2015.02.22 (Sun)

2. ブンデスリーガ 2014/15 第22節 カールスルーエ vs. ボーフム

 ウインターブレーク明け初戦となった第20節(ウニオン・ベルリン戦)はフェアベーク監督のボーフムでのデビュー戦。どういうサッカーをするのか注目されていましたが、全く期待を裏切る内容でこの先のリーグ戦に大きな不安を感じさせてくれました。続く21節、ホームでのブラウンシュヴァイク戦も早い時間に失点し30分くらいまでは覇気の感じられない内容でがっくりしていたところ、途中から息を吹き返し逆転勝利。なかなか勝てなかったレヴィアパワーシュタディオンでいきなり勝利を記録。今度は一転、期待を抱かせてくれることになりました。しかし、良い時間帯と悪い時間帯の差が大きく、かなり不安定でファンにとってもまだ不安の方が大きいのではないかと思います。今回は昇格候補のKSCとの対戦、しかも相手には日本人の山田大記がいるということで大変楽しみな試合となりました。
 山田大記は現在KSCのスポーツディレクターを務めるイェンス・トットがボーフム時代に獲得に動きながら移籍金がかかるため獲得を断念。その時に移籍金のかからない田坂を獲得しました。トットはボーフムを解任された後、KSCのスポーツディレクターに就任し今度はかねてから獲得を熱望していた山田を獲得したのです。その山田はツヴァイテのフィジカル面になれるのに少し時間を要したようですが今ではKSCの主力として活躍しチーム躍進の立役者になっています。そんな経緯もこの対戦を興味深いものにしていました。しかし本当に残念ながらこの試合、山田は出場しましたが田坂は怪我のため欠場です。

 この試合の前のプレスカンファレンスでフェアベーク監督は、相手のKSCについては数日前に観戦したチャンピオンズリーグに出場したチームを引き合いに出しながら、「彼らにはチャンピオンズリーグを戦っているクラブのような予算はないが、しっかりとしたプランを持ち攻撃的なサッカーを展開している」とコメント。そのようなチームをリスペクトするというコメントを残しています。それはあたかもKSCが理想に近いチームではないかと語っているようにも感じられました。
 そのようなチームに対しどう戦うのか大変興味深かったのですが、この試合のボーフムはなんと10人もの選手を怪我、または出場停止で欠くことになりました。スタメンはなんとか間に合わせることが出いましたが、サブにはユースから3人を補充するなど苦しいフォーメーションで試合に臨みます。相手のKSCもサイドハーフ、GKが怪我で欠場するなど普段とは違ったフォーメーションですが、ボーフムに比べたら楽なものです。

 前半はお互い1本ずつ枠に当たるシュートがありましたが、優勢だったのはボーフムでした。中盤でショートパスをつなぎつつサイドから相手DFの裏に抜けクロスを入れたりミドルシュートを放ったり、思った以上にアグレッシブに攻めました。残念なのは個々のプレーの精度が悪くスムーズに攻撃が展開できなかったことや自らのミスで決定機を潰してしまったことです。とりわけ残念だったのは30分にテラッツィーノが相手GKと1対1の形になりながらシュートを失敗し相手GKの体に当ててしまったことです。これは絶対に決めなくてはいけないチャンスでした。コーナーキックも数多く獲得しましたがほとんど工夫がなくゴールが決まりそうな気配はありませんでした。
 後半も似たような展開でボーフムには何度も決定機がありました。終盤にKSCが攻勢に転じボーフムは防戦一方となります。この試合を通してボーフムは攻撃はよかったものの守備は不安だらけ。KSCが攻め込んでくるとマークが甘くなり簡単にシュートを許してしまいます。あまり個人名は出したくないですが、ファビアンの代わりに出場したカクタルアは余裕を持ちすぎているのかわかりませんが危なっかしいこと。この試合でも一度、なんでもないボールを奪われて失点のピンチを作っていました。それでも終盤のピンチは体を張ってしのぎ切り無失点で試合を終えました。

 率直な感想ですが、これだけ怪我人を抱えた状態でありながら今季好調で内容もよいKSCに対しアウェイでの試合にもかかわらず、攻撃的に戦い優位に立てたというのは意外であるとともに今後に期待が持てると思いました。残留争いの真っただ中にいるような状況であれば、このような試合では絶対に結果を残したいところですが、今はそれよりも今後につながる内容の方を期待しているのでまあ満足です。おそらく選手にも自信になるのではないでしょうか。また、フェアベーク監督が空回りして最悪降格という心配も少しだけしていただけにほっとした気持ちです。あとはプレーの精度を高めていくことができれば、残留はできるのではないかと思います。
 もう一点、ウインターブレーク、移籍ウインドウの閉じる直前に獲得したトーマス・アイスフェルトはまだチームに加わって間もないにもかかわらず、攻撃の起点としてしっかりと機能しています。将来性はあるものの即戦力としてはどうかと思っていましたが、このけが人続出の状態では彼は必要な戦力です。彼をレンタルで獲得できたことは非常に大きかったと思います。
 

2. BUNDESLIGA 2014/15, 22. Spieltag
21.02.2015, 13:00 Uhr, Wildparkstadion, Karlsruhe
Karlsruher SC - VfL Bochum 1848 0:0 (0:0)
KSC: Vollath - Klingmann, Gulde, Mauersberger, Max - Meffert, Yabo (68. Peitz), Torres (76. Micanski), Yamada, G.Krebs (46. Nazarov) - Hennings
Bochum: Esser - Celozzi, Cacutalua, Bastians, Perthel - Latza (76. Zahirovic), Losilla - Gündüz, Terrazzino, Eisfeld - Terodde
Tore: Keine
Gelbe Karten: Hennings, Peitz - Latza, Perthel, Zahirovic, Terodde
Zuschauer: 11.989.
Schiedsrichter: Dr. Robert Kampka (Mainz)
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2015.02.15 (Sun)

ブンデスリーガ2014/2015 第21節 グラートバッハ vs. ケルン

 今季2度目のラインダービーです。ケルンが相手となれば私も普段よりも燃えてくるのですが、残念ながらこの試合を放送したJ SPORTS は自宅では視聴できず、仕方なく情報遮断して公式サイトの録画配信を待つことにしました。

 前回の対戦でケルンはホームゲームにもかかわらず極端に守備的な戦術をとりスコアレスドローに持ち込みました。試合が終わった直後、私は正直なところホームゲームにもかかわらずほとんど自陣に引きこもるケルンに対して憤りを感じたのですが、冷静になって考えればこれは現在の彼らのスタイルなのであって特別なことをしたのではないのだと感じました。1部に復帰してからのケルンの得点、失点の少なさ、アウェイでの勝率の高さにそれがはっきり表れているように思います。
 そう考えれば、今回もケルンが守備的に戦うのは明らかでグラートバッハがそれをいかにこじ開けてゴールを奪えるかがポイントになるのはわかっていました。前節、グラートバッハはシャルケとの対戦で早い時間に失点しやはり相手に引かれてしまい、最後までその堅い守備を崩せずに敗れてしまいました。今回は同じことを繰り返すわけにはいきません。

 予想通り、前半からグラートバッハがボールを保持するもケルンの組織的な守備を崩せずチャンスを作れないまま時間が経過してしまいます。シャルケ戦に比較すれば前線の選手たちのボールを引き出そうとする動きやボランチとのコンビネーションプレーなどに工夫は見られ、全く手をこまねいているわけではありませんでしたがさすがにケルンの守備、とりわけ中央は固く決定機は作れなかったという印象です。
 対するケルンはボールを奪うとシンプルにカウンターを狙うのですが、こちらも速さやプレーの精度を欠き決定機はほとんど作れませんでした。ケルンの決定機と言えば、40分にリッセが放ったミドルシュートが枠をとらえた場面くらいしか思い当りません。

 グラートバッハは後半はラファエルのパスに抜け出したクルーゼが相手DFを振り切る形でシュートを放ちますがGKに止められ続けて放たれたシャカのミドルシュートもGKの正面でした。後半グラートバッハの攻勢に対処するため、FWのウジャに代えてブレチコを投入し4-2-3-1にきりえるなど抜かりはなく、相変わらずゴールの気配は感じません。グラートバッハはアザールやフルゴタを入れて変化を求めるも効果はなく、またしても見どころの乏しいスコアレスドローに終わるのかと思われました。


 しかし、90分が経過しまさにアディショナルタイムに入ったときについに試合が動きます。スローインのボールをキープしようとしたフルゴタがヴィンマーに倒されペナルティエリアの右外でフリーキックを得ます。ここでアザールのフリーキックがシャカにピタリと合いヘディングシュートがネットを揺らしました。喜びを爆発させるGKのゾマー、そしてそこまで走り飛びつくシャカ。私も思わずパソコンのモニターの前で声を出してしまいました。
 しかし、冷静に考えるとこのプレーのきっかけとなったフルゴタへのファールですが、リプレーで再生された映像を見るとヴィンマーはほとんどフルゴタに触れておらずフルゴタが勝手に倒れたように見えます。そして、それまで何度もあったグラートバッハのセットプレーでのフリーキックにしっかり対応してきたケルンのDFがこの時ばかりはシャカをフリーにしていました。グラートバッハにとってはラッキーな勝利だったと言えるでしょう。


BUNDESLIGA 2014/15 21. Spieltag
14.02.2015 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia Mönchengladbach - 1.FC Köln 1:0 (0:0)
Borussia: Sommer – Korb, Jantschke, Brouwers, Dominguez – Kramer, Xhaka – Herrmann, Traoré (73. Hazard) – Raffael (81. Hrgota), Kruse (90.+4 Stranzl)
Köln: Horn – Olkowski, Mavraj, Wimmer, Hector – Lehmann, Vogt – Risse (86. Nagasawa), Osako (77. Deyverson), Halfar – Ujah (63. Peszko)
Tore: 1:0 Xhaka (90.+1)
Gelbe Karten: Xhaka, Hazard - Wimmer, Osako, Risse, Peszko
Zuschauer: 54.010 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Deniz Aytekin (Oberasbach)

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21:56  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.02.15 (Sun)

2015 大宮アルディージャ選手の動き

 シーズン開幕まで1ヶ月を切ってしまいましたが、ここで大宮アルディージャの選手の移籍状況について整理しておきます。なお、チームとしての動きをまとめているので大宮との契約はあったとしてもレンタルなどでチームにいなかった選手は載せていません。

【OUT】
 GK
 北野 貴之 (Takashi Kitano) → 未定
 江角 浩司 (Koji Ezumi) → カターレ富山
 DF
 チョ ウォニ (Cho Won Hee) → ソウルイーランドFC 
 高橋 祥平 (Shohei Takahashi) → ヴィッセル神戸
 中村 北斗 (Hokuto Nakamura) → アビスパ福岡
 MF
 橋本 晃司 (Koji Hashimoto) → 川崎フロンターレ
 増田 誓志 (Chikashi Masuda) → 蔚山現代FC (復帰)
 マテウス (Mateus dos Santos Castro) → ECバイーア (復帰)
 FW
 ズラタン (Zlatan Ljubijankic) → 浦和レッズ
 長谷川 悠 (Yu Hasegawa) → 徳島ヴォルティス

【IN】
 GK
 加藤 順大 (Nobuhiro Kato) ← 浦和レッズ
 塩田 仁史 (Hitoshi Shiota) ← FC東京
 DF
 河本 裕之 (Hiroyuki Komoto) ← ヴィッセル神戸
 MF
 大屋 翼 (Tsubasa Oya) ← ヴィッセル神戸
 横谷 繁 (Shigeru Yokotani) ← 京都サンガ
 FW
 清水 慎太郎 (Shintaro Shimizu) ← ファジアーノ岡山 (復帰)
 播戸 竜二 (Ryuji Bando) ← サガン鳥栖

 降格したことを考慮すれば思った以上に選手の引き留めに成功したと言えるかもしれません。しかし、サイドバックの人材不足は相変わらずでここは若手や経験の乏しい選手の成長が欠かせないでしょう。またMFについてはある程度のレベルの選手は確保できましたが、守備的な選手に偏ってしまった気がします。前線はズラタンの移籍が痛いですが戦力ダウンは想定の範囲内。J2としては強力なメンバーを確保できていると思います。
 
 さて今季の大宮ですが、長丁場のJ2を戦っていくうえで心配なのが守備の弱さと攻撃的MFの層の薄さです。今季は家長をトップ下で起用することも考えているようですが攻撃がすべて家長に頼る形になってしまうのではないかと思います。私は昨季J2の試合をさほど見ていませんが、J2の中位以下には徹底的にハードワークをして相手の長所を消してくるサッカーを90分間やり抜くような戦い方をするチームが多いという印象を持っています。特に大宮はJ1からの降格チームということで相手にマークされるでしょう。家長やムルジャは確かにJ2レベルの選手ではありませんが、彼らに頼った戦術では点を取るのに苦労することになるでしょう。では守備は鉄壁かといわれるとそうでもなく失点はある程度覚悟しないといけないように思います。
 
 悲観的な見方だと思われるかもしれませんが、私は今季の大宮は対戦相手がどこであっても相当苦戦すると思います。それでも接戦を粘り強くものにしていくことができるかどうか、また戦術面や選手起用なども含めた監督の力量もポイントになると思います。まあ、いずれにしても簡単に自動昇格をできるほど甘くはないということだけは言えるでしょう。どうなるか楽しみです。

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17:30  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.02.01 (Sun)

ブンデスリーガ2014/2015 第18節 シュトゥットガルト vs. グラートバッハ

 退屈なウインターブレークが終わり、待望のブンデスリーガが再開されました。今節の最初の試合ではここまで無敗だったバイエルンが2位のヴォルフスブルクに4失点で敗れる波乱の幕開け。仮に好調な状態でリーグ戦前半を終えても、再開後はチームの状態も変わっているので蓋を開けてみないとわからない面があり見る側としても楽しみ半分、不安半分といったところです。

 さてグラートバッハはウインターブレーク中にハーンが怪我で離脱、トラオレはアフリカカップに参戦中でこの試合は欠場となりました。一方でウインターブレーク前に怪我で離脱していたシュトランツルが復帰しました。また、次週は平日にも試合が組まれていることもあり、おそらくローテーションを考慮してドミンゲス、アザール、ラファエルは控えに回ることになりました。

 前半はグラートバッハが非常に良い形で試合を作りました。ボランチの2人がよく攻撃に絡んで全体を押し上げる形になりほぼ一方的に押し込みます。この試合は左サイドハーフに起用されたジョンソンも積極的に攻め上がり良い形を作りました。この時間帯に関してはシュトゥットガルトのステフェンス監督も試合後に「彼らは我々とは違う状態にあることがわかった。」とコメントしています。さらに付け加えるとシュトゥットガルトの守備がやや不安定だったこともあり、ゴール前ではセットプレーからのボールやクロスに対してグラートバッハの選手がフリーでシュートを撃てるチャンスが何度かありました。それでもゴールは決まりません。
 時間が経過するにつれシュトゥットガルトがカウンターからチャンスを作り出すようになりますが、そのほとんどがグラートバッハの不用意なパスミスが起点となったものです。失点はせずに済んだものの序盤の一方的な展開にもかかわらず少々ひやひやさせられるものになってしまいました。

 後半、シュトゥットガルトが守備での落ち着きを取り戻す一方、グラートバッハも無闇に前へ出ていくことはしなくなったためほぼ互角の展開となります。一進一退の攻防でお互い我慢比べのようになりますが先に動いたのはシュトゥットガルトでした。ストライカーのイビシェヴィッチを入れて明らかに点を取りに来ました。しかし皮肉にもそのわずか3分後にグラートバッハがカウンターから先制点を奪います。左サイドに張っていたフルゴタがボールを受けてドリブルで上がると内側からクルーゼが相手を引き連れて追い越していき、ぽっかりと空いた右サイドのスペースにパス。そこへ走りこんだヘアマンが落ち着いて決めました。素晴らしい流れでのゴールでした。
 その後はシュトゥットガルトに何度か決定機がありましたが、ニーダーマイヤーやイビシェヴィッチに決定力がなく救われました。結局、後半はワンチャンスをしっかり決めたグラートバッハの勝利という形で試合が終わりました。

 勝利で終わったらよいのですがこの試合の出来はさほど良いものではなかったように思えます。特に前半のようにチャンスを効率よく得点に結びつけることができないと確実に勝利をものにしていくことは難しいでしょう。また前半にあったような単純なパスミスやボールロストは減らしていく必要があります。しかし、最も重要なのはこのような試合でしっかりとポイントを取れたということです。次はミッドウィークにフライブルクとの対戦が組まれています。フライブルクは新戦力が結果を出し良い形で後半戦のスタートを切っています。もともと曲者という印象が強いチームですがこの相手に対してはホームでは3ポイントが必須だと思います。


BUNDESLIGA 2014/15 18. Spieltag
31.01.2015 15:30 Uhr, Mercedes-Benz-Arena, Stuttgart
VfB Stuttgart - Borussia Mönchengladbach 0:1 (0:0)
Stuttgart: Ulreich – Schwaab (78. Kostić), Baumgartl, Niedermeier, Hloušek – Romeu, Gentner – Klein, Leitner (74. Maxim), Werner (68. Ibišević) – Harnik
Borussia: Sommer – Korb (90. Brouwers), Stranzl, Jantschke, Wendt – Xhaka, Kramer – Herrmann, Johnson – Kruse (90.+2 Nordtveit), Hrgota (87. Raffael)
Tore: 0:1 Herrmann (71.)
Gelbe Karten: Gentner, Niedermeier, Kostić / Xhaka, Korb
Zuschauer: 46.200
Schiedsrichter: Christian Dingert (Lebecksmühle)

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18:10  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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