2013.01.27 (Sun)

ブンデスリーガ2012/2013 第19節 グラートバッハ vs. デュッセルドルフ

 グラートバッハにとってダービーといえば1.FCケルン戦です。ケルン相手にはそのときのチームの状況がどうであれ選手もファンも闘志を剥き出しにして戦ってきました。しかし、今シーズンはライバルのケルンが2部に降格し代わりにフォルトゥナが1部に昇格しています。メンヒェングラートバッハとデュッセルドルフは非常に近くて両者のホームスタジアムの間の距離は38キロ。グラートバッハとケルンの間の距離よりもかなり近いということになります。
 同じ地域のクラブとの対戦をダービーと定義するのであればフォルトゥナ戦もダービーと呼ぶところでしょうが果たしてそうなのでしょうか。この試合を前にしてあちこちの記事でダービーに関わる話題が出ていましたが、例えばテアシュテーゲンは「デュッセルドルフとの対戦は、ケルン戦ほど感情的にはならない」「デュッセルドルフはケルンとは違う。ケルンとの試合はいつも特別だ。おかしく聞こえるかもしれないが、私はケルンが降格したことが残念だ」と話し、ヘアマンも「本当に大きなダービーはもちろんケルン戦だ」と話しています。まあ、彼らにしてみればこれまでケルンとは何度も対戦してきましたが、久しぶりに1部に復帰したフォルトゥナとは公式戦で対戦するのは今シーズンが初めてでしょうし、激しく闘志を燃やす相手にはならないのでしょう。あまりダービー云々にこだわる必要は無いと思いますが、そういう気持ちがここまで対戦結果(リーグ戦では0:0、DFBポカールでは0:1で敗戦)になっているのではないとは思いたいです。

 さて試合についての話に移ります。この試合は雪の降る厳しい寒さの中での試合となりスタジアムは満席にはなりませんでした。またこれがダービーかどうなという話題のネタになるのか・・・。グラートバッハは前節と全く同じスタメン、一方のフォルトゥナは4人を入れ替えてきました。

 前半は立ち上がりからグラートバッハが攻勢をかけます。まず5分に左サイドを上がったヴェントがアランゴからのスルーパスを受け中央へ入れたクロスが相手CBのオウンゴールを誘いあっさり先制すると、14分には自陣で相手のパスをカットしたデヨングがゴールライン手前まで切り込み折り返したパスを反対サイドから上がってきたヘアマンが押し込んで早い時間で2点をリードしました。
 前節のホッフェンハイムとは違いフォルトゥナは動きが悪くプレスもほとんどかけてこないためグラートバッハが早いパス回しで相手のスペースへ次々と攻め込みました。必ずしも個々のパスの精度は高くはなかったと思いますが相手のプレッシャーがないので受け手も余裕を持って対応でき連続性のある攻撃につながっていたと思います。また、チゲルチやヘアマンがドリブルで勝負をしかけるとフォルトゥナの選手はなかなか対応しきれずに簡単に突破を許すシーンも見られ、グラートバッハはやりたいことが自由にできました。しかし、2点リードしたあとは個々のプレーが雑になりフォルトゥナに落ち着きを取り戻す時間を与えてしまった感じがします。

 後半、フォルトゥナはコーナーキックからのラトカーのヘディングシュートをデヨングがペナルティエリア内で手にあててしまいPKを献上してしまいます。これをシャヒンが決めて1点差。グラートバッハにとっては不運な失点でした。フォルトゥナの守備が安定してからのグラートバッハの攻撃には前節同様の停滞感を感じました。ボールは保持してもコンビネーションが悪く相手を崩すような効果的な動きやパスがほとんどありません。これはこのメンバーで試合を重ねるうちに解消される問題なのか少々疑問です。
 そんなグラートバッハも72分にデヨングに代わりハンケが入ってからは序盤のようなリズムが生まれ再び決定機を作れるようになりました。こういう試合を見るとハンケがいかにチームの中で重要な役目を果たしているかがわかります。FWだからといってゴールの数だけで評価してはいけないと思います。しかし、終盤の82分、88分にあったアランゴの決定機はいずれもギーファーに阻まれ追加点は奪えなかったのは残念です。まあ、この試合についてはアランゴが悪いというよりはギーファーの反応のよさを賞賛すべきだと思いますが・・・。一方のフォルトゥナの攻撃はシャヒンやライジンガーに頼った単発的なものかセットプレーによるものがほとんどでグラートバッハの守備は落ち着いて対処できていたと思います。

 正直なところ2点をリードしてからのボルシアの攻撃には多少の不満を感じます。特に、個人として状態がよくなってきたデヨングが今のフォーメーションの中で機能しているようには見えないところに不安を感じます。しかし、そんな試合でもしっかりと3ポイントをとることができたのはよかったと思います。グラートバッハは、これで公式戦9試合(リーグ戦は7試合)無敗を続けています。順位も7位まであがり今季もEL出場権獲得が狙える位置に上がってきました。今後が楽しみです。

 なお、この試合でフォルトゥナの大前が74分から出場しブンデスリーガデビューを果たしています。右サイドハーフでプレーしていましたが、この試合では守備に追われ持ち味を発揮できずに終わっています。もちろん、この試合は彼の評価の対象にはならないでしょう。

引用記事:
Gladbach-Torwart ter Stegen hofft auf Revanche gegen Fortuna (DerWesten)
Borussia – Fortuna: Das kleine Derby (RP Online)


BUNDESLIGA 2012/13 19.Spieltag
26.01.2013, 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia M'gladbach - Fortuna Düsseldorf 2:1 (2:0)
Borussia: ter Stegen – Jantschke, Brouwers, Dominguez, Wendt – Nordtveit, Marx – Cigerci (90.+1 Rupp), Arango – Herrmann (88. Mlapa), de Jong (72.Hanke)
Fortuna: Giefer – Balogun, Juanan, Latka, van den Bergh – Tesche, Fink (74. Omae), Bodzek (85. Ilsö) – Kruse, Reisinger – Schahin
Tore: 1:0 Juanan (6., Eigentor), 2:0 Herrmann (14.), 2:1 Schahin (50., Handelfmeter)
Gelbe Karten: Marx - /
Zuschauer: 50.315
Schiedsrichter: Peter Gagelmann (Bremen)

スポンサーサイト

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

10:58  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://reisigfeld.blog94.fc2.com/tb.php/616-aa2ec711

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |