2016.06.26 (Sun)

2016 J-League Division 3 第14節 FC東京U-23 vs 盛岡

 グルージャ盛岡が西が丘で試合をするというので観戦に行きました。今年、盛岡へ旅行した時に興味本位で観戦したのが最初ですが、それをきっかけにここまですでに4試合も観戦することになるとは自分でも思いませんでした。

 私にとって西が丘は初めてサッカー観戦を経験したスタジアム(1994年のJFL、東芝対PJM)であり思い入れも強いのですが、最近はこちらで観戦する機会はなく本当に久しぶりです。味の素株式会社がネーミングライツを取得し名称は変わりましたが、スタジアムそのものは電光掲示板以外はほとんど変わっていないようで懐かしい気持ちになりました。
 
 グルージャ盛岡は前節はJ3では優勝候補といえる大分トリニータを相手に勝利こそ手にすることはできなかったものの、良い内容の試合を見せてくれました。スタメンもほぼ前節と同様ですのでこの試合では勝利の瞬間を見ることができるかもしれないと期待していました。
 一方、対戦相手のFC東京U-23はU-23日本代表の中島翔哉、室屋成がスタメン入り。また右サイドハーフには水沼宏太が入るなど能力の高い選手が顔を揃えました。


 16分、東京は室屋の左足のシュートを盛岡のGK土井康平が抑えきれずこぼれたボールをユ インスが詰めてゴールに流し込んで先制しました。この試合の土井のパフォーマンスは素晴らしく相手の決定機を何度も防いだのですが、唯一このシーンだけは悔やまれます。その後も東京は右サイドの水沼に展開し、そこを起点に何度もチャンスを作りましたが得点には至らず。前半終了間際には中島が抜け出し土井と1対1になりペナルティエリア内で倒れますが、主審は鯉に倒れたと見て中島に警告を出しました。
 盛岡にも26分に梅内の左サイドからのミドルシュートがクロスバーを叩いたり、43分に東京DFラインの裏に抜けた鈴木達也のシュートは圍に防がれるなどチャンスはありましたがゴールは決まりませんでした。


 後半も東京が攻勢で盛岡にはほとんどチャンスがなく、65分にはペナルティエリア内で相手を倒しPKを与えてしまいました。ここで中島のPKを土井が防いだものの、盛岡はその後も大きなチャンスは作れないまま試合が終わりました。後半の頭から井上を投入しフォーメーションを変えてリズムも多少良くなってきたかと思われましたが、最後の部分での力強さが掛けていました。


 盛岡には攻守両面でミスが目立ちました。攻撃に関してはパスミスが多く攻撃のリズムが作れませんでした。ディフェンスラインの裏を取る場面もなかったわけではありませんが、前節に見られたような中盤で少ないタッチでパスをつないでゆさぶりをかけるようなものではなく、前線への長いパスになっていました。それが悪いわけではありませんが、攻撃は単発的で厚みを感じませんでした。守備では相手にプレッシャーをかけられると危険な位置でもあっさりとボールを失うことが多くそれをきっかけにピンチになる場面が多く見られました。これらの原因は相手との個の力の差によるものだったのかもしれませんが、組織力で勝負する形にならなかったのは残念です。

 私はグルージャ盛岡はまだ成長過程にあるチームであり、それうえに調子の波もあって安定して力を発揮できていない印象を受けます。ただ間違った方向に向かっているようには見えないので少し長い目で見ていく必要があるのではないかと感じます。


2016 Jリーグ Division3 第14節
2016年6月26日(日), 17:00, 味の素フィールド西が丘
FC東京 U-23 - グルージャ盛岡 1:0 (1:0)
東京: 圍 - 室屋 (67. 小山), 吉本, 岡崎, 柳 - 水沼, 野澤, 鈴木, 生地 (81. 松岡) - ユ インス, 中島 (67. 平岡)
盛岡: 土井(康) - 鈴木(達), 畑本, 久保, 森 - 牛之濱, 土館 (64. 土井(良)), 林, 梅内 - 齋藤 (46. 井上), 谷口 (76. 谷村)
得点: 1:0 ユ インス (16.)
警告: 中島 - 井上
観客: 1,937人
主審: 淺田 武士
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2016.06.24 (Fri)

2016 J-League Division 3 第13節 盛岡 vs. 大分

 東京駅を深夜に出発する夜行バスに乗り早朝に盛岡に到着しました。市内の朝市を見学し喫茶店で時間を潰したりしながらいわぎんスタジアムに到着。夜行バスの中ではそれなりに眠れたと思っていたのですが、どうもそうではないようでスタジアムに向かう電車で居眠りし危うく乗り過ごしてしまうところでした。
 いわぎんスタジアムは2度目なのである程度勝手がわかっています。このスタジアムの嬉しいところはおいしい地ビールが飲めるところです。この日も2杯ほど飲んでからメインスタンドに座りました。目の前にはのどかな景色が広がりまた居眠りしそうになります。


 前回、ここで私が観戦した秋田戦の前半の盛岡のサッカーは酷いものでしたが、この試合でもキックオフからさほど時間が経過していない11分にあまりにもお粗末な失点を喫してしまいました。大分のMF千明が前線のスペースへ出したロングボールに対して盛岡の久保が競りに行きヘディングでGKへ返そうとしますが、GKの土井康平が飛び出しており、この競り合いから抜け出した大分の伊佐耕平が無人のゴールへ流し込みました。この場面ではスタンドからも大きなため息があちこちで漏れていました。
 しかし、この試合の盛岡はこのようなミスで気落ちすることなく攻撃的な姿勢を見せてくれました。その後は、パスをつなぎ大分陣内に攻め込みます。残念ながら中央からの突破が強引すぎたり、サイドからのクロスの精度が低くシュートまではつながらなかったもののほとんどの時間を攻撃に費やし、面白くなりそうだと感じさせてくれる前半でした。


 ハーフタイムにはこの試合のスポンサーになっている幼稚園の園児たちによるダンスなどありましたが、こののどかでほほえましい光景は最近の私が観戦しているJリーグのスタジアムではなかなか見ることができなくなりました。私は殺気立った雰囲気よりもこういう雰囲気の方が好きですね。


 後半は前半に引き続き盛岡がペースをつかんでいるように見えました。そして48分に右サイドバックの鈴木達也が上がり、牛之濱にボールを預けるとそのまま相手DFラインの裏に飛び出し、そこに絶妙なタイミングで牛之濱からパスが出ました。そして鈴木は右足で豪快なミドルシュートを決めて同点に追いつきました。この試合の鈴木達也のプレーはとても印象に残りました。この同点ゴールはもちろんですが、それ以外も大分のカウンターを体を張って止めたと思ったら、サイドを駆け上がりチャンスを演出するなど攻守にわたって目立っていました。
 後半の盛岡は途中から入った左サイドの井上が効果的に攻撃に絡むなど、前半よりもサイドを使った攻撃でシュートで終わる形になっていました。あとはチャンスを確実にものにする決定力が必要です。
 大分にも伊佐のシュートがクロスバーを叩く惜しい場面はありましたが、全体的には最後まで盛岡の攻撃を受ける形になってしまい、終盤には高松を投入し得点を取りに来ましたが不発に終わり、結局は1:1のドローで終わりました。

 盛岡には失礼かもしれませんが、正直なところ盛岡がここまで大分を押し込むとは思っていませんでした。私はこれまで観戦し他秋田戦、栃木戦も踏まえても盛岡の攻撃的なサッカーは少なくてもJ3の上位クラブ相手には十分通用するのだと思います。おそらく今後は上位クラブも盛岡が相手だから勝てるなどと安易に考えることはできなくなるでしょう。
 今は、まだ個人のミスが多く、個々のプレーの質やコンビネーションの面で未完成な部分が多く、結果にはつながっていませんがこの形を追及していったときにどうなるかを見てみたいと感じます。例えとしては適切ではないかもしれませんが、今の盛岡のサッカーからはアンドレ・シューベルト監督時代のSCパダボーンを見たときのようなわくわく感を感じるのです。
  

2016 Jリーグ Division3 第13節
2016年6月19日(日), 13:00, いわぎんスタジアム
グルージャ盛岡 - 大分トリニータ 1:1 (0:1)
盛岡: 土井(康) - 鈴木(達), 畑本, 久保, 森 - 牛之濱, 益子 (78. 土館), 林, 梅内 (46. 井上) - 齋藤 (74. 土井(良)), 谷口
大分: 上福元 - 岩田, 鈴木 (85. ダニエル), 福森, 山岸 - 松本(昌), 千明, 清本 (74. キム ドンウク), 松本(怜) - 伊佐, 三平 (81. 高松)
得点: 0:1 伊佐 (11.), 1:1 鈴木(達) (48.)
警告: 牛之濵 - 三平, 岩田
観客: 1,255人
主審: 宇田 賢史

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2016.06.23 (Thu)

2016 J-League Division 1 1stステージ第16節 大宮 vs. 横浜FM

 大宮にとってファーストステージのホーム最終戦を迎えました。しかしこの時期にホーム最終戦と言われても全くピンときません。私は未だに2ステージ制に頭が付いていけないようです。ちなみに大宮はこの試合が始まる前には4位につけていたようですが、これも全く気になりません。今、私の頭にあるのは大宮の勝ち点がいくつなのか。そして勝ち点40まではあと何ポイント取らなくてはいけないのかということばかり。とにかく順位よりもまず残留をなるべく早く確定させてほしいのです。
 そういえば、大宮のリーグ戦での勝利を見ていないなと感じますが、それもそのはずホーム開幕戦で勝ってから勝利がないのです。以前からホームでの弱さは今季だけの話ではなく大宮の伝統となりつつありますがこれは本当に困ります。ぜひ嫌な流れを止めておきたいところです。


 さてこの試合、序盤は互角に見えましたが横浜が徐々にプレッシャーをかけてくるようになります。その結果、必然的に横浜がセットプレーのチャンスを多く得ることになりましたが、セットプレーでは中村俊輔の精度の高いキックが威力を発揮しました。前半の大宮のピンチの多くは横浜のコーナーキックから生じたものでした。コーナーキックからヘディングでクリアしようとしたボールがポストにあたり跳ね返ったり、クリアが不十分で相手選手にわたってしまい危険なシーンを作られてしまったり・・・。そのほかにも齋藤に完全フリーでシュートを撃たれるシーンなどもあり、ひやひやの連続でよく前半を無失点で切り抜けられたなと思いました。


 後半は大宮も何らかの修正を加えてきて流れが変わることを期待していたのですが、それどころかむしろ横浜の一方的な展開になっていきました。大宮もワンタッチでのプレーを試みるなど、シーズン序盤のようにただ引きこもって守っているだけではなかったのですが、相手のプレッシャーを受けていたせいか個々のプレーの精度が低くそれほど良い形は作れませんでした。
 しかしこういう展開に限って押されっぱなしのチームが先制したりするものです。大宮は67分に家長がドリブルで上がり横谷にボールを預けてディフェンスラインの裏に抜け榎本との1対1の状況を作りだし、落ち着いてループシュートを決めました。家長のテクニックが光った大宮の先制ゴールでした。
 大宮が先制してから残り20分弱、横浜の攻勢は強まりますが、加藤のセーブも神懸っていて、普段はネガティブに考えてしまう私でもこの試合は大宮が逃げ切ってしまうのかなと思いました。いやいやそう甘くはありません。90分に横浜はコーナーキックから中町が頭で合わせたボールを下平が左足で蹴りこみ同点にしました。大宮はアディショナルタイムにマテウスと泉澤を投入しますが、さすがに短い時間では何もできずに終わりました。


 試合全体を通して見ると横浜が圧倒的に攻めていただけに横浜としてはドローでは納得できないでしょうし、大宮は加藤の再三にわたる好セーブに救われて辛うじて手にした1ポイントを喜ぶべきなのでしょう。しかし、どのような展開であれ89分までは1点リードしていただけに勝ち点を2ポイント失ってしまったような気がしてなりません。
 特に気になったのが選手交代の遅さです。中盤の選手に疲労の色が濃く守備が精一杯の状況に見えましたが、選手交代は88分までなし。そして皮肉にもその交代の後で失点をするという結果になりました。このようなことはよくあることですが、選手交代については慎重になりすぎずに思い切って動いてほしいと感じます。この試合、渋谷監督のコメントによれば「体力との関係がありますから、サイドハーフや前線の選手が疲弊していたら交代しようかと考えていましたが、相手の攻撃も我々の想定の範囲でしたので、そのまま勝ち切れればと考えていました。また、セットプレーでは高さを考慮し、横谷選手や沼田選手を代えませんでした。」 とのことでそれなりの考えに基づいて動かなかったのでしょうが、素人目には思い切りが悪く何も手を打てなかったように見えてしまうのです。とにかくこのすっきりしない流れを変えてくれるような快勝を早く見たいものです。

<コメントの引用>
レビュー|J1 1st 第16節 横浜FM戦 (大宮アルディージャ公式サイト)


2016 Jリーグ Division1 1stステージ第16節
2016年6月18日(土), 19:03, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 横浜F・マリノス 1:1 (0:0)
大宮: 加藤(順) - 奥井, 菊地, 河本, 和田 - 横山, 金澤 (88. 岩上), 横谷 (90.+2. マテウス), 沼田 (90.+2. 泉澤) - 江坂, 家長
横浜: 榎本 - 小林, 中澤, ファビオ, 下平 - 喜田, 中町 - マルティノス (75. 遠藤), 中村 (72. 兵藤), 齋藤 - 富樫 (66. 伊藤)
得点: 1:0 家長 (67.), 1:1 下平 (90.)
警告: 金澤, 横谷 - /
観客: 12,510人
主審: 岡部 拓人

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2016.06.05 (Sun)

2016 J-League ヤマザキナビスコカップ グループステージ第7節 大宮 vs. 鹿島

 数日前の天気予報では雨だったはずが、試合がはじまるころには雨の気配など全くなく、じりじりと日差しの照り付ける暑さの中での試合となりました。ヤマザキナビスコカップの試合は平日に組まれることが多く、仕事の関係上観戦が難しくこの試合が私にとって今季初観戦となります。


 グループステージ突破を決めている大宮は、かなり思い切ってメンバーを入れ替えてきました。GKには大宮に加入後公式戦初出場の松井、右サイドバックには怪我で長く戦列を離れていた渡部や久しぶりのスタメンになる福田、このところ出場機会を減らしている大山など実に新鮮な顔触れです。渋谷監督によれば「シーズン中に疲弊してきた選手を入れ替えなければいけない判断をする際、公式戦に出ている選手であれば起用しやすい」という思いからそうしたとのことで、より厳しい戦いを強いられるであろう夏場からリーグ終盤にかけてを想定しているようです。一方、対戦相手の鹿島はグループステージ敗退が決まっており、こちらも大幅にメンバーを入れ替え全く別のチームで試合に臨みます。


 前半はどちらもなかなか思い通りのサッカーができなかったと思います。鹿島が速いプレッシャーを掛けているようには見えましたが、それにしてもパスミスが多くボールをキープすることもままなりません。鹿島の若い選手たちもミスが多く攻撃を組み立てることができず、極端な言い方をするなら中盤でお互いがボールを蹴りあっているだけではないかと感じさえしました。どちらも控え選手主体のチームということもあってコンビネーションもよくなかったようにも見えました。
 しかし、どちらにもチャンスはありました。大宮は19分にマテウスが枠に当てる惜しいシュートを放てば、鹿島も左サイドから良いクロスを入れ何度か決定機を作りましたがシュートミスしてしまい、前半はどちらにも得点は入らずに終わりました。


 後半に入るとお互い徐々に中盤が間延びしてオープンな展開に変わってきました。また暑さのせいか江坂やマテウスが足を痛めて交代を余儀なくされるなど、いつもは選手交代に動くのが遅めの渋谷監督も67分で3人を使い切ってしまいます。大宮の最終ラインが下がってしまったこともあり、鹿島が決定機を多く作りようになりましたが、松井が好セーブを見せ失点を防ぎます。松井を見るのは初めてですが、出場機会がないGKでここまでのプレーができるのは見事だと思います。そして終盤にそれが報われることになります。
 87分に大宮は左サイドに切れ込んだ泉澤がゴールライン際でさらにフェイントで相手をかわし中にいれたクロスをネイツが落ち着いて決めついに先制しました。このプレーは泉澤の持ち味とも言えるいったん止まった状態からの瞬間的なスピードで相手を抜き去る技術が見られました。対面していた三竿、カバーに入った植田もあっさりと抜き去りました。またペチュニクに関してもボールを持った状態で勝負するタイプではなく、クロスに対して合わせていくプレーを得意とする選手であり、2人の良い面が見られた得点でした。そんな具合に、最高の時間に先制ゴールを決めた大宮が残り時間と5分のアディショナルタイムを凌ぎ切り1:0で勝利を手にしました。

 大宮はグループステージを4勝2分と無敗で終えました。特に失点がわずか1というのは素晴らしいと思います。今季の大宮はリーグ戦もそうですが、課題を抱えながらも結果はしっかり残しており、また内容面でも改善が見られていることは嬉しく感じます。冒頭で記した渋谷監督のコメントにあった「出場機会の少ない選手に公式戦を経験させる」という目標も果たせ、良いことずくめの試合だったのではないでしょうか。

<引用記事>
レビュー|ヤマザキナビスコカップ第7節 鹿島戦 (大宮アルディージャ公式サイト)


2016 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ グループステージ 第7節
2016年6月5日(日), 14:04, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 鹿島アントラーズ 1:0 (0:0)
大宮: 松井 - 渡部, 山越, 福田 (52. 高山), 大屋 - 岩上, 大山, マテウス (67. 小島), 泉澤 - 江坂 (60. 清水), ペチュニク
鹿島: 櫛引 - 平戸, 青木, 町田 (59. 植田), ファン ソッコ - 久保田 (67. 西), 三竿, 鈴木 (82. 土居), 田中 - 赤崎, 垣田
得点: 1:0 ペチュニク (87.)
警告: マテウス - 町田
観客: 9,316人
主審: バルトシュ フランコフスキ

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2016.06.05 (Sun)

2015/16シーズンのボーフムを振り返る

 VfLボーフムは2015/16シーズンのツヴァイテリーガを5位で終えました。ホーホシュテッターSDが就任してからのボーフムは短期的には難しいものの中期的には1部へ復帰するという目標を立てていたようで、昨季はまず残留争いに加わらずに中位でシーズンを終えることという目標(クラブとして公式に掲げたものではなくあくまでもクラブ幹部やSDのコメントから判断したものですが)があり結果的に11位で終わり目標はほぼ達成しました。今季もホーホシュテッターSDやフェアベーク監督のコメントからは上位に食い込み、来季以降の昇格争いに加わるためのステップアップということが目標としてあったのではないかと推測されました。その意味では今季は一時は昇格争いに加わりそうなところまでいった結果の5位なのでまず目標達成と言ってよいのだと思います。
 また、ウィンターブレーク明け以降は選手たちや監督も明確にチャンスがあれば昇格を狙うというコメントを出しており、昇格への意欲も増してきたと感じます。

 残念ながら私はこのところボーフムの試合を映像で見る手段を失っており、よくわからない点は多いのですが、明らかに言えるのは今季はフェアベーク監督の攻撃的なスタイルがチームに浸透し魅力的なサッカーをするようになったということ、そして大崩れしない安定的な戦いができるようになったということです。今季はライプツィヒ以外の相手に対してはゲームを支配して攻めるスタイルが実現できました。監督が目指すスタイルはゲームを支配するというもの。今季は未知数だったハーベラーが予想外の活躍、ブルートが主力に成長、テラッツィーノも安定した力を発揮、さらに昨季フラムからのローン契約でプレーし、フェアベークサッカーを体現していた一人であったアイスフェルトを買い取り、ムラパ、ノヴィコヴァスをシーズン途中で獲得するなど攻撃的な選手は例年になくレベルが高く選手層も厚くなりました。彼らの力を持ってすれば、常に相手を圧倒するサッカーができたのも不思議なことではありません。では、それでも勝ちきれなかった原因はどこにあったのでしょう。私は決定力と守備力が欠けていたと思います。

・ 決定力
 テロッデの決定力については文句のつけようがありません。得点王は立派だと思います。しかしテロッデ以外の選手にあまりにも決定力がなかった。言い換えるとテロッデの調子が悪い時はチームの得点力がそのまま連動して落ちてしまうのです。ライプツィヒ戦以外は、相手を圧倒して攻め込んでいましたが、その割には得点が少なく結果として試合に敗れてしまうことも多くありました。攻撃に良い選手が揃っていましたがゴールを決める能力には欠けていたということです。

・ 守備力
 もともと昨季リーグ失点ワーストの守備陣がそっくりそのまま残ったわけでそれほど期待はしていませんでした。それでも昨季の55失点を40失点に減らしました。もちろん選手の頑張りは評価したいですが、守備力が改善されたようには見えません。昨季に比べると攻め込む時間が多くなったことで攻められる機会が減りそれが失点の減少につながったのではないかと思います。優勢だった試合もセットプレーやカウンターへの対応の拙さから失点を喫してしまいドロー、または敗戦へつながることが少なくありませんでした。

来季に向けて

 さて順調にステップアップを図るなら来季は昇格争いということになりますが、そうは簡単に行かないでしょう。というのも来季は今季のメンバーを中心にしたチームを作ることはできないからです。すでに今季の主力メンバーのうちハーベラーはレンタル元へ戻り、テラッツィーノは契約を更新せずに移籍、ブルートは1部に昇格したクラブに買い取られました。同様にテロッデにも移籍話がくすぶり続けています。こうなると昨季の攻撃のレギュラーがごっそりいなくなり一からチームを作り直さなくてはならないからです。資金力のないクラブは個の力よりチーム力を中心に戦うことが求められるのでなるべく早くチームを固め戦術を浸透していく必要があります。来季の話は別途、このブログで書こうと思いますが、簡単ではないということだけは間違いありません。

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