2014.12.24 (Wed)

2014年の終わりに

 さて2014年もいよいよあと1週間で終わります。年内の投稿はこれが最後になりますので例年通り簡単に自分の見てきた2014年のサッカーについて振り返っておきます。

ブンデスリーガ
 ブンデスリーガはボルシア・メンヒェングラートバッハを中心に見続けていますが、今年のグラートバッハの充実ぶりは大変うれしく思います。2013/14シーズンはシーズン6位、そしてプレーオフにも勝利し2シーズンぶりにELで戦うことになりました。戦力の補強にも成功し、2014/15シーズンは公式戦18試合無敗というクラブ記録も作りました。結果的にELは決勝ラウンドへ進出、リーグ戦も4位につけ、さらにDFBポカールも勝ち残っています。ただ、試合数が増えたためになかなか試合を追うのが難しくなってきたことという少々嬉しい悩みが生じました。
 またツヴァイテリーガではSCパダボーンのブンデスリーガ昇格という嬉しい出来事もありました。そしてここまでは予想以上の健闘を見せてくれています。リーグ戦の後半も地道に勝点を積み上げてなんとか1部残留してほしいと思います。
 残念なのはボーフムです。ある程度予想はしていましたが昨季後半に失速し辛うじてツヴァイテ残留を果たすという状況。今季は補強がうまくでき良いスタートは切れたもののその後失速。つい先日、かなり悪い状態で監督交代となってしまいました。来年の最大の懸念事項です。

Jリーグ
J1の大宮を中心に試合を観戦しましたが、残念ながらJ2降格となりました。ただこれは昨年からの流れで当然の結果だと思います。以前の投稿でも記したのですが、
現時点ではどうやらクラブに根本的な部分での改革の動きはないようですが本当にそれでよいのでしょうか。私は見守ることしかできませんが。さて、来年の大宮はJ2で戦うことになりますが、試合日程の都合もあり残念ながら私はあまり観戦はできなくなると思います。

 さて、最後になりますが、このブログを訪問していただいた皆様、今年一年どうもありがとうございました。毎年の繰り返しでややマンネリ化してしまいました。そろそろリニューアルしようか、いやそんなことする意味ないし、むしろ閉じてしまおうか等といろいろ考えているのです。もともと自分のメモに近い目的で始めたものですので何かためになる情報があるわけではないし、最近は自分自身にとってもあまり意味のないものになりつつあるなと感じるのです。
 でもまだとりあえずは惰性で続けるつもりですが更新頻度は大幅に下がると思います。

2014年12月24日
reis

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2014.12.22 (Mon)

2. ブンデスリーガ 2014/15 第19節 ボーフム vs. アウエ

 ボーフムにとって年内最後の試合となるツヴァイテリーガ19節ホームでのアウエ戦。ホームで弱いボーフムにとってホームゲームが常に正念場となっています。対戦相手のこの試合前の暫定順位で最下位となっています。偶然にもこのところボーフムはホームゲームでは最下位チームとの対戦が続いており、なんとこれで4試合連続(12節1860戦、14節アーレン戦、16節パウリ戦、19節アウエ戦)となりました。

 お互い様子を探り合うような展開から最初に決定機を得たのはボーフムでした。しかし、ペナルティエリア内正面でフリーでボールを受けて放ったテロッデのシュートはゴール左へ外れてしまいました。その後はアウエがペースをつかみカウンターを主体にした攻撃でたびたびボーフムゴールに迫ります。そして34分にセットプレーからGKエッサーの弾いたボールをクリングバイルが拾いシュートを決めて先制しました。この時間帯のボーフムディフェンスはアウエのカウンターに全く対処できていない状態。左サイドはアウエのノヴィコヴァスを全く抑えきれず何度も危険なクロスを入れられ、中央からはパス交換でゆさぶりをかけられ簡単にシュートコースを開けてしまいます。エッサーの好セーブ連発とアウエの決定力の無さに救われて1点差でハーフタイムに入れたのは幸運だったとしか言えません。

 ハイネマン監督はハーフタイムにカクタルアとラッツァを諦めベテランのブッチャーと若いギュンドゥスを入れます。個人的にブッチャーの守備はあまり評価していないのですが、この試合は彼が入ったことで守備が安定しました。またギュンドゥスは積極的なプレーでチームを活性化させましたが、周囲との連係はまだまだという印象が残りました。後半はボーフムが攻める時間が長くなりましたが、攻撃のバリエーションが少なく、パスミスやクロスの精度の低さなど個人のミスが多すぎて良い形でフィニッシュまで持ち込めません。さらには主審の不安定なジャッジや相手の挑発に乗って興奮している様子も見られ非常に悪い雰囲気で、ついにはベンチにいたホーホシュテッターSDが退席処分(といってもベンチのすぐ後ろにいましたが・・・)になってしまいました。しかし、89分にボーフムはシェスタークのクロスをテロッデが胸で落としたボールをヴァイスが決めて同点に追いついて辛うじてドローで試合を終えることができました。内容の悪さを考えれば結果には満足すべきでしょう。

 試合後のハイネマン監督のコメント
「ぎりぎりで追いつけたことはもちろん幸運だが妥当でもある。前半はすべてが満足とはほど遠いものだった。もっと高い位置でプレーしプレスもかけたかった。25分から35分にかけては憂慮すべき事態だった。我々の誰もが自信を持ってプレーしていなかった。ハーフタイムにはすべてをはっきりと伝えた。後半はチームとしてまとまった姿を見せることができたし、気持ちも入っていた。残念だったのはいくつかのジャッジによりある種の慌ただしさが入り込んでしまったことだ。」
結局、ハイネマン暫定監督が指揮した3試合はすべてドローという結果に終わりました。せめて1勝くらいさせてあげたい気になりましたが、このチーム状態では精一杯の結果でしょう。

 この試合、ボーフムの新監督に決定ファーベーク氏がスタンドから観戦していましたが彼の目にはこの試合はどのように映ったことでしょう。ばらばらになってしまったチームを本当の意味でのチームとしてまとめていくのは大変な作業だと思いますが幸いウインターブレイクが入ります。ファーベーク氏は昨季ニュルンベルクで失敗し結果的にチームを降格へ導いてしまったことから本当に大丈夫なのかと不安視する声も多数出ています。
 ボーフムは19試合を終えた時点でわずか4勝しかできず11位。特にホームゲームは1勝1敗8分(ちなみに引分け8試合のうち7試合が1:1というスコア)という勝負弱さが問題です。16位とは7ポイント離れているだけで、今の調子では残念ながらシーズン当初の目標であった「残留争いなしで最終的に中位?」は厳しい状態になりつつあります。新監督を迎えてのチーム作りがうまくいくことを願うしかありません。

<引用記事>
Stimmen (VfLボーフム公式サイト)


2. BUNDESLIGA 2014/15, 19. Spieltag
21.12.2014, 15:30 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - FC Erzgebirge Aue 1:1 (0:1)
Bochum: Esser - Celozzi, Cacutalua (46. Butscher), Fabian, Perthel - Losilla - Sestak, Weis, Latza (46. Gündüz), Tasaka (62. Forssell) - Terodde
Aue: Männel - Müller, Klingeil, Paulus, Miatke - Könnecke (75.Dartsch), Schönfeld, Benatelli (89. Sieber), Luksik - Diring, Novikovas (67. Löning)
Tore: 0:1 Klingbeil (34.) 1:1 Weis (89.)
Gelbe Karten: Perthel, Gündüz - Müller, Benatelli, Schönfeld
Zuschauer: 12.025.
Schiedsrichter: Dr. Robert Kampka (Mainz)


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21:19  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.12.21 (Sun)

ブンデスリーガ2014/2015 第17節 アウクスブルク vs. グラートバッハ

 ウインターブレイク前の最後の試合となるブンデスリーガ第17節、グラートバッハはアウェイでアウクスブルクと対戦となりました。アウクスブルクとはブンデスリーガ1部では毎回接戦を展開しているのですが、アウェイでは一度も勝利していません。今季はアウクスブルクも好調で上位争いに加わっており好ゲームが期待されていました。

 グラートバッハは1点を取るのに苦労するだろうと思っていたところ意外にもあっさりと先制に成功しました。2分にグラートバッハ最初のコーナーキックに対するペナルティエリア内での空中戦でアウクスブルクのCB、カルセンブラッカーがまるでバレーボールでもしているかのように手を出してハンドを取られます。このPKをクルーゼが決めました。
 ラッキーな形でリードしたグラートバッハにはさらにビッグチャンスがありました。左サイドで相手ディフェンスラインの裏を取ったクルーゼにシャカから絶妙なパスが出ました。しかしクルーゼから中央に入れたクロスにフルゴタが走りこみますが利き足の左足に合わせられず絶好のチャンスを生かせませんでした。ELでは期待に応えているフルゴタ、前節ではリーグ戦でもゴールを決め調子は良いように見えますが、この日は全く精彩を欠いていました。出来、不出来のムラをなくさないと信頼は得られません。そして結果的にはこの攻勢に出ていた時間に追加点のチャンスを逃したことがとても痛かったのです。
 アウクスブルクは20分に中盤でのパス交換から右サイドをエスヴァインが抜け出して中央へ低いクロスを入れると、左のアルティントップを経由して中央からフォイルナーが左ポストに当ててゴールを決めて追いつきます。さらに後半に入りアウクスブルクは中盤からサイドのエスヴァインに展開したボールに対しヤンチュケが対処を誤り完全にフリーにさせてしまいます。エスヴァインは中央にクロスを入れるとボバディージャが決めて逆転。そしてこれが決勝ゴールとなりました。

 この試合、敗れたグラートバッハの出来はさほど悪かったとは思いませんが、全体的に体が重そうに見えました。このイングリッシュウィークは日程上両チームにとって条件は同じですが、やはりグラートバッハはリーグ戦とEL、DFBポカールを並行で戦ってきているので積み重なった疲労が出てきていても不思議ではありません。またグラートバッハにも何度も決定機はありましたが不運にもアウクスブルクのGKが当たっていて再三にわたって好セーブを連発しました。一方、守備面ではグラートバッハは相手の右サイドを好きなように使われてしまいました。おそらくこの試合のベストプレーヤーの一人であろうエスヴァインが気持ちよさそうにプレーしていました。スピードのあるエスヴァインに相対するのがスピードに難のあるドミンゲスだったというのは致命的。ローテーションを考慮してはいたと思いますが、この点は考慮してほしかったところです。そしてもう一つ、失点に絡む場面では致命的なミスがありました。これも疲労が影響していたのかもしれません。
 それにしてもアウクスブルクは良いチームです。これまでもアウクスブルクには苦労させられましたが、その時は組織的に守られスペースが作れずに得意のカウンターが使えない形だったと思います。しかし、この日は攻守の切り替えが早く中盤の選手が流動的に動きスペースを作ると、スピードのある選手が迷いなく突破を図ってくる。ある意味では昨シーズンのグラートバッハが得意としていたような戦術を仕掛けられてしまったという印象が強いのです。要は相手の良さを消す形から自分たちのスタイルを通す形に進化したのではないかと感じます。また個々の選手の非常に激しいプレーも印象に残りました。

 残念ながら敗れてしまったグラートバッハですが、リーグ戦を勝点27の4位で折り返すことになりました。首位のバイエルンは早くも独走状態、2位のヴォルフスブルクとも7ポイント差と開いてしまいましたが、3位のレヴァークーゼンとは1ポイント差です。また5位シャルケ、6位アウクスブルクとは勝点に差はなく混戦となっています。グラートバッハは昨シーズンもこの時期には3位につけていましたが、後半戦に失速したことは忘れることはできません。当然、ボルシアの面々も承知のこと。「昨年、我々はこの時期に似たような位置にいたけれど後半戦につなげることができなかった。中断明けのリーグ戦後半はさらに良くすることが大切だ」(ヤンチュケ)。「我々はすべての大会において良い状況にいる。しかし中断明けは再びアクセルを踏まなくてはならない」(エベールSD)というコメントが出されています。

 グラートバッハに関する投稿は今年はこれで最後になります。これまではこの時期グラートバッハには残念な気持ちだったり、不安な気持ちにさせられることが多かったのですが、ここ数年は本当に心から楽しませてもらっています。今年もよい1年だったと思います。ファンの1人としてグラートバッハの監督、選手、クラブ関係者、そしてサポーターには感謝しています。そして来年も引き続きグラートバッハの快進撃を祈ります。

<引用記事>
Jantschke: "27 Spiele gehen an niemandem spurlos vorüber" (RP Online)


BUNDESLIGA 2014/15 17. Spieltag
20.12.2014 15:30 Uhr, SGL-Arena, Augsburg
FC Augsburg - Borussia Mönchengladbach 2:1 (1:1)
Augsburg: Manninger – Verhaegh, Callsen-Bracker, Klavan, Baba – Baier – Feulner – Esswein, Altintop, Caiuby – Bobadilla (80. Kohr)
Borussia: Sommer – Korb (78. Johnson), Brouwers, Jantschke, Dominguez – Xhaka, Kramer – Hahn (61. Herrmann), Hazard – Kruse, Hrgota (61. Traoré)
Tore: 0:1 Kruse (02., Handelfmeter), 1:1 Feulner (20.), 2:1 Bobadilla (51.)
Gelbe Karten: Callsen-Bracker, Baba, Kohr - Traoré, Kramer
Zuschauer: 30.660 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Bastian Dankert (Rostock)

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20:29  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.12.13 (Sat)

ボーフムがペーター・ノイルーラー監督を解任

 ボーフムがペーター・ノイルーラー監督を解任しました。公式サイトによればクラブ幹部がノイルーラー監督による振る舞いやこの数日の不適切な発言はクラブを傷つける行動だと見て解任に踏み切ったようです。また、不適切な形でクラブ幹部の仕事に関して言及したある選手を支援したとも記しています。

 問題となったのは11月29日に行われたアウェイでのインゴルシュタット戦。ホームでアーレンを4:0で破り遅ればせながらホーム初勝利を記録した次の試合です。私自身も本ブログのアーレン戦に関する投稿でボーフムの勝利が本物かどうかの試金石になるのではと書いた試合です。この試合、私は残念ながら見ていないのですが、様々なメディアのレポートでは、終始相手の攻撃を受けて90分間無抵抗のまま敗れたようです。スコアは3:0でしたがルーテの好セーブやポストに何度も救われるなど実際は大敗となっていてもおかしくない内容だったとのこと。この試合の内容をどう見るかでクラブ幹部と監督(そしておそらく選手も)と対立が表面化することになりました。
 まず、この試合に関してホーホシュテッターSDは"peinlich"(お恥ずかしい)という言葉で試合内容を批判しましたが、これに対しノイルーラー監督は「決して恥ずかしい内容ではない。確かに我々は力を出し切れなかったが、インゴルシュタットが強いチームであることは受け入れるべきだ。」と反論。
 そして決定的だったのがルーテによるハンス・ペーター・ヴィリス会長への批判です。インゴルシュタット戦についてヴィリス会長は「メンタリティ、能力、気骨などは私には見えなかった」とコメント。それに対してキャプテンのアンドレアス・ルーテが、「もしそのような発言をするのであればここに姿を見せてほしい。チームの中にいるのであればそのような発言もわかるがそうでないなら黙っているべきだ」の批判ととれるコメントが公にされたのです。のちにルーテは謝罪のコメントは出しましたが、この件がノイルーラー解任の直接の理由になっているのは間違いありません。
 
 この件に関するノイルーラー氏の反応はWAZのインタビュー記事に掲載されていました。それによるとノイルーラー氏は「今回の決定には驚きを隠せない。私の契約は今季終了まで残っているがチームがいつでも解任できることは理解している。しかし、「クラブを傷つける行動」という責任をかぶせられることには反論する。確かに私はキャプテンと同意見ではあるが、そのことが「クラブを傷つける行動」になるとは思わない。」という内容のコメントを残しています。
 確かにこの話だけ切り出して見ると今回の解任の理由としては少々無理があるように思いますが、実際はホーホシュテッターSDをはじめとしたクラブ幹部がすでにノイルーラー監督の手腕に疑問を感じていてこの機会に解任に踏み切ったのではないかと推測します。とりわけホーホシュテッターSDとしては厳しい経営状況の中、頑張ってそれなりのクオリティを持った選手を揃えたのに監督から「今の選手のレベルでは厳しい。現実を見るべきだ」というコメントに不満を感じていたのかもしれません。

 今季のボーフムは素晴らしいスタートを切っただけにクラブ関係者だけでなくファンの期待値が上がってしまっているという背景があり冷静に考えればまだそれほど騒ぐ必要はないのではないかという意見もあるかと思います。リーグ戦序盤の貯金もありボーフムは 16節終了時点で10位につけており、このままフィニッシュすればまずまず想定内の順位のはずです。私もアーレン戦の後ではそう思っていました。しかし、試合をしっかりと見ればそうのんびり構えていられないということがわかります。
 問題となったインゴルシュタット戦の後のホームでのザンクトパウリ戦は3:3のドローでしたが、正直なところ現状ボロボロな状態のパウリに3失点(しかも追いつくたびにリードされるという展開)には呆れました。しっかりとしたコンセプトを持ち、それを戦術に落とし込んでいく。そして相手の戦い方に応じたゲームプランの修正など今のボーフムには皆無に見えます。昨シーズンに比べて個々の選手の質はあがっているので試合展開が偶然うまくはまれば大勝することはありますが、うまくいかなければ信じられないようなひどい内容で大敗するという、成り行き任せのサッカーになっているのです。近年のツヴァイテリーガは戦力が拮抗していて監督のチーム作りや戦術がチームの成績に大きく関連しています。昨シーズンのパダボーンの1部昇格などが良い例です。私自身もやはりノイルーラーではだめだと確信し、どこかで監督を変えなければボーフムはずっと下降線をたどっていくだろうと思わざるを得ませんでした。今回の解任劇はかなり強引な面がありノイルーラー監督には気の毒だと思いますが、チームを変えるためには必要だったと思います。

 少々批判的なことを書きましたが、私はノイルーラー監督を全面否定はしません。2シーズン前のリーグ戦終盤にチームが降格の危機に直面した時に就任し短期間でチームを甦らせたのはノイルーラー監督です。前任のナイツェル監督の選手起用にとらわれず使える選手と使えない選手を見極め、使える選手も適切なポジションで使うという当たり前のことを短期間で行い、沈み切っていたチームのモチベーションも上げた手腕は見事だと思いました。この時私は「ああ、やはりノイルーラーは常日頃からボーフムの試合をしっかり見ていたんだな。」と強く感じました。前述のインタビュー記事で今後ボーフムの試合をスタジアムに見に行くかとの問いには「ある人間がクラブに関わっている限りは間違いなくいくことはない。しかし試合の動向は追い続けるだろう。私のチームなのだから。」とチームへの愛着は見せてくれていることに何となく救いを感じます。

 ノイルーラー監督を解任したボーフムはウィンターブレークまではアシスタントコーチのフランク・ハイネマンが暫定監督としてチームを指揮します。後任監督はこの記事を書いている段階では決まっていませんが、どうやら昨シーズン終盤にニュルンベルクの監督を解任されたヘルトヤン・ファーベーク氏が有力のようです。現実に目を向けると今チームはばらばらの状態で、これを本当の意味での組織されたチームにしていくのは容易ではありません。それでも今は新監督の手腕に期待するしかありません。

<参照記事>
VfL hat Peter Neururer freigestellt (VfLボーフム公式サイト)
VfL-Kapitän Luthe kontert Charakter-Kritik von Aufsichtsratschef Villis (WAZ)
Warum Peter Neururer vorerst das VfL-Stadion meiden will (WAZ)


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17:35  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2014.12.09 (Tue)

2014 J-League J1昇格プレーオフ決勝 千葉 vs. 山形

 

 J1昇格プレーオフの決勝、千葉対山形の試合を味の素スタジアムまで観戦に行きました。私はこの数年千葉の試合はスタジアムで2、3試合観戦しているのですが例年リーグ戦の終盤に良いチームを作りながら不運にも昇格を逃し、そして残念なことに翌シーズンにはそれまで積み上げてきたものがリセットされてしまっている印象を受けていました。
 しかし、今年は例年よりも良いチームができているなという印象を持っていました。また関塚監督が指揮をとるようになってからそれらが試合の結果にも現れるようになってきただけにJ1への昇格を期待していました。
 対する山形はリーグ戦は6位に終わりましたが、終盤に調子を上げ天皇杯も決勝に進み、プレーオフの磐田戦では終了直前にGK山岸がヘディングで決勝ゴールを決めるなど勢いのあるチームという印象がありました。こういうチームが一発勝負では強さを発揮するのです。


 序盤はお互い慎重に戦う様子。一発勝負の重要な試合ですのでやむを得ないでしょう。しばらくすると千葉が何度かチャンスをつくるもののゴールは決まらず。最も惜しかったのは町田のヘディングシュートがゴール左をわずかに外れて行ったプレーでしょう。 
 しかしこの試合唯一の得点は山形に入りました。29分、宮阪の左からのコーナーキックのクリアが宮阪のところへ戻り、再び上げたクロスに山崎が合わせるとボールはポストに当たってゴールの中に入りました。ただ、私の位置からはよくわかりませんでしたがオフサイドかどうか非常に微妙なプレーだったようです。
 後半に入ると試合は膠着した展開になりどちらにも得点の気配は感じられなくなります。ただ前半同様どちらかと言えば千葉が押し込む時間が長く、その傾向は77分にケンペスが登場したあたりで顕著になります。それでも山形の体を張った守りはなかなか崩せず試合は終盤へ。千葉はいよいよパワープレーを仕掛けますが山形の粘り強い守備を前に不発に終わり、ついに試合が終了。山形のJ1昇格が決まりました。


 この試合を見て山形は非常にハードワークをするチームだと感じました。どの選手も守備をさぼるようなことがなく相手チームのパスの出し手にしつこくプレッシャーをかけ続けていました。これが千葉の選手のプレーの正確さを奪ったように思います。また攻撃に転じているときもバランスを崩すことなく守備が安定していました。このスタイルがJ1でどこまで通用するのか注目したいところではありますが、残念ながら私はJ1には個人的に関心のあるチームがいなくなってしまったのでなかなか見る機会はないでしょう。
 一方、3年連続でプレーオフ敗退となった千葉は本当に残念でした。この試合に関しては明らかに運に見放されました。押し気味の展開でほとんど決定機を作らせなかったにもかかわらず本来ならオフサイドと判定されておかしくないゴール1つで敗れてしまったのですから。しかも昇格を決める重要な試合で・・・。乱暴な言い方かもしれませんが、一発勝負のプレーオフは長いリーグ戦で積み上げてきた結果によるアドバンテージよりもそのときの勢いが上回って勝敗が決まってしまうことが多く、さらにこの試合のように審判のジャッジなどに左右されてしまうこともあり、どうもすっきりしない気持ちが残ります。まあ、つまりJ2を勝ち抜いて昇格を手にするのは本当に大変なことなのです。もうこうなったら千葉には来季はなんとしても2位以内でJ1昇格を勝ち取ってほしいと思います。


2014 Jリーグ Division1 昇格プレーオフ 決勝
2014年12月7日(日), 15:30, 味の素スタジアム
ジェフユナイテッド千葉 - モンテディオ山形 0:1 (0:1)
千葉: 高木 - 山口(慶), キム ヒョヌン, 山口(智), 中村 - 佐藤(勇), 佐藤(健), 幸野 (85. 田中), 町田 (77. ケンペス), 谷澤 - 森本
山形: 山岸 - 山田, 當間, 石井, 石川 - 松岡 (87. 舩津), 宮阪, キム ボムヨン - 山崎 (74. ロメロ フランク), 林, 川西 (90.+3 イ ジュヨン)
得点: 0:1 山崎 (29.)
警告: 町田 - 山田, 松岡, 林
観客: 35,504人
主審: 松尾 一

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2014.12.07 (Sun)

2014 J-League Division 1 第34節 大宮 vs. C大阪

 2014年のJリーグのいよいよ最終節。大宮はまだ降格が確定しない状況ではありますが、前節の結果で残留は極めて困難だと思っていました。しかし、今季最後の、場合によってはJ1最後になるかもしれない試合で意地を見せてほしいと思いスタジアムに向かいました。


 大宮は試合開始後すぐにペースをつかみ次々と決定機を作ります。しかし、橋本のシュートがポストに跳ね返されるなど運もなかったのかゴールを決めることができません。それでも21分にズラタンの左からのクロスを金澤が決めて先制。何度か危険な場面はあったものの全体的に押し気味で前半終了。もっともできれば最低でも2点差くらいにしておかなくてはいけない展開でした。
 今季の大宮はいくら優位に試合をしていても必ずどこかで失点する印象を持っているので私は1点リードではまったく安心できません。しかし、この試合の大宮は後半の早い時間に追加点を奪います。高い位置で相手ボールを奪った橋本から素早くパスが回り左サイドから切り込んだムルジャが落ち着いて決めました。これで私も一安心。このあとセレッソは選手交代などで攻め込む機会が増え何度もフィニッシュまで持ち込みますが、プレーの精度が悪く大宮は救われました。大宮の渋谷監督も運動量が落ちてきた選手を適切なタイミングで交代。この試合はフラストレーションを感じませんでした。
 結果的には2:0で完勝。サッカーの質はともかくとして今の戦力、戦術理解でできることはやり切ったと感じさせる試合で私自身も久しぶりに満足のできる試合を見ることができました。


 清水と甲府は予想通りドローで終わったため、大宮のJ2降格が決まりました。2004年シーズンで昇格を決めて以降10シーズンに渡り守ってきたJ1からついに落ちることになります。大宮は落ちそうで落ちないと言われていたようですが、昨年の後半からの低迷ぶりや今年の試合内容を考えれば降格は当然の結果として受け入れなくてはならないし、妥当な結果であったといえるのではないでしょうか。私は大熊前監督がチームのフォーメーションを変えながら試行錯誤をしている様子を見て時間を与えればよくなるのではないかと期待していました。ですのでワールドカップの中断期間を利用してやるべきことをしっかりと定め戦術も浸透させ中断明けからが勝負かなと思っていました。しかし、中断明けの数試合を見て何も変わっていないのを知り期待を裏切られた気がして絶望しました。結果論ですがその時点で監督を交代してほしかった。もう時間をかけてもよくなることはないと知ったからです。しかし、その後も大熊体制をずるずると引きずり監督交代に踏み切った時は既に手遅れでした。あとを引き継いだ渋谷監督も経験の浅さが采配に出た面はあるかと思いますが、むしろよく最終節まで持ちこたえたと思います。


 さて来季はJ2参戦となりますが、大宮は仮に今の戦力を維持したとしても1年での復帰は容易でないことはJ2降格した他の名門クラブを見れば明らかです。目標をどう設定するかはともかく復帰に数年はかかることを覚悟しておくべきでしょう。

 大宮というクラブはなんとなくプロになり切れずアマチュア時代の悪い面をひきづっているのではないかと疑ってしまいます。私はクラブの内情を詳しくは知りませんが、昨年の不可解なベルデニック監督の解任、今年の大熊監督解任の遅れやそれに関連するドタバタを見ているとそう思わざるを得ないのです。また、それらの問題は時折表面化はするものの結果的になんとかJ1残留を果たすことで、問題解決がうやむやにされてきたのではないかと思うのです。もしそうであれば今回の降格は良い機会です。本当の意味でのプロフットボールクラブに生まれ変わってほしいと思います。そのためであれば過渡期に数年間J2にとどまることも我慢できます。とにかくこの期に及んで何も変えようとせず問題を先送りにするようなことがないことを期待します。


2014 Jリーグ Division1 第34節
2014年12月6日(土), 15:30, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - セレッソ大阪 2:0 (1:0)
大宮: 清水 - 今井, 横山, 高橋, 中村 (90.+2 渡部) - 金澤, 和田, 家長, 橋本 (77. 泉澤) - ムルジャ, ズラタン (88. 富山)
C大阪: キム ジンヒョン - 染谷, 丸橋, 安藤 (78. 新井場), 山下 - 長谷川 (87. 秋山), 楠神 (67. 酒本), 杉本, キム ソンジュン - 永井, 南野
得点: 1:0 金澤 (21.), 2:0 ムルジャ (50.)
警告: ムルジャ, 横山 - 安藤
観客: 12,035人
主審: 飯田 淳平

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

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10:31  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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