2014.09.28 (Sun)

ブンデスリーガ2014/2015 第6節 パダボーン vs. グラートバッハ

 グラートバッハは2014/15シーズンが始まりここまでリーグ戦、DFBポカール、ヨーロッパリーグ(プレーオフ、グループステージ)で無敗をキープしています。ここからはリーグ戦、ヨーロッパリーグのグループステージを並行して戦い、その合間を縫ってDFBポカールの2回戦とただでさえ過密スケジュールなのに今週はリーグ戦も平日に日程が組まれていて休む間もありません。このような日程で試合をこなしながら無敗をキープするというのは並大抵のことではありませんが、言い換えればここまではかなりチームの調子が良いのだと思います。

 さて、第6節の対戦相手パダボーンは今季から1部で戦う昇格チーム。パダボーンは私もお気に入りのクラブであり密かに応援しています。リーグ戦開幕前はさまざまなメディアで降格候補筆頭に上げられていて、私自身は「皆つまらない予想をするんだな」等と思っていました。しかしここまでの素晴らしい戦いぶりを見て彼らの考えは変わったかもしれません。
 
 前半、予想通りホームのパダボーンがアグレッシブなサッカーを見せグラートバッハゴールに迫ります。開始早々1分のクチュケに対するペナルティエリアでのドミンゲスの対応は極めて微妙なものでした。PKを取られなかったことはグラートバッハにとってはラッキーだったかもしれません。しかしその後のパダボーンの攻撃にはグラートバッハの守備はしっかりと対応しタイミングよく鋭いカウンターで攻め込み、これがゴールに結びつきました。
 まず、8分、左サイドのトラオレのドリブルからフルゴタへ。フルゴタがクロスに右サイドを上がっていたヘアマンが合わせて先制。さらに14分に右サイドでオフサイドぎりぎりのタイミングで飛び出したヘアマンがクラマーからのロングパスを受けクロスを上げます。中央でラファエルが頭で合わせ一度はGKに止められたもののこぼれたボールを押し込んで2点目。28分にもヘアマンがディフェンスラインの裏に抜け出す決定機がありましたがシュートはわずかに枠をはずしてしまいました。結果論ですが、これを決めていればこの時点で勝敗は決まってしまったでしょう。

 後半はパダボーンのプレスが緩くなりグラートバッハは楽にボールを持てるようになりました。2点リードしていることもあり無理して攻める必要はなくゆったりとボールを回しチャンスに仕掛けるという形です。グラートバッハは後半はフルゴタにチャンスがありました。しかし、最初のチャンスではトラオレとのワンツーパスでスペースに抜け出したもののトラップが大きくシュートを撃ちきれず。2度目はペナルティエリア内の密集から左足でシュートを放つもポストに跳ね返されてしまいました。
 パダボーンは70分にシュトッペルカンプが右サイドコーナー付近からヴェントをかわし中央へパス。ヴァンマーが決めて1点差。このプレーについてはヴェントの守備があまりにも軽すぎました。簡単に股を抜かれてしまいましたね。

 試合は2:1でグラートバッハの順当な勝利に終わりました。前半のヘアマンのチャンスはしっかり決めないといけないとは思いますし、フルゴタのポストに当たるシュートは運がなかったと思います。しかし、ヘアマン、フルゴタそしてトラオレも試合全体を通してみたときのパフォーマンスは悪くはなかったと思います。彼らはこれまでも出場した時にはしっかりとプレーできているので調子そのものは良いのだと思います。

 この試合は見応えのある面白いものでしたが、これはやはりパダボーンが終始攻撃的なサッカーを展開してきたことも関係していると思います。ただ闇雲に前へ向かうのではなくしっかりとボールをつなぎつつもスピード感のあるサッカーでチャンスも多く作りました。終盤にはセットプレーで数多くチャンスを作り同点になっていてもおかしくない場面もありました。グラートバッハは基本的にはプレスをかけてボールを奪いショートカウンターを仕掛けるスタイルで、攻撃的な相手とは相性が良いように思います。反面、守備一辺倒の相手とは見応えの無い凡戦を展開してしまうことがあります。後者の典型は先日のダービーでのケルンです。まあ、相手も勝利を目指して戦っていうわけですし、その戦術にケチをつけるつもりはないですが、パダボーンのようなスタイルの方が好感は持てるし、客観的に見て面白いサッカーだと思います。パダボーンが昇格を決めた試合でも書いたのですが、パダボーンにはぜひ今のスタイルを貫いて1部残留を話してほしいと思います。
 ところでこの試合、パダボーンのクチュケがドリブルを仕掛けたときに後方から追ったクラマーが足をかけたとして主審はファールとクラマーへの警告を出しました。しかし、クチュケの足はかかっていなかったとの申告でこのジャッジが取り消されるということがありました。このフェアプレーで私の中での彼に対する評価はかなり上がりました。


BUNDESLIGA 2014/15 6.Spieltag
27.09.2014 15:30 Uhr, Benteler-Arena, Paderborn
SC Paderborn 07 - Borussia Mönchengladbach 1:2 (0:2)
Paderborn: Lukas Kruse - Wemmer, Ziegler, Hünemeier, Brückner - Rupp (78. Meha), Vrancic (85. Strohdiek) - Koc, Stoppelkamp - Kutschke, Kachunga.
Borussia: Sommer - Jantschke, Stranzl, Dominguez, Wendt - Kramer, Xhaka - Herrmann (69. Hahn), Traore - Raffael (60. Max Kruse), Hrgota (85. Nordtveit).
Tore: 0:1 Herrmann (8.), 0:2 Raffael (14.), 1:2 Wemmer (70.)
Gelbe Karten: Vrancic - Sommer
Zuschauer: 15.000 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Marco Fritz (Korb)

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2014.09.28 (Sun)

2014 J-League Division 1 第26節 大宮 vs. 清水

 正直に言うと、私はすでに今季の1部残留をあきらめかけていましたが、なんとこの時期に17位を抜け出すチャンスが巡ってきました。大宮以上に調子の上がらないチームのおかげで順位の近いチームとの差が広がらないどころか縮まってきたのです。大宮にとっては運が良いというしかありませんが、このチャンスを逃すともうあとはなくなる状況。非常に大切な試合になりました。

 そんな試合ではありますが、個人的都合(実はビールの飲みすぎによる体調不良)によりキックオフに遅れてしまうという失態。試合の頭の方はあとでハイライト映像を見たのであります。
 
 前半の最初のうちは大宮がペースを握っていたようで早い時間に先制をしました。9分に大宮は左サイドから泉澤が仕掛け、サイドを上がってきた中村へ。中村の上げたクロスにズラタンがヘッドで合わせて先制しました。ビデオで見てみると本当にお手本のような形。いつもこのくらい迷いなくボールが回ると気持ちが良いのでしょうが。


 さて私がスタジアムで観戦したのは25分を過ぎたあたりから。ここからハーフタイムまではどちらもパッとしない内容だったように思います。どちらかというと大宮の守備のマークが甘くかなり相手にチャンスの一歩手前の形を作られていましたが、清水もそこでミスをして決定機を作れないといった具合です。危ない形を作られているのは明らかに大宮の方であり、後半修正できなければ追いつかれそうだという嫌な予感はしていました。

 後半に入り悪い予感が的中。ついに同点に追いつかれました。本田のゴールはペナルティエリア内左寄りの位置からオーバーヘッドで決めた素晴らしいものでしたが問題はそこにつながるまでのプレーです。左サイドから簡単にクロスを上げられ中央のノヴァコヴィッチにもフリーでつながれました。このあたりのマークの甘さはなかなか修正できないものでしょうか。
 同点ゴールの後は清水の攻撃に勢いを感じました。クロスがフリーになったノヴァコヴィッチにピタリとあった時は完全にやられたと思いましたが、シュートは北野の正面で救われました。大宮は橋本に代えて渡邊を入れ徐々に流れをつかみ始め、73分にコーナーキックから家長がダイレクトで右足で合わせて再びリード。そこからの約20分をなんとか失点せずに凌いで久しぶりのNACK5での勝利となりました。

 先々週の熊谷での鹿島戦を観戦しましたが、この試合も似たような展開での勝利です。内容が劇的に良くなったとは思えませんが、まず先制ができているのが大きく失点しても取り返す力が出てきました。またリードした後の逃げ切りもかなりひやひやさせられる内容ではあるものの選手交代なども理解できるものであり、選手にとっても自分の役割がはっきりしてプレーしやすくなっているのではないかと想像します。このあたりはチームや選手のことをよく理解している渋谷監督の強みだと思います。


 こういう試合は心臓によくないです。ゴール裏の清水サポーターエリアにも悲壮感漂う言葉があちこちに見えました。これからも厳しい戦いが続きます。


 とにかく大宮にとってこの勝利は非常に大きいものでした。ここでもし負けていたら残留争いをすることも厳しくなってしまったかもしれません。とりあえずこれでスタート地点に着くことができました。次節からも本当に大事な試合が続きますがライバルチームの残り試合対戦相手を見るとまだ大宮が不利なのではないかと感じます。
 そんな状況で、大宮はムルジャと菊地がともに3週間程度離脱という嫌なニュースがありました。試練は続きますがまずは次の甲府戦は絶対に落とせません。この試合もドローではなく勝利が必要になります。果たしてどうなるか。


2014 Jリーグ Division1 第26節
2014年9月27日(土), 18:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 清水エスパルス 2:1 (1:0)
大宮: 北野 - 今井, 横山, 高橋, 中村 (87. 福田) - 金澤 (83. 和田), カルリーニョス, 家長, 橋本 (64. 渡邊), 泉澤 - ズラタン
清水: 櫛引 - ブエノ, 平岡, 三浦, 河井 (76. イ キジェ) - 石毛 (84. 金子), 本田, 六平, 水谷 (67. 高木) - 大前, ノヴァコヴィッチ
得点: 1:0 ズラタン (9.), 1:1 本田 (50.), 2:1 家長 (73.)
警告: / - /
観客: 11,684人
主審: 松尾 ー

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2014.09.15 (Mon)

2. ブンデスリーガ2014/2015 第5節 ボーフム vs. カールスルーエ

 ツヴァイテリーガが開幕して4試合、ボーフムは2勝2分で勝点8と予想以上の好スタートを切りました。クラブとして明確な目標は掲げてはいないもののホーホシュテッターSDやノイルーラー監督はインタビューなどで今季は残留争いはせずにシーズンを乗り切ること、今季の昇格は現実的ではないが中長期的には1部復帰を目標にしたいと語っていることから中位あたりを目標に見据えているものと思います。
 今節の対戦相手カールスルーエ(以降、KSC)もここまで2勝2分。昨季は昇格チームながら安定した力を発揮し昇格争いにも絡んできました。今季も引き続きカウチンスキ監督が指揮をとり選手の大幅な入れ替えはなくピンポイントでの補強を行ったことからも今季は昇格争いを期待する声が大きいようです。ちなみにKSCもクラブとしてのオフィシャルな目標は掲げていないようです。

 まだ時期は早いですが無敗同士の対戦ということで今節では最も注目される一戦となりました。そしてもう一つ注目したいのが両チームには日本人選手が在籍しているということです。現在、KSCのSDを務めるイェンス・トット氏はボーフムSD時代に日本に何度も出向き、当時ジュビロ磐田の山田大記の獲得を目指していました。しかし、移籍金が発生するため財政難のボーフムは山田を獲得できず代わりに移籍金がかからない田坂を獲得したのです。そしてKSCのSDとなった今、念願かなって山田の獲得に成功。今節、その田坂と山田の対戦が実現したわけです。

 そんな日本人対決があったものの当然ながらツヴァイテリーガでは日本のTV局はどこも取り上げてくれるはずもなくひっそりと試合が行われました。いやもちろんボーフムのスタジアムには2万人以上の観衆が入ったのですが・・・。
 試合は前半KSCのペースで展開しました。19分にKSCは左サイドでミツァンスキから完全にフリーとなったケンペへパスが出てケンペのクロスにトーレスが頭で合わせて先制ゴールを決めました。このシーンはまずミツァンスキに対してロジラ、チェロッツィ、テラッツィーノの3人が追いかけてしまいケンペを完全にフリーにしてしまったこと。さらにケンペのクロスに対してゴール前でペアテルがあっさりとトーレスに前に入られてしまったこと。この2つのいかにもボーフムらしい守備のミスが重なった失点でした。その後もボーフムはサイドを簡単に破られ決定機を与えるなどサイドバック、特に左のペアテルの守備の弱さを突かれピンチの連続でしたがエッサーの好セーブとミツァンスキの決定力の無さに救われて1失点だけでハーフタイムに入ることができました。

 後半はしばらく互角の展開が続いていましたが、62分にボーフムが同点に追いつきます。テロッデが左サイドをドリブルで攻め込みシュートは相手DFに跳ね返されましたがそれを拾い中央のラッツァへ折り返すとラッツァの浮かせ気味のパスにゴール前に走りこんだ田坂が右足で合わせて決めました。これは素晴らしいゴールでした。その後は途中から入ったグレゴリチが攻撃にうまく絡みパスワークで攻め込むボーフムに対して、中盤でのプレスから奪ったボールをトーレスに集めカウンターを狙うKSCが一進一退の攻防を展開。またベンチスタートだった山田も登場し田坂とのマッチアップも見られるなど見応えのある試合になりましたがお互いゴールは奪えず1:1のドローに終わりました。

 ボーフムにとってこの試合は3試合目のホームゲームでしたが、これでいずれも1:1のドローでいまだに勝利はありません。昨季もホームでの弱さが課題になっていたので何とかホームで勝利が欲しいところですが、相手が昇格候補のフュルトやKSCであり内容もさほど悪くはないのでまだファンの不満は蓄積していないでしょう。運悪くホームゲームはこの先しばらく強敵との対戦が続くのですがなんとか早めに勝利が欲しいところです。

 ここまでのボーフムの好調の最大の理由は新加入選手の期待通りの活躍であると言えるでしょう。個人的に両SBの守備に若干不安を感じるものの昨季と違って明らかに期待外れという選手はいません。今季のボーフムはシーズン開始後の補強も的確でした。移籍市場が閉じる直前にブンデスリーガでも実績のあるFWのフォルセルとMFのヴァイスを補強。そして公式戦での出場経験はないもののU-20ドイツ代表で将来性も期待されるCBのカクタルアをレンタルで獲得しました。フォルセルとカクタルアはこの試合も途中交代で出場。カクタルアはツヴァイテリーガのデビューとなりましたが、デビュー戦とは思えない落ち着きぶりに将来は大物になりそうな予感を抱かせてくれました。

 さてこの試合でも無敗を守ったボーフムですが、率直に言って戦術的な部分を含めたサッカーの内容そのものは特段良いとは思えません。この試合でもノイルーラー監督はあえてこれまでの4-4-2から、田坂を司令塔に据えた4-2-1-3という攻撃的なフォーメーションを試みましたが、KSCのしつこいディフェンスに手を焼き十分機能しなかったと思います。
 ただし明らかに昨季よりも改善されたのは、CBの安定感、前への推進力、FWの決定力の3点ではないでしょうか。これらは本当に大切なことサッカーの内容が多少悪くても失点の減少と得点の増加である程度のポイントは拾えるのです。ボーフムの試合を観戦するときに昨季のようなイライラは感じずには済みそうです。そろそろスタジアムで生観戦したくなってきました。


2. BUNDESLIGA 2014/15, 5. Spieltag
13.09.2014, 18:30 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - Karlsruher SC 1:1 (0:1)
Bochum: Esser - Celozzi, Simunek, Fabian (43. Cacutalua), Perthel - Latza, Losilla - Sestak (78. Forssell), Tasaka, Terrazzino (61. Gregoritsch) - Terodde
KSC: Orlishausen - Klingmann, Gulde, Gordon, Kempe - Peitz - Torres, Krebs, Yabo (46. Nazarov), Valentini (66. Yamada) - Micanski (78. van der Biezen)
Tore: 0:1 Torres (19.), 1:1 Tasaka (62.)
Gelbe Karten: Sestak - Yabo, Peitz
Zuschauer: 21.168.
Schiedsrichter: Knut Kircher (Rottenburg)

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22:15  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.09.15 (Mon)

ブンデスリーガ2014/2015 第3節 グラートバッハ vs. シャルケ

 個人的な話ですが、最近は平日は出張し週末に自宅に戻る生活を繰り返しております。滞在先ではネット環境が整っていない関係で平日開催の試合などはライブ(に近い形)で試合を見ることができません。その場合はiPhoneでドイツ語の実況を聞くか、Live Tickerを頼りにするしかありません。すでに今季のグラートバッハはリーグ戦2試合の他にELプレーオフ、DFBポカールを含め公式戦を5試合戦っていますが、しっかりと見ることができたのはDFBポカールの1試合だけ。リーグ戦2試合はだいぶ時間をおいてからfohlen.tvの録画を見ました。結果を知ってから録画を見るというのはあまり好きではなく、やはり試合の行方がどうなるか知らないまま興奮しながら観戦したいものです。今季はグラートバッハはELを戦うため、必然的にELは平日、リーグ戦は日曜の遅い時間の試合が組まれることが多くなりますが、私の仕事もしばらく変わらないので今季はしっかりと見ることができる試合の数は減ってしまうと思います。

 前置きが長くなりましたが、第3節のシャルケ戦は土曜日開催、しかもFOXスポーツでLIVE中継されるということで今季初めてリーグ戦を観戦できました。この試合がTV放送されるのはシャルケに内田選手がいるからという理由だと思います。残念ながら内田選手は怪我のため欠場しましたが、個人的には内田選手に感謝しています。

 さて、代表の試合による短い中断明けのこの試合、グラートバッハは代表に選出された選手のうち日程の関係で合流が遅れたトラオレがベンチスタート、代わりにホッフェンハイムから加入したファビアン・ジョンソンが左SHでプレーしました。一方のシャルケはこのところ怪我や体調不良の選手が多く、フンテラールやドラクスラーがベンチスタートになるなどメンバーのやりくりに苦労しているようですが、それでもシャルケはシャルケ。
 序盤はシャルケの攻撃に勢いがありましたが、グラートバッハは危ないながら何とか凌ぐと徐々にグラートバッハが攻撃を仕掛けるようになっていきます。そして17分、クラマーの縦パスをクルーゼがワンタッチでサイドへ。完全にフリーでパスを受けたハーンがドリブルで駆け上がりGKとの1対1を落ち着いて決めて先制します。いかにもグラートバッハらしいスピードのあるカウンター攻撃でした。前半はお互いチャンスを作りつつもゴールはこの1つだけに終わりました。
 後半は50分にグラートバッハがクルーゼのコーナーキックをハーンが頭で決めて2点目。直後にシュトランツルがペナルティエリアで空中戦で手を出してハンドを取られチュポモティングにPKを決められ再び1点差。しかしすぐそのあとに中盤からの長いスルーパスに反応して抜け出したクルーゼがGKとの1対1を決めて2点差にしました。79分には途中交代で入ったヘアマンの右からのクロスに対する相手DFのクリアボールにラファエルが詰めて駄目押し。
 後半のグラートバッハは得点シーン以外にもペナルティエリア内でのショートパスで相手を崩したり、ハーンやフルゴタのディフェンスラインの裏への飛び出しでGKと1対1になるなど決定機を数多く作りました。本当ならあと2点くらい決めておきたかったところですが、まず攻撃に限っていえば久しぶりに楽しく見ていられる試合でした。
 2ゴールを決めた新加入のハーンはすっかりチームに溶け込み連係面でも全く問題はありません。ハーンに関しては個々のプレーは粗削りな部分はありますが、持ち味のスピードだけでなく、相手のマークを外してフリーになるのも得意で決定機でも落ち着いてシュートを撃てる選手だという印象を持ちました。今季は右SHとして相当得点に絡む活躍をしそうです。
 そして何といってもクルーゼです。彼は尿管結石の手術の影響でリーグ戦の開幕から休んでおり、その間フルゴタが結果を残していたこともあり心中穏やかではず。それでも試合に復帰していきなり1ゴール2アシストの活躍をするあたりはさすがです。ラファエルとの素晴らしいコンビネーションも健在でした。
 途中交代で入ったフルゴタやヘアマンもよいパフォーマンスを示していたことを見ても攻撃面については本当にポジション争いが良い効果をもたらしているという印象を持ちました。もちろんこの試合については相手の調子が悪かったことは十分に考慮しなくてはなりませんが・・・。
 一方で守備に関しては大いに課題が残りました。結果的には1失点で済んだものの実際には何度もディフェンスラインを崩され決定機を与えるシーンが目立ち、ゾマーの好セーブがなければあと3失点くらいしていても不思議ではありませんでした。今後は守備の強化にも力を入れてほしいと思います。

 リーグ戦での勝利をTVで見届けて私もようやくブンデスリーガが開幕したのだという気持ちになってきました。次週は平日にヨーロッパリーグのグループステージ、ホームでビジャレアル戦、そして週末にはアウェイでのケルン戦が控えています。ケルン戦といえば私も必要以上に応援に熱が入ってきます。この試合もTV中継があるようですので楽しみにしたいと思います。


1. BUNDESLIGA 2013/14 3.Spieltag
13.09.2014, 18:30 Uhr, Stadion im Borrusia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - FC Schalke 04 4:1 (1:0)
Borussia: Sommer – Jantschke (46. Herrmann), Stranzl, Dominguez, Wendt – Kramer, Xhaka – Hahn, Johnson – Raffael (82. Hazard), Kruse (77. Kruse)
Schalke: Fährmann – Clemens, Höwedes, Ayhan, Fuchs (46. Draxler) – Höger (63. Huntelaar), Neustädter – Sam, Boateng, Aogo (71. Friedrich) – Choupo-Moting
Tore: 1:0 Hahn (17.), 2:0 Hahn (50.), 2:1 Choupo-Moting (52., Handelfmeter), 3:1 Kruse (56.), 4:1 Raffael (79.)
Gelbe Karten: Stranzl, Hahn - Höger, Neustädter, Boateng
Zuschauer: 54.010 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Dr. Felix Brych (München)

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18:07  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.09.15 (Mon)

2014 J-League Division 1 第23節 大宮 vs. 鹿島

 年に一度熊谷で開催されるホームゲーム。例年は暑い時期に開催されていた印象が強いのですが、今年は季節が秋に移り変わろうとする時期で、昼間はそこそこ暑かったのですが試合が始まる頃にはすっかり涼しくなりサッカー観戦もしやすかったです。今年は対戦相手が鹿島アントラーズということで入場者数もNACK5では収容しきれない14,182人を数えました。私はキックオフの2時間近く前にスタジアムに着いたのですが既にスタジアム横の駐車場は満車。少し離れた場所の駐車場に止めました。余談ですが、こちらの駐車場に止めてしまうと帰りは駐車場から出るのに非常に時間がかかるのですがこればかりは仕方がありません。


 大宮は渋谷監督就任後初のリーグ戦です。3日前に天皇杯(愛媛FC戦)が公式戦初采配となりましたが、その時とは相手の所属リーグも違えば、リーグ戦との試合間隔が短いこともあって控え選手中心のフォーメーションでした。監督が代わってもいきなりチームは変わらないと思いましたが、スタメンには明確に違いが表れていました。ファンの多くが違和感を感じていた高橋のSBと今井のCBは解消されそれぞれ本来もポジションに戻り、泉澤やカルリーニョスがスタメンで起用されました。

 前半は鹿島が押し込む展開となりました。大宮のディフェンスラインは非常に不安定な上、自陣でミスをするため怖くて見ていられない状態。また鹿島のFWダヴィの動きについていけず何度も決定機を与えてしまいます。それでも最後の部分で踏ん張りゴールを許しませんでした。仮に鹿島がこの時間帯に1点でも決めていれば一方的な展開もあり得たと思います。
 そして34分、大宮の左サイドから泉澤がドリブルで攻め込みシュートを放ち、相手に当たってこぼれたボールをムルジャが決めて大宮が先制します。その後大宮も自信を持って攻め込むようになりますが追加点は奪えずに前半を終了しました。


 後半は完全に鹿島のペースとなり大宮はほとんどの時間を守備での対応に追われることになりました。今季の大宮はこれまでの経験上、このような展開で無失点で耐えられたことはほとんどなくいずれ失点はするだろう。問題はいかにしてあと1点、または2点が取れるのだろうかと
 案の定、69分にコーナーキックから昌子に決められ同点に追いつかれます。ちょうどその時にムルジャが接触プレーで倒れ一時的に外に出ていたという不運はありましたが、大宮の失点パターンの一つとして見慣れた形です。いつもならここでガタガタと崩れ失点を重ねるところですが、この試合の大宮はなんと再びリードを奪います。74分にカルリーニョスのフリーキックのこぼれ球を高橋が決めました。
 ここから試合終了までの時間は本当に長く感じました。大宮が完全に守りに入ったこともあり鹿島が一方的に攻め込む形が延々と続きます。さらに主審も明らかに鹿島寄りの笛を吹くものだから気が気でありませんでした。Jリーグでは普段は4分取られるアディショナルタイムもこの試合は5分。その間にも非常に危険なシーンが何度もありました。結局、大宮が何とか逃げ切りましたが、大宮の選手は本当に全員で良く守り切ったと思います。 


 大宮の勝利はゴールデンウィークのアウェイFC東京戦以来とのこと。ワールドカップの中断期間を挟んでいるとはいえ実に4か月ぶりのことなのです。
 鹿島相手の勝利は大方の予想を覆すもので番狂わせと言ってよいでしょう。しかし試合内容は何も変わっておらず、はっきり言ってしまうと相手に助けられた勝利だったと思います。しかも残留争いのライバルも揃って勝利したため大宮の残留の可能性は極めて低いという状況は全く変わりません。それでもこの久しぶりの勝利は選手には自信になったはずです。次の試合への期待が大きくなりました。


2014 Jリーグ Division1 第23節
2014年9月13日(土), 18:00, 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
大宮アルディージャ - 鹿島アントラーズ 2:1 (1:0)
大宮: 北野 - 今井, 横山, 高橋, 中村 (65. 和田) - 金澤, カルリーニョス, 家長, 泉澤 (89. 富山) - ムルジャ (84. 増田), ズラタン
鹿島: 曽ヶ端 - 西, 山村, 昌子, 山本 - 柴崎, 小笠原, カイオ, ジョルジ ワグネル (54. 中村), 土居 (56. 遠藤) - ダヴィ (74. 赤﨑)
得点: 1:0 ムルジャ (34.), 1:1 昌子 (69.), 2:1 高橋 (74.)
警告: 金澤, 泉澤 - 中村
観客: 14,182人
主審: 村上 伸次



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2014.09.07 (Sun)

2014 J-League Division 2 第30節 水戸 vs. 山形

 今季初めてケーズデンキスタジアムで水戸の試合を観戦してきました。水戸の試合自体は1か月前に京都で観戦していますので今季2試合目ということになります。


 この試合、当初スタジアムでの選手紹介では山形はディエゴが出場となっていましたが練習中にアクシデントがあったようで変わって萬代が出場となりました。水戸は新里、冨田、細川の3バック、一方の山形は4バックでスタート。序盤はどちらもパスがつながらず1対1での潰しあいの多い展開ではありましたが、どちらかと言えば水戸が良かったと思います。システムの違いから生まれる中盤のスペースをうまく使い左サイドの田中がたびたび抜け出し中央へクロスを入れる形が見られ、クロスの精度や三島らとのタイミングがうまく合えばゴールも期待できそうな感じではありました。しかし、前半27分に山形は早くも選手交代で対応し3バックに変更します。水戸と同じシステムにシステムに切り替えると水戸の攻撃は抑え込まれ試合は膠着してしまいました。その結果、前半は特に見どころなく終了しました。


 後半は山形が中盤を支配するようになり開始早々から途中交代で入った小林がたびたび右サイドを抜け出してクロスを上げるなど押し気味の展開になりました。水戸は前半よりも運動量が落ち中盤が間延びしてしまいました。
 チャンスをゴールに結びつけられなかった山形ですが、ついに78分に先制に成功します。左からのスローインからのボールを受けたロメロ フランクの強烈なシュートを本間がはじきましたがそこに詰めていた石川竜也が蹴りこみました。終盤、水戸はロングボールを主体に攻めますがチャンスは作れないまま試合が終わりました。


 水戸にとっては完敗と言ってよい試合ではないかと思います。30分以降はほとんど良い場面を作れませんでした。この試合でポイントになったのはやはり前半の山形のシステム変更。山形の石崎監督は舩津について試合後に「最初は右サイドバックだったのですが、どうしても相手の左サイドに対する守り方のところで対処できていなかった。出来が悪かった分、3バックにしたほうが安定するだろうと。3バックになってからある程度いい仕事はできたと思います」とコメントしています。試合が始まって明らかになった問題点に対する素早い対処、これがこの試合の山形の勝因ではなかったかと思います。それに対して水戸は攻撃に工夫がほとんど見られなかったのが残念です。
 この試合の結果で水戸は8試合勝利なし。しかも4試合連続無得点と深刻な得点力不足に陥っています。この試合も終わってみればシュートはわずか5本。決定機は1つもなかったように思います。次回の観戦では良い試合を見たいものです。

引用:【J2:第30節 水戸 vs 山形】石崎信弘監督(山形)記者会見コメント(14.09.06) (J's GOAL)

2014 Jリーグ Division2 第30節
2014年9月6日(土), 18:03, ケーズデンキスタジアム
水戸ホーリーホック - モンテディオ山形 0:1 (0:0)
水戸: 本間 - 新里, 冨田, 細川, 田中 - 西岡 (46. 内田), 船谷, 広瀬, 吉田 (86. 鈴木(隆)) - 三島, 馬場 (44. オズマール)
山形: 山岸 - 舩津, 當間, 石川(秀), 石川(竜) - 宮阪, ロメロ フランク (86. 山崎), 松岡 - 比嘉 (27. 小林), 萬代 (72. 林), 中島
得点: 0:1 石川(竜) (78.)
警告: 細川, オズマール - /
観客: 4,449人
主審: 長谷 拓

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17:15  |  J-League  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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