2015.08.16 (Sun)

ブンデスリーガ2015/2016 第1節 ドルトムント vs. グラートバッハ

 待望のブンデスリーガ開幕です。グラートバッハは開幕戦は香川真司の所属するドルトムントとの対戦です。ドルトムントの試合と言うことでもちろんTV中継がありましたので日本時間では深夜1:30からという辛い時間ではありましたが頑張ってTV観戦しました。

 グラートバッハは、DFのシュトランツルとドミンゲスが怪我などによるコンディション不良により出場できず、守備的MFのノルトヴァイトが出場停止となりました。その結果、CBはリーグ戦は初出場となる20歳のマーヴィン・シュルツと19歳のクリステンセンがスタメン。ボランチはシュティンドルがシャカとコンビを組むことになりました。これは先週のDFBポカール1回戦と同じですが、今季は優勝を争うことも予想されているドルトムント相手に通用するのかどうか楽しみではありましたが不安も感じていました。

 試合の序盤こそグラートバッハは思った通りのサッカーができていたように思いますが、それは10分程度しか続きませんでした。ドルトムントはスピードのあるオーバメヤンやロイス、香川らが流動的に動きゆさぶりをかけるとグラートバッハの守備はひきづられてしまい相手にスペースを与えてしまいます。そこに次々と走りこまれ決定的なパスを通されてしまうと、もはやグラートバッハの守備陣はなすすべなく防戦一方となります。8分にムヒタリアンが抜け出してゴールネットを揺らした場面は副審のミスジャッジによりオフサイドとなって救われましたが、15分にフンメルスからのパスをペナルティエリア内で受けた香川がワンタッチで出したパスをロイスが決めて先制。21分にシュメルツァーのクロスにオーバメヤンが頭で合わせて2点目。33分には中盤でボールを奪われるとクリステンセンがオーバメヤンに振り切られて最後はムヒタリアンにゴールを決められ3点目。あっという間に勝敗が決まってしまいました。
 後半も試合の流れは変わることなくドルトムントがムヒアリアンのゴールで追加点をあげ、それ以外にも多くの決定機を作ったのに対しグラートバッハの攻撃機会は数えるほどしかなく一方的な展開のまま試合が終わりました。

 ファヴレ監督が就任する前のグラートバッハの試合はこのような試合が多かったのですが、最近は4点差で敗れる試合はほとんどなかっただけに正直なところ悲しくなりました。未明の時間ということもあり、よほどTV観戦を途中で放棄しようかと思いました。
 この試合を見て感じるのは、これまで漠然と感じていた不安が一気に露呈したということです。具体的には、ブンデスリーガでの経験が乏しいCBコンビと中盤の守備の弱さです。正直なところドルトムントの攻撃陣を相手にするには荷が重かったように思います。また以前から思っていましたがやはりシュティンドルは攻撃で生かしたい選手。守備を期待してはいけないと思います。
 今後も同様な戦い方をしてくる相手との対戦で先にプレスをかけられると同様の展開になってしまう心配があり、早急に対策を講じる必要があります。CBシュトランツルの復帰の他にヘルタから左SBニコ・シュルツを獲得するという話があります。ボランチは守備的なノルトヴァイトの復帰するので、さしあたり彼らの活躍に期待することになるかと思います。この試合に出場した2人の若手CBには苦い経験になったと思いますが、このような経験も選手としての成長には必要です。彼らや途中からボランチに入ったダフードの成長は暖かく見守りたいと思います。とりあえず、私自身はこの試合のことはいったん忘れて次節のホーム、マインツ戦に向けて気持ちを切り替えたいと思います。

マックス・エバールSD試合後のコメント
「我々は多くのミスをしチームとしてはまずい守備をしてしまい、そこから簡単に失点してしまった。故に思い描いた通りの結果が出せなかった。我々にはまだ多くの仕事があるし、新たに構成されたチームには時間が必要だ。それは別にしてもドルトムントは素晴らしい印象を残したし本当に素晴らしい内容を見せてくれた。」

リュシアン・ファヴレ監督、試合後のコメント
「ドルトムントの勝利は極めて妥当な結果だ。我々は試合の入り方は悪くはなかった。2度ほどカウンターのチャンスも作れていた。しかしあまりに簡単に失点してしまい試合をコントロールできなかった。これだけ早く0-3になってしまってはとても難しくなる。ドルトムントは非常にテンポ良くプレーしており我々よりずっと良かった。安定性を取り戻すため我々にはまだやるべきことがたくさんある。」


BUNDESLIGA 2015/16 1. Spieltag
15.08.2015 18:30 Uhr, Signal Iduna Park, Dortmund
Borussia Dortmund - Borussia M'gladbach 4:0 (3:0)
Dortmund: Bürki – Piszczek, Sokratis, Hummels, Schmelzer – Weigl – Gündoğan, Kagawa – Mkhitaryan, Reus (78. Kampl) – Aubameyang (78. Ramos)
Borussia: Sommer – Jantschke, Schulz, Christensen, Wendt – Xhaka (78. Dahoud), Stindl – Traoré (65. Herrmann), Johnson – Raffael, Drmić (67. Hazard)
Tore: 1:0 Reus (15.), 2:0 Aubameyang (21.), 3:0 Mkhitaryan (33.), 4:0 Mkhitaryan (50.)
Gelbe Karten: / - Xhaka
Zuschauer: 81.359 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Tobias Stieler (Hamburg)

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2015.08.12 (Wed)

DFBポカール 2015/16 1回戦 ザンクト・パウリ vs. グラートバッハ

 グラートバッハの新シーズン最初の公式戦となるDFBポカールの1回戦。対戦相手がザンクト・パウリ、そして独特の雰囲気のある敵地ミレントアというのは素晴らしい組み合わせになったものだと思います。 ザンクトパウリは昨季はツヴァイテで下位に低迷しましたが、今季はここまでリーグ戦2試合を消化して1勝1分と良いスタートを切っています。チームを率いるのは現役時代はグラートバッハの選手として活躍し監督も務めたことのあるエヴァルト・リーネンというのも興味深いところ。
 グラートバッハはCBに若いシュルツとクリステンセンを起用。新加入のシュティンドルはボランチ、ドゥルミッチがFWとしてスタメンに入りました。

 前半、ボールをキープしてゆったりとパス回しをするグラートバッハに対しパウリは前線からアグレッシブにプレスをかけボールを奪いに来ます。この圧力に対してやや受けに回ったグラートバッハ。なかなか前へ効果的なボールがつながりません。一方のパウリはボールを奪うと迷いなく前へ左サイドから中央へ何度か良いクロスが入り中央のティーにあと一歩合わないという危険なプレーがありました。
 先制したのはパウリでした。33分に中途半端なパスミスでボールを奪われ左サイドを崩されたところでチャトコフスキに左足でミドルシュートを決められました。しかしこれはスーパーゴール。ゾマーも反応はしていましたがノーチャンスでした。その後は勢いに乗ったパウリの攻勢が続きますがグラートバッハも追加点は許さずに前半を終えました。

 ハーフタイムにファヴレ監督は「このままでは厳しいが、もっとテンポを上げて自分たちのプレーをすれば逆転できるだろう」と言ったそうです。この言葉でスイッチが入ったのか、後半は前半とは見違えるようにスピードあふれる攻撃を展開。全体のバランスもよくなりスペースを作れるようになり、これがゴールラッシュに結びつきます。
  まず54分に右サイドをトラオレが仕掛けペナルティエリア内に上がってきたシュティンドルがパスを受けてワントラップしてシュートしたボールはスライディングで止めに入ったDFに当たって角度が変わりゴールに入り同点。2分後には左サイドから中央に切り込んだトラオレがシュティンドルとのワンツーから左足で巻くようにゴールを決め逆転。このロッベンを彷彿とさせる素晴らしいミドルシュートはトラオレの得意な形で昨季の終盤にも何度か決めています。その後も67分にシュティンドル、86分には交代で入ったアザールが決めて試合を決めました。

 この試合、グラートバッハはトラオレがトレーニング、テストマッチでの好調を維持している印象です。また2ゴールを記録したシュティンドル。ボランチとして出場しましたがこの試合では評判通りの決定力を見せつけてくれました。また、攻撃に入った時のトラオレやラファエルとの連係もよく活躍が期待できます。一方、ほとんど目立たなかったドゥルミッチはチームにフィットするのに少し時間が必要かもしれません。
 パッとしない前半と素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた後半。少々安定しない戦い方でしたが、好調なツヴァイテリーガのクラブ相手にアウェイで4:1は悪い結果ではありません。今季の最初のうちは多少不安定な戦いがあるかもしれませんが、力のあるチームであることは確認できたと思います。そしてドゥルミッチや若いCBなどまだ良くなる点はあり期待も高まります。まずは来週の開幕戦(アウェイのドルトムント戦)が楽しみです。


DFB Pokal 2015/16 1. Runde
10.08.2014 20:30 Uhr Millerntor-stadion, Hamburg
FC St Pauli - Borussia Mönchengladbach 1:4 (1:0)
St Pauli: Himmelmann - Nehrig, Ziereis, Gonther, Buballa - Alushi, Rzatkowski - Choi (79. Litka), Maier (70. Verhoek), Sobota - Thy
Borussia: Sommer - Jantschke, Schulz, Christensen, Wendt - Stindl, Xhaka (87. Dahoud) - Traoré (84. Herrmann), Johnson - Raffael, Drmić (77. Hazard)
Tore: 1:0 Rzatokowski (33.), 1:1 Stindl (54.), 1:2 Traoré (56.), 1:3 Stindl (67.), 1:4 Hazard (86.)
Gelbe Karten: / - Xhaka
Zuschauer: 28.175
Schiedsrichter: Florian Meyer (Burgdorf)

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2015.08.11 (Tue)

2015/16シーズン グラートバッハ選手の動き

 いよいよグラートバッハ新シーズンの最初の公式戦、DFBポカール1回戦が近づいてきました。このあたりで毎シーズン恒例ですが選手の移籍情報を整理しておくことにします。

【OUT】
 GK
  Janis Blaaswich → Dynamo Dresden
 DF
  Filip Daems → KVC Westerlo
  Nico Brandenburger → FC Luzern
 MF
  Christoph Kramer → Bayer 04 Leverkusen
  Amin Younes → Ajax Amsterdam
 FW
  Max Kruse → VfL Wolfsburg
  Peniel Mlapa → VfL Bochum

【IN】
 GK
  Tobias Sippel ← 1.FC Kaiserslautern
 DF
  Nico Elvedi ← FC Zürich
  Andreas Christensen ← FC Chelsea
 MF
  Lars Stiendl ← Hannover 96
 FW
  Josip Drmic ← Bayer 04 Leverkusen

 チームを去る選手の中で主力選手はMFのクラマーとFWのクルーゼ。クラマーはレンタル元のレヴァークーゼンへの復帰、クルーゼは(よりによって)ヴォルフスブルクへの移籍ということで2人ともライバルチームで戦うことになります。果たして彼ら2人の穴は埋まるのか。また昨季はうまく選手をやりくりして乗り切ったもののCBのシュトランツル、ブラーウェルスらの高齢化も心配です。
 まずFWについてはレヴァークーゼンからドゥルミッチを獲得。彼を攻撃の軸として使いこなせればさほど大きな問題にはならないと思います。むしろ問題はクラマーの抜けた穴です。グラートバッハはMFの補強としてシュティンドルの獲得に成功しました。種ティンドルは素晴らしい選手だしボランチも問題なくこなせますが、クラマーとは全くタイプの違う選手です。彼の持ち味はより攻撃的な位置で発揮されるのは間違いありません。彼の獲得でグラートバッハは攻撃のオプションを手にしたと言えるでしょう。
 ではボランチはどうなるか。特に守備力と試合終盤でも全く落ちない運動量で中盤の守備をささえてきたクラマーの代わりを誰がこなすのか。私はノルトヴァイト、ダフートの2人に期待しています。特にダフートに関してはそろそろトップチームで多くの経験を積ませる時期ではないかと思いますし、能力的にも問題の無いレベルに来ていると思います。
 最後に守備面ですが、若い2人の新加入選手(エルヴェディ、クリステンセン)は比較的早い段階で試合で活躍することになるのではないかと思います。特にクリステンセンはテストマッチでの評価は非常に高く意外に早く戦力になるかもしれません。クリステンセンはチェルシーからのローンですが、アザール同様に買取に動くことになるのでしょうか。それくらいの活躍を期待しています。

 今季はチャンピオンズリーグで戦うグラートバッハ。なにしろ未知の領域での戦いになるので果たしてどれだけ戦えるのかわかりません。まずはどこと戦うことになるのか楽しみに待ちたいと思います。
 一方でブンデスリーガでの戦いについてはできれば来季もCL出場権を獲得できればよいと思いますが、これもそう簡単にはいかないでしょう。昨季はグラートバッハの戦いは素晴らしいものでしたが、ドルトムントやシャルケの思わぬ不振に助けられた面もありました。バイエルン、ドルトムント、シャルケに加えてレヴァークーゼン、ヴォルフスブルクなど大企業をバックにしたクラブとの順位争いになるかと思います。客観的に順位を予想するなら5位か6位くらいでしょうか。どんな試合を見せてくれるのか楽しみです。



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2015.08.09 (Sun)

2015 J-League Division 2 第28節 大宮 vs. 栃木

 私事ですが、猛暑が続く中、仕事も多忙を極め睡眠不足が続きバテ気味で週末は動くのもつらい状況です。今後もしばらくはそんな生活が続くことが予想されるため、大宮の残りのホームゲームもどれだけ観戦できるかわからなくなってきました。そんなわけで見られる試合は見ておこうと思い疲れた体にムチ打ってスタジアムへ向かいました。私にとっては23節の岡山戦以来の観戦となります。
 幸いにもスタジアムに到着した午後6時半ごろにはこの数日に比べるとずいぶん涼しくなっていて助かりました。選手の試合でのパフォーマンスも上がることが期待できるし喜ばしいことです。今日の対戦相手は難敵の栃木SCです。見る側としても辛抱が必要な試合になるでしょう。


 前半は大宮がボールを支配しサイドにボールを展開しながらスペースを狙いますが予想通り栃木の守備は固く決定機が作れません。大宮は攻撃の際の連係も悪く不用意なパスミスでボールを奪われるシーンも散見されました。栃木はボールを奪ったら速攻でカウンターを狙う形を狙っていたのだと思いますが、良い形でトップにボールが入らず、またFWの選手もあまり駆け引きをしないため、ほとんど危険な存在になっていませんでした。前回の対戦で厄介な存在だった湯澤が出場していなかったことも怖さを感じない理由のひとつだったのかもしれません。そんな具合で大宮がボールを保持する時間が長かったわりには決定的なチャンスはどちらにもなく得点の気配がほとんど感じられない前半でした。


 後半に入ると栃木のカウンターが機能するようになりました。特に河本がサイドからドリブルで崩して中にボールを入れてチャンスになる形が何度かありました。しかし、この嫌な時間帯をGK加藤を中心として無難に乗り切ると再び試合は前半同様の膠着した展開となります。そのまま時間が経過していきスコアレスドローに終わるのかなと考え始めた87分に大宮はペナルティエリア内でムルジャが倒されてPKを獲得します。この大事なPKを家長が落ち着いて決めて大宮が終盤にようやく先制します。
 ここからやや守りに入った大宮に対して栃木の波状攻撃が始まりますが、アディショナルタイムにあった栃木の決定機も加藤の好セーブでしのぎ勝利を手にしました。


 試合を振り返り、私は開幕戦で金沢に1:0で勝利した試合を思い出しました。当時の大宮は守備も不安定で攻撃にもほとんど工夫が見られずかなり悲観的な思いを込めて、接戦で粘り強く勝点を積み上げていくことの重要性を感じていました。その後、想像以上に大宮の守備は安定し得点力も上がってきましたが、それでもやはり簡単な試合などほとんどありません。
 さらに残り試合は怪我人や出場停止。さらに夏場の疲労によりパフォーマンスが落ちることは想定しておかなくてはなりません。過去の経験上、夏場に大宮が失速することはファンは皆知っているはずです。対戦相手も大宮のストロングポイントを消すような戦術をとってくることも予想され今まで以上に厳しい試合が続くでしょう。
 開幕当初と比べると一段上のレベルでの話ではありますが、厳しい試合で辛抱強く戦い一つでも多くのポイントを獲得していくことの重要性は全く変わりません。私はここからは内容より結果を求めたいと思います。そういう話を踏まえて考えるなら、この試合は非常に評価できる試合だったと思います。うまくいかない展開でも焦らず粘り強く戦い、数少ないチャンス、あるいは運をゴールに結びつけ勝利する。まさに大宮らしい素晴らしい勝利でした。

 対戦相手の栃木については、組織的な守備をベースにした激しいプレスが印象に残りました。そしておそらく研究してきたのだと思いますが大宮の左サイドへの徹底してマークしてくるなど全く一筋縄ではいかないチームでした。これはシーズン開幕前のテストマッチ、さらに前回の対戦での印象と全く変わりはありません。これだけのチームが現在20位というのが本当に信じられません。このチームの課題はやはり攻撃力でしょうか。前線に相手にとって脅威となる選手が一人いるだけで全く違うのではないかと感じました。


2015 Jリーグ Division2 第28節
2015年8月8日(土), 19:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 栃木SC 1:0 (0:0)
大宮: 加藤 - 片岡, 福田 (31. 菊地), 河本, 大屋 - 横山, カルリーニョス, 横谷 (85. 渡邊), 泉澤 - 家長, ムルジャ (90. 清水(慎))
栃木: 竹重 - 荒堀 (63. 山形), ハン ヒフン, 坂田, パク ヒョンジュン - 廣瀬, 小野寺, 本間 (89. フェリペ), 中美 (75. 松村) - 河本, 阪野
得点: 1:0 家長 (87., PK)
警告: カルリーニョス, 河本, 家長 - 阪野, 本間, 山形
観客: 9,564人
主審: 上村 篤史

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21:26  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.08.02 (Sun)

2. ブンデスリーガ 2015/16 第2節 ボーフム vs. デュイスブルク

 ツヴァイテリーガ2015/16シーズンが開幕しました。シーズン開幕に合わせるように仕事が多忙となり開幕戦は試合の結果やレポートを読んだだけで映像は見られませんでした。ボーフムはアウェイで降格チームのパダボーンと対戦し新加入のハベラーのゴールにより0:1で勝利。幸先の良いスタートを切りました。
 そして第2節、ホームでの開幕戦の相手は昇格チームのデュイスブルクです。ボーフムとデュイスブルクは地理的には非常に近くこれも一つのダービーです。デュイスブルクは開幕戦はホームで昇格候補の1つと予想されるカイザースラウエルンに1:3で敗れています。ボーフムとデュイスブルクは先月にテストマッチを行っておりボーフムが勝利しています。デュイスブルクの新シーズンのオープニングイベントとして開催されたこの試合はボーフムがAチームで戦った前半に2:0でリード、Bチームに選手を入れ替えた後半に1失点して2:1というものでした。ただこれはあくまでテストマッチ。開幕戦で敗れたデュイスブルクが必死に勝点を取りに来ることは間違いなくボーフムも我慢が必要とされる試合になると予想していました。

 ボーフムのGKはルーテ、中盤にはボランチに新加入のホークラント、トップ下にハベラー、右サイドにブルートが入ったほかはほぼ昨季終盤と同じメンバーです。なお、個人的に今季の活躍を期待していたグレゴリッチは開幕直前にHSVへ移籍が決まりました。
 試合は前半からボーフムが主導権を握る展開となりました。デュイスブルクは自陣に深く引いてコンパクトに守りボールを奪ったらサイドに展開し攻め込むという意図が見えました。しかしデュイスブルクは攻撃が手薄なうえに雑でパスミスが多くボーフムは攻め込まれる前に容易にボールを奪い返すことができました。また守備的に戦ってはいるもののデュイスブルクの守備は思いのほか緩く、時間が経過するにつれボーフムは次々と攻め込むようになります。しかし攻撃に入った時のパスの精度が悪くコンビネーションに難がある印象を受けました。
 ボーフムの決定機は27分に右からのコーナーキックをファーサイドでファビアンが頭で合わせたシュートは枠をとらえたがGKラタイチャクが弾きだした場面と29分に左からのコーナーキックに飛び込んだホークラントが頭でたたきつけたシュートがクロスバーに弾かれた場面でした。いずれもセットプレーからのチャンスでしたが、この時間あたりからは一方的な展開となりボーフムに足りないのはゴール前でのプレーの精度だけ、それ以外は完全にデュイスブルクを圧倒した前半でした。

 攻め込みながら点が取れないというのは気分がよくないもので、昨季のボーフムにはよくこういう展開の後に失点してしまい敗れてしまう試合がいくつかありました。ただこの試合は後半になっても試合の展開は変わらず、開始間もなくロジアから中央からテロッデへ決定的なパスが通りテロッデが左足で放つなどチャンスはボーフムにありました。そして56分についにボーフムに先制点が入ります。右サイドのブルートからのクロスに対してゴール前での競り合いからこぼれたボールに後方から走りこんだペアテルが左足で思い切りよく放ったシュートがデュイスブルクのCB、マイスナーの体に当たり角度が変わりゴールへ。さすがにこれにはGKのラタイチャクも反応できませんでした。ペアテルのシュートは完全にミスキックで枠を外していただけにボーフムにとってはラッキーな先制点でした。
 1点が入ると試合はさらにボーフムの一方的な展開となりました。そして68分にハベラーからのパスを受けて右サイドを抜けたブルートがGKとの1対1を落ち着いて決めて追加点。事実上、これで勝敗は決まりました。その後はボーフムは無理して攻めずDFラインや中盤でのパス交換に終始し試合を落ち着かせ、84分には前がかりになったデュイスブルクDFの裏をとったテロッデがGKとの1対1を決めてダメを押しました。

 90分間にわたり一方的に試合をコントロールできたボーフムに一度たりとも危ない場面はありませんでした。ブンデスリーガ公式によるとシュート数は23:6と大きな差がついていましたが、デュイスブルクの6本のシュートも大きく枠を外したものか、力のないGK正面へのミドルシュートばかりでした。デュイスブルクはまだ本来の力を出せていないと思いますが、仮にこのままだとツヴァイテ残留がかなり心配になるレベルです。

 ボーフムは序盤こそ連携の悪さが目に付きましたが、徐々にサイドチェンジや裏への飛び出しなど相手のスペースを使った攻撃ができるようになってきたという印象があります。後半は中盤がそのような攻撃の起点となりボールを動かせていたと思います。新加入のハベラーは思った以上に良い選手で、仮にアイスフェルトの獲得ができなくても大きな戦力ダウンにならないのではないかと感じさせてくれました。 
 一方、今季のボーフムの課題は守備だと思いますがこの試合に限っては攻め込まれるシーンが少なすぎてあまり参考にはなりませんでした。次節は昇格候補筆頭格のフライブルクが相手ですので、ここでチェックができると思います。

 最後にフェアベーク監督の試合後のコメントを・・・。
「もちろん常に3ポイントを望んではいるが誕生日にそれを達成できてうれしい。我々の戦い方は素晴らしかった。とても安定していた。我々が試合に規律を持ちこんだことを示せた。はっきりと言わなくてはならないが後半のティモのゴールは運がよかった。しかし、もし相手にしっかりと走られて、セカンドボールもとられていたらゴールは生まれなかっただろう。ハードワークの賜物だ。またチームが2点目、3点目のゴールを取ろうとしたことは嬉しかった。我々は良い方向に向かっている。今日の序盤は相手が良かったので難しい試合になりえたが、結果として我々は相手にほとんどチャンスを与えなかった。この点で選手たちを大いに称賛したい。素晴らしい試合だった。」(VfLボーフム公式サイトから抜粋して要約)

 そういえば8月1日はフェアベーク監督の誕生日でした。この勝利は選手たちからの良いプレゼントになったのではないでしょうか。とにかく選手層が薄いボーフムは怪我人が出るとたちまち失速することも十分考えられるので行けるときに貪欲にポイントを積み上げてほしいと思います。


2. BUNDESLIGA 2015/16, 2. Spieltag
01.08.2015, 13:00 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - MSV Duisburg 3:0 (0:0)
Bochum: Luthe - Celozzi, Fabian, Bastians, Perthel - Haberer, Losilla, Hoogland - Bulut (82. Weis), Terodde, Terrazzino
Duisburg: Ratajczak - Feltscher, Meißner, Bomheuer, Wolze - Bajic (68. Holland), Bohl (75. Iljutcenko) - Bröker, Dausch, Janjic - Onuegbu (64. Brandstetter)
Tore: 1:0 Perthel (56.), 2:0 Bulut (68.), 3:0 Terodde (84.)
Gelbe Karten: / - Dausch, Meißner
Zuschauer: 23.542.
Schiedsrichter: Florian Meyer (Burgdorf)



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