2010.06.27 (Sun)

ワールドカップ 2010 決勝T 1回戦 USA vs. ガーナ

 いよいよ決勝トーナメントが始まりました。ここからは1発勝負なのでどのチームも慎重に試合に入ることが多くなるはず。

 しかし、意外にも開始5分にガーナが先制しました。ケビン・プリンス・ボアテングがあれよあれよという間にディフェンスラインをドリブルで突破し左足でゴールの左隅に決めてしまいました。PKでないと点が取れないガーナが流れの中から点を取ってしまったということが驚きでした。前半のガーナは激しくプレスをかけてボールを奪い少ないタッチでボールをまわし攻撃に転じます。守備は多少穴がありますがかなり組織的でUSAに付け入る隙を与えませんでした。しかし、やはり問題は決定力です。ボアテングのシュートはまぐれでしょうが、その後も幾度となくあったチャンスを決めきれず、一見すると一方的な展開ではありましたが、わずか1点の差で前半を終えました。
 後半に入るとガーナが前半の飛ばしすぎがたたってか動きが鈍りUSAに決定的なチャンスが出て来ます。しかし、残念ながらUSAにもゴールを決められるFWがいないのです。まあ、ゴールを決められるMFがいるのでガーナよりはましですが。
 そして62分、ついにUSAが追いつきました。細かいパス交換からデイフェンスラインの裏に抜けたデンプシーをジョナサン・メンサーがペナルティーエリア内で倒しUSAにPKが与えられたのです。このチャンスをドノヴァンがしっかりと決めました。しかし、その後はどちらも決定力に欠け、スタミナも消耗したこともあり徐々にロングボールの蹴りあいの様相を呈してきます。結局、90分では決着がつかずに延長戦に入ります。
 延長戦に入り93分に自陣からのクリアボールを前線での競り合いで奪ったギャンが左足でゴールに蹴りこみあっさりとガーナがリードしました。やはり前後半の開始直後、終了間際というのは点が入りやすいのですね。それにしてもこのゴールは完全にギャンの個人技、というか身体能力の高さが光っていました。あとはガーナがひたすら守りきり勝利を手にしました。

 この試合で意外だったのはガーナに思ったよりも集中力があったということ。組織的な守備とパスを速いパス回しはこれまでのアフリカのチームらしからぬ特徴だと思っていましたがそれに粘り強さも兼ね備えているとは手ごわいなと思います。しかし、ここから先を勝ち進もうとしたら、この決定力のなさは致命的。シュートは撃つのだが精度が悪すぎるのです。この試合はうまく行きましたが、この先はどうでしょう。
 私の注目ブラッドリーは、この試合に関してはパスミスも多く本来の力を十分発揮できず残念でしたが、この大会を通してみると「監督の息子」ということだけでなく実力もアピールできたのではないでしょうか。間違いなく今後のUSAの中心選手になるでしょう。それから、彼には所属クラブに戻ってリーグ戦でこの悔しさを思いっきりぶつけてもらいましょう。
 

Weltmeisterschaft, 2010, Achtelfinale
26.06.2010, 20.30 Uhr, Royal Bafokeng, Rustenburg
USA - Ghana n.V. 1:2
USA: Howard - Cherundolo, DeMerit, Bocanegra, Bornstein - Bradley, Clark (31. Edu) - Dempsey, Donovan - Altidore (91. Gomez), Findley (46. Feilhaber)
Ghana: Kingson - Paintsil, Jonathan Mensah, John Mensah - Inkoom (113. Muntari), Sarpei (73. Addy) - Annan, K.-P. Boateng (78. Appiah) - Asamoah, A. Ayew - Gyan
Tore: 0:1 K.-P. Boateng (5.), 1:1 Donovan (62., Foulelfmeter), 1:2 Gyan (93.)
Gelbe Karten: Clark, Cherundolo, Bocanegra - Jonathan Mensah, A. Ayew
Zuschauer: 34.976
Schiedsrichter: Viktor Kassai (Ungarn)
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テーマ : FIFAワールドカップ - ジャンル : スポーツ

タグ : TV観戦記

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