2011.09.23 (Fri)

グラートバッハのポジション争い

 ファヴレ監督率いるグラートバッハは、昨シーズン後半からほぼ同じ顔ぶれのメンバーがプレーしていますが、すべての選手が固定されているというわけではなく一部のポジションではチーム内で厳しい争いが展開されています。特にセンターバックとボランチは熾烈です。

 グラートバッハは昨シーズンの前半にセンターバックが相次いで怪我をして戦線離脱し、本当に選手が足りなくなるほど大変な状態でした。そこで、ウィンターブレイクにシュトランツルとノルトヴァイトを獲得しました。チームに加入してすぐにシュトランツルはセンターバック、ノルトヴァイトは本職のボランチとしてポジションを獲得し1部残留に大きく貢献しました。当たり前のことですがポジションを獲得する選手がいれば失う選手が出てきます。
 怪我で戦線を離脱していたセンターバックのダンテは復帰するとすぐにポジションを獲得しましたが、ブラーウェルスは怪我が治っても控えにまわりシュトランツルにポジションを奪われた形になりました。また、ノルトヴァイトがボランチに入ったことによりそれまで試合に出続けていたマルクスが弾き出される形で控えにまわることになりました。しかし、今シーズンは状況が変わってきています。

 センターバックは開幕直前のシュトランツルの怪我でブラーウェルスがスタメンに復帰。私の印象では守備の安定感はシュトランツルが上のように思いますが、ブラーウェルスはセットプレーで相手のマークをはずすのがうまく意外な得点感覚を持っています。ファヴレ監督は選手を意味も無く入れ替えたりしないタイプの監督であり特にセンターバックには安定感を求めているように見えるのでブラーウェルスがシュトランツルからポジションを奪い返すのは簡単ではないと思っていましたがライバルの欠場というチャンスをしっかりとものにしました。しかし、ニュルンベルク戦を前にして今度はブラーウェルスが坐骨部の炎症で欠場が確定的です。すると今度はシュトランツルの出番です。ここでよいパフォーマンスを示せば再びシュトランツルがポジションを奪うことになるでしょう。
 ボランチの争いについていえば、ノイシュテッターが攻撃に絡む機会が多いためパートナーには守備力が求められているように思います。守備面全般で安定しているノルトヴァイトと特に1対1での強さを持つマルクスのポジション争いも目が離せません。昨シーズン終盤にポジションを失った感のあるマルクスですが、この選手は前所属チーム在籍時からフロンツェク前監督からの信頼は厚く、(あくまでも個人的な推測ですが)試合でのパフォーマンスが多少悪くてもスタメンは保障されていた感じでした。そのため、ファヴレ監督に代わってからノルトヴァイトがボランチに入りマルクスが控えにまわることになったのは意外ではなく再びポジションを取り返すのは難しいかなと思っていました。
 しかし第5節のカイザースラウテルン戦でファヴレ監督の「何か新しいこと」を試したいという考えでスタメンで使われたマルクスは期待にしっかりと応え、前節のHSV戦でも結果を残しファヴレ監督の信頼を勝ち取ったように思えます。
 センターバックとボランチ、どちらのポジション争いについてもいえるのはポジション争いをしている選手がすでにグラートバッハでの試合経験を積んでいるので周囲とのコンビネーションに問題が無く、どちらが試合に出ても全く問題なく力を発揮できるという点です。この選手層の厚さこそが昨シーズンとの最も大きな違いだと思います。

 第7節の対戦相手、ニュルンベルクは中盤がコンパクトでアグレッシブな攻撃を展開する一方で決定力はそれほどないといった印象を持っています。ファヴレ監督はプレスカンファレンスで相手の守備力を警戒し難しい試合になるとコメントしています。グラートバッハとニュルンベルクは両チームの特徴からみて、おそらく最近の数試合と同様に1つのゴールが勝敗を決めるようなロースコアの勝負になると思います。そうなるとグラートバッハの守備の安定感が問われることになります。センターバックはシュトランツル、ボランチはおそらくマルクスでスタートすると思いますが、彼らの活躍がとても重要になりそうです。


 
スポンサーサイト

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

18:52  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://reisigfeld.blog94.fc2.com/tb.php/482-a12c8a47

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |