2013.08.11 (Sun)

ブンデスリーガ2013/2014 第1節 FCバイエルン vs. グラートバッハ

 2013/14シーズンの開幕です。グラートバッハは開幕戦でバイエルン・ミュンヘンと敵地ミュンヘンのアリアンツアレーナで対戦します。グラートバッハにとってみればバイエルン戦はある意味では負けて当然であり何も失うものはありません。一方でもし勝てれば2011/12シーズンのようにスタートダッシュに弾みがつくわけで、開幕戦としては最高の対戦相手となりました。特に相手は新監督のリーグ戦デビューということもありつけいる隙はあると思います。

 この試合はフジテレビNEXTでライブ放送されましたが、当然の事ながら実況、解説はバイエルン中心となるわけで、正直なところ私にとっては不快に感じることもありますが、気にしないようにしています。ちなみにあまりに不愉快な場合は音声だけネットのラジオ放送に切り替えるという手段をとることもありますが。

 この試合グラートバッハは、DFBポカールを欠場したヤンチュケ、アランゴが復帰してそれぞれ右サイドバック、左サイドハーフに入りました。それ以外は基本的にDFBポカール同様にラファエル、クルーゼ、ヘアマンが攻撃的なポジションに入りボランチはシャカとクラマーというフォーメーションです。対するバイエルンも監督は代わりましたが出場する選手の顔ぶれは昨シーズンと同じです。

 予想通りグラートバッハは守備的に戦うことになりました。グラートバッハが勝てるとしたら守備が頑張りとテアシュテーゲンのスーパーセーブが絶対必要になるわけでこれは十分理解できます。しかし、バイエルンの両サイドロッベンとリベリーは強力で簡単に抑えきれるものではありません。12分にリベリが中央に入れたボールをドミンゲスの後ろに抜け出したロッベンが左足でダイレクトにあわせて先制。さらに16分にはロッベンのフリーキックをテアシュテーゲンが弾きこぼれたボールをマンジュキッチが押し込んでたちまち2点差になります。その後、グラートバッハもアランゴのクロスがダンテのオウンゴールを誘い1点差に追いついて前半を終えました。

 後半もバイエルンの攻撃をグラートバッハが守る構図は変わりませんが点差は1点なのでグラートバッハが先にゴールを決めて追いつけるのではないかと期待感が高まりました。バイエルンが攻め手を欠き試合が膠着していくとともにその思いは強くなっていたのですが、思わぬ形でバイエルンが追加点を決めて勝敗を決定付けました。68分にペナルティエリア内でドミンゲスがハンドを取られてバイエルンにPKが与えられたのです。極めて微妙な判定ではありましたが仕方がありません。しかしここはミュラーのPKをテアシュテーゲンが止めました。このボールをロッベンと競ったドミンゲスが再びハンドを取られてバイエルンにPKが与えられ、今度はアラバがしっかりと決めて非常に大きな追加点が入りました。立て続けに2つもペナルティエリア内でハンドを取られたドミンゲス。本来なら大失態と言いたいところですがTV画面を見ているとどちらも微妙でありこれをどちらもとられてしまうドミンゲスは運がなかったといったほうがよいかもしれません。
 このPKに対して試合後のファヴレ監督は、「PKにつながったどちらのシーンもおかしかった。このようなケースの規定ははっきりしていないが、私はこの決定を尊重する。主審は我々監督よりもずっと難しい仕事をしているよ。」とコメント。一方、グラウディオラ監督は、「PKのジャッジはどちらも正しかった。自分でもそう決断した。」とコメントしています。お互いの立場を考えれば当然のコメントか。
 ところでこの2つのファールの間はわずか83秒だったそうで、1人の選手がこれだけの短時間でPKを2つ献上してしまうケースはブンデスリーガ50年の歴史のなかでも例がないことのようです。素晴らしい記録といえるかどうかはわかりませんが、記録を作ったことは確かのようです。

 試合はそのまま3:1でバイエルンが勝利するというあまりにも順当で全く面白くない結果に終わってしまいました。力及ばず敗れたグラートバッハですが、随所に良い面は見られました。特に前半は2失点はしたもののボールを奪ってからは手数をかけずに中盤やディフェンスラインの裏にできたスペースに飛び出しフリーの状況を作り出しミドルシュートやクロスを入れてゴールまであと一歩というシーンは何度も作りました。ボールを奪ったら素早く切り替えサイドバックが上がったスペースや中盤のスペースに飛び出し揺さぶりをかける攻撃は他のチームにも参考にもなったのではないでしょうか。もちろんバイエルンも修正はしてくるでしょうが、少なくてもリーグ戦前半はグアルディオラのバイエルン・ミュンヘンには隙ありと見ました。昨シーズンのような独走はないでしょう。
 またグラートバッハは新加入の3選手がなかなかよかったと思います。ラファエルとクルーゼはチームの中でしっかりと機能しアランゴやヘアマンとのコンビネーションもまずまず。押し込まれる展開の中でもダイレクトパスやサイドチェンジを織り交ぜチャンスを作れていて今後が本当に楽しみです。クラマーに関してはツヴァイテで見せていた強さ、キープ力がブンデスリーガでも通用することを感じさせてくれました。秘かに期待はしていましたがやはり思った以上によい選手です。

<引用記事>
Stimmen zum Spiel (Borussia Mönchengladbach 公式サイト)


1. BUNDESLIGA 2013/14 1.Spieltag
09.08.2012, 20:30 Uhr, Allianz-Arena, München
FC Bayern München - Borussia M'gladbach 3:1 (2:1)
FC Bayern: Neuer - Lahm, Boateng, Dante, Alaba - Schweinsteiger (74. Kirchhoff) - Robben, Müller (77. Rafinha), Kroos (85. Martinez), Ribery – Mandzukic.
Borussia: ter Stegen - Jantschke, Stranzl, Dominguez, Daems – Kramer (84. de Jong), Xhaka - Herrmann (70. Younes), Arango (70. Hrgota) - Raffael, Kruse.
Tore: 1:0 Robben (12.), 2:0 Mandzukic (16.), 2:1 Dante (40.), 3:1 Alaba (69./Handelfmeter)
Gelbe Karten: Mandzukic - Kramer, Stranzl, Dominguez
Zuschauer: 71.137 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Tobias Welz (Wiesbaden)


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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

タグ : TV観戦記

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