2015.04.30 (Thu)

ブンデスリーガ2014/2015 第30節 グラートバッハ vs. ヴォルフスブルク

 グラートバッハは前節フランクフルト相手に痛恨のドロー。その結果、レヴァークーゼンに勝点で追いつかれ得失点差で3位の座を明け渡してしまいました。しかし、この試合の前日にレヴァ-クーゼンがケルンと引き分けたため、グラートバッハに再び3位浮上のチャンスがめぐってきました。

 今節の対戦相手のヴォルフスブルクはこの試合の2日前にナポリでELを戦ったばかりでコンディションに不安があるはず。また怪我やコンディションの影響でナポリへの遠征を回避したフィエリーニャ、シュールレ、デブルイネもこの試合にも出場できるかどうか微妙との情報が伝えられており、かなりグラートバッハに有利なのではないかとの予想もありました。
 しかし、いざ蓋を開ければこの3人のうち、最も嫌な存在のデブルイネはしっかりと出場してきました。この選手、ナポリ遠征メンバーからははずれたもののそれまではリーグ戦もELもローテーション無しで出続けているし、本当にタフな選手です。グラートバッハはシュトランツルの回復は間に合わず、またヤンチュケが風邪による体調不良で欠場。左SBにはコルプが入りました。

 前半はお互い相手の出方を伺うような戦い方に終始し、どちらにも決定機と呼べるようなチャンスは多くはありませんでした。ヴォルフスブルクは日程の関係で前半は抑え気味にくることは予想できましたが、グラートバッハはもう少し積極的に攻められなかったものかと、正直なところややフラストレーションがたまりました。
 後半に入るとグラートバッハが押し込む形になり幾度かチャンスがあったもののゴールは決まらずこのままスコアレスドローに終わるのかと思いましたが、90分についにグラートバッハがゴールを奪うことに成功しました。トラオレのクロスが相手に当たって角度が変わりファーサイドに詰めていたジョンソンにピタリと合います。ジョンソンがこのボールをうまく落としたところをクルーゼが押し込むというややラッキーな形のゴールでした。

 ヴォルフスブルクの強力な攻撃陣相手にグラートバッハの守備は安定し危ない場面はほとんどありませんでした。特にシュトランツルの代役として出場しているブラーウェルスのパフォーマンスはすばらしかったと思います。ブラーウェルスは出場機会は少ないものの出場したときはしっかりと仕事をしてくれます。来季の契約も延長すると伝えられていますが、当然でしょう。他のクラブで彼ほどの安定感のある選手はなかなかいません。
 また左サイドのジョンソン、ヴェントのコンビネーションが素晴らしく彼らの仕掛けからチャンスを生み出しました。彼らも今季の最初のうちは必ずしもレギュラーとして試合に出場していたわけではありませんが、いつの間にかしっかりとレギュラーの座を確保してしまいました。こうしてみるとグラートバッハの選手層は本当に厚くなったと思います。

 さて、この試合の結果、もはや時間の問題だったバイエルンのリーグ戦3連覇が決定。グラートバッハは再び順位を3位に上げ、4位以上も確定させました。これにより最低でも来季のCLのプレーオフへの出場権は手にしましたが、ここまできたら是が非でもCLストレートインを果たしてほしいと思います。最大の決戦となるのは2週後のレヴァークーゼン戦ですが、その前に次のヘルタ戦にしっかりと勝利して順位が上の状態でレヴァークーゼン戦に臨みたいところです。


BUNDESLIGA 2014/15 30. Spieltag
27.04.2015 18:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - VfL Wolfsburg 1:0 (0:0)
Borussia: Sommer – Korb, Brouwers, Dominguez, Wendt – Kramer, Xhaka – Herrmann (80. Traoré), Johnson – Raffael, Kruse
Wolfsburg: Benaglio – Träsch, Naldo, Klose (58. Knoche), Rodriguez – Arnold, Gustavo – Caligiuri, de Bruyne, Perišić (67. Guilavogui) – Bendtner
Tore: 1:0 Kruse (90.)
Gelbe Karten: Herrmann, Raffael - Arnold, Gustavo
Zuschauer: 52.147 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Bastian Dankert (Rostock)
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2015.04.27 (Mon)

2015 J-League Division 2 第9節 大宮 vs. 水戸

 公式戦での大宮と水戸の前回の対戦は、2004年11月20日、大宮がJ1昇格を決めた試合以来のこと。NACK5スタジアムになってからは初めての対戦です。私は毎年1試合は水戸の試合をスタジアムで観戦しているのですが、なんとなく新鮮な感じがします。それにしてもあの試合からもう10年以上経過したのだということに驚きを感じます。年をとるわけです。
 さてこの試合、大宮は前節の大分戦のメンバーから2人を交代。右SBは渡部に代えて今井、ボランチはカルリーニョスに代えて横山を起用しました。これはこの後の連戦のことを考えたローテーションなのか、あるいは選手のコンディションの問題なのかわかりません。


 前半の水戸は素晴らしいサッカーを展開しました。全体をコンパクトに組織し、相手ボールに対する寄せも早く大宮の選手は余裕を持ったプレーができなかった印象です。チャンスも水戸に多く生まれました。
 3分に馬場がペナルティエリアのすぐ外、中央から右足で放ったミドルシュートはポストを直撃、10分にも左サイドを崩し馬場がシュートを放ちましたがゴールの右をぎりぎりはずれていきました。そして、30分には中央で家長からボールを奪った岩尾からボールを受けた鈴木が落ち着いて決めてついに先制に成功しました。また守備でも大宮にスペースを与えず苦し紛れに前線へ入れてくるボールはしっかりと跳ね返し決定機は作らせませんでした。前半を水戸がリードして終了したのは全く妥当な結果だっとと思います。
 大宮は右SBが完全に穴になってしまい水戸に簡単に崩されたり背後を取られるなど散々の出来でした。また、攻撃に対するアイデアの無さ、ボールを奪ってからの切り替えの遅さ、前線での動きの無さを見ると、この試合で1点を取るのも大変だろうなと感じました。ただ、それほど酷い内容にもかかわらずわずか1点のビハインドで済んだというのは幸運だったと思います。


 後半も最初に水戸にビッグチャンスが来ます。高い位置でボールを奪いフリーになった鈴木がシュートしますが、これもポストに嫌われてしまいます。大宮は後半はロングボールを前線に放り込み空中戦から状況の打開を図りますが、水戸は内田を最終ラインに下げて5バックで対応、ボールを跳ね返し続けます。
 しかし、72分にドリブラーの泉澤が登場し左サイドから積極的に仕掛けるようになると少しずつ水戸の守備に綻びが出始めます。そんな中、大宮は76分に得たコーナーキックを河本がヘディングで決めてついに同点に追いつきます。そして82分には泉澤が途中交代の渡邊との連係からチャンスを作り右足で放ったシュートはクロスバーに跳ね返されたもののそれを渡邊がヘディングで押し込んで逆転に成功。最後は勝利を手にしました。


 大宮にとっては本当に苦しい試合でした。攻撃のアイデアが乏しい大宮は先制点を許してしまうと苦戦は必至。この試合もそんな展開となり、ある意味では典型的な負けパターンの試合だったと思います。それでも、選手交代でなんとかチャンスを作り出し少ない決定機をものにしました。もちろん運も味方してくれた結果での勝利であることは間違いありません。
 試合内容は感心できないものの今季の大宮はこのような厳しい試合でいかに勝点を拾っていけるのかがポイントだと思っていますので、その意味ではこの勝利は非常に大きいと思います。逆転で勝てたということで選手の自信にもつながるでしょう。
 水戸については終盤、大宮の選手交代に対処できなかったのは残念ですが、前半のようなサッカーを続けることが出いれば順位を上げていくことができるのではないかと思います。あとは決定力でしょうか。この試合も前半の決定機を決めきることができていれば一気に勝利に近づいたことでしょう。


2015 Jリーグ Division2 第9節
2015年4月26日(日), 16:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 水戸ホーリーホック 2:1 (0:1)
大宮: 加藤 - 今井, 菊地 (46. 片岡), 河本, 和田 - 横山 (72. 泉澤), 金澤, 横谷, 家長 - ムルジャ, 清水(慎) (79. 渡邊)
水戸: 本間 - 細川, 金 聖基, 新里, 田中 - 石神 (89. 宮市), 内田 (85. 三島), 岩尾, 鈴木 - 馬場 (81. 船谷), 吉田
得点: 0:1 鈴木 (30.), 1:1 河本 (76.), 2:1 渡邊 (82.)
警告: 今井 - 内田, 三島
観客: 7,564人
主審: 松尾 一

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2015.04.14 (Tue)

ブンデスリーガ2014/2015 第28節 グラートバッハ vs. ドルトムント

 ブンデスリーガ第28節。グラートバッハはホームにドルトムントを迎えた一戦に見事快勝しリーグ戦3位の座をキープしました。来季のチャンピオンズリーグへの期待がますます高まります。

 この試合はフジテレビNEXTで中継があったのですが、私は当日Jリーグの観戦のために遠隔地へ出かけており帰宅したのがちょうどハーフタイム。そのため、前半の結果を知りつつ後半を先にTV観戦し、後で前半を録画で確認することにしました。本当であれば録画であっても、結果を知らない状態で前半から見たいところですが、この時期は情報遮断すら我慢が難しくなりつつあります。これほどグラートバッハの試合が楽しみに思えるのは久しぶりです。

 さてドルトムント戦といえば前回の対戦では、あのクラマーの芸術的なループシュートによるオウンゴールで敗れましたが、試合結果は1点差とはいえ90分間1つもチャンスが作れないという完敗でおそらくグラートバッハにとっては今季ワーストの試合でした。
 どちらもDFBポカールの準々決勝を120分戦いましたが、ドルトムントは中3日、グラートバッハは中2日。またポカールの結果もドルトムントは勝利、グラートバッハは敗退で終えており肉体的にも精神的にもドルトムントが有利な状況だったと思います。どちらもDFBポカールからは3人のメンバーを交代してきました。グラートバッハはクラマーは警告の累積で出場停止で代わりにノルトヴァイト、アザールとハーンに代えてジョンソンとラファエルがスタメン起用されました。

 試合開始後、わずか27秒でヴェントのゴールが決まりあっという間にグラートバッハが先制しました。ヘアマンがラファエルとのワンツーで抜け出し折り返しをジョンソンがシュートし、GKがはじいたボールを詰めていたヴェントが蹴りこみました。この先制パンチが大きかったのは言うまでもありません。その後はどちらかというとドルトムントがボールを支配していたようですが、1点リードの余裕があるグラートバッハにとってみれば得意のカウンターを狙うチャンスが生まれることになります。32分には絶好調のヘアマンが1人でドリブルでゴール前までボールを運びラファエルのゴールをアシストしました。
グラートバッハは狙い通りに2点差にして前半を終えました。

 相手がドルトムントですので2点差ではまだ安心はできないなと思ってはいたのですが、ファヴレ監督も試合後に「ドルトムントは非常に危険であらゆる事が起きる可能性があった」と試合後に語っています。その意味でも67分にセットプレーからノルトヴァイトが追加点を決めたのは非常に大きかったと思います。決めたのが出場停止で欠場を余儀なくされたクラマーの代役、ノルトヴァイトだったという点も今季のグラートバッハを象徴しています。クラマー、シャカの成長で出場機会を大幅に減らし、クラマーが抜ける来季もシュティーンドルの加入、ダフートの成長などあり苦しい状況に立たされたノルトヴァイトですが、与えられたチャンスでしっかりと仕事をして見せました。

 その後、ドルトムントはギュンドアンが1点を返したものの、全体的に見て攻撃にも迫力を感じなかったのはやはりDFBポカールの疲労があったのかもしれません。それに対してグラートバッハの選手もきつかったとは思いますが、しっかりと結果を残しました。シャカは、「ポカール敗退の後の今日、しっかりと結果を出せたチームが誇らしいということだけは言うことができる。」と語っていますが、ファンと一人としてもまったく同意です。
 「重要なのはチームとしてよい戦い方ができたということ」とエベールSD。まさに「効率よく点を取ってインテリジェントな守備をする」という戦い方ができた試合だったと思います。チームとしての成長も感じられた試合でした。次節はフランクフルト戦。こちらも前回の対戦では敗れているので借りを返すという意味でしっかり勝ちたいものです。


BUNDESLIGA 2014/15 28. Spieltag
11.04.2015 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - Borussia Dortmund 3:1 (2:0)
Borussia: Sommer - Jantschke, Brouwers, Dominguez, Wendt - Nordtveit, Xhaka - Herrmann (90. Dahoud), Johnson (77. Hazard)- Raffael (89. Hahn), Kruse
Dortmund: Weidenfeller - Sokratis, Subotic, Hummels, Schmelzer (70. Dudziak) - Kehl, Gündogan - Blaszcykowski, Mkhitaryan, Kagawa (63. Ramos) - Aubameyang (76. Immobile)
Tore: 1:0 Wendt (1.), 2:0 Raffael (32.), 3:0 Nordtveit (67.), 3:1 Gündogan (77.)
Gelbe Karten: Brouwers - /
Zuschauer: 54.010 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Manuel Gräfe (Berlin)

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2015.04.12 (Sun)

2015 J-League Division 2 第7節 千葉 vs. 大宮

 フクダ電子アリーナは私が訪ねたことのあるスタジアムでは最高のスタジアムだと思います。サッカー専用でさほど規模が大きくなくとても見やすい構造、そして大部分が屋根に覆われて悪天候でも比較的快適に観戦できます。さらにスタジアムグルメのレベルも高い。そんなわけで私も大宮と千葉が別のカテゴリーとなってからも毎年2、3試合はフクアリで観戦をしてきました。大宮のファンも今回のフクアリでの試合を楽しみにしていた人は多かったと思います。


 私は千葉の試合は年間数試合しか見ていないのですが、これまで抱いてきた印象はJ2降格後はチーム作りが遅れチームが完成されてくるのはシーズン終盤。そして残念ながら翌年はそれまで積み上げてきたものがリセットされ同じことを繰り返す姿でした。しかし、この2シーズンほどは少しずつではありますが、継続してベースとなる部分が積みあげられていて昨季のチームは贔屓目抜きにJ1下位のチームよりずっと良いチームになっていたと思います。今季はスタートから好調で試合内容もよいと聞いていたので、千葉の試合を自分の目で見ることも楽しみの一つでした。


 序盤から千葉は大宮のボールに対して前線から激しくプレッシャーをかけ続けます。その結果、大宮は攻撃の起点となるべきボランチがほとんど何もできず、ボールをキープして左右に散らすのが精一杯という状況でした。もちろん前線だけではなくボランチも厳しく守備をするし最終ラインはさぼることなくラインのコントロールをするなど、チーム全体でもハードワークが徹底されていました。その中心にいるのはパウリーニョで彼の存在は非常に大きいと思います。
 千葉は前半は左サイドを谷澤と中村のコンビネーションで崩しゴール前の森本やネイツへパスを出しゴールを狙うという形ができていました。大宮も前半は粘り強い守備で応戦し、さらに決定機でキムヒョヌンやネイツが決められなかったことにも救われ何とかスコアレスでハーフタイムを迎えました。

 しかし、後半になっても大きな流れは変わりません。前半に比べれば多少大宮が攻める時間が増えたものの大宮の攻撃はムルジャに合わせてロングボールを放り込む形がほとんどですが、そこを完全に抑えられると手の打ちようがなくほとんどチャンスは作れませんでした。そして77分に千葉は途中交代で入った田中のシュート気味のクロスに飛び込んだ井出が足で角度を変えてゴールを決めて先制。80分には同じく左サイドから井出がミドルシュートを決めて試合を決定づける2点目を決めました。
 90分を通した試合の展開、内容を踏まれば、千葉の勝利は妥当な結果であり、それは今季の両チームの力の差が大きいことをはっきりと示すものとなりました。その差は何かと言えば前線、中盤での守備、運動量。そして攻撃のバリエーションではないかと感じました。結果的には監督の選手交代が明暗を分けたということでしょうか。


 千葉は本当に良いチームでした。昨シーズンの段階ですでにJ1レベルのチーム力はあったと思いますが、昨シーズンまでの良いところを残しながら、そこに足りなかったハードワークが加わりました。さらにパウリーニョ、ネイツなどしっかりとした戦力補強を行いJ1昇格に十分な力を備えているだけではなく観戦する側にとってもとても魅力的なチームに見えます。この試合ではまだボール奪取のあと多少連係がスムーズでない点が散見され、パスミスから相手にカウンターのチャンスを与えてしまっていましたが、このあたりは試合を重ねて行けば改善されていくように思います。そうなると隙がなくなってきます。この戦い方は体力を消耗するので夏場がどうか心配は感じますが、おそらく昨季の湘南並の快進撃もありうるのではないかと思います。昨季の昇格プレーオフ決勝の悔しい思いを晴らす素晴らしいシーズンが期待できそうです。

 一方の大宮ですがこの試合に関しては特別悪い出来だったわけではなく現時点で持てる力を出し切った結果だと思います。守備に関していえば相変わらず不安定な部分を露呈しつつも粘り強く相手を跳ね返し今季の大宮の試合の中ではベストに近い出来だったという印象を持ちました。それでもやはり中盤でのプレスの緩さや連動性の欠如は修正すべき課題ではないかと感じます。失点シーンはいずれも危ない位置にもかかわらず相手選手にノーマークでシュートをさせてしまっていました。攻撃を仕掛けてきた相手に対するプレスが甘く、マークの受け渡しがしっかりできていないなど守備の脆さが最後に出てしまいました。
 攻撃についてはムルジャ頼りの戦術が千葉に通用しないことは予想通りです。おそらく千葉以外の相手でも厳しいでしょう。では他に良い方法があるかというと今の選手層ではなかなか解決が見つからず・・・。毎度繰り返しになりますが今季は我慢するしかないのでしょうか。
 私はシーズン当初から、大宮がクラブとして掲げる目標はあくまで理想の世界の話であって客観的に見れば今季の大宮はプレーオフ圏を目指すのが現実的な目標になるのではないかと思っています。その前提に立てばこの試合は大宮にとって決して悲観すべきものではないと思います。ここで表面化した守備面での課題を克服することができれば現実的な目標の達成は十分可能です。


2015 Jリーグ Division2 第7節
2015年4月11日(土), 15:04, フクダ電子アリーナ
ジェフユナイテッド千葉 - 大宮アルディージャ 2:0 (0:0)
千葉: 高木 - 北爪 (56. 金井), キム ヒョヌン, 大岩, 中村 - 佐藤(勇), パウリーニョ - ペチュニク, 井出, 谷澤 (71. 田中) - 森本 (90. 佐藤(健))
大宮: 加藤 - 渡部, 菊地, 河本, 和田 - 横山, カルリーニョス (82. 清水(慎)) - 大山 (76. 渡邊), 泉澤 (66. 家長) - 横谷, ムルジャ
得点: 1:0 井出 (77.), 2:0 井出 (80.)
警告: 谷澤 - ムルジャ, 河本
観客: 11,580人
主審: 山本 雄大

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2015.04.05 (Sun)

2015 J-League Division 2 第6節 大宮 vs. 熊本

 NACK5スタジアムにJ2第6節大宮対熊本の試合を見に行きました。あいにくの雨模様でしたが観戦がつらくなるレベルの雨ではありませんでした。またピッチコンディションもさほど試合に影響を及ぼすほど悪いものではなかったと思います。


 この試合、ゆるきゃら界の人気者、くまもんがスタジアムに登場。かなりの注目を浴びていました。私も動くくまもんを見るのは初めてです。せっかくくまもんがやってきたにもかかわらず、この試合の入場者数は5,428人だけ。対戦相手が遠隔地の熊本で天気も良くなかったという点を差し引いてもずいぶん寂しい数字です。しかしこれが現実なのです。


 この試合、大宮は右SHに大山、ボランチに金澤、右SBに渡部と、3人のユース出身選手をスタメン起用しました。大宮アルディージャというクラブが他チームからの移籍選手ばかりだった当時を思うと感慨深いものがあります。ただしこの試合の前半は残念ながら前半の彼らは全く精彩を欠いていたと思います。特に深刻だったのは金澤で集中力を欠くようなボールロストやパスミスを繰り返し、結局前半だけでピッチを去りました。まあ、こういう試合もあります。今後の奮起に期待しています。

 この試合、とにかく前半の大宮はおそらく今季最低の45分間だったのではないでしょうか。不用意なミスでボールを奪われ、相手ボールにはほとんどプレスを掛けないので自由にボールをまわされたびたびフィニッシュまでつながれました。前半は熊本に決定機が3度ほどありました。前半を無失点で終えることができたのはラッキーだったというしかないと思います。

 大宮は後半に横山を入れて守備を安定させたことで攻撃にもリズムが出てきました。そして51分に左サイドの泉澤が前方へ出したボールに対してムルジャが園田との競り合いを制して冷静に決めて先制に成功しました。この得点をきっかけに完全に大宮のペースになり、73分にはセットプレーから横山のゴールが決まり結果的には2:0で勝利を手にしました。


 
 前半は熊本、後半は大宮が優勢という展開でしたが、結局、勝敗を分けたのは決定力の差。言い換えると個人能力の差だったと思います。熊本が前半の決定機で1つでもゴールを決めていれば違う結果になったと思います。
 ここまでの大宮は少なくても私が観戦した試合では思うように攻撃の形が作れず点を取れていませんが、これはおそらくすぐに解消できる問題ではないでしょう。この試合はムルジャが個人技で取りましたが、いくらムルジャでもマークがきつくなれば簡単に点は取れないし、他に点が取れる選手が見当たらない以上やむを得ません。そうなるとまずは守備を安定させることが重要だと思います。ここまでの6試合で失点は5 (リーグ4位タイ) ですが、これは相手のミスに助けられた結果でありまだ安定しているとはいえません。次節は攻守ともに好調の千葉が相手。まずは守備を安定させ接戦に持ち込むことが勝点を取るための必須条件になると思います。


2015 Jリーグ Division2 第6節
2015年4月5日(日), 16:04, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - ロアッソ熊本 2:0 (0:0)
大宮: 加藤 - 渡部, 菊地 (84. 片岡), 河本, 和田 - 金澤 (46. 横山), カルリーニョス, 大山, 泉澤, 横谷 - ムルジャ (80. 清水(慎))
熊本: 原 - 藏川, クォン ハンジン, 園田, 片山 - 高柳, 嶋田 (73. 常盤), 中山 (84. 巻), 上村 (59. 養父), 齊藤 - 平繁
得点: 1:0 ムルジャ (51.), 2:0 横山 (73.)
警告: 菊地, 金澤 - /
観客: 5,428人
主審: 三上 正一郎

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14:31  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.04.05 (Sun)

ブンデスリーガ2014/2015 第27節 ホッフェンハイム vs. グラートバッハ

 前節はアウェイで首位バイエルンを撃破し良い状態で臨んだアウェイでホッフェンハイムと対戦しました。アウェイでのホッフェンハイム戦はこれまでに8戦して6敗2分で未勝利 (ラインネッカーアレーナが完成する前、ホッフェンハイムのディートマール・ホップ・シュタディオンやマンハイムのカール・ベンツ・シュタディオンでの試合も含む)という実に嫌なデータが残っていました。グラートバッハのチーム状態がよく前半をリードして終えた場合でも、後半は一気に形勢逆転で追いつかれたり逆転されたりという試合を何度も見てきました。当時ホッフェンハイムを率いていたラングニック監督の采配にしてやられた感がありましたがその流れはラングニックがホッフェンハイムを去った後も変わらず続いています。しかし今季はそんな嫌なトレンドをストップしなくてはいけません。
 
 グラートバッハのスタメンにシュトランツルの名はなくCBはブラウウェルスとドミンゲンスのコンビ。左サイドハーフにはジョンソンが入りました。ホッフェンハイムは個人的に注目していた元グラートバッハのポランスキが欠場したのが残念です。

 試合の序盤は明らかにホッフェンハイムが優勢でした。6分にペナルティエリア内でフォラントがDF2人を背にして粘り、前方へ浮かせたボールをツーバーがゴールに蹴りこんだシーンはオフサイドと判定されましたがビデオで見るとこれは誤審でしょう。グラートバッハは救われました。そして17分にはホッフェンハイムの早いカウンター攻撃により失点してしまいます。まあ、しかしこれは相手のフォラント、フィルミーノ、シップロックによる素晴らしいコンビネーションを褒めるべきかもしれません。
 グラートバッハは相手に引きこもられると攻略に苦労する傾向があるので先制されると厳しくなります。しかし幸いホッフェンハイムは守備的な戦い方はしないチームなのでこの試合に関しては普段通りに戦えば攻略するチャンスはあるだろうなと思いました。そして、その後グラートバッハはファンが歓喜するようなスペクタクルなサッカーを展開してくれました。
 まずは25分。クルーゼが左のヴェントへ展開しヴェントが入れたクロスをファーサイドのヘアマンが押し込み同点。と思ったら、主審はゴール中央でクロスに対応してジョンソンがアブラハムに倒されたプレーのファールをとりゴールは認めずグラートバッハにPKを与えます。少々理解に苦しむジャッジでしたが、クルーゼがこのPKを落ち着いて決めて同点。31分にはヴェントのクロスに対し中央に飛び込んだヘアマンが懸命に足を延ばしつま先で角度を変えてゴールを決めて逆転。36分にはクルーゼがドリブルで左サイドをあがり、右サイドのラファエルがゴールを決めて3点目。あっという間に形勢逆転となりました。2、3本のダイレクトパスで一気に決定機を作り出すグラートバッハのスピード感あふれる攻撃は気持ちが良いもので、これこそファヴレ監督の目指すサッカーの究極に近い形なのではないかと思いました。

 2点をリードしたこともあり後半は多少抑えた形ではありましたがやはりグラートバッハがペースをつかみました。51分にクルーゼがジョンソンとのパス交換で左サイドを抜け出し右サイドのヘアマンへクロス、ヘアマンが決め、ここでほぼ勝敗は決しました。終盤はグラートバッハに集中力を欠いたようなミスも出始め、ホッフェンハイムが何度か決定機を作りましたが、いずれもゾマーが好セーブで防ぎ、1:4のまま試合が終わりました。

 この試合のグラートバッハは、守備の緩さはやや気になりましたが、攻撃面でのコンビネーションは本当に素晴らしいものでした。特にヘアマンが際立っていました。先日、2019年までの契約延長を発表したヘアマンは心身ともに充実しているようです。この試合では実質的に1ゴール損してしまいましたが、きっとそんなことは気にならないのではないでしょうか。ヘアマンに関しては、トップチームでプレーするようになったころからスピードやセンスに非凡なものは感じていましたが、ゴール前での決定力やスタミナに問題があったという印象があります。しかし、毎年少しずつ自らの課題をクリアしていき今では本当に頼もしい存在となりました。そんな彼が来季以降もグラートバッハの一員として戦うことは1ファンとして本当にうれしく思います。この試合での活躍も心から祝福したい気持ちです。

 さてホッフェンハイム戦での初のアウェイ勝利でしたが、ファヴレ監督は、「ホッフェンハイムで初めて勝利したということは私にとって重要なことではない。まずは3ポイントを積み上げたということことだ。現時点の順位表を見れば確かに我々は上位に残っているが、我々にはまだ難しい試合が残っている。」と気を引き締めるコメントを残しています。
 この後、グラートバッハは水曜日にDFBポカール(ビーレフェルト戦)を挟み、次節はホームでドルトムントとの対戦を控えています。前回の対戦ではクラマーの芸術的なオウンゴールによる0:1での敗戦でしたが、内容的には90分間全く決定機が作れないという今季最悪の試合でした。ぜひ借りは返したいところです。そして、この試合のグラートバッハを見る限りでは十分期待できそうです。オウンゴールのクラマーは警告の累積で出場停止ですが・・・。


BUNDESLIGA 2014/15 27. Spieltag
04.04.2015 15:30 Uhr, Wirsol Rhein-Neckar-Arena, Sinsheim
TSG 1899 Hoffenheim - Borussia M'gladbach 1:4 (1:3)
Hoffenheim: Baumann - Beck, Strobl, Abraham (72. Toljan), J.-S. Kim - Amiri, Rudy - Roberto Firmino - Volland (67. Salihovic), Zuber - Schipplock (67. Modeste)
Borussia: Sommer - Jantschke, Brouwers, Dominguez, Wendt - Kramer, Xhaka (76. Nordtveit) - Herrmann (65. Traoré), Johnson - Raffael (72. Hazard), Kruse
Tore: 1:0 Schipplock (17.), 1:1 Kruse (26., FE), 1:2 Herrmann (31.), 1:3 Raffael (36.), 1:4 Herrmann (51.)
Gelbe Karten: Kim, Abraham, Rudy - Xhaka, Kramer
Zuschauer: 30.150 (auverkauft)
Schiedsrichter: Thorsten Kinhöfer (Herne)


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