにも出かけないのも寂しいと思い、味の素スタジアムへ行くことにしました。しかし想像以上に寒い1日となり風邪をひかないように注意が必要でした。


 味スタには過去に何度も来ていますが非常に良い印象があります。今季は例年以上に内容がよくない試合が多い大宮ですが、相性の良いこのスタジアムでなら結果を出してくれるのではないかなというあまり根拠のない淡い期待を持ちつつキックオフを待ちました。

 前半、開始早々東京にビッグチャンスがありました。左サイドを太田崩し高橋が中央から放ったシュートがペナルティエリア内でこぼれたところを東がシュートしますが枠を外しました。これは本当に助かりました。その後は東京が攻めて大宮が守るという展開でしたがどちらにも大きなチャンスは1、2度あっただけで見どころの少ない試合となりました。ただし、今の大宮にとってはそうなった方がありがたいのかもしれません。


 後半は始まって1分もしないうちに東京に大きなチャンスがありました。右サイドを突破しクロスを入れたボールを渡邊がシュートを放ちますがわずかにゴールをはずしました。その後、大宮は5バックが深く引いた形になり東京の攻撃を跳ね返すだけでボールをつなぐこともできずルーズボールも拾えなくなります。必然的に東京が一方的に攻めるだけの展開、まさにサンドバック状態となってしまいました。試合の終盤であればともかく残り時間が40分以上あってこのようなサンドバック状態になるとは思いませんでした。いくらなんでもそれだけ長い時間を耐えるのは不可能で失点は時間の問題だと思っていました。しかし、失点をすることなく4分間のアディショナルまで進みます。そして、アディショナルタイムも3分が経過したとき江角のキックがなんと長谷川につながりゴールへと結びつきます。そして、残されたわずか2分を凌いだ大宮が勝利を収めました。


 正直なところこの試合の結果は信じられません。大宮は味スタでは過去に何度もドラマチックなゴールを決めてきていますが、またしてもそれに匹敵するようなゴールが見られるとは思いませんでした。
 冷静に考えれば、大宮の戦いぶりは全く感心できるものではなく、特に後半は相手に助けられた面があると思います。大宮にとってはラッキーな勝利でした。FC東京のマッシモフィッカデンティ監督のコメントに「ほとんどまともなシュートを打っていないチームが、試合を支配したチームに勝つということがある。」とありました。しかしこれがサッカーなのです。
 もちろん、大宮の選手が守備で集中力を切らさずにプレーしたことが勝利につながったのは間違いありません。今季はロースコアの試合しか勝機はないと思いますのでこれは絶対必要です。次節の浦和戦は負傷のズラタンは欠場濃厚のため終始この試合の後半のような展開になることも考えられます。かなり厳しいでしょうが守備ががんばって耐えていくことは最低限必要です。

 最後にもうひとつ付け加えると、私は今日の試合、元ボーフマーのエドゥーのプレーが日本で見られることを楽しみにしていました。その点では、彼が最後の10分程度しか出場しなかったのは残念でした。しかし、この試合展開で彼がいなかったのは大宮にとっては助かったのではないかとも思いました。


2014 Jリーグ Division1 第12節
2014年5月6日(火), 13:00, 味の素スタジアム
FC東京 - 大宮アルディージャ 0:1 (0:0)
東京: 権田 - 徳永, 森重, 吉本, 太田 - 高橋, 米本, 東 - 渡邊 (62. 河野), 平山, 武藤 (86. エドゥー)
大宮: 江角 - 今井, 菊地, 高橋, 中村 - 家長, 片岡, 横山, 増田 (85. 渡邊) - 富山 (64. チョ ヨンチョル), ズラタン (16. 長谷川)
得点: 0:1 長谷川 (90.+3)
警告: / - 菊地, チョ ヨンチョル
観客: 23,722人
主審: 扇谷 健司

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22:19  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.05.05 (Mon)

VfLボーフム ツヴァイテリーガ残留決定

 ツヴァイテリーガ33節が終了しボーフムの残留が決定しました。前回投稿したアウエ戦のあとカイザースラウテルン戦では相手に退場者が出て数的優位で戦えてドロー、そのあとのコットブス戦では微妙な判定でPKを獲得して勝利というラッキーな試合が続きましたが、その後は3連敗。特に下位のビーレフェルト相手にホームで大敗するという目も覆いたくなるような惨状です。そんな状況にもかかわらず残留を決めたというのは単についていただけと言えるでしょう。アウエ戦での勝利以外にはほとんど自力ではなにも成し遂げていないのですから。
 私はシーズン当初は今季のボーフムは降格候補の一つになるだろうと予想していましたので、本来であれば残留を果たせたことは目標達成で喜びたいところではありますが、シーズン終盤になってもシーズン当初の課題を全く解決できていないという事実は残念であり、残留決定を素直に喜べません。

 特に直近の2試合が今季のボーフムを象徴していたと思います。32節のビーレフェルトとのホームでの試合は勝てば残留決定という状況にもかかわらず、順位が下のチーム相手に全くよいところなく大敗しホームのファンを裏切りました。ホームでの内容の酷さは信じられないレベルでした。また33節の1860ミュンヘン戦では前半に決定機を3回得ながら1つも決められず、結局先制され敗れました。優位な展開での試合でもゴールが決められないという決定力不足は最後まで解消されませんでした。

 そんな状態ですので、私ものボーフムに対しては不満だらけで言いたいことがたくさんあります。まず今シーズンのチーム作りについて振り返ると、昨シーズンのボランチのレギュラー2人の移籍が痛かったのは事実でそこに関しては不満を言っても仕方がないでしょう。クラマーに関しては最初から移籍は決まっていましたが、もう一人についてはチームの中心に据えることを前提としていたため想定外でした。昨シーズン2人の控えだったダブロフスキは引退。シンキヴィッツは怪我で長期欠場、シーズン開幕直前にユンクヴィルトとラッツァを何とか獲得。彼らはよく頑張ったと思いますが、やはりツヴァイテでプレーするのが精一杯といった感じで良いときと悪いときの差が激しかったと思います。また実績のあるティファートに関しては正直に言って期待外れといった印象が強く残りました。
 しかし、FWに関しては不満が残ります。今季はスクタパスをレンタルで獲得しましたが、ボーフムが必要としていたのは彼のようなタイプの選手ではなく点が取れる選手でした。彼のようにテクニックは劣りフィジカルで勝負するタイプの選手に点取り屋としての役目を期待するのは間違いだったと思います。しかも実力的に彼の代わりになりそうな選手を他チームへレンタルに出してしまい結果的に彼に頼らざるを得ない状態にしてしまったことも間違いだったと思います。
 DFに関してはファビアンが初めてフルシーズン働けたのは唯一良かった点ですがマルトリッツの衰えと両サイドバックの層の薄さは最初から分かっていました。両サイドには有望な若手選手がいるのに彼らを使うという挑戦をせずセンターバックの控え選手をサイドバックで起用する方法を選択。慣れないポジションでミスが多いだけではなく攻撃面での停滞の原因にもなりました。同じミスをするのであれば若い選手の成長の場にしてほしかったという気持ちです。

 次にノイルーラー監督について。昨シーズン終盤に監督に就任しチームを活性化させた手腕は素晴らしいと思いました。戦力になる選手をすぐに見極め、彼らを中心とした一体感のあるチームを作り上げ、まさかの4連勝を果たしました。モチベーターとしての能力は高いと思います。しかし、じっくり時間をかけてチームを作るという点ではどうでしょうか。少なくても選手を育てながら限られた戦力でチームを作っていくという点では今シーズンを見る限り失敗したと評価するしかありません。

 経営状態のよくないボーフムは来季もさらにチームの規模を縮小するという話が出ています。当然ですが他チームからの補強により手っ取り早く戦力アップを図るというのは難しいでしょう。しかし、仮にツヴァイテの平均以下の能力の選手だけでもしっかりとした戦術のもと適材適所で与えられた役割をきっちりと果たせば、安定して中位で戦うことは可能だと思います。今季のザントハウゼンがよい手本です。またボーフムにはリーグ戦終盤で頭角を現してきたクロスターマンをはじめとして、グルデン、ジャムラー、ホルトハウスなど将来が楽しみな素材がある程度揃っています。彼らに経験を積ませて一人前の選手にしていくことも必要です。
 それらを踏まえたうえで今シーズンの失敗をよく検証しノイルーラー監督に引き続き指揮をとらせるのが適切かどうかを真剣に考えてほしいと思います。今のままでは来季は本当に3部に降格することになるでしょう。クラブにはもっと危機感を持ってほしいのです。

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2014.05.04 (Sun)

ブンデスリーガ2013/2014 第33節 グラートバッハ vs. マインツ

 長いようで短いリーグ戦、2013/14シーズンもホーム最終戦を迎えます。試合前にはグラートバッハファンの陣取るゴール裏には"EUROPAPOKAL" の大きな文字が見えました。グラートバッハはすでに来季ELへ参戦することは決めています。
 ホーム最終戦となるこの試合、グラートバッハの選手は新ユニフォームを着用してプレーします。新ユニフォームはグラートバッハが最強だった1974/75シーズンのユニフォームをイメージしたものになっており実によいデザインに見えるのですが、レトロなデザインゆえにダサいという声もあるようでわからなくはありません。それにしてもユニフォームのデザインの趣向でも自分の年齢を感じて少々寂しい気持ちになります。

 さて試合です。前半からマインツがアグレッシブなサッカーを展開します。コンパクトに組織されボールを奪ってから攻撃への切り替えも早くEL出場権を争うチームらしい実力の片りんを見せます。それでもグラートバッハが先制点を奪うことに成功しました。22分にクルーゼの右からのコーナーキックのボールはいったん相手に跳ね返されますが、クルーゼが再び右サイドから入れたクロスをファーサイドのドミンゲスが頭でつなぎ中央のシュトランツルが頭で押し込みました。この2人のDFは直前のコーナーキックの際にゴール前に上がったまま残っており相手のマークを外していました。
 その後もマインツの攻勢は変わらず特に左サイドのディアスは強力でコルプも対応に苦労していたように見えますがゴール前では相手を自由にはさせず危険な場面は2、3度あっただけでした。

 後半もアグレッシブなマインツの攻撃に対処しつつグラートバッハがチャンスをうかがう展開となります。54分自陣でボールを奪ったラファエルがドリブルで上がり左サイドを上がっていたヘアマンへ。ヘアマンからクルーゼへのクロスは少々ずれてしまったもののボールを持ちなおしたクルーゼが左足でミドルシュートを決めました。まさにここしかないという絶妙なコースに放たれたシュートでマインツGKのカリウスも防ぎようがありませんでした。緊迫した好ゲームでしたがここで2点差にできたことはグラートバッハにとって非常に大きかったと思います。
 マインツは66分にチュポモティングがヘディングでゴールを決めて1点差にします。一方グラートバッハも77分にクラマーがクルーゼに預け自らが攻撃参加。クルーゼのパスを受けてゴールを決めて再び2点差にしました。クラマーの走力が発揮された素晴らしいゴールでした。試合はそのまま3:1で終了。1試合を通してみるとほぼ互角の展開ながらチャンスを確実に決め、ピンチをしっかりと防いだグラートバッハが順当に勝利した試合と言えると思います。

 なお、この試合がテアシュテーゲンにとってグラートバッハのユニフォームで戦う地元での最後の試合となりました。思い出すのは2010/11シーズンです。グラートバッハはリーグ戦前半17試合で47失点という驚異的なペースで失点を重ね降格が確実視されていました。このチームを救った1人が、そのシーズンの後半にプロデビューを果たし、そのまま正GKの座についたテアシュテーゲンでした。グラートバッハはELへの出場を果たせる位置まで戻ってくるまでの道のりには常に彼の存在がありました。ファンの誰もが彼の果たした貢献に感謝しているはずです。彼が移籍先のバルセロナで、そしてドイツ代表として活躍することを心から願っています。

 さてブンデスリーガは残り1試合。グラートバッハはこの試合を終えた時点で6位ですが最終節は5位のヴォルフスブルクと対戦します。ヴォルフスブルクとは2ポイント差なので自力で順位を上げることが可能です。4位のレヴァークーゼンとは3ポイント差なので4位の可能性も残っていますが、とにかくヴォルフスブルク戦に勝つことです。


1. BUNDESLIGA 2013/14 33.Spieltag
03.05.2014, 15:30 Uhr, Stadion im Borrusia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - 1. FSV Mainz 05 3:1 (1:0)
Borussia: ter Stegen – Korb (83. Brouwers), Jantschke, Stranzl, Dominguez, Daems – Nordtveit, Kramer (83. Xhaka) – Herrmann, Arango – Raffael (90. Hrgota), Kruse
Mainz: Karius – Pospěch, Bell, Noveski, Júnior Díaz – Geis (82. Baumgartlinger), Bungert (82. Saller) – Mortiz (71. Malli), Soto, Choupo-Moting – Okazaki
Tore: 1:0 Stranzl (22.), 2:0 Kruse (54.), 2:1 Choupo-Moting (66.), 3:1 Kramer (77.)
Gelbe Karten: Keine
Zuschauer: 54.010 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Felix Zwayer (Berlin)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

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2014.05.04 (Sun)

2014 J-League Division 1 第11節 大宮 vs. 新潟

 ゴールデンウイークに入り天気も良く絶好のサッカー観戦日和です。しかし、応援する大宮の状態がよくないのでなかなか気分が晴れません。大宮は前節のセレッソ大阪戦で5バックを試し、まず守備の安定を図ろうとしています。この試合も同様のフォーメーションが予想されていました。対戦相手の新潟は得点は少ないものの失点が少なく、ただでさえ得点力のない大宮が点を取るのは大変であり、1点を争う展開を予想しておりました。また守備に不安を抱える大宮としては先制されると相当苦しくなるだろうなどということを考えながらスタジアムへ向かいました。


 連休ということもあり新潟サポーターがバックスタンドに大勢詰めかけています。観客動員の少ない大宮は、新潟サポーターには大いに感謝しなくてはいけないでしょう。

 試合が始まりわずか9分で新潟が先制します。松原の右からのクロスにファーサイドから田中が合わせて決めました。あまりにもあっさりと決まった先制ゴールですが、冒頭に書いた通りこれは勝負を決めかねない大きな得点になると思いました。しかし、試合は全く予想に反したものになります。
 大宮は1対1での局面では勝利することが多くルーズボールも拾えていたので、追加点を取られなければまだいけるという感じはしていました。試合後の柳下監督によるとこういう形になるのは意図していなかったことのようです。「早い時間に良い形で1点取って、そのあと全然ボールを取りにきてないのに攻め急いで、自分たちがミスして相手にボールを渡してしまっている。取りにこないなら、ずっとセンターバック2人で残り35分ボールキープしても良かった。それくらいやってほしかった。でも攻め急いで、誰かがスイッチを入れてしまって、すごく残念。」(J's GOALから抜粋)というわかりやすいコメントを残しています。
 39分、大宮のDF高橋が左サイドから入れたクロスは新潟の選手の足元に入ってしまいましたが、なんと新潟DFがクリアミスをしてしまいます。そこに詰めていたズラタンがボールをゴールに蹴りこみ同点とします。ラッキーな形での同点ゴールでしたが、前節とは違いゴール前に選手がいたことがこのような同点ゴールにつながりました。


 後半は新潟も中盤にスペースを作ってくれたのでお互い攻めあう形になり大宮も攻撃の形が作れました。54分に家長のクロスを高橋が頭で決めて逆転に成功しました。しかし、その2分後に新潟は岡本のゴールで同点とします。大宮は前半同様に相手のパスやトラップを奪う機会は多く、前節よりもボールは持たせてもらえましたが、相変わらず決定機は作り出せません。守備に人数を割いているのでカウンター攻撃はできないのが痛いところ。前線へロングボールを入れてもズラタンや家長に頼るだけなので相手は守りやすいでしょう。
 一方の新潟はレオシルバが効いていました。あまり新潟の試合を見ていないのでこの試合の彼のパフォーマンスが本来の力をどのくらい反映したものかわかりませんが、このような選手がいるとチームとしては本当に心強いでしょう。危険を未然に防ぐようなプレーや攻撃の起点になるプレーは印象に残りました。一方で昨シーズン話題になった川又については、2シーズン前にフクアリで見た岡山在籍時の印象もよかったので、新潟でどんなプレーをするのか注目していましたが、この試合では1対1では競り勝てずパスミスも多く、おそらく本来の力を全く出せていなかったのではないでしょうか。大宮はかなり助かったと思います。


 ドローという結果に終わったこの試合に対して、新潟にとっては2失点したというのは想定外だったでしょう。試合後の柳下監督のコメントにも悔しさが滲み出ています。新潟サポーターもフラストレーションがたまったことでしょう。
 一方、この試合の大宮の戦い方についての評価ですが、新潟が本来のサッカーをできていなかったということを差し引いて考えた方がよさそうです。試合後の大熊監督は「守りに入っているわけではないが、ハードな中で、ちょっと一休みするようなところがある。」を残しています。なるほど、その通りではありますが、それ以前に5バックがうまく連動していないという印象を受けます。つまり数がいるだけで相手に対して何もしていない選手がいる。マークの受け渡しもうまくいっていない。これでは失点は減りません。ただ攻撃の人数を減らしているだけです。もちろん、まだ新しい取り組みが選手にも浸透していないことが原因なのでしょう。とにかく時間が必要です。とは言ってもリーグ戦はすでに3分の1を消化。もう無駄にできる試合はありません。ワールドカップ中断期間に一刻も早く入ってほしいというのが今の私の正直な気持ちです。


2014 Jリーグ Division1 第11節
2014年5月3日(土), 17:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - アルビレックス新潟 2:2 (1:1)
大宮: 江角 - 今井, 菊地, 高橋, 渡部 - 中村 (77. 渡邊), 増田, 片岡 (85. 横山), 家長 - 富山 (62. チョ ヨンチョル), ズラタン
新潟: 守田 - 松原, 舞行龍, 大井, 金珍洙 - レオ シルバ, 小林, 成岡 (68. 加藤), 田中(亜) (83. 小泉) - 岡本 (75. 鈴木), 川又
得点: 0:1 田中(亜) (9.), 1:1 ズラタン (39.), 2:1 高橋 (54.), 2:2 岡本 (56.)
警告: 片岡 - /
観客: 12,105人
主審: 西村 雄一

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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2014.05.03 (Sat)

2014 J-League Division 1 第10節 C大阪 vs. 大宮

 4月9日、初めて長居で試合を観戦しました。天気予報では関西地方は雨でかなり強く降ることもあるとのことでした。予報が外れてほしいと願っていましたが、そうはいかずJRの鶴ケ丘駅を降りたときはかなり強い雨が降っていました。


 体調があまり良くなかったこともあってずぶ濡れになっての観戦は避けたかったのですが、屋根のある席を確保できて一安心。やはり屋根のあるスタジアムはいいですね。


 試合経過を振り返ります。前半は、最初の10分くらいはお互い様子をうかがうように慎重な戦いぶりでしたが、その後はほとんど一方的にセレッソが攻撃し、大宮が守るという展開になりました。大宮はこの試合は5-4-1で守備重視のフォーメーションで戦い、狙い通り前半を無失点で切り抜けました。試合後の監督や選手のコメントを読むと「ある程度やりたいことはやれた」とのことですが、果たしてそう考えてよいのでしょうか。意地の悪い言い方ですが前半大宮が無失点だったのは運が良かっただけではないかと思います。守備に人数を割いている割には簡単に相手にペナルティエリアへの侵入は許し決定的なチャンスを与えてしまっていました。相手のシュートミス、江角のセーブがなかったら、そしてクロスバーが味方してくれなかったら先制点を簡単に奪われていたことでしょう。点が取れないチームは先に失点してしまうと焦りや集中力などから、一気に崩れて一方な展開になってしまうということがよくあります。この試合も一歩間違えばそういう展開になっていたと思います。

 後半も大宮にはほとんどチャンスはありませんでした。最もセレッソの選手たちのプレッシャーが弱くなったせいか前半よりはボールは持てるようになりましたが、ただボールを回しているだけという印象で相手は全く怖くなかったでしょう。
 それでもなんと70分にセットプレーのチャンスを生かして大宮が先制しました。増田の左からのコーナーキックが相手にあたってファーサイドに流れたところに完全フリーで待ち構えていたズラタンが頭でゴール。
 するとセレッソは攻撃的な杉本や楠神を入れパワープレーに入ります。大宮も選手交代で対応しますがボールをキープできる選手を下げてしまったことは素人目にも疑問を感じます。実際にアディショナルタイムは全員が引いてしまったため、ひたすら相手に自由にボールを放り込まれました。これではJリーグ標準ともいえる4分という長いロスタイムは乗り切るのは容易ではありません。最後の最後に杉本に決められてドローとされてしまいました。


 この試合は客観的に見ればセレッソが勝利が妥当と言える試合でした。なんとか追いついてのドローとはいえ、セレッソは非常に悔しかったに違いありません。しかし大宮にとってもこの試合は非常に痛い結果です。これだけ攻められながら勝てそうな展開になる試合などそうあるものではありません。今年の大宮は今後も1つ勝つのも簡単ではないはずですので、このような試合はしっかりと勝ち切らないといけないと思います。選手交代も含め1点リードを守り切る戦い方をしっかりとやり抜くことが重要です。

 この試合で大熊監督は守備を重視するフォーメーションをとったということですが、今後もこれを継続していくのかは興味深いところです。ただでさえ得点力のある選手がいないチームが守備的なフォーメーションを取るとしたらどうなるか。得点はほとんど期待できなくなりとにかく守り切らなくてはならなくなるでしょう。この試合のアディショナルタイムのようなことはあってはならないのです。


2014 Jリーグ Division1 第10節
2014年4月29日(火), 19:00, ヤンマースタジアム長居
セレッソ大阪 - 大宮アルディージャ 1:1 (0:0)
C大阪: 武田 - 染谷, 藤本 (73. 杉本), 酒本 (85. 楠神), 山下 - 扇原, 長谷川 (64. 南野), 山口, 丸橋 - 柿谷, フォルラン
大宮: 江角 - 今井, 菊地, 高橋, 渡部 - 中村, 増田, 片岡, 家長 (90. 村上) - 富山 (60. チョ ヨンチョル), ズラタン (84. 長谷川)
得点: 0:1 ズラタン (70.), 1:1 杉本 (90.+4)
警告: / - /
観客: 19,367人
主審: 吉田 寿光

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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