2017.06.23 (Fri)

2017 J-League Division 1 第15節 新潟 vs. 大宮

 新潟へ遠征してきました。今季、大宮のアウェイ観戦は初めてだと思います。新潟には過去に3度(うち1度はビッグスワン完成前に新潟市陸上競技場で観戦)ですが、まだ勝利は一度も見ていません。実際に大宮は新潟は相性の悪い場所だと思います。しかし、この試合に関しては過去がどうであってもとにかく勝利が必要な試合です。応援する立場の私も久しぶりに試合前から力が入っていました。


 序盤は新潟が大宮の左サイドを狙い、矢野貴章へボールを集めゴールに迫ります。この時間の大宮はバランスが悪く、左サイドの大前、和田が上がってあとのスペースをうまくカバーできておらず、そこを狙われたように見えました。何度か危ない場面もありましたが、そこを凌いだ大宮が27分に大山との連係で抜け出した江坂が決めて先制。
 この時間帯は試合の序盤とは形勢が逆転していました。大宮の選手の連係はよくなり少ないタッチでボールが効果的に動いていたのに対し、新潟は連係が崩れチームがうまく機能しているようには見えませんでした。33分には再び江坂がソン ジュフンのクリアミスを奪うと間髪入れずにシュートし、追加点となるゴールを決めます。相手のミスを抜け目なく狙ういかにもストライカーらしいプレーでした。私は江坂にはこんなプレーを期待しています。
 このあと新潟の呂比須監督は早くも交代カードを切り修正を図ります。この修正はうまく行ったと思います。結果論になりますが大宮は前半の相手が混乱している時間にもう1点取っておけば楽に試合を進められたことでしょう。そのチャンスはあったと思います。


 後半、当然のごとく新潟が点を取りにプレッシャーをかけてきました。60分に新潟が、矢野からホニにつなぎ、ホニが浮かせたボールを山崎が左足でボレーシュートを決めて1点を返しました。現地では遠くてよく見えなかったのですが、あとでビデオで見なおすとシュートに至るまでの一連のプレーは素晴らしいものでした。特に堀米の縦パスを相手2人を背にしながらワンタッチで背後のホニにつないだプレーはお見事。
 その後も新潟はホニや終盤に投入された鈴木武蔵に決定機を作りだすなど一方的に攻めます。鈴木がほとんどGKと1対1に近い状態でのシュートを撃ったシーンやアディショナルタイムのゴール正面でフリーキックなど、観戦していて大宮サポーターは肝を冷やす場面が多かったと思います。それでも大宮は追加点を許さず重要な3ポイントを残留争いのライバルから勝ちとりました。
 

 この試合で大宮の放ったシュートは2本。その2本で2得点を奪って勝利するという大宮らしからぬ試合巧者ぶりでした。実際に試合を通してみると新潟が攻勢をかけている時間がほとんどで新潟が勝利しておかしくない試合でした。しかし、大宮も2得点を奪った時間帯のサッカーはパスが良く回り相手の守備を完全に翻弄していました。大宮のこのようなサッカーは長く見ていなかった気がします。今は短い時間でも、それを長い時間続けられるようになれば本当に面白いサッカーが見られるようになるのではないか。そんな可能性を感じた試合でした。

 もっともこの試合に関していえば、試合の内容は関係なく結果が大切な試合でした。劣勢な試合を少ないチャンスを活かしてしぶとく勝利した大宮のチームを称賛したいと思います。


2017 Jリーグ Division1 第15節
2017年6月17日(土), 19:00, デンカビッグスワンスタジアム
アルビレックス新潟 - 大宮アルディージャ 1:2 (0:2)
新潟: 川浪 - 原, 冨澤, ソン ジュフン, 堀米 - 小泉, ロメロ フランク (39. 成岡) - 矢野, ガリャルド (73. 加藤), ホニ - 山崎 (76. 鈴木)
大宮: 松井 - 渡部, 河本, 高山, 和田 - 大山 - 岩上, 横谷 (68. マテウス), 茨田 (85. 山越), 大前 (63. 清水) - 江坂
得点: 0:1 江坂 (27.), 0:2 江坂 (33.), 1:2 山崎 (60.)
警告: ホニ, 矢野 - 大前
観客: 27,605人
主審: 飯田 淳平

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2017.06.06 (Tue)

2017 J-League Division 1 第14節 大宮 vs. 鳥栖

 前節の柏戦での敗戦を受けてついに大宮は渋谷監督、黒崎ヘッドコーチを解任、後任監督に伊藤彰コーチ、ヘッドコーチに海本慶治コーチが就任、この試合が新体制になって最初のリーグ戦になります。すでに伊藤新監督は水曜日のカップ戦で1試合指揮していますが、この試合はグループステージの消化試合であり試合内容も開始早々に退場者を出しずっと数的不利の状況で戦う形であり、まだどんなサッカーをやりたいのかは見えませんでした。そのあたりがこの試合では見えるのではないかと期待して観戦することにしました。


 まずどのようなフォーメーションでどんな選手を起用するのかに注目していましたが、水曜日のカップ戦のメンバーとほぼ同じスタメンとなりました。変わったのは左SBと左SHだけ。ただし左SHは大前の出場停止によるものと思われます。
 前半、大宮はボールを奪った後に前へ向かう意識、ボールを早く動かして行くという意識が強く感じられました。残念ながらコンビネーションが悪くパスミスが多く、スムーズにボールが動かせていない印象を受けました。この点は改善の余地がありますが、監督交代後1週間しか経過していないことを考慮するとやむを得ないことだと思います。


 序盤は一進一退の攻防が見られましたが、17分に鳥栖は原川のフリーキックをチョ・ドンゴンが頭で合わせてゴールを決めて先制しました。原川のキックの精度は素晴らしかったのですが、大宮のセットプレーでの守備の拙さは相変わらずで、この失点シーン以外でも危なっかしいところがありました。高さでも完全に負けていました。

 後半に入り伊藤監督は長谷川に替えて大山を入れ、さらにマテウス投入で攻撃は活性化。そして72分に江坂の同点ゴールが決まりました。その後も押し気味の展開ではありましたがゴールは奪えずにドローに終わりました。


 試合を通して見て、期待と不安の両方を感じました。期待については攻撃力アップです。この試合では前線の選手が比較的自由に動き、高い位置での仕掛けが見られました。前線の選手にボールを引きだす動きができているという印象です。もう少し連係がよくなれば面白い攻撃が見られるようになりそうです。
 一方で不安を感じるのはこの攻撃的な戦い方が果たしてJ1のクラブ相手にどの程度通用するのかという点です。この先は残留争いの戦いではどうしても負けられない一戦があるはずで、そういう試合では守備力が勝敗を分けることも多くなると思います。そういう状況でこの試合のような戦い方で確実にポイントを積み上げていけるのかどうかやや不安を感じます。

 さて次は新潟との対戦ですが、相手の状況を考えると絶対に落とせない一戦です。幸いにも次週は試合がないのでこの期間にしっかりと連係を深めていってほしいと思います。


2017 Jリーグ Division1 第14節
2017年6月4日(日), 16:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - サガン鳥栖 1:1 (0:1)
大宮: 松井 - 奥井 (59. マテウス), 河本, 高山, 和田 - 長谷川 (46. 大山) - 岩上, 横谷, 茨田, 清水 (77. 瀬川) - 江坂
鳥栖: 権田 - 小林, キム・ミンヒョク, 青木, 吉田 - 福田, 高橋, 原川 - 鎌田 - チョ・ドンゴン (74. イバルボ), 豊田
得点: 0:1 チョドンゴン (17.), 1:1 江坂 (72.)
警告: / - /
観客: 11,631人
主審: 東城 穣

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

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