2012.03.04 (Sun)

2.ブンデスリーガ 2011/12 第24節 ボーフム vs. ドレスデン

 前節のアウェーでのフュルト戦はボーフムにとっては悪夢のような試合でした。試合結果ももちろんですがそれ以上に2人の選手(アイディン、デルーラ)が今季の復帰が絶望となる大怪我をしてしまったことが残念でなりません。その前のウニオンベルリン戦でも2人の選手が怪我をして前節を欠場しており最近のボーフムには災難が降りかかっているかのようです。さらに前節はトスキが退場、フライヤーが累積警告となり、このドレスデン戦はいったいどんなメンバーで戦うのだろうと心配になってしまうほどでした。
 そしてこのドレスデン戦の前日には、かつてボーフムで活躍した元ポーランド代表のヘンリク・バルシンスキが39歳の若さでこの世を去ったというニュースもありました。私はバルシンスキのプレーを覚えていないのですがボーフムのファンにとっては1994年のブンデスリーガデビューでの2ゴールやボーフムにとってのUEFAポカール初ゴールを決めた選手として記憶に残っているようです。スタンドには "RIP Balu" の文字も見えました。

 ボーフムは怪我により欠場していたダブロフスキとアザウアク、ギンチェクの3人が復帰、さらに昨シーズンの試合中に脛骨、腓骨を骨折して長期欠場していたコンチャが15ヶ月ぶりに復帰しました。左サイドバックにはコップリンが回り中盤はボランチにクラマー、左サイドにダブロフスキ、右サイドにギンチェク、トップ下に乾、フォワードにゲラシュヴィリ、少し下がり目の位置にアザウアクという斬新なフォーメーションでスタートしました。
 ドレスデンのメンバーにはデディッチ、トロヤンという2人の元ボーフムの選手がいます。昇格チームのドレスデンは今シーズンは2部残留がクラブとしての目標ですが、この2人、とりわけシーズン途中にレンタル移籍したデディッチの貢献度は高い働きをしていて、この試合もボーフムにとっては注意が必要な選手だったはずです。

 序盤はボーフムが中盤でプレスをかけて相手ボールを奪い攻守の切り替えも早くなかなかよい印象を受け。この試合はよい結果が期待できるかもしれないと思いました。しかし、そんなことを思ったのも最初の10分だけでした。11分にデディッチがディフェンスラインの裏をあっさりと抜けてGKと1対1になり難なくゴールを決めてドレスデンが先制したのです。ボーフムのDFはもともとスピードのあるカウンターを仕掛けてくる相手は苦手としているのですが、このシーンはそんなことは全く関係ありません。
 前半のボーフムには何度か大きなチャンスがありました。特に28分に左サイドにいたギンチェクのスルーパスを受けたゲラシュヴィリがGKと1対1になったシーンで決められなかったのは痛かったです。34分には乾のスルーパスを受けて再びゲラシュヴィリがシュートを撃ちましたがGKに止められました。ゲラシュヴィリはその直後にも右からのクロスをフリーでヘディングシュートしましたが枠をはずし、この時点で今日は何をしてもだめなのではないかと予感させてくれました。前半はボーフムが優勢だっただけに最低でも追いついておきたかった。

 後半に入り再びDFに凡ミスが飛び出します。47分にフォルトに簡単に裏を取られ最後はGKも交わされて追加点を許します。センターバックの2人が相手選手に引き寄せられたところをフォルトがフリーになってしまい、カバーに入るべきコップリンも自分がマークしていた選手がオフサイドポジションにいたせいかフォルトのマークにはついて行きませんでした。前半の信じられないミスを後半も繰り返してしまうとは・・・。この日は久しぶりにコンチャが入りコップリンが左に入る不慣れなフォーメーションではありましたがそんなことは言い訳にならないレベルのミスでしょう。
 2点リードされたボーフムは49分に右からのクロスにゲラシュヴィリが頭で合わせますがGKキルステンに阻まれました。これはスピードのある素晴らしい攻撃でGKのキルステンをほめるべきでしょう。さらにその後選手の交代により右サイドに回ったコップリンからのクロスをゲラシュヴィリが相手と競り合いながら押し込もうとしましたが惜しくも決まりませんでした。終盤はボーフムがフライベルガー、ケフキルなど経験の少ない選手を入れたことやドレスデンがゴールを決めた2人を下げて守りに入ったことからお互いそれほどチャンスは作れなくなりそのまま試合が終わりました。
 
 この試合に関しての私の感想は、まず勝敗の問題以前に怪我人が出なくてよかったと思います。残念ながら今シーズンのボーフムに勝敗は私にとってはそれほど重要ではなくなってしまいましたが、とにかく選手には元気にプレーしてほしいと思います。
 試合の内容についてはやはり失点がまずかったでしょう。誰がどう見ても許されるレベルのミスではありません。いやミスというより集中力の欠如といったほうがよいでしょうか。ボーフムが今後一部リーグ復帰を本気で目指すなら守備力の強化は必須だと思いますが、このようなシーンをシーズンを通して未だに目にするということはもはやすぐには改善できる問題ではないのでしょう。つまり選手のを入れ替えを真剣に考えていかなくてはならないのではないかと感じています。
 一方、攻撃に関してはやはりFWゲラシュヴィリが5回あったチャンスで1つも決められなかったことが残念ですが、中盤もパスミスが非常に多く満足できるものではありませんでした。フォーメーションに関しても例えばギンチェクのサイドハーフ起用やコップリンの左サイドバックが果たして適切なものだったのでしょうか。怪我人が多くて毎試合メンバーを入れ替えなくてはならない事情もあってこの試合に関してはやむを得ない面はあるでしょうが選手はやりにくいでしょう。しかし、見方を変えればDFとは違ってこちらはまだよくなる余地はあるということです。事実、ゲラシュヴィリのシュートにつながるまでの流れはゲラシュヴィリ本人のプレーも含め素晴らしかったし、それがコンスタントにできるようになれば得点も増えるでしょう。
 今シーズンはもはやチームとしての目標を失ってしまった感じがするボーフムですが、まずは残留確実となる勝点をなるべく早く取ること、そして上位クラブとの対戦や前半戦で大敗した相手には意地を見せてくれることを期待しています。


2. BUNDESLIGA, 24. Spieltag
02.03.2012, 20:30 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - Dynamo Dresden 0:2 (0:1)
Bochum: Luthe - Concha (66. Berger), Maltritz, Acquistapace, Kopplin - Kramer (74. Kefkir) - Ginczek (66. Freiberger), Dabrowski, Inui - Azaouagh, Gelashvili
Dresden: Kirsten - Gueye, Bregerie, Savic (81. Jungwirth), Schuppan - Solga, Fiel - Koch, Trojan - Fort (61. Poté), Dedic (70. Walch)
Tore: 0:1 Dedic (11.), 0:2 Fort (47.)
Gelbe Karten: Keine
Zuschauer: 14.498.
Schiedrichter: Robert Kempter (Sauldorf)

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

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