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2015.05.31 (Sun)

2015 J-League Division 2 第16節 大宮 vs. 福岡

 5月最後の日曜日。天気予報では雨の可能性もあると思っていましたが、いざ当日になるとよく晴れて真夏のような日差しとなりました。私は夏の暑さが苦手で頭痛にかかりやすいので、直射日光を避ける服装で頭痛薬も持参してスタジアムへ向かいました。


 今節の対戦相手は福岡です。大宮は福岡を大変苦手としているという印象がありますが、好調の大宮がこちらも好調の福岡を相手にどのような試合をするかは楽しみでした。苦手福岡に勝てるなら大宮の今の勢いは本物なのだろうと。

 前半、福岡がかなり引き気味のフォーメーションで激しくプレスをかけてこなかったこともあり大宮がほとんどの時間でボールを保持し、いつものように左サイドを中心にゆさぶりをかけシュートチャンスを作ろうとします。しかし福岡は3バックに両サイドの亀川と中村北斗で5バックを築き、大宮の決定機も体を張って阻止します。
 一方、福岡の狙いはボールを奪うとまず1トップの位置にいる中原貴之を狙ってロングボールを入れ競り合ったボールに対して2列目の城後、酒井らが攻撃を仕掛けていく形です。ただし前半はあまりにも中原と周囲との距離が開きすぎていて攻撃が形になっていませんでした。大宮ゴールを脅かした場面は1度か2度だけでした。大宮にとっては危ない場面は皆無でした。


 後半に入るとさすがに福岡も点を取りに前に出てきます。大宮は集中力が切れたのかわかりませんが不用意なミスが目立つようになり、福岡が攻勢をかける時間が増えてきました。しかし、福岡もフィニッシュの精度が低くシュートも枠をとらえません。
 大宮は選手交代により再び攻撃の活性化を図ります。しかし、相変わらず福岡の守備は崩れず神山も好セーブを見せるなどスコアレスのままアディショナルタイムに入りました。私はこの時点ではもうスコアレスドローだろうと思いました。しかし91分に左サイドに抜けたムルジャが中央に入れたクロスに清水慎太郎が飛び込み先制ゴールを決め、さらに94分にはムルジャが抜け出して3試合連続となるゴールで試合を決めました。



 おそらく福岡の井原監督としてはスコアレスドローならOKという気持ちだったのではないでしょうか。福岡の思い描いた形にはあと一歩のところで実現しませんでした。大宮の最後まであきらめない姿勢は見事だったと思います。
 ただ、正直なところこの試合の大宮はゲームを支配してはいたもののミスも多くそれほど良い出来ではなかったと思います。どちらかといえば福岡の守備の良さを感じた試合でした。そんな試合でもアディショナルタイムにゴールを決めて3ポイントを積み上げていくところに大宮のしぶとさを感じます。今季のJ2の上位は最後まで混戦になる可能性があり、このようなポイントが後々効いてくる可能性は高いと思います。大宮にとってはとても意味のある勝利だったと思います。
 福岡については、この試合の守備の安定感を見ると最後まで上位争いに加わってくる力はあると思います。ただこの試合はあまりにも守備的すぎて攻撃の形がはっきりとみられませんでした。新たに外国人FWが加わるようですが、彼がフィットし攻撃パターンが増えればさらに面白い存在になるのではないかと思います。


2015 Jリーグ Division2 第16節
2015年5月31日(日), 16:04, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - アビスパ福岡 2:0 (0:0)
大宮: 加藤 - 渡部, 菊地, 河本, 和田 - 横山, カルリーニョス, 横谷 (83. 渡邊), 泉澤 (70. 清水(慎)) - 家長, 播戸 (63. ムルジャ)
福岡: 神山 - イ グァンソン, 濱田, 堤 - 亀川, 中村(北) (79. 阿部), 鈴木, 末吉 (68. 中原(秀)) - 城後, 酒井 - 中原(貴) (87. 坂田)
得点: 1:0 清水(慎) (90.+1), 2:0 ムルジャ (90.+4)
警告: 家長 - 末吉
観客: 8,543人
主審: 東城 穣
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テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

23:50  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.05.31 (Sun)

2014/15シーズンのグラートバッハを振り返る

 2014/15シーズンのブンデスリーガ全日程が終了しました。そしてグラートバッハが参戦したEL、DFBポカールも優勝チームが決まりました。グラートバッハの成績を簡単にまとめると以下の通りとなります。

 リーグ戦:19勝6敗9分(勝点66) 3位
 EL: 決勝トーナメント1回戦敗退
 DFBポカールは準々決勝敗退

 期待を上回る見事な成績を残したと思います。時にリーグ戦の3位は期待以上でした。リーグ戦後半の17試合で順位をつけるならバイエルンやヴォルフスブルクを凌いでいるのです。これは立派です。またELは決勝トーナメントへ進出し、1回戦でセヴィージャに敗れたもののホーム、アウェイも内容では明らかに上回っており相手のカウンターの速さだけに屈したと言えるものでした。そしてELは結局そのセビージャが優勝を決めており、これはグラートバッハの力がヨーロッパのトップクラスに劣るものではないことを示したと言えるでしょう。DFBポカールは3部のビーレフェルトにPKで敗れましたがこれは勢いに乗る相手と最悪のピッチコンディションでの慣れないアウェイゲームということでこのくらいは大目に見たいと思います。では今季(正確に言えばこの数シーズンにわたって)何が良かったのかあくまでも私の視点で振り返っておきます。

1. 戦術面

 今季はファヴレ監督の目指すスタイルがほぼ完成形に近づいているように思えます。しっかりした守備をベースにしつつ両サイドハーフと2トップは試合の中で流動的に動き適度な距離感を保ちつつ常に相手守備の間のスペースを狙います。グラートバッハにはいわゆる典型的なストライカーはいません。2トップで起用されることの多いラファエルは中盤に下がって攻撃のリズムを作る役目を果たしクルーゼはサイドアタッカーとしての役目もこなします。このスタイルには個々の選手の連動性が要求されますが、これは1シーズンだけで構築されたものではなく数シーズンかけて作り上げてきたものなのです。そこには以下の2つのポイントをあげる必要があります。

(1) 選手補強の一貫性

 長期的な視野に立ちファヴレ監督の目指すサッカーを具現できる選手をしっかりと獲得できてきたことが大きいと思います。ファヴレ監督就任以降の新加入選手で外れだったのはデヨングだけではないでしょうか。当初は外れと評価されても仕方のない印象だったシャカは今ではチームに欠かせない中心選手になりました。因みにシャカの成長はクラマーの獲得と無関係ではないと思います。お互いが良い関係を保ちカバーしあうことで個々の持ち味を発揮しやすい状況が生まれたのだと思います。このような選手の補強はファヴレの目指すサッカーを熟知するマックス・エバールSDの手腕による部分も大きいですが、要するにフロントと現場が一体となっていないと難しいと思います。

(2) 選手の能力に合わせた戦術の進化

 ファヴレの戦術にあった選手を獲得してきたわけですが、一度にすべての選手を補強できるわけではありません。そんな状況でファヴレ監督はその時点での選手の能力、特徴を生かしたサッカーで勝利を重ね自信をつけていたと思います。具体的に言えば、就任直後は当時崩壊していた守備を立て直しロイスのスピードを生かしたカウンターを武器とするサッカーを展開。そしてその後は中盤でのワンタッチパスを使い攻守の切り替えの早さを武器とするサッカー、そしてラファエルやクルーゼのようにボールをキープできる選手を獲得してからはポゼッションもできるようになるなど少しずつ幅を広げてきました。その結果、相手の戦術に応じて戦い方を変えることができるようになり、特定チームを苦手にすることもなくなってきました。
 そしてもう一つは試合の中での選手たちの精神面での成長です。ファヴレ監督がプレスカンファレンスでたびたび「我慢が必要」と話していましたが、それを実践できたと思います。典型的なのがホームでのケルン戦。スコアレスドロー狙いで引きこもる相手に対してバランスを崩して無理に攻めてカウンターをくらい失点するというパターンをこれまで何度も見てきましたが、今季は辛抱強く攻撃を組み立て相手を揺さぶり終了直前にゴールを決めて勝ち切ることができるようになりました。勝利を積み重ねてきたことによる自信をベースに強いチームの勝ち方を身につけたと言えるでしょう。 

2. 選手の起用

 2012/13シーズンのEL参戦では必ずしもうまくローテーションをできていなかった印象が残りましたが、今季は素晴らしかったと思います。選手の体調、モチベーションをうまく管理しながら戦力を落とさずに戦い抜くことができました。それができたのは以下の2つの要因によると思います。

(1) ポリヴァレント

 グラートバッハはCLやELの常連クラブに比べると選手層は薄いほうだと思います。しかし、複数ポジションを力を落とすことなくこなせるポリヴァレントな選手を揃えているという強みがあります。この「ポリヴァレント」という言葉もファヴレを語る上で欠かすことのできない言葉です。特に選手層が多くないDFはドミンゲスやヤンチュケがSBとCBを兼任。激戦となったSHもほとんどの選手が左右どちらでもプレーできると言う強みがあり、怪我や出場停止が出ても穴埋めができ、ローテーションも柔軟に行うことができたのです。ちなみにヤンチュケは右SBの他、CB、ボランチも無難にこなす真のディフェンシブ・オールラウンダーです。個々のプレーには派手さはないのですがチームへの貢献度の高さは計り知れないものがあります。もっと評価されてよい選手です。私がチームの中で今季のMVPを選ぶならヤンチュケになります。

(2) 怪我の少なさ

 そしてもう一つ怪我人が非常に少なかったこと。いかに選手を多く揃えていても怪我人ばかりでは意味がありません。怪我人を少なくすることがいかに重要かを今季のグラートバッハが示したと思います。では何が良かったのかというと月並みな表現ですが、選手とメディカルチーム、監督とのコミュニケーションが良かったことではないかと思います。今季のグラートバッハは、試合前のメディアのニュースなどを見ると結構多くの選手がどこかに問題があるということで試合の出場を回避しています。しかしそうした危険信号の察知により、疲れた選手がローテーションを使いうまく休養をとることで怪我を未然に回避していたように思います。これもチームが一体となっていたことを示す良い例でしょう。

 以上、まとまりなく思ったことを書きつらねてきましたが、今季のグラートバッハのサッカーはただ勝利するだけではなく純粋に観戦していて楽しく感じました。私は長年応援してきているので私の目では客観的に見ることは不可能なので他チームとの比較でどうこう言うことはできませんが、、少なくてもこの数年のグラートバッハと比較して楽しいのは事実です。楽しいサッカーで結果も手にすることができる。これは理想的な姿です。このような素晴らしいサッカーで楽しませてくれたボルシアの全員に感謝したいです。そして、今こそTV放送などで多く取り上げられたくさんの人に見てほしいなというのが私の正直な気持ちです。来季はCLでその素晴らしさを示してくれたらうれしいです。

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

23:44  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.05.26 (Tue)

2015 J-League Division 2 第15節 岐阜 vs. 大宮


 J2第15節、大宮はアウェイで岐阜との対戦です。私はこの試合を観戦しに岐阜へ行ってきました。岐阜市内は10年以上前に訪れたことがありますがサッカー観戦は初めてです。当日は岐阜市には昼ごろ到着し市内を散策したり、ロープウェイで金華山に登ったりして時間を潰しスタジアムにはキックオフの2時間前に到着しました。長良川競技場は立派なスタジアムで周囲の環境もよく気持ちよく観戦できました。


 試合の序盤は岐阜がアグレッシブなサッカーで主導権を握ったかのように見えました。トップに入った2人の外国人選手や2列目の選手がかなり思い切ったプレスをかけ、大宮がバックバスでボールを下げるとそれに対ししても全力でボールを奪いにきました。こんな勢いで90分持つのだろうかと思いましたが、きっとスタミナには自信があるのでしょう。
 しかし大宮の守備は安定していました。シーズン序盤はこの試合に岐阜が見せたような激しいプレスに対しては余裕がなくパスミスをしたりボールロストをしたりすることが多かったのですが、今は見違えるようです。それは攻撃についても同じです。チームとしての連動した動きがなく、結果としてボールをキープしてもパスの出しどころがなくただ意味のないパス回しをしているだけで本当にいらいらさせられました。この試合で見せたようなワンタッチのパスをつないだ流れるような攻撃など開幕当初の大宮からは全く想像できませんでした。
 そしてもうひとつこの試合で光ったのは泉澤のプレーでした。大宮は泉澤の左サイドでのドリブルから何度もチャンスを作りました。もともとドリブラーとして定評はあった泉澤でしたが、この試合では積極的にミドルシュートを放ちゴールに対する意欲を見せてくれ好印象が残りました。残念ながら彼の放ったシュートは2度もクロスバーにはじかれてしまいましたが、シュートの精度はかなり上がっていて今後のブレイクが期待できそうです。
  

 大宮が5点を取った試合は過去にもあるそうですが私は見てはいないと思います。攻守がかみ合った快勝でした。試合前に渋谷監督が「岐阜はマンツーマンで守備をしてくるので、相手が前掛かりで来るパワーをうまく利用して攻撃していきたいと思います。」と語っていましたがそれを実践できた試合でした。
 次節は福岡との対戦です。福岡は大宮にとっては天敵といってよいくらい相性が悪いチームのはずですが、今の大宮の勢いなら良い試合ができるのではないかと思います。この試合は本当に楽しみです。順位はまだ気にする時期ではないと思います。


2015 Jリーグ Division2 第15節
2015年5月24日(日), 19:04, 長良川競技場
FC岐阜 - 大宮アルディージャ 0:5 (0:4)
岐阜: 太田(岳) - 高木, 深谷 (46. 小野), 岡根 - 高地, 宮沢 (46. 清本), 太田(圭), 野垣内, 益山 (66. 鈴木) -ロドリゴ, レオミネイロ
大宮: 加藤 - 渡部, 菊地, 河本 (82. 福田), 和田 - カルリーニョス, 横山, 横谷 (65. 渡邉), 泉澤 - 家長, 播戸 (46. ムルジャ)
得点:0:1 泉澤 (16.), 0:2 菊地 (31.), 0:3 横谷 (37.), 0:4 播戸 (44.), 0:5 ムルジャ (67.)
警告: レオミネイロ, 小野 - /
観客: 6,011人
主審: 吉田 寿光

タグ : スタジアム観戦記

22:40  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.05.18 (Mon)

2015 J-League Division 2 第14節 大宮 vs. 磐田

 大宮が首位磐田をホームに迎えた第14節の試合はとても見ごたえのある試合となりました。私は他の用事があったのですが無理して時間を調整してスタジアムに観戦に行って本当に良かったと思いました。スタジアムは満員で昨年までのJ1での試合を思わせる熱気に包まれていました。


 キックオフ直後から磐田の攻撃には力強さを感じましたが、大宮の守備はとても良く対応できていたと思います。相手がボールを保持しているときにもしっかりとプレッシャーをかけ、思い通りのパスを通させず、結果としてパスミスを誘ったりあるいはセカンドボールを拾えていました。次第に優位に立ちますがゴールは生まれずにハーフタイムへ。


 後半も両チーム一歩も譲らない展開。決定機はさほどありませんがスピーディーで緊迫した試合でした。試合も終盤に差し掛かった73分のこと。磐田はペナルティエリア外側でフリーキックのチャンスを得ると、ジェイが頭で合わせて先制ゴールを奪いました。この試合、後半はやや目立たなかった元イングランド代表がチャンスではしっかりと決めて見せました。さすがです。
 劣勢に立たされた大宮ですが、83分に右サイド渡部のクロスを中央の渡邊が落とし、ムルジャが左足でゴールネットを突き刺し同点に追いつきました。その後も勢いは大宮にあり、87分にはペナルティエリア内で家長が倒されPKを獲得しました。しかし、このチャンスでムルジャがPKを止められ勝ち越すことはできませんでした。


 前半途中あたりからは大宮が優位に立つ時間が長く同点に追いついた後にもPKを獲得するなど、大宮の方に勝てるチャンスのある試合だったと言えるでしょう。そんな試合だっただけに試合後の選手たちの表情からは悔しさが感じ取れました。しかし、この数試合も感じたとおり、明らかに大宮はシーズン当初より良いチームになっています。元日本代表選手や強力な外国人選手を擁し戦力的に明らかに格上の磐田に対し勝利まで後一歩という戦いを見せることができたことはポジティブに考えてよいことです。今後もこのような試合を期待したいです。
 一方の磐田で目立っていたのはGKのカミンスキーとアダイウトンの2人でした。カミンスキーについてはPKだけでなく何度か大宮の決定的なチャンスにファインセーブを連発しチームを救いました。またアダイウトンには力強さを感じました。磐田のカウンターで彼にボールが渡ると実に危険でした。そんな素晴らしい選手がいる磐田ですが、この試合に限っては個人能力の高さは感じたもののチームとしての強さはそれほど感じることができませんでした。名将、名波監督もチームの出来には不満を感じていたようですね。


2015 Jリーグ Division2 第14節
2015年5月17日(日), 16:04, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - ジュビロ磐田 1:1 (0:0)
大宮: 加藤 - 渡部, 横山, 河本, 和田 - カルリーニョス, 金澤, 横谷 (81. 渡邉), 泉澤 - 家長, 播戸 (68. ムルジャ)
磐田: カミンスキー - 櫻内, 伊野波, 藤田, 駒野 - 上田 (54. 川辺), 宮崎, 太田 (84. 清水), 小林 (88. 松井) - アダイウトン, ジェイ
得点: 0:1 ジェイ (73.), 1:1 ムルジャ (83.)
警告: 河本 - ジェイ, 藤田
観客: 13,285人
主審: 木村 博之

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

23:07  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.05.18 (Mon)

ブンデスリーガ2014/2015 第33節 ブレーメン vs. グラートバッハ

 前節で3位を争うライバルのレヴァークーゼンに快勝しCLストレートインに大きく近づいたグラートバッハはチームもファンも大きな喜びに浸ることになりました。しかし、まだ3位以上が決まったわけではありません。おそらくレヴァークーゼンは残り試合を全て勝利するのでグラートバッハも早く2ポイントをとり3位以上を決定したいところ。

 グラートバッハはこの数試合背中の痛みで戦線離脱していたドミンゲスが復帰。前節の試合内容が良かっただけにスタメンの入れ替えはないかと思っていましたが、ファヴレ監督は復帰したドミンゲスを早速CBに入れヤンチュケを右SBとして起用しました。

 試合前のプレスカンファレンスでファヴレ監督も言っていた通り、ブレーメンのセットプレーとカウンターは脅威となりました。ブレーメンは序盤からボールを奪うと速攻をしかけゴールに迫ります。ゴール前ではゼルケが極めて厄介な動きを見せ、またセットプレーではユヌゾヴィッチが精度の高いキックでゴールを狙ってきます。
 ブレーメンの攻勢に最初は押され気味だったグラートバッハも徐々にペースをつかみボールを保持できるようになりました。13分にヴェントのクロスがプレドルに当たって角度が変わりポストに弾かれたり、35分にコーナーキックからゴール前のこぼれ球をドミンゲスが押し込もうとするがGKカスティールスにブロックされるなど惜しいチャンスはありました。結局前半は両チームスコアレスで終了しました。グラートバッハはボールを試合しつつもブレーメンの堅守を崩しきれませんでした。しかし、今季のグラートバッハはこのような試合で粘り強くチャンスをうかがい、最終的にはチャンスをものにして勝利を手にすることが多く、息詰まる展開ながら後半が楽しみな気持ちもありました。

 後半、最初の決定機はブレーメンにありました。46分、ディサントが右サイドを力強いドリブルで強引に突破し中央に入れたボールをゼルケがシュートしますが、このゴール右隅を狙ったシュートをゾマーが片手で弾きだしました。スーパーセーブです。
 53分、グラートバッハは中央のシャカが左へ展開しクルーゼの入れたクロスにファーサイドに走りこんだラファエルが辛うじて右足に当てるとそのボールはゴールに転がり込み先制点となりました。その後もグラートバッハがボールを試合しブレーメンがカウンターを狙う形が続きますがグラートバッハには1点リードの余裕がありました。85分に相手DFルキミヤのクリアをハーンがブロック。こぼれたボールをラファエルが決めて2点差とし勝利を決定づけました。この得点は右サイドでのツヴァイカンプフでルキミヤにはじき倒されながらすぐに立ち上がりプレッシャーをかけたハーンの頑張りが生んだゴールといってよいでしょう。2点差になってからはグラートバッハが落ち着いてゲームをコントロールしてそのまま逃げ切り勝利を手にしました。これでグラートバッハはあと1試合を残し3位以上が確定。来季のCL出場が確定しました。
 
マックス・エバールSDの試合後のコメント 「我々にとっては多く、いやほとんどすべてがうまくいった。でも我々が努力して手に入れたこの瞬間は正当なものだ。まずは我々はそれを楽しむことができるし、そうするべきだ。我々は成果についても整理する必要がある。そして冷静に次の課題、新シーズンに向けての戦力強化に着手していきたい。」

 ファンの一人としてこの瞬間はとても喜ばしいことではありますが、何となく実感がわかないというのが正直な気持ちです。リーグ戦最終節が終わりリーグ戦を振り返った時にまた喜びが込み上げてくるのかもしれません。

<引用記事>
Stimmen zum Spiel (ボルシア公式サイト)


BUNDESLIGA 2014/15 33. Spieltag
16.05.2015 15:30 Uhr, Weserstadion, Bremen
SV Werder Bremen - Borussia M'gladbach 0:2 (0:0)
Bremen: Casteels - Gebre Selassie, Prödl, Vestergaard, Sternberg - Bargfrede (78. Lukimya) - Öztunali (88. Busch), Bartels (71. Hajrovic) - Junuzovic - Di Santo, Selke.
Borussia: Sommer - Jantschke, Brouwers, Dominguez, Wendt - Kramer, Xhaka - Herrmann (83. Hahn), Raffael (90. Nordtveit), Johnson (78. Hazard) - Kruse.
Tore: 0:1 Raffael (53.), 0:2 Raffael (85.)
Gelbe Karten: / - Jantschke
Zuschauer: 42.100 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Christian Dingert (Lebecksmühle)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

00:41  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.05.11 (Mon)

ブンデスリーガ2014/2015 第32節 グラートバッハ vs. レヴァークーゼン

 今季、最大の決戦といってもよいレヴァークーゼンとの対戦を3:0の完勝。レヴァークーゼンとの勝点差を5に広げ来季のCLストレートインに大きく近づきました。この試合は日本時間の22:30からTV中継があったので、当日の用事はすべて済ませ準備万端の状態でTV観戦しました。絶対に見逃せない試合でしたから。

 試合が始まるとすぐにレヴァークーゼンが激しくプレスをかけてきましたが、これは彼らのスタイルでありグラートバッハは十分想定していたと思います。いくつかピンチはありましたが落ち着いて対処し徐々に自分たちのペースに持ち込み、長短のパスを駆使しながら攻撃を組み立て決定機も作るようになりました。前半に惜しかった場面は20分に右に開いたクルーゼにラファエルからのクロスが通りGKと1対1の状況を作り出した場面、またその数分後にラファエルから右のヘアマンにパスが通りGKの前でフリーになった場面。いずれもレヴァークーゼンのGKレノに防がれましたが良い流れにはなっていたと思います。

 後半勝負の試合にはなりましたが意外に早い時間にグラートバッハが先制しました。シャカのリスタートからヘアマンが相手DFラインの裏をとり反対サイドから上がってきたクルーゼにパス。クルーゼがしっかり決めました。クルーゼは昨季はリーグ序盤は好調、ウインターブレーク前後に調子を落とすものの終盤に調子を上げてくる選手で今季も同様で重要な時期に調子を上げてきました。先制した後は得意のカウンターからチャンスを作れるようになり80分にはヘアマン、88分にはそのヘアマンに代わって入ったトラオレが左足で決めて3:0で勝利を決めました。この試合に関しては内容面を考慮しても完勝といってよい試合だったと思います。また、ヴォルフスブルクへの移籍がほぼ決まっているクルーゼがゴールを決め、対戦相手のレヴァークーゼンへ復帰が決まっているクラマーもよいパフォーマンスを見せてくれたことは嬉しく思います。もっとも彼らはプロでありグラートバッハとの契約がある間はグラートバッハに全力を尽くすべきであり当然ではあるのですが・・・。

 グラートバッハから遠く離れた地に住む1ファンにすぎない私にとっても、この勝利は本当に感慨深いものになりました。すでに20年以上グラートバッハを応援していますが、その間にツヴァイテへの2度の降格、昇格しても常に残留を目標に戦うシーズンの繰り返し。活躍する選手が出てくればすぐに他クラブへ移籍してしまう。そんなグラートバッハを見続けてきたので正直なところつい数年前まではCLなんて本当に違う世界の話だったのです。そんなグラートバッハがリーグ屈指の強豪クラブを試合内容で圧倒して勝利を収めるようになるなんてファヴレ就任以前は全く考えられませんでした。
 そしてもう一つ重要なのは、レヴァークーゼンにボルシアパークでリーグ戦初勝利を記録したということです。過去の対戦成績などは過去の話であって今の対戦にはあまり意味を持たないという考え方はあると思いますが、このレヴァークーゼンとの対戦成績だけは許容しがたいものでした。グラートバッハほどの古豪クラブが特定のクラブに対してアウェイならともかくホームで全く勝てない等ということはあってはならないのです。このあたりの気持ちは弱小クラブを応援するファンの人には理解していただけるのではないかと思います。今回、この嫌な記録を破ってくれほっとしました。

 さて本当に嬉しい勝利ではありましたが、まだリーグ戦は終わっていません。残り2試合アウェイのブレーメン戦、ホームのアウクスブルク戦が残っておりここで連敗するようなことがあればレヴァークーゼンに抜かれることになるでしょう。そして、ブレーメンでは最近の26年間勝利がないというもう一つの嫌なデータが残っています。私自身が戦うわけではないのですがファンの一人として気を抜かないでおきたいと思います。


BUNDESLIGA 2014/15 32. Spieltag
09.05.2015 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - Bayer 04 Leverkusen 3:0 (0:0)
Borussia: Sommer - Korb, Brouwers, Jantschke, Wendt - Xhaka, Kramer - Herrmann (81. Traoré), Johnson (89. Hazard) - Raffael (87. Hahn), Kruse
Leverkuksen: Leno - Hilbert (25. Donati), Jedvaj, Toprak, Wendell - Bender, Rolfes (65. Reinartz) - Brandt, Calhanoglu, Son - Kießling (65. Drmic)
Tore: 1:0 Kruse (50.), 2:0 Herrmann (80.), 3:0 Traoré (88.)
Gelbe Karten: Kramer, Xhaka - Bender, Hilbert, Toprak
Zuschauer: 53.761 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Peter Gagelmann (Bremen)

テーマ : サッカー - ジャンル : スポーツ

タグ : TV観戦記

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2015.05.10 (Sun)

2015 J-League Division 2 第13節 群馬 vs. 大宮

 群馬県前橋市の正田醤油スタジアムへ観戦に行きました。私はこのスタジアムで観戦するのは初めてですが、すぐ隣の群馬県営サッカー・ラグビー場で天皇杯(ザスパ草津対徳島ヴォルティスセカンド)を観戦したことがあります。この正田醤油スタジアムは基本的には陸上競技場ですが大きなスタンドがあり地方の競技場としては立派な部類に入るのではないでしょうか。メインスタンドからは見やすさの点でも問題ありませんでした。


 大宮のスタメンは前節の北九州戦(2:0で勝利)と変わりなし。過密日程ではあるものの前節の内容が良かったのでそのまま行こうという考えでしょうか。一方の群馬は前節のアウェイ福岡戦(1:4で敗戦)から大きくメンバーを入れ替えてきました。福岡戦の内容がよくなかったようですのでその点を対策してのことだと思います。

 前半の大宮は少ないタッチで素早くボールを回しているように見えましたが、これについては、「群馬さんは前線からハードワークし、守備で主導権を握ろうとするチームでしたので、ボール回しで捕まらないような立ち位置を取ることが非常に重要でした。」と渋谷監督がコメント(大宮アルディージャ公式サイトより引用)したように意図してやっていたことのようです。これがチーム全体に良い効果を及ぼしていたように思います。
 欲を言えばボールを動かす中でもう少し効果的な縦パスなど入れることができれば相手を崩せしやすいだろうと考えてしまうのですが、そこまで簡単な話ではないのでしょう。少なくても開幕戦のようにプレスをかけられて動揺してパスミスで相手にボールを奪われるということがなくなり本当に安心して見られるようになりました。
 攻撃に関しては前述のように縦パスを使った崩しには多少不満を感じたものの左サイドから泉澤がプレッシャーをかけ戻して和田のクロスというパターンでよいボールを前線に供給できていて、16分の先制ゴールも和田のクロスを横谷が頭で合わせる形で生まれました。しかし、この場面、横谷がペナルティエリア内で完全にフリーになっていたのは不思議でした。その点では大宮にとってはラッキーな面もあったと思います。その後も良いリズムで試合を展開した大宮には決定機がいくつかありました。特に39分に泉澤がGKと1対1になった場面などは100%決めておきたかった場面でした。


 後半は群馬が前半以上にプレッシャーをかけてきたことで大宮が受ける形になりました。全体が下がり気味になりいったんボールを奪ってもすぐに奪い返され波状攻撃を浴びる形も目に付きました。前半をリードして終えたときに後半守勢になってしまうことはよくあるのですが、ここで落ち着いて自分たちのリズムを作り出す力が欠けているように感じます。
 群馬にとって最大のチャンスは69分に左からの松下のコーナーキックをニアサイドで永井がバックヘッドで狙ったシーン。ここは加藤が左手を伸ばして弾きだし失点を防ぎました。この試合で群馬のFWとしてプレーした永井雄一郎は浦和在籍時にはダービーでよく得点を決められた選手。まさか数年たってJ2で対戦することになるとは思っていませんでしたが、永井はこのシーン以外もチャンスに幾度となく顔を出し相変わらず嫌な存在だとの印象を持ちました。
 大宮は終盤、選手交代などで停滞した状況を打開し、終了直前には前半に決定機を外した泉澤が決めて追加点を奪い勝利を決定づけました。


 前半は大宮、後半は群馬が主導権をつかんだ試合でしたがチャンスの数では大宮が上回っていて妥当な勝利ではありました。しかし本当に力のあるチームであれば前半の良い流れの時に追加点を決めて楽な展開にする。場合によっては3、4点差をつけて相手に諦めさせてしまうのだと思います。1点だけでは全く油断はできず、事実この試合でも後半は加藤の好セーブがなければ追いつかれていてもおかしくありませんでした。それでもチャンスが作れるようになっているだけ進歩しているとは思います。決定力を求めるのはまだ先の段階のようにも思います。

 次はホームで磐田戦です。磐田の試合はダイジェスト程度しか見たことがありませんが、選手補強も含めてチームがうまく回っているという印象があります。選手個々の質も高く大宮にとっては厳しい試合になることは間違いでしょう。しかし、この2試合の内容を見ると全く歯が立たないということもないだろうと期待しています。この試合も楽しみです。


2015 Jリーグ Division2 第13節
2015年5月9日(土), 15:04, 正田醤油スタジアム
ザスパクサツ群馬 - 大宮アルディージャ 0:2 (0:1)
群馬: 北 - 小柳 (18. 久富), 乾, 青木, 小林 - 横山 (67. カイケ), 黄誠秀, 松下, 江坂 - 永井, 大津 (75. オリベイラ)
大宮: 加藤 - 渡部, 横山, 河本, 和田 - 金澤, カルリーニョス, 横谷 (61. 渡邊), 泉澤, - 家長 (85. ムルジャ), 播戸 (72. 清水(慎))
得点: 0:1 横谷(16.), 0:2 泉澤 (90.)
警告: 松下 - 渡邉
観客: 6,380人
主審: 中村 太

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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2015.05.09 (Sat)

2015 J-League Division 2 第12節 大宮 vs. 北九州

 J2リーグ戦第12節、大宮対北九州の試合をスタジアムで観戦しました。今季はスタジアムにいけないのではないかと懸念していましたが、我ながら好調なペースで試合を観戦できています。また、例年と違い天候にも恵まれているのがうれしいです。

 大宮は前節退場の清水慎太郎が出場停止。ムルジャは体調不良で欠場となり、FWは播戸が今季初スタメン、下がり目の位置に家長が入り2トップを形成。また前節は右SHでスタメンに入った渡邊に代わり横谷が入りました。


 前半は大宮が主導権を握り、比較的早い時間に播戸のゴールで先制に成功しました。左からの和田のクロスを頭で押し込んだゴールでしたが、このゴールにいたるまでのプレーも含めて播戸のうまさが光りました。スペースを作り出す動きで中盤の選手とのスムーズな連携を作り出して攻撃を活性化させただけでなく、前線からの守備もしっかりとこなしていました。さすが長年Jリーグのトップクラブで活躍してきた選手は違うなと感心しました。


 後半は最初の10分くらいはかなり押し込まれましたが、守備はしっかりと対処し徐々に自分たちが試合をコントロールする展開に変えていき、そしてカルリーニョスの豪快なゴールが決まり安心できる展開となりました。後半特に目立って良かったと思うのは両SBの選手です。左SBの和田に関してはこれまでも無難にプレーしており見る側としても安心感がありましたが、この試合ではピンチの場面でことごとく顔を出し相手にプレスをかけて相手の攻撃を遅らせていました。素晴らしい危機察知能力と表現したらよいでしょうか。
 そして嬉しかったのは右SB渡部の生き生きとしたプレーです。今季はシーズン前の練習試合の時から右SBが大きな穴になっていましたが渡部がこれだけできれば問題はありません。今後は安定してこの試合のようなプレーしてほしいと思います。


 この試合は大宮にとっては内容が伴った順当な勝利でした。私は今季の大宮の12試合のうち8試合を観戦したことになりますが、その中で間違いなくこの試合がベストだと思います。守備面ではピンチはあったものの慌てずに対処し相手に決定機はほとんど作らせませんでした。これまでは無失点の試合も相手の決定力の無さや加藤のファインセーブに救われた結果としての無失点でしたが、この試合はしっかりと相手を抑えての無失点でした。そして、今季はほとんど諦めていた攻撃面でも少ないタッチでのパス交換で相手を崩すような場面やスペースをうまく使う動きもあり、まだ粗削りながらこれを突き詰めていけば意外にいけるのではないかと思わせる時間帯がありました。もちろん北九州があまり中盤でプレスをかけてこなかったことを差し引いて考える必要はあるでしょうが、今までよりはだいぶ良くなっていたと思います。そしてこのような試合を見ると次の試合を見るのも楽しみになってきます。スタジアムで試合を観戦されたファンの多くも同じではないでしょうか。


2015 Jリーグ Division2 第12節
2015年5月6日(水), 16:04, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - ギラヴァンツ北九州 2:0 (0:0)
大宮: 加藤 - 渡部, 横山, 河本, 和田 - カルリーニョス (86. 大屋), 金澤, 泉澤, 横谷 - 家長 (71. 渡邊), 播戸 (74. 富山)
北九州: 鈴木 - 星原, 西嶋, 寺岡, 多田 - 風間, 加藤, 小手川, 内藤 (87. 井上) - 小松 (67. 原), 大塚 (59. 渡)
得点: 1:0 播戸 (17.), 2:0 カルリーニョス (67.)
警告: / - 星原
観客: 7,702人
主審: 上田 益也

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

00:58  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.05.06 (Wed)

ブンデスリーガ2014/2015 第31節 ヘルタBSC vs. グラートバッハ

 ブンデスリーガも終盤に差し掛かり前節バイエルンは優勝。注目はCLストレートインを巡る争い、EL出場権争い、そして残留争いに興味は絞られてきました。グラートバッハはCL出場権が得られる4位以上は確定しているもののプレーオフなしで出場できる3位以上をなんとか手にしたいところです。プレーオフを勝ち抜くことの大変さは2シーズンに前に体験しています。
 前日に3位争いのライバル、レヴァークーゼンがバイエルン・ミュンヘンに勝利し暫定順位を3位に上げました。バイエルン・ミュンヘンは先週リーグ戦の優勝を決めており、数日前にDFBポカールでドルトムントと延長、PKを戦って疲労困憊の上、気の毒になるほど怪我人も続出しており、レヴァークーゼンの勝利は順当なものだったと思います。もっともグラートバッハはライバルの勝敗を気にすることなく目の前の試合をしっかりと勝っていくだけという状況が続いており、チームにはレヴァークーゼンの結果は気にならなかったと思います。31節の対戦相手のヘルタは順位こそ上がってきていませんが、特にシーズン途中にダルダイ監督が指揮を執るようになってから守備が安定しており、グラートバッハも簡単に点を取るのは難しく我慢が必要な試合になると予想していました。ファヴレ監督も試合前のプレカンっでは相手の守備力、そしてヘルタ監督時代の主力選手でもあったダルダイ監督について高く評価するコメントを出していました。
 
 この試合、グラートバッハは前節は体調不良で休んだヤンチュケが復帰し、背中を痛めたドミンゲスに代わってCBで出場しました。シーズン当初はローテーションをしていた両サイドハーフは、このところ左にジョンソン、右にヘアマンという形でほぼ固定されています。
 前半、組織的と思われていたヘルタの守備がやや不安定。10分にクルーゼが相手DFラインの裏に抜けて後方からのロングパスを受けGKと1対1になりかけましたがオフサイドのジャッジとなりました。これは明らかにミスジャッジでグラートバッハにとって不運でしたが、そこからのリスタートでなんとヘルタMFのシェルブレのミスパスをクラマーが奪い、ラファエルがドリブルで難なくDFラインを突破、中央のクルーゼがしっかりと決めて今度は文句なしのゴール。1点取るのが大変だと思っていた試合で思いがけずに早い時間で得点でき楽な展開になるかと思ったのですが、先制点のわずか2分後に同点に追いつかれてしまいました。ヘルタは左からのクロスを中央のカルーがヘディングで合わせ、これがいったんはクロスバーに弾かれますが詰めていたシュトッカーが押し込みました。この試合、グラートバッハの守備は危なげなかったのですが、このシーンだけはボールを追っているだけでシュトッカーを完全にフリーにしていました。
 その直後もグラートバッハに得点のチャンスは何度かありました。とりわけ決定的だったのは42分にシャカがフリーでシュートを撃ったがボールが枠をとらえられなかった場面でしょうか。もっともこれも相手のミスからもらったチャンスではあったのですが。

 後半もグラートバッハがボールを支配しながら得点は奪えない展開が続きます。試合も終盤に差し掛かりドローで終わってしまうのかと思った85分、途中から入ったトラオレが右サイドから内側へ切れ込んで左足で巻くようなシュートを決めて勝ち越しました。あたかもロッベンを思わせるような一連の動き。文句なしの素晴らしいゴールでした。結局はこのゴールが決勝点となりグラートバッハが順当に勝利しました。

 まずはトラオレ。このところ試合の終盤、膠着状態を打開するために投入されることが多い彼はそのスピードと正確なキックでチームに貢献しています。この試合のゴールがリーグ戦では今季初ゴールとなりました。彼のような選手を控えに置いておくのはもったいない気もしますが、出場時間が少ない中でも常にしっかりと結果を出しているのは見事というしかありません。
 この試合の勝利がファヴレ監督のブンデスリーガ通算の100勝目。その対戦相手がかつて指揮を執っていたヘルタだったというのも不思議な縁を感じます。グラートバッハファンの一人としてファヴレ監督には感謝の気持ちでいっぱいです。今後もグラートバッハの監督として勝利数を積み上げて行ってほしいと思います。

 さて次節はレヴァークーゼンとの決戦です。レヴァークーゼンとのホームでの相性の悪さはありますが、今季のグラートバッハはそのような嫌な記録を次々と打ち破ってきました。相手の調子も良さそうですが、この試合は是が非でも勝利して勝点差を広げてほしいと思います。


BUNDESLIGA 2014/15 31. Spieltag
03.05.2015 17:30 Uhr, Olympiastadion, Berlin
Hertha BSC Berlin - Borussia M'gladbach 1:2 (1:1)
Hertha BSC: Kraft – Pekarik, Langkamp, Brooks, Plattenhardt – Skjelbred, Lustenberger (71. Niemeyer) – Haraguchi, Stocker (82. Ronny), Ndjeng (76. Ben-Hatira) - Kalou
Borussia: Sommer – Korb, Jantschke, Brouwers, Wendt – Kramer, Xhaka – Herrmann (72. Traoré), Johnson (79. Hazard) – Raffael (90. Nordtveit), Kruse
Tore: 0:1 Kruse (11.), 1:1 Stocker (13.), 1:2 Traoré (85.)
Gelbe Karten: Skjelbred, Kalou / Xhaka, Korb, Herrmann
Zuschauer: 56.881
Schiedsrichter: Thorsten Kinhöfer (Herne)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

タグ : TV観戦記

14:34  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.05.02 (Sat)

2015 J-League Division 2 第10節 徳島 vs. 大宮

 鳴門・大塚スポーツパークへ行ってきました。 初めて訪れた鳴門は市街地の中心部も静かでのんびりした風情が漂っていましたが、ポカリスエットスタジアムも同様な印象を受けました。もちろん試合開催日程や対戦相手によって違うのだとは思いますが・・・。


 ホームチームの徳島は第9節終了時点で勝点9で16位とスタートダッシュは失敗した形ですが、昇格争いに加わってくるだけのチーム力はあり、大宮の現時点でのチーム力を測る意味では格好の相手だと思っていました。特に徳島は守備が安定おり、攻撃に課題を抱える大宮が攻略できるものかどうか楽しみにしていました。

 大宮は前節の水戸戦で怪我をしたCB菊地に代わって、前節はボランチで出場した横山が入り、ボランチには大山が入りました。一方の徳島は前節の横浜FC戦(1:1のドロー)と全く同じメンバーがスタメンに名を連ねました。



 前半は徳島のペースとなりました。しっかりした守備をベースにしつつボールを奪うとしっかりとパスをつなぎサイドから湾トップの長谷川悠に合わせる形が多かったようです。残念ながら最後のプレーでの精度が低く決定機は作れませんでしたが、間違いなく試合は徳島がコントロールしていました。大宮は前節とは違って守備の安定感がありミスも少なかったと思います。しかし、押し込まれている分、ボールを奪った後に前線との距離が開いてしまいロングボールを放り込んでは徳島にボールを奪われるばかり。30分を経過してようやく攻撃が形になり始めましたがチャンスは皆無でした。

 後半は大宮が前半に比べるとボールを拾えるようになりほぼ互角の展開となりました。しかし、どちらも決定的なチャンスは少なく、ほとんど見所のないまま試合が終わってしまいました。スコアレスドローという結果は全く妥当なものでどちらにとっても納得せざるを得ないと思います。


 客観的に見て、この試合を一言で表すなら「つまらない試合」ということになるかもしれません。しかし、現在の大宮にとって見れば1ポイントは重要です。攻撃面での課題はさておき、無失点で終えたことを評価したいと思います。
 大宮の攻撃は、ムルジャや家長、あるいは泉澤のドリブルなど個の力に頼ったものが中心でどうしても単発になりがちです。そのため、徳島のように守備のしっかりしたチームに対してはなかなか通用しませんでした。さらに試合後の渋谷監督やムルジャのコメントを読むと、ピッチコンディションも不利に働いたようです。このような試合展開では無理して点を取ろうとしてバランスを崩したりせずにしっかりと1ポイントを獲得するのが得策だと感じます。極論ですが失点しなければ負けることはないのです。現有戦力のもとで攻撃力を上げていくにはかなりの時間が必要ですが、守備の構築であれば比較的短い時間で対応可能ではないかと思います。

 さて次節はホームでの愛媛戦ですが、ここまで攻守にわたって大活躍のCB河本が出場停止となります。果たしてどうなるでしょう。また1点で勝負が決まるような痺れる展開になると思いますので、勝利のためには代役の選手(片岡?)の頑張りが欠かせません。
 
<参考記事> 大宮アルディージャ公式サイト 第10節 徳島戦


2015 Jリーグ Division2 第10節
2015年4月29日(水), 14:04, ポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス - 大宮アルディージャ 0:0 (0:0)
徳島: 長谷川(徹) - 藤原, 橋内, 石井, アレックス - 斉藤 (89. 青山) - 佐々木, 木村 (81. 濱田), エステバン, 内田 (75. 広瀬) - 長谷川(悠)
大宮: 加藤 - 今井, 横山, 河本, 和田 - 金澤, 大山 (85. 播戸), 横谷 (46. 渡邊), 家長 - ムルジャ, 清水(慎) (68. 泉澤)
得点: なし
退場: 河本 (警告X2) (90. +1)
警告: / - 横山, 大山
観客: 4,316人
主審: 高山 啓義

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

00:43  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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