2012.03.24 (Sat)

2.ブンデスリーガ 2011/12 第27節 ボーフム vs. インゴルシュタット

 ツヴァイテリーガもいつのまにか第26節まで来ました。今週はボーフムとインゴルシュタットの試合をネットの映像で観戦です。インゴルシュタットはリーグ戦後半は無敗でひとまず残留争い渦中からは抜け出そうとしています。この間、パウリ、デュッセルドルフ、パダボーンなどとも対戦していて上位チームとっては厄介な存在となっています。特にブラジル人のカイウビーを生かしたカウンターが冴えているという印象を受けます。一方、ボーフムはフュルト戦のアイディン、デルーラに続き、前節ではアザウアクも怪我で長期離脱となり非常に厳しい状態に追い込まれました。私は、この試合について順位はボーフムが上ですがチームの状態やモチベーション、さらに過去の対戦での相性を考えるとインゴルシュタットが有利なのではないかと予想していました。

 しかし私の予想に反して序盤からボーフムが主導権を握りインゴルシュタットが守る展開となりました。ボーフムの攻撃は中盤でパスをつなぎながら相手DFの裏をとろうとする意図が見えました。しかし残念ながらパスミスやトラップミスなどが多くあまりスムーズにボールが動かない感じがします。これは今に始まったことではなく時間をかけてもなかなか改善されていないという印象を受けます。もちろんその中心と期待された選手たちが次々と離脱している状況ではやむを得ない面もあるとは思いますが。
 そんなギクシャクした攻撃ではありましたがそれでもチャンスは何度もありました。10分に乾が放ったシュートは相手にブロックされますがこのボールを左サイドの深い位置で拾ったトスキが中央に折り返しフライヤーがシュートしたシーン、16分にトスキからのスルーパスを受けた乾が左サイドを切り込み中央へ入れたラストパスにゲラシュヴィリが飛び込んだシーンなどは可能性を感じました。しかし、その後、何度もチャンスをひとつも決められない決定力のなさは大きな問題です。こんな場合、試合がどのような結末になるか何となく予想できてしまいます。なにしろ私はJリーグでもそんな試合を繰り返すチームを見ているのですから。

 ボーフムは後半も開始直後に立て続けにあった決定機を相手GKの素晴らしいセーブもあり得点できず、その後は次第にペースダウンしてしまいます。そして終了直前の89分にボーフムがカウンター攻撃をしかけたときにドリブルでかけ上がったフライヤーがあっさりとマティップにボールを奪われてしまい、最も危険なカイウビーにパスがつながってしまいました。カイウビーはセンターライン付近からひとりで持ち込み決勝ゴールを決めました。インゴルシュタットの素晴らしい逆襲に見えますが、私に言わせればあまりにも簡単にボールを奪われたフライヤーとあまりにも簡単に相手に抜かれてしまったマルトリッツのベテランとは思えない軽率なプレーに問題があると思います。
 ところでベルクマン監督が64分にトスキに代えて守備的なエイヨルフソンを入れた意図は何だったのでしょう。確かにトスキの守備は相変わらず最悪で相手に左サイドの裏のスペースを自由に使われて危険ではありましたが、結局エイヨルフソンを左サイドバックにしてコップリンを右サイドバックにするのでは守備を固めたことにならず、むしろ攻撃面で貢献していたトスキがいなくなったことで前線へ効果的なパスを供給できる選手がいなくなってしまい攻撃が停滞してしまった感じがします。やはり深刻な人材不足なのでしょうか。
 とにかくこの試合は一番悔しい形の負け方です。こういう試合で勝てなくて他に勝てる試合があるのかといいたくなります。ボーフムはこの敗戦で残留争いに再び片足を踏み入れたといってよいでしょう。全く油断はできません。
 
 勝ったインゴルシュタットについても触れておきます。シーズンの前半戦はあれだけ大量失点を繰り返した守備が監督交替後はGKオズジャンを中心にリーグでも屈指の安定感を見せています。この変貌はあたかも昨シーズンのグラートバッハの姿と重なるものがあります。しかし、正直なところその戦い方には賛同できません。この試合のインゴルシュタットは最後まで守備重視で積極的に仕掛けることはなくあたかも相手のミスを狙っているかのような戦い方でした。当面の残留争いから抜け出すための現実的な戦い方であり結果も出ているので今はこれでよいのかと思いますが、この戦術はツヴァイテの上位クラスはもちろんのこと下位クラスの相手にも長期的には通用しないと思います。不振のチームを立て直したオラル監督の手腕は認めますが来シーズンが正念場ではないかと思います。


2. BUNDESLIGA, 27. Spieltag
23.03.2012, 18:00 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - FC Ingolstadt 04 0:1 (0:0)
Bochum: Luthe - Kopplin, Maltritz, Acquistapace, Toski (64. Eyjólfsson) - Kramer, Freier, Dabrowski (83. Berger), Federico - Gelashvili (70. Ginczek), Inui
Ingolstadt: Özcan - Görlitz, Biliskov, Gunesch, Schäfer - Matip, Ikeng - F. Heller (65. Bambara), Caiuby (90. Schäffler) - Nemec (81. Haas), Leitl
Tore: 0:1 Caiuby (89.)
Gelbe Karten: Dabrowski, Ginczek - Caiuby
Zuschauer: 12.346.
Schiedrichter: Harm Osmers (Hannover)
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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

12:15  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

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