2011.05.20 (Fri)

ブンデスリーガ 2010/11 入替戦 グラートバッハ vs. ボーフム

 入替戦の第1戦はホームのグラートバッハが劇的な勝利をおさめ1部残留に大きく前進しました。ロスタイム2分をすでに経過してからデカマルゴのゴールが決まりました。当然ですが、スコアレスドローで終わるのとは雲泥の差があります。まさに値千金のゴールでした。

 最後のゴールのシーンは、ノルトヴァイトのスローインをボーフムの選手がヘディングでクリアしそこないごる正面のデカマルゴへ渡りデカマルゴがヘディングシュート。このシュートはルーテが反応しましたがこのボールを拾ったアランゴが折り返しハンケとボーフムのDFが競り合ってこぼれてきたボールをデカマルゴが再び押し込んでゴールが決まりました。

 予想通りお互い様子をうかがうような展開となりましたが、試合そのものは終始グラートバッハのペースでした。TV中継では解説の清水氏がグラートバッハに焦りが見られる点、攻撃に一工夫足りない点を指摘していましたが、確かにそうかもしれませんが、私はグラートバッハの攻撃そのものはそれほど悪くはなく決定力さえあれば、もう少し点差が開いたと思います。ロイスが足を痛めて精彩を欠いた代わりにハンケには多くの決定機があったので1つくらい決めてほしかったというのが正直な気持ちです。
 また、ダンテがセットプレーからの空中戦で圧倒的な強さを見せていましたが、やはりゴールが決まりませんでした。グラートバッハの選手が決定機を逃し続けるシーンを見て、私は「グラートバッハがボーフムに勝てないというジンクスは生きているのか」などと余計なことを考えてしまいました。

 一方、ボーフムの決定的チャンスは数えるほどしかありませんでしたが、もともとフンケル監督は打ち合いを避け、スコアレスドローを狙いホームでの第2戦にかけていたのだと思います。その意味ではボーフムの思惑通りに試合は進んでいました。とりわけ、GKのルーテが絶好調で、素晴らしいセーブを連発し、おそらく彼のセーブで2、3点は確実に防いでいたでしょう。最後のデカマルゴのヘディングシュートもよく反応して防いでいたと思います。もしドローで終えていたら、"Spieler des Spiels"は彼だったでしょう。
 ただ、私は今シーズンのボーフムがこのような試合終盤の失点で勝てる試合をドローにしたり、ドローにできる試合を落としたりしているのを何度も見て悔しい思いをしています。この大事な試合でも悪い癖が出てしまったなと感じました。まあ、相手がグラートバッハでなければ私はボーフムを応援していたでしょうから、きっと怒りで叫んでいたことでしょう。

 ところで、この試合のロスタイムは2分と表示されていましたが、最後のプレーでノルトヴァイトのスローインは、91分51秒。その後、すぐに92分は過ぎデカマルゴのゴールが決まったのは92分14秒でした。
(追記:ビデオで確認してみたら正確にはプレーが途切れたときが91分51秒、ノルトヴァイトがボールを入れたときは92分をまわっていました。)
Jリーグを見ているとロスタイムはあくまでも目安であり少々長めに取られることが多く、この程度時間が超過していてもそれほど問題にはならないでしょう。しかし、ブンデスリーガはロスタイムをかなり短めにとることが多くこの試合に関して言えばノルトヴァイトのスローインの時点で試合を終わらせていてもおかしくはありません。ですので、フンケル監督が猛抗議するのも理解できなくはありません。それでも、やはり最後のワンプレーまで集中力を切らしてはまずいだろうと思います。

 グラートバッハのこの勝ち方はチームに勢いを与えるでしょう。かなり有利になったグラートバッハですがもちろんまだ終わってはいません。来週水曜日に行なわれる第2戦はどうなるのか楽しみに待ちたいと思います。


Bundesliga 2010/11 Relegation Hinrunde
19.05.2011 20:30 Uhr Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - VfL Bochum 1:0 (0:0)
Borussia: ter Stegen - Jantschke, Stranzl, Dante, Daems - Nordtveit, Neustädter - Reus, Arango - Hanke, Idrissou (67. de Camargo).
Bochum: Luthe - Kopplin, Maltritz, Yahia, Ostrzolek - Dabrowski, Johansson, Toski (82. Azaouagh) - Freier, Aydin (46. Tese), Korkmaz (71. Federico).
Tore: 1:0 de Camargo (90. +3)
Gelbe Karten: Neustädter - Toski, Kopplin, Ostrzolek.
Zuschauer: 54.057
Schiedsrichter: Günter Perl (Pullach)

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

タグ : TV観戦記

23:31  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(5)  |  Edit  |  Top↑

Comment

●解説有難うございます

Reis様 詳細な解説を有難うございます。私はTV中継を観る事が出来ず、ヤフードイツのLiveの文字を相手にハラハラしておりました。私は2003年からMoenchengladbachに3年半住んでおり、スタジアムの年間指定席も3シーズン購入して応援していました。京セラがスポンサーになったのに日本人のサポーターは全然見ませんでしたので、日本にあなたのようなファンがいると知って驚いています。
私は今大阪にいますが、ドイツの友人から今年はもう駄目だと連絡が来ていました。私は次の試合の日は眠いと思ったので有給をすでに取りました。当日はまたTV中継は観れませんが、向こうで着ていたアウェー用の黒のユニフォーム(16番でThijs)で応援します。
また解説お願いします。
グラッドバッハー |  2011年05月22日(日) 08:51 |  URL |  【コメント編集】

グラッドバッハーさん
解説だなんてとんでもありません。素人が趣味でサッカー見ているだけ、いや場合によっては映像見ないで音声聞いているだけで勝手なこと書いているだけですので、とても解説なんていうレベルではありませんよ。にもかかわらず、現地でシーズンチケット買って観戦されていた方に、このブログを見ていただけているなんて嬉しく思います。ありがとうございます。
2003年から3年半というとちょうど新スタジアムに移る前後ですよね。羨ましいです。最近、日本のボルシアファンは確かに少ないですが、実は年配の海外サッカーファンには隠れボルシアファンが結構いるのではないかと思っています。伝統と実績のあるクラブですからね。グラートバハが強くなりそういった人たちが表に出てきて、さらに新しいファンも増えてくればいいなと思っています。今後もどうぞよろしくお願いします。
reis |  2011年05月22日(日) 13:44 |  URL |  【コメント編集】

●今日が決選ですね

Reis様
返答有難うございます。そうです。Boekelberg最後の年です。私はスタジアムからあるいて5分のBlucherstrに住んでいました。Daemsの家と同じ通りです。彼は2003年既にプレーしていましたのでいい歳でしょう。レバークーゼン戦で当時は敵のノイビルやノボトニーを見て感激していました。懐かしいです。また書きます。今日は必ず決めてくれるでしょう。
グラッドバッハー |  2011年05月25日(水) 08:05 |  URL |  【コメント編集】

●やりましたね

Reisさん。ついにやってくれましたね。有給取った甲斐がありました。前半は私のよく知っているダメダメグラッドバッハでしたが、後半になって急に変わってきました。Reisさんがボーフムの得点シーンがイメージできないと前に書いていましたが、なるほどオウンゴールはイメージできないですね。
興奮して眠れませんが、今日は一日残留を祝います。一緒に祝う相手がいてよかったです。
Zumbol !
グラッドバッハー |  2011年05月26日(木) 05:56 |  URL |  【コメント編集】

グラッドバッハーさん

やりましたね。私は、第1戦を終えて行けるだろうと確信はしていましたが、それでも実はかなり心配でした。グラッドバッハーさん、本当に有給とった甲斐がありましたね。しばらくはロイスのゴールシーンを思い出して喜びに浸りましょう。
 それにしても、リーグ戦の終盤を見ているとこのままシーズンが終わってしまうのがもったいない気がしてきますね。なんとか、今の戦力を維持して、来シーズンに期待したいです。
reis |  2011年05月26日(木) 21:54 |  URL |  【コメント編集】

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