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2015.11.29 (Sun)

ブンデスリーガ2015/2016 第14節 ホッフェンハイム vs. グラートバッハ

 グラートバッハは第14節ホッフェンハイムとの対戦。グラートバッハは3日前にチャンピオンズリーグ(セビージャ戦)を戦ったばかりで日程面で不利ですが、セビージャにはホームで歴史的勝利(ボルシアパークではチャンピオンズリーグ初勝利)をあげており精神的には悪い影響はないはずです。
 今節の対戦相手ホッフェンハイムはここまで最下位と不調ですが、グラートバッハとの相性は非常によく特にホームではつい数年前までは負けたことがありませんでした。個人的な話ですが、私は4年前にこのライン・ネッカー・アレーナで両チームが対戦した試合を観戦しており、その時もグラートバッハは良いところなく敗れています。(観戦記はこちら
 因みにその試合に出場していた両チームの選手で、この試合に出場しているのはヴェント、ノルトヴァイト、ジョンソン(当時はホッフェンハイムの選手として出場)の3人だけ。サッカー界の動きの速さを改めて実感します。

 さてグラートバッハはチャンピオンズリーグで負傷交代したトラオレが欠場し代わりにドルミッチが右サイドハーフに入りました。5分にグラートバッハはホッフェンハイムディフェンスの裏をとったジョンソンにダフートの縦パスが通りジョンソンが決めて早くも先制しました。しかし、ホッフェンハイムも11分にアミリのコーナーキックをツーバーが頭で決めてすぐに同点にします。
 その後はグラートバッハに何度か惜しいシュートがありましたが決まらず、34分にホッフェンハイムがポランスキのシュートで逆転に成功しました。前半はグラートバッハにチャンスが多かったのですがホッフェンハイムが少ないチャンスをしっかり決めたという印象が残りました。ただ、グラートバッハも悪い出来ではなくチャンスは作れていたので後半に期待が持てる内容ではありました。

 しかし後半が始まりわずか2分で信じられないシーンを目にすることになりました。シュティンドルの不用意なバックパスがアミリに奪われ(というより、アミリへパスしたようにしか見えませんでした。)、そのままシュートを決められたのです。さすがに2点差になると逆転は厳しく、この失点は結果的にも非常に痛いものになりました。それでも56分にグラートバッハはシュティンドルの右からの絶妙のクロスに中央でドルミッチが完璧に合わせて1点差に。その後は一方的に攻め続ける展開になりながらゴールが遠かったのですが、87分ついにジョンソンの同点ゴールが決まりなんとかドローに持ち込み1ポイントを手にしました。それにしてもジョンソンの一連のプレーは完全にストライカーですね。ゴール前での落ち着きぶりには脱帽です。

 試合を通して感じたことは二点です。まずはグラートバッハの攻撃、特にボールを保持したところからのパスワークでの崩しが素晴らしかったということ。前後半に渡りゲームをコントロールしていたのはグラートバッハで攻撃に関しては最近の試合の中でもかなり良い出来だったと思います。中盤の選手たちのコンビネーションは素晴らしくテンポの良いパス回しから裏に抜ける選手へのタイミングの良い縦パスが入り守備に人数をかけていたホッフェンハイムをあっさりと崩すシーンが何度も見られました。ジョンソンの先制点はその典型でしょう。ドルミッチがまだこの連係に入り切れていないように見受けられましたが、試合に出ているうちに良くなっていくでしょう。2点目もシュティンドルのクロス、ドルミッチのゴールは素晴らしかったのですがそこへ至るまでのプレーもよかったと思います。それにしてもジョンソンのプレーは完全にストライカーのプレーです。
 二点目はグラートバッハのセットプレーでの守備の拙さです。この試合のセットプレーから1失点しましたが、それ以外にも危ないシーンがありましたし、これはこの試合に限った話ではありません。もちろん、怪我人続出により現在試合に出続けている選手たちへの負担が高くなり疲労はしていることは考慮する必要はあるとは思いますが、セットプレーでの集中力、マークの受け渡しなどしっかりすれば防げる失点なのではないかと思うのです。

 さて次節は首位でいまだに無敗(11勝1分)のバイエルンとの対戦になります。シューベルト監督就任以来リーグ戦は9戦無敗のグラートバッハですが、当然勝ち目は薄いと見られるでしょう。バイエルンとの力関係から考えるとおそらくこのホッフェンハイム戦とは違い守備の時間が長くなると思います。グラートバッハはもともとはカウンターが得意なのでしっかりと守れればチャンスはあると思います。それだけにこの数試合の守備の問題点はしっかりと修正して試合に臨んでほしいと思います。


1. BUNDESLIGA 2015/16 14.Spieltag
28.11.2015, 15:30 Uhr, Wirsol Rhein-Neckar-Arena, Sinsheim
TSG 1899 Hoffenheim - Borussia M'gladbach 3:3 (2:1)
Hoffenheim: Baumann - Strobl, Schär, Süle, Kim - Schwegler, Polanski - Elyounoussi, Zuber (86. Schmid) - Volland (80. Szalai), Amiri
Borussia: Sommer - Korb (80. Elvedi), Christensen, Nordtveit, Wendt - Xhaka, Dahoud (49. Hazard) - Drmic (83. Hrgota), Johnson - Raffael, Stindl
Tore: 0:1 Johnson (5.), 1:1 Zuber (11.), 2:1 Polanski (34.), 3:1 Amiri (47.), 3:2 Drmic (56.), 3:3 Johnson (87.)
Gelbe Karte: Amiri, Kim - Dahoud
Zuschauer: 30.150 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Michael Weiner (Giesen)
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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

15:38  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.11.24 (Tue)

2015 J-League Division 2 第42節 千葉 vs. 讃岐

 長かった今年のJ2もいよいよ最終節となりました。最終節の見所の一つとしてプレーオフ進出争いがあります。そこに千葉が関わっている以上、最終節はフクアリに行くしかないと考えていました。
 前節終了時点で千葉は8位。プレーオフに進める6位に入るためには自らが勝利したうえで、長崎が敗れ東京Vが引き分け以下に終わり、さらに長崎とは得失点差3を追いつくという厳しい条件がつきます。長崎が1点差で敗れた場合、千葉は2点差で勝利すれば得失点差は追いつけるので、まずは讃岐を相手にホームで2点差以上で勝利し他の結果を待つしかありません。
 対戦相手の讃岐の試合は6月に1試合観戦していますが、その時の印象は超守備的でカウンター一辺倒。ただしやることがはっきりしているだけに選手たちに迷いがなく攻撃でも結構チャンスを作れるチームという印象が残っています。相手が攻撃的になればなるほど自分たちの持ち味を出せるでしょう。千葉はとにかく勝たなくてはならないので攻撃的に戦うしかないわけで、こういう状況では非常に厄介な相手といえるでしょう。


 時折、小雨がぱらつく曇天の下でのキックオフ。なんと試合が始まりわずか9分で千葉は早くも失点してしまいました。讃岐の右ショートコーナーからの高木のクロスをGKの岡本がパンチングしきれずにこぼれたボールをつながれてエブソンに頭で押し込まれました。こうなると讃岐の思い通りの展開になってしまいます。1点をリードした讃岐は当然のように自陣に引きこもりカウンターを狙う得意の形に持ち込みます。結果としてほとんどの時間、千葉がボールを保持して攻め讃岐が守る構図になりました。千葉は左サイドで田中と中村の連係で崩してクロスを入れようと試みますが、人数をかけて守る讃岐を崩すことはできず、シュートはほとんどが遠目からのミドルシュートになっていました。
 守勢に回った讃岐ですが前がかりになった千葉のディフェンスラインの裏は狙っていてボールを奪うと手数をかけずに長いパスを前線に送り込みます。この形で永田が岡本と1対1になるという決定機を作りますが、これは岡本が防ぎ追加点は許さず。 


 後半、千葉は早めの選手交代で状況の打開を図りますが、なかなか思い通りにはいきません。ただ、決定機がなかったわけではなく、途中から入った井出が左サイドから入れたクロスを松田が頭で合わせた場面、そして井出が裏のスペースへ抜けてシュートを放った場面は惜しかったと思います。ところで、この試合千葉で最も良いパフォーマンスを見せたのは井出だったと思います。残念ながら得点にはつながりませんでしたが、可能性を感じるプレーを見せてくれました。
 攻めあぐねる千葉に対して、80分に讃岐はカウンターから木島が素晴らしいシュートを決めて追加点をあげて試合を決定的にしました。


 「今日は本当に、先に失点してしまったことがすべて。相手が完全に守備を固めるきっかけを自分たちで作ってしまったと思います。」 これは松田選手の試合後のコメントですが、私も全く同じことを思いました。
 1点を先制された後はほとんどの時間を攻撃に費やした千葉ですが全く工夫がなかったわけではなくサイドからの崩しや中央から縦にパスを入れてワンツーパスを使って攻め込むなど試みてはいたと思います。しかし選手間の意思疎通が十分ではなかったのか、あるいは迷いがあったのかわかりませんがコンビネーションが悪く崩しきれませんでした。もっとも、讃岐の守備を崩すのはどのチームにとっても容易なことではなく、やはりこの試合に関していえば先制されてしまったことが最大の敗因だったと思います。
 
 昨季の終盤の千葉はJ1を目指すチームらしくしっかりとパスをつなぐ良いチームを作り上げてきたという印象を持っていました。今季の(大宮戦)を見たところその良い面にアグレッシブな守備も加わりかなり完成度の高いチームになり、J1昇格はかなり期待できるだろうと感じました。それだけに最終的にプレーオフ出場も逃してしまったという現実が残念でなりません。試合後のセレモニーで社長が「根本的に考え直す必要がある」と話していましたが、来季の千葉がどのようなチームを作り上げるのか楽しみにしたいと思います。まずは、選手の皆さん、サポーターの皆さん、お疲れ様でした。

 さて、私のスタジアムでのサッカー観戦は今年はこれで終了です。来年も楽しい試合がたくさん見られることを楽しみにしています。

<引用記事>
試合日程・結果|選手・試合情報 (ジェフユナイテッド市原・千葉公式サイト)


2015 Jリーグ Division2 第42節
2015年11月23日(月) 14:00, フクダ電子アリーナ
ジェフユナイテッド千葉 - カマタマーレ讃岐 0:2 (0:1)
千葉: 岡本 - 大岩, キム ヒョヌン, 富澤, 中村 - 佐藤(勇) (58. 佐藤(健)), パウリーニョ, 水野 (78. オナイウ), 田中 (58. 井出) - ペチュニク 松田
讃岐: 清水 - 高橋(祐), エブソン, 藤井, 沼田 - 岡村, 山本, 永田 (90.+2 小澤) - 仲間, 我那覇 (62. 木島(良)), 高木 (87. 藤田)
得点: 0:1 エブソン (9.), 0:2 木島(良) (80.)
警告: パウリーニョ - エブソン
観客: 10,400人
主審: 岡部 拓人

テーマ : ジェフユナイテッド市原・千葉 - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

23:58  |  J-League  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.11.23 (Mon)

ブンデスリーガ2015/2016 第13節 グラートバッハ vs. ハノーファー

 先週は代表の試合が組まれていた関係でリーグ戦はお休み。この間にグラートバッハはアンドレ・シューベルトと正式に監督として契約しました。シューベルトにとっては今節のハノーファー戦が正式な監督としてのデビュー戦になります。
 対戦相手のハノーファーを指揮するのはミヒャエル・フロンツェク。彼は現役時代はグラートバッハで活躍しましたが、監督としてはファヴレ前監督の前のグラートバッハの監督。さらにはザンクト・パウリではシューベルトの後任監督を務めています。どちらもスキンヘッドという風貌もどことなく似た感じがします。
 
 新たにドミンゲスが長期離脱することになってしまったグラートバッハですがヤンチュケとコルプが復帰し、この試合でさっそく揃ってスタメン起用されました。もともと得点力がないハノーファーはここまでチーム最多の3ゴール、4アシストを記録している清武が怪我で離脱しこちらも苦しい状況。ただ能力の高い選手はそれなりにいるのでグラートバッハにとっては簡単な相手ではありません。

 前半4分にいきなりソビエフに裏を取られ危うく先制を許す大ピンチがありましたが、それをゾマーの反応とヤンチュケのカバーによりゴールラインぎりぎりでクリアして凌ぐと、徐々にグラートバッハがボールを保持して試合をコントロールしていくようになりました。しかしこの試合のグラートバッハはチャンスは作るもののゴールはなかなか決まらず少々イライラさせられました。グラートバッハの選手の個々のプレーの精度も今一つという気はしましたが、ハノーファーがしっかりと守っているなという印象を受けました。それでもグラートバッハは34分にトラオレが相手GKツィーラーの股間を抜く技ありゴールで先制して1点リードで前半を終了します。この展開で前半に先制できたのは大きかったと思います。

 後半もグラートバッハは、ボール保持率では圧倒的に優位に立ち相手ボールに対してもアグレッシブな守備を見せたものの最終ラインの守備に安定感を欠いていました。またセットプレーではハノーファーが空中戦に強い選手を揃えており苦戦することは明らかでゴールに近いところでのセットプレーは避けたかったはずですが、かなり多くのチャンスを与えてしまっていました。無理に入れた縦パスをカットされそのままカウンターに結びつけられ大きなピンチを招くというパターンを何度も目にすることになりました。特にひやりとしたのは50分にウッフェ・ベヒがゾマーと1対1になりますがシュートはわずかに枠を外れました。ベヒは75分にも決定機をはずしてしまいましたが、これはハノーファーとしては痛かったでしょう。そんな状態が続いていたので65分にソビエフがゴール前の混戦から蹴りこんで同点にした場面でも「やはり」という思いがしました。もっともこのプレー、ビデオで見ると明らかにソビエフが手に当てて落としたボールをシュートしていて、主審にはしっかりハンドを取ってほしい気はしましたが・・・。
 同点に追いつかれた後も、グラートバッハはボールをキープしつつもパスミスからカウンターを許し、さらにはセットプレーからゴールを狙われるというまずい展開のまま終盤にさしかかりましたが、84分にラファエルがチームを救いました。クリステンセンの左からの低いクロスをダイレクトでゴールに流し込みました。お見事。これが決勝ゴールとなりグラートバッハが2:1で勝利しシューベルト監督の正式監督としてのデビューを勝利で飾りました。試合を通して内容はさほど良くはなかったと思いますが、決めるべきところでしっかりと決め3ポイントを取ったことを評価したいと思います。 

 さて冒頭に書いたようにグラートバッハはルツィアン・ファヴレ前監督の辞任後、暫定監督を務めてきたアンドレ・シューベルトと正式に監督として2017年6月までの契約を結びました。この件に関しては私はグラートバッハは現時点ではベストの決断をしたと思っています。暫定監督としては文句のつけようがない結果を残しているシューベルトですが、確かにチームの抱える問題を的確に把握して対策を立て試合の中で実践していける力は高いと思います。また、選手のモチベーションをあげるのも上手いでしょう。反面、戦術面はファヴレの踏襲をしているに過ぎず今後どれだけチームを成長させていけるかという点では未知な点が多いです。また、今後チームが苦境に陥った時にどのように乗り切っていけるのかもわかりません。要するに監督としての経験が浅く長期間チームを任せるのに不安があると感じます。
 マックス・エベアルSDもそういった点を考慮してコラーなりヴァインツィールを候補として考えていたのだと思いますが、現実には彼らにはまだ契約が残っているため獲得は困難でしょう。であれば現時点ではシューベルトと比較的短期の契約を結び、本命と見ている人物の契約期間満了時を狙って交渉すればよいし、もし2017年までにシューベルト自身が経験を積んで前述の懸念事項が払拭されるならシューベルトと契約延長というオプションもありだと思います。まずは良いスタートを切ることができたシューベルト率いるグラートバッハの今後に期待したいと思います。


BUNDESLIGA 2015/16 13. Spieltag
21.11.2015 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - Hannover 96 2:1 (1:0)
Borussia: Sommer - Korb, Christensen, Jantschke (78. Drmic), Wendt - Nordtveit, Dahoud (90.+2 Schulz) - Traoré (88. Elvedi), Johnson - Stindl, Raffael
Hannover: Zieler - Sorg, Marcelo, Schulz, Albornoz (90.+1 Felipe) - Bech (76. Saint-Maximin), Salif Sane, Schmiedebach (85. Benschop), Karaman - Gülselam - Sobiech
Tore: 1:0 Traore (34.), 1:1 Sobiech (65.), 2:1 Raffael (84.)
Gelbe Karten: Wendt - Sorg
Zuschauer: 52.214
Schiedsrichter: Felix Brych (München)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

05:32  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.11.15 (Sun)

2015 J-League Division 2 第41節 大宮 vs. 大分

 J2の第41節は自動昇格を争う上位3チームがそれぞれ違う時間に試合をする形になりました。先に試合を行ったチームの結果は後に試合をするチームの戦い方や選手たちの精神面に少なからず影響を及ぼす可能性があり注目していましたが、この日はまず3位の福岡が勝利、2位の磐田が引き分けたため、大宮の試合開始前には大宮と1ポイント差で磐田、福岡がつけるという大混戦になっていました。ただし、見方を変えれば磐田が横浜FCに勝利できなかったことで大宮にとっては大分戦に勝利すれば昇格だけでなく優勝も決まるという極めて重要な試合になりました。


 開始直後から大宮がいつになくアグレッシブに攻めます。3分に家長の左からのクロスにムルジャが合わせポストに弾かれたり、9分カルリーニョスの左からのクロスがムルジャに通りますがトラップが大きくなり強いシュートが打てなかったり、コーナーキックに対して河本が空中戦を制して合わせたヘディングシュートはゴールラインぎりぎりで松本怜にクリアされるなど点が入りそうで入りませんでした。
 大分も20分を過ぎたあたりからボールをキープできるようになり何度かチャンスは作っていましたが、全体的に見れば大宮がかなり無理して点を取りに行ったように感じられた前半でした。結果、決定的なチャンスは作りましたがそれでも点は取れませんでした。こういう時はどのような結果になるかは簡単に予想できます。無理していた分、これだけ攻めていて入らないのだから今日は入らないだろうとか、前半無理していた分、後半は選手の動きが止まってしまうだろうとか、良くないことばかりを考えてしまいました。


 後半は私の嫌な予感は的中しました。49分に大分が意外な形で先制しました。松本昌也が左から放ったシュートは加藤がはじきますがなんと逆サイドを詰めていた大屋に当たりゴールへ。さらに54分には左からのコーナーキックをニアで若狭が頭でゴール前に流したボールが渡部に当たってゴールへ。記録は若狭のゴールになりましたが実質的にはこれもオウンゴールでした。
 不運な2失点を喫した大宮は前がかりになって点を奪いに行きますが、そこで2度ばかり大分にディフェンスラインの裏を取られて危ない場面を作られます。1度は三平に、2度目は荒田が絶妙のタイミングで抜け出しました。幸いにも三平のチャンスは副審がオフサイドを取り、荒田のチャンスは加藤が思い切りの良い飛び出してブロックして失点は防ぎましたが攻撃と守備のバランスは崩れており、正直に言うとこの時点で私は大宮の敗戦を覚悟しました。
 大宮は2点差にされてすぐに左サイドに泉澤を入れ攻撃を活性化を図り、前半同様に攻め込む時間は長くなるものの大分も守備的になっているためスペースが作れずに苦労している様子でしたが、69分にペナルティエリア内の密集の中からムルジャが決めて1点を返すと、大宮の攻撃に勢いが増しました。81分には大屋のクロスがポストに当たって跳ね返ったところ、密集の中でムルジャが泥臭く落ち込んで同点にしました。87分にムルジャの強引なドリブル突破がPKを誘い、これを家長が決めてついに逆転に成功しました。大宮が劣勢と良くない雰囲気をスタジアム全体の雰囲気をバックに力づくでひっくり返したという印象を受けました。


 試合のポイントは0:2になったあとに2度ばかりあった大分の裏への飛び出しをどういう形であれ守りぬき3点差にされずに済んだこと。これに尽きると私は思います。いや、それより前半のチャンスで大宮が1つくらいしっかり決めておけばこういう展開にならずに済んだはずですね。

 とにかく、ハーフタイムに大宮にとって良く無い展開を予想してしまった私も、さすがにその後大宮が逆転することになるとは予想できませんでした。大宮は劣勢を跳ね返すことが少ないチームだと思い込んでいたのです。そして、こんな数年に1度あるかどうかという逆転劇をホーム最終戦、しかもJ1昇格と優勝を決める試合で見られるとは思いませんでした。
 今季、大宮の試合は都合がつく限り見てきましたが、シーズンを通して感じたことはまたシーズン終了後に記すとして、まずは大宮の1年でのJ1復帰決定を喜びたいと思います。大宮の選手をはじめ、チーム関係者の皆様、ファンの皆様、おめでとうございます。


2015 Jリーグ Division2 第41節
2015年11月14日(土) 16:04, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 大分トリニータ 3:2 (0:0)
大宮: 加藤 - 渡部, 菊地, 河本, 大屋 - カルリーニョス, 横山, 渡邊 (56. 泉澤), 清水(慎) (66. 富山) - 家長, ムルジャ (90. 福田)
大分: 武田 - 鈴木, 安川, ダニエル, 若狭 - 松本(怜), 西 (18. キム ジョンヒョン), 松本(昌) (78. 姫野), 為田 - 三平, 伊佐 (65. 荒田)
得点: 0:1 大屋 (49. オウンゴール), 0:2 若狭 (54.), 1:2 ムルジャ (69.), 2:2 ムルジャ (81.), 家長(87./PK)
警告: 菊地, 家長 - 鈴木, 安川, キム ジョンヒョン
観客: 10,595人
主審: 野田 祐樹


テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

23:08  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.11.09 (Mon)

2. ブンデスリーガ 2015/16 第14節 パダボーン vs. ハイデンハイム

 昨季はブンデスリーガ1部で善戦しながらも残留を果たせず再び2部で戦うことになったパダボーンですが、今季も選手の流出はあったもののそれなりの戦力を揃えることができたことから、私はシーズン開幕前は上位争いに加わると予想していました。しかし、いざシーズンが開幕するとなかなかポイントをとることができず、今季から指揮を執ることになったゲルハウス監督が早くも解任されてしまいました。そして後任監督はあのシュテファン・エッフェンベルク。
 エッフェンベルク監督のパダボーンがどのようなサッカーを見せてくれるのか興味があり第14節のハイデンハイム戦に注目してみました。対戦相手のハイデンハイムは2007年からチームを率いるフランク・シュミット監督の攻撃的なサッカーが浸透し昨季は初の2部昇格ながら終盤まで上位をキープし、今季も上位争いに加わっています。

 そんな両チームの対戦なので期待はしていたのですが、それを裏切らない好ゲームになりました。両チームともアグレッシブに相手にプレスをかけてボールを奪うとテンポよくボールを動かしスペースを狙います。どちらも攻守の切り替えが早いこと。目の離せない攻防が展開されました。
 そんな中で次第にパダボーンが試合の主導権を握る形に変わってきます。19分に右サイドをドリブルで上がったコチからのクロスをフリーでシュトッペルカンプがシュートしますがわずかに枠をはずします。22分には左サイドを上がったブリュックナーのクロスの跳ね返りをコチが左足でシュートしますがGKがファインセーブ。さらに25分にもシュトッペルカンプが強烈なシュートを放つも決まらず。この時間帯のパダボーンの波状攻撃は素晴らしかったのですがこういう時間帯にはしっかり点を取っておかないとあとで痛い目にあうのは明らか。
 しかしこの試合のパダボーンはこの流れをしっかりゴールに結びつけました。39分に左サイドからのブリュックナーのクロスをラキッチが頭で流すと待ち受けていたコチが豪快なボレーシュートをゴールネットに突き刺したのです。これは思わず声が出てしまう素晴らしいゴール。ハイデンハイムも決して悪い内容ではなかったのですが、バランスよく両サイドに展開し、サイドでも攻防で優位に立ったパダボーンが攻めまくった印象が残りました。

 後半は両チームとも多少ペースダウンした感じで、相手ボールへのプレスは甘くなりコンパクトな形を保てなくなってきた感じはしましたが、54分にパダボーンはラキッチとザクリクが決定的なチャンスを作りますがこれを決めきれません。ハイデンハイムは65分にこの試合は前線で奮闘していたモラビがロングボールを収め、そこからの折り返しを後半から入ったグリマルディが狙いすましたようにゴール右隅へ決めて同点に追いつきました。これも絶妙なコースに決めた素晴らしいゴールでパダボーンのGKクルーゼは一歩も動けませんでした。
 同点に追いつかれたパダボーンはすぐにプロシュヴィッツを入れて攻撃を活性化を試みますが試合の流れは変わりませんでした。終了直前の94分には入ったばかりのゲーラートの放ったミドルシュートをバカロルツがペナルティエリア内で手でブロックするプレーがありましたが主審のギュンター・ペアルはPKを取らず、パダボーンは救われました。そしてそのまま1:1のドローで試合は終了しました。

 主審のPK見落とし(あるいはあえて取らなかったのか?)には救われたものの試合を通してみればパダボーンが攻める時間が長く決定機も数多くありました。どちらかといえばパダボーンにとって悔しいドローでしょう。前半に何度もあった決定機にあとひとつ決めていれば、あるいは後半にあった決定機を決めていればとついつい考えてしまいます。
 ただ、パダボーンのサッカーからは順位表の下半分に位置しているとは思えないクオリティーを感じました。まだパスミスなどが多く修正する余地はあるものの攻撃に回った時のパスワークとコチやブリュックナーの前へのスピードと噛み合えばツヴァイテではトップクラスの攻撃力となるでしょう。「さすがエッフェンベルク!」と言ってよいのかどうかはまだわかりませんがこの試合を見る限り、まだまだ上位に食い込んでくる可能性は大いにあると感じました。


2. BUNDESLIGA 2015/16 14. Spieltag
08.11.2015 13:30 Uhr, Benteler-Arena, Paderborn
SC Paderborn 07 - FC Heidenheim 1:1 (1:0)
Paderborn: Kruse - Heinloth, Hoheneder, Wahl, Brückner - Bakalorz, Wydra (70. Ndjeng) - Koc, Saglik (73. Ouali), Stoppelkamp - Lakic (66. Proschwitz).
Heidenheim: Zimmermann - Robert Strauß, Mathias Wittek, Kraus, Feick - Titsch-Rivero, Theuerkauf - Halloran (75. Leipertz), Schnatterer (90.+3 Göhlert) - Voglsammer (46. Grimaldi), Morabit.
Tore: 1:0 Koc (39.), 1:1 Grimaldi (65.)
Gelbe Karten:Wydra, Hoheneder - Mathias Wittek, Grimaldi, Titsch-Rivero
Zuschauer: 9.488
Schiedsrichter: Günter Perl (Pullach)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

10:30  |  SC Paderborn 07  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.11.08 (Sun)

ブンデスリーガ2015/2016 第12節 グラートバッハ vs. インゴルシュタット

 ブンデスリーガ第12節。グラートバッハの対戦相手、インゴルシュタットは2部からの昇格チームで過去にグラートバッハと公式戦での対戦は一度もありません。ここまで11試合で7得点9失点。失点数はバイエルンに次いでリーグ2位と守備の堅さを誇る一方、得点はリーグ最低と得点力がないのが特徴。にもかかわらず、ここまで勝点15で8位につけているということは試合運びのうまさも見せているということでしょう。
 グラートバッハは火曜日に行われたCLグループステージのユベントス戦と全く同じスタメンです。本来であればローテーションしたいところでしょうが、特に守備陣に関しては怪我人続出で不可能です。選手は疲れているとは思いますが、まずこの試合をなんとか乗り切り代表戦ウィークに入りたいところ。

 失点が少なく堅守のイメージを抱いていたインゴルシュタットですが、前半はかなりアグレッシブにプレスをかけてきました。それをまともに受けてしまったグラートバッハは普段通りのプレーができずに苦労し、結果としてインゴルシュタットが試合のペースを握ることになりました。序盤のインゴルシュタットには決定機がありました。ペナルティエリアの深いところからの折り返しを中央でハートマンがフリーでシュートしたり、パスカル・グロースのフリーキックから裏に抜けた完全にフリーのマティプの頭にピタリとあったり、インゴルシュタットに決定力があれば先制を許してしまったと思います。
 一方のグラートバッハ最大のチャンスは16分、GKエツカンのキックがラファエルに渡り、ラファエルがエツカンと1対1になりましたが、股抜きを狙ったボールはエツカンの足に当たってしまいゴールラインぎりぎりでカバーに入ったマティプにクリアされました。序盤はインゴルシュタットのハイプレスに手を焼いたグラートバッハの選手たちも徐々に慣れてボールを動かせるようになってきたかなというところで前半は終了。

 後半に入るとさすがのインゴルシュタットも前半ほどのハイプレスはかけることはなくグラートバッハがボールを回せるようになりました。しかし、後半のインゴルシュタットは深い位置に引いてスペースを埋めてしまったために、これを崩すのは容易ではありませんでした。トラオレの正確なキックには可能性を感じましたがセットプレーのチャンスも決まらず、決定機は60分にジョンソンのシュートがゴールライン上でマティプに頭でクリアされた場面とアディショナルタイムに入ってから左からのクロスにアザールが飛び込んだ場面が2つあったくらいでしょうか。
 この試合展開はインゴルシュタットのゲームプラン通りだったようで、試合後にインゴルシュタットのキャプテン、マルヴィン・マティプは「(前半のような)試合を90分に渡って続けられないので、より深い位置を取った。終盤にいくつかチャンスを作らせてしまったがうまく行ったね。」と話しています。
 さらにグラートバッハにとって痛かったのは試合終盤にはシャカがこの試合2枚目の警告で退場となってしまったことです。シャカに関しては試合が始まったころから相手選手と激しく言い合う場面が多くかなりイライラしているなとは感じていましたが2つ目のファールは誰が見ても警告が妥当だというプレー。相手の挑発に乗らずに冷静にプレーしてほしいのですがシャカにそれを求めるのは無理でしょうか。
 
 スコアレスドローに終わったこの試合、全体を見て感じたことは3点です。まずインゴルシュタットの思い描いたプランにグラートバッハが載せられてしまったのではないかということ。グラートバッハも選手に疲労があったのがプレーにキレがなくそのような状況を打開できなかったという印象、そして激しいプレーが多く怪我人が出なくてよかったということです。

 ゲームプランをしっかり遂行し不利と予想されていた相手からアウェイゲームで1ポイントを獲得したインゴルシュタットは本来であれば称賛したいところではあるのですが、ことあるごとに汚い言葉(聞こえていませんがおそらくそうでしょう)で相手(特にシャカに対して)を挑発したり、接触プレーの後のあからさまな演技を繰り返し主審を欺き相手をイライラさせるというやり方は気持ちの良いものではありません。ドイツにもこういうチームがあったのかという驚きすら感じました。かつてのインゴルシュタットはそういったチームではなかったはずですが・・・。
 試合後にグラートバッハの選手からも、「彼らは演技をしていただけだ。私にとってはあれはフットボールではない。」 (トラオレ)や
「彼らはどのようなシーンでもシャカを挑発していた。なぜなら彼らの監督に事前にそうするように言われていたからだ。彼らはおしゃべりだけをしたかったのだろうが、我々はピッチでフットボールをしたかった。」 (ドミンゲス)といった相手の試合ぶりを批判するコメントが出ていました。
 インゴルシュタットのハーゼンヒュットル監督がシャカを挑発しろという指示を本当に出していたのかどうかはわかりませんが、なるほどと感じてしまいます。ハーゼンヒュットル監督で印象に残っているのは2012/13シーズンのボーフムとVfRアーレンの試合です。昇格チームのアーレンを率いていたハーゼンヒュットル監督は極端に守備的な戦術で戦い終盤にカウンターでゴールを奪い勝利を手にしたのですが、ずいぶん思い切った戦い方をするなと感じたものです。「ポイントを取るためにやれることは何でもやる」タイプで油断ならないというイメージを持っていました。この試合の戦い方はまさにそのイメージを強くするものでした。
 まあ、こういうタイプの監督なりチームがリーグに1つくらいいてもよいと思いますが、自分の応援するチームにはそうしてほしくないなと感じます。

 連勝が止まったグラートバッハですが、やはり怪我人の多さによる選手の疲労が心配です。次週はリーグ戦もチャンピオンズリーグの試合もありませんので、しっかりと休んで再来週に臨んでほしいと思います。

<引用記事>
Borussen schimpfen auf Ingolstadt: "Nur Theater" (RP Online)
Die Stimmen nach dem Spiel (インゴルシュタット公式サイト)


BUNDESLIGA 2015/16 12. Spieltag
07.11.2015 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - FC Ingolstadt 04 0:0 (0:0)
Borussia: Sommer - Nordtveit, Christensen, Dominguez, Wendt - Dahoud (51. Drmic), Xhaka - Traore (79. Hazard), Johnson - Raffael (88. Elvedi), Stindl.
Ingolstadt: Özcan - Levels, Marvin Matip, Hübner, Suttner - Groß (67. Engel), Bregerie, Morales - Hartmann (90.+1 Christiansen), Hinterseer (77. da Costa), Leckie.
Tore: Fehlanzeige
Gelb-Rote Karte: Xhaka (86.)
Gelbe Karten: Dominguez - Bregerie, Leckie, Groß, Levels, Engel, Morales
Zuschauer: 52.331
Schiedsrichter: Marco Fritz (Korb)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

20:39  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.11.02 (Mon)

2015 J-League Division 2 第39節 大宮 vs. 長崎

 大宮の試合観戦は久しぶりになりました。前回はホームの千葉戦でしたが、この試合以降、大宮は4試合を戦い2分2敗でわずか2ポイントしかとれていません。シーズン当初から感じていましたが、大宮に対してしっかり対策をしてくるチームからはなかなか点を取るのは難しく、言い換えれば失点をしたら勝てないのです。この4試合は毎試合複数失点をしているので当然の結果だと思います。これは早急に対策が必要です。


  今日の対戦相手の長崎は失点数がリーグ最少であり、得点はとれても1点。果たして守備が無失点で抑えられるのかがまず重要でその意味では大宮の修正能力が試されるのではないかと思いました。


 序盤の数分を見た限りでは長崎は実質5バックで中盤はとてもコンパクトで大宮の前へのパスが通らず、やはり1点勝負の展開になるのかと思いました。
 しかし、意外な形で大宮が先制しました。7分にこの試合で右SBでスタメン起用された渡部がドリブルで攻撃参加しフェイントで相手をかわしてペナルティエリア外から左足で放ったシュートが見事に先制ゴールになりました。これは狙ってもなかなか決められないような素晴らしいシュートでした。渡部自身も試合後に「入ると思っていなかったので、入ったときはちょっとびっくりした。」と語っていますが、このゴールが持つ意味はとてつもなく大きいものだったと思います。早い時間に先制できたことで大宮は精神的に楽に戦えたことでしょう。


 後半に入って間もない51分にドリブル突破を図ったムルジャがペナルティエリアのギリギリ外で趙民宇に倒され、趙民宇にはレッドカードが出されました。この場面では得点は決まらなかったもののここから大宮が一方的にボールを支配し1人少なくなった長崎の守備を崩しにかかります。
 そして68分にそれが実ります。渡部が右サイドゴールラインぎりぎりで相手をかわしてペナルティエリアに侵入しふわりと上げたボールにムルジャが頭で合わせて2点差としました。数的優位で2点差であればかなり楽になったはずですが、ここからの大宮の内容は非常に悪かったです。4分後に自陣で不用意な横パスを梶川にカットされ途中交代で入った北川に決められ1点差にされると、その後は勢いづいた長崎に圧倒され数的優位にいるなど全く感じられない展開となります。長崎が激しくプレスをかけてきたこともあって、大宮の守備が慌てる場面が目に付くようになり失点時と似たようなボールの奪われ方をしてGKと1対1に近い状態を作られるなどかなりひやひやさせられました。1点リードで数的優位なのだからもう少し落ち着いてできないものかと思いますが、このあたりは結果が出ていないことからくる不安なのでしょうか。また、点を取りに行くのか守備重視で行くのか選手間で意思統一がされていたのかどうかも疑問です。それでも最後は長崎の仕掛けたパワープレーを抑えきって大宮が久しぶりに勝利を手にしました。

 この時期はもう内容よりも結果が全てだと思うので久しぶりに勝利したこの試合はよしと考えなくてはいけないかもしれません。また内容に関しても攻撃では時間をかけずにボールを動かす部分や、相手ボールへアグレッシブに向かっていくところなど良い点は随所に見られました。しかし、残り試合を考えたとき、やはり後半のクオリティの低さが気になります。
 残り3試合となり、2位の磐田とは4ポイント差、3位の福岡とは6ポイント差になっています。現時点の力で言えば磐田と福岡がJ2の2強でありどちらも3試合すべて勝利すると考えるべきでしょう。その前提に立つと大宮は最低限1勝1分でないとプレーオフに回る可能性が高くなります。J2のプレーオフはチームの総合力よりもその時点でのチームの調子や勢いで勝敗が決まってしまうことが多く、もし大宮がプレーオフに回ることがあるとチームの勢いという点から見て勝ち抜くのはかなり苦しいと思います。昇格するなら2位以内しかありません。
 残り3試合の対戦相手は讃岐、大分、金沢といずれも点をとらせてくれないチームです。今日の試合は渡部のゴールで先制できましたが、あのようなゴールはそう期待できるものではありません。辛抱強い戦いが必要になりそうです。

<引用記事>
大宮vs長崎の試合結果・データ 選手コメント (J.LEAGUE.jp)


2015 Jリーグ Division2 第39節
2015年11月1日(日) 16:04, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - V・ファーレン長崎 2:1 (1:0)
大宮: 加藤 - 渡部, 菊地, 河本, 大屋 - カルリーニョス, 横山, 横谷 (90. 渡邊), 泉澤 (77. 清水(慎)) - 家長, ムルジャ (90.+2 富山)
長崎: 大久保 - 古部, 高杉, 趙 民宇 - 岸田 (81. 高橋), 井上, 前田, 神崎 - 木村 (68. 北川), 梶川 - 上形 (60. イ ヨンジェ)
得点: 1:0 渡部 (7.), 2:0 ムルジャ (68.), 2:1 北川 (72.)
退場: 趙 民宇 (51.)
警告: / - 古部
観客: 10,600人
主審: 高山 啓義

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

00:18  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2015.11.01 (Sun)

ブンデスリーガ2015/2016 第11節 ヘルタBSC vs. グラートバッハ

 最近は仕事で出張などもあってサッカー観戦できる環境にいないことが多く、試合の結果や内容は各種記事で確認はしていたものの動画の確認すらままならず、結果としてブログの更新も久しぶりになってしまいました。その間、グラートバッハは素晴らしいサッカーを展開しリーグ戦では無敗。CLでも勝利こそないもののビッグクラブ相手に善戦しています。心配なのは長期離脱する怪我人が出ていること。現時点ではシュトランツル、ヘアマン、ニコ・シュルツ、ハーンが長期離脱。またブラーウェルス、ヤンチュケ、コルプらも大怪我ではないもののコンディションが悪く、この試合はブラーウェルス、ヤンチュケは欠場。コルプも大事をとってベンチスタートと特に守備陣が苦しい状況にあります。結果としてボランチで起用されることが多いノルトヴァイトを右サイドバックで起用しました。 

 そんな厳しい状況に置かれながらもグラートバッハは、今季はホームで無敗のヘルタに対しても力の差を示しました。相手ボールにもアグレッシブにプレスをかけボールを奪い取り、攻撃時にはボールを持たない選手が連動して動きパスコースを作りスムーズにパスが回るという、まさに好調時のサッカーを展開しゲームを完全に支配しました。先制点が入るまでは少し時間を要しましたが私は最初の15分を見てこの試合はいけるだろうと思いました。
 そして、26分にディフェンスラインの裏に抜けたジョンソンが相手からプレッシャーを受けながらも頑張って左サイドのヴェントへつなぐとヴェントが素晴らしい左足のシュートをゴール右のッサイドネットに突き刺し先制。さらに28分にはラファエルがセンターライン付近からドリブルで持ち込み、味方へのパスはカットされるもそれを再び奪い自ら決めてあっという間に2点差としました。
 ヘルタも何度かカウンターを仕掛けますが高い位置でボールを奪うことがほとんどなかったため怖さはありません。唯一、脅威となるカルーにも有効なボールが入らず、唯一29分にダリダからカルーに絶妙のクロスが入りヘディングでシュートを撃たれた場面にひやりとした程度でした。

 後半は最初こそ点を奪いに来たヘルタにやや押し込まれましたが落ち着いた守備で決定機は作らせず、54分にはトラオレのドリブル突破がPKを誘い、これをシャカが決めて3点差としてほぼ勝負を決めました。その後、またしてもPKによる失点を喫したのが少々不満ではありますが、最後はノルトヴァイトにもゴールが生まれ4:1の完勝に終わりました。

 シーズン当初は深刻な問題となっていたクラマーの抜けた穴はダフートが、クルーゼの穴はシュティンドルが埋めた形になり結果としてラファエルやシャカも本来の能力を発揮するようになっています。怪我人の多さが問題ですが、これまでのところはうまく選手をやりくりして戦力を落とさずにやっている印象を受けます。ただしCLを含めた過密日程でローテーションが組めない状況になっているため選手の疲弊、さらなる怪我が心配です。グラートバッハにとって本当の勝負はこれからなのかもしれません。

 さてシューベルト暫定監督はこの試合の勝利で監督就任後のリーグ戦は6戦全勝。監督就任直後の6連勝はブンデスリーガタイ記録。過去にヴィリー・エンテンマン氏が1986年にシュトゥットガルトの監督就任後に6連勝を記録しています。リーグ戦ではいつもグリーンのプルオーバー姿はお馴染みとなりました。果たして連勝をどこまで伸ばすのでしょう。
 そして、これだけの成績を残していれば当然のごとくシューベルトと正式に監督として契約してよいのではないかとの声は出てきます。選手からも「彼が去らなくてはならない理由はない。これ以上何が必要なの?」(シャカ)、「暫定とか大した問題ではない。我々は彼のやり方でプレーすることを楽しんでいる。これは幹部も見ているでしょう。」(シュティンドル)というコメントが出ています。これまでにメディアではアウクスブルクのマルクス・ヴァインツィール、オーストリア代表のマルセル・コラーなどの名前が取り沙汰されてきましたがどちらも今契約するのは現実的とは言えません。マックス・エバールSDによれば現時点では誰ともコンタクトを取っていないとのこと。このような状況ですので十分時間をかけて適切な人物を探してほしいと思います。そしてそういった人物がいないのであれば、シューベルトを正式監督にしても全く問題はないと思います。

<参考記事>
Mann der Stunde: André Schubert wird zum Helden von Borussia Mönchengladbach (Eurosport)


BUNDESLIGA 2015/16 11. Spieltag
31.10.2015 15:30 Uhr, Olympiastadion, Berlin
Hertha BSC - Borussia M'gladbach 1:4 (0:2)
Hertha: Jarstein - Weiser, Langkamp, Lustenberger, Plattenhardt - Darida, Skjelbred - Haraguchi, Cigerci (62. Ronny), Stocker (78. Regäsel) - Kalou (46. Baumjohann).
Borussia: Sommer - Nordtveit, Christensen, Dominguez, Wendt - Dahoud (71. Schulz), Xhaka - Traore, Johnson - Stindl (90. Hrgota), Raffael (74. Hazard).
Tore: 0:1 Wendt (26.), 0:2 Raffael (28.), 0:3 Xhaka (54., Foulelfmeter), 1:3 Baumjohann (82., Foulelfmeter), 1:4 Nordtveit (90.+1)
Gelbe Karten: Langkamp, Stocker - Johnson
Zuschauer: 58.566
Schiedsrichter: Peter Sippel (München)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

11:10  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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