2011.09.18 (Sun)

ブンデスリーガ2011/2012 第6節 ハンブルガーSV vs. グラートバッハ

 今週のグラートバッハの相手、ハンブルガーSVはここまで最下位と本来の調子とは程遠い状態でした。特に16失点と守備が崩壊しているようです。しかし、調子が悪いとはいってもやはり相手はHSVです。グラートバッハはアウェイではHSVにはとても分が悪く過去17試合で1勝しかしていないというデータがあります。ファヴレ監督は過去の5試合を見てHSVはそれほど悪くはないと見ていたようです。

 グラートバッハはハンケが膝を痛めて欠場となり、代わりにヘアマンを右サイドハーフに入れてロイスを前にあげトップにデカマルゴというフォーメーションを組みました。

 試合を重ねるごとにグラートバッハの守備は安定感を増してきているような印象を受けますがそれはこの試合も同様でした。前半のグラートバッハは最近の試合では珍しく落ち着いて構える感じで攻撃面での積極性はなく、ボールの保持率は明らかにHSVが多かったと感じます。HSVは左サイドからリンコンやアオゴが積極的に仕掛けますがグラートバッハは守備面では落ち着いて対応しシュートをうたせたとしても距離のあるところからのミドルシュートなので失点しそうな気配はありませんでした。唯一、カウンターから3対3の状況を作られました場面はヒヤリとしましたが相手のパスミスで救われました。前半はどちらも決定的な場面がそれほどなく正直に言えば少々退屈でした。
 
 後半、グラートバッハは中盤をコンパクトに保ちながら得意のワンタッチでのパス回しの中でタイミングよくサイドの選手が抜け出すという、この数試合でよく見られる形で開始早々に立て続けにチャンスを作り出します。デカマルゴのシュートは相手GKドロブニーに防がれ、アランゴのシュートは相手DFの懸命の守備に阻まれました。
 HSVは56分に2人の選手を同時に交代し状況の打開を図ります。そしてすぐ2分後に交代で入ったソン・フンミンとテーレの2人が決定機を作ります。中央をドリブルで突破を図ったソンから左サイドのテーレはパスが通り、テーレからのクロスをファーサイドのテシュがヘディングでシュートします。完全に崩されたところでしたが辛うじてダエムスがブロックしました。HSVは後半も左サイドからは何度かよい形でチャンスを作っていましたが、肝心なところでのプレーの精度が悪くグラートバッハは助かりました。
 66分についにグラートバッハに先制点がはいりました。アランゴのフリーキックを相手のマークをかいくぐってフリーになったデカマルゴがヘディングでゴール。このフリーキックの直前にグラートバッハは2人の選手を同時に入れ替えていて、そこでできた微妙な間がHSVの選手たちの集中力を削いでしまったのかもしれません。ゴールを決めたデカマルゴは怪我が多い選手でこの試合も出場が微妙とされていましたが出場すればしっかり結果を出してくれます。昨シーズンの入替戦や開幕のバイエルン戦などでもわかるとおり、特に膠着した展開では頼りになる選手だと思います。
 この先制点をきっかけに再びグラートバッハの勢いが加速し、2分後にもダエムスのオーバーラップからの折り返しから右サイドのロイスがシュートを放ち、その数分後にはボバディジャのヒールパスから左サイドを抜けたロイスの折り返しを中央でアランゴがシュートするなど決定機がありました。HSVのGKドロブニーが好セーブ連発してゴールこそ奪えませんでしたが、2点目がいつ入ってもおかしくない状態でした。
 
 この試合を見ていて感じるのは、この2チームの差は精神的な部分が大きいということです。冒頭で記したファヴレ監督の試合前の見解の通りHSVのサッカーはそれほど深刻な状態にあるようには見えませんでした。むしろピンチで落ち着いてプレーできるか。チャンスでも焦らずにプレーできるかというところに差があり、それは開幕して数試合の結果によって生じた選手1人1人やチーム全体の自信から来るものだと思います。

 グラートバッハはこれで6試合消化して勝点を13に伸ばしました。例年に無く素晴らしいスタートを切ったグラートバッハですが、特に中盤でのコンビネーションの良さが際立っていると思います。実はシーズン始まる前にも書いたと思いますが、プレシーズンでの練習試合やDFBポカールを見てスタートダッシュは可能だと秘かに期待はしていました。ただし正確に言えばそれはグラートバッハの調子がよいというよりは他クラブの調整遅れからそう感じたのですが・・・。そんなわけで実力のあるクラブが巻き返してくるとどうなるかまだ全くわかりません。今のうちにできるだけポイントを取っておいてほしいと思います。参考までに、最初の目標である勝点40まで残り28試合で27ポイントです。


1. BUNDESLIGA 2011/12 6.Spieltag
17.09.2010, 15:30 Uhr, Imtech-Arena, Hamburg
Hamburger SV - Borussia M'gladbach 0:1 (0:0)
Hamburg: Drobny – Mancienne, Westermann, Rajkovic, Aogo – Ricon, Tesche – Jarolim (69. Berg), Skjelbred (56. Son), Jansen (56. Töre) – Petric
Borussia: ter Stegen – Jantschke, Brouwers, Dante, Daems – Marx (65. Nordtveit), Neustädter – Herrmann (65. Bobadilla), Arango – Reus, de Camargo (90. Stranzl)
Tore: 0:1 de Camargo (66.)
Gelbe Karte: Jarolim, Tesche – Neustädter, Reus, Arango
Zuschauer: 55.797
Schiedsrichter: Peter Sippel (München)

スポンサーサイト

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

08:44  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://reisigfeld.blog94.fc2.com/tb.php/478-8ca5151b

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |