2013.08.17 (Sat)

2. ブンデスリーガ 2013/14 第4節 ボーフム vs. ザンクトパウリ

 ツヴァイテブンデスリーガの第4節、ボーフムはホームでザンクトパウリと対戦。ボーフムにも元パウリのバスティアンズがいますが残念ながらこの試合は欠場です。一方、ザンクトパウリには昨シーズンはボーフムの中盤で攻撃の中心を担っていたチャトコフスキがいます。ボーフムのユースで育った23歳のMFが相手チームの選手として古巣に戻りどのようなプレーを見せるのかが個人的には最大の注目ポイントです。

 この試合はボーフムはシヴィールングが前節退場によりこの試合は出場停止。代わってアイディンがスクタパスと2トップを組みます。また左SBには今シーズン、フランクフルトからボーフムに復帰したブッチャーが初登場、また中盤の左は19歳のブルートが抜擢されツヴァイテ2試合目の出場で初めてスタメンに名を連ねました。

 序盤はからお互いに相手のゴール前まで攻め込みますがクロスやミドルシュートの精度の悪さが目立ちます。この点はツヴァイテでは一部のクラブを除き共通の課題のような気がします。ボーフムは18分にコーナーキックをファビアンが頭でつなぎブッチャーが頭で押し込んで先制。パウリは23分にはチャトコフスキの早いリスタートからティーが頭でつなぎフェルフークが決めて同点。ボーフムはプレーが途切れた時などに気を抜いてしまうことが多いのですが、この同点ゴールはチャトコフスキがボーフムでの自らの経験を生かした頭脳プレーが生み出したといってもよいかもしれません。チャトコフスキは35分にも素晴らしいパスをボーフムディフェンスラインの裏に出しフェアフークの素晴らしいゴールを演出しました。
 ボーフムは4-3-1-2のフォーメーションとのことでしたが左SBのブッチャーがかなり高い位置をとっているため実質的には3バックの形になっていて、その空いたスペースをうまく使われ次々とペナルティエリアへの侵入を許し苦しい展開が続きました。逆転を許したあと2点目を奪うチャンスもなかったわけではありませんがカウンターからフライヤーが持ち込むものの前線でボールのおさまらず思いどおりの攻撃が展開できなかったように思います。
 
 後半、ボーフムはブッチャーをあきらめアクヴィスタパーチェを入れましたが、これが功を奏したか守備が安定しボールがよくまわるようになりパウリを圧倒するようになります。決定機も多く作れるようになり56分には左からアイディンの放ったシュートがわずかに枠をはずれる惜しいシーンがありました。59分には田坂に代えて新加入のイルセーを投入するとさらに攻撃に勢いが増します。そして69分にコーナーキックからGKがパンチングで弾いたボールをユングヴィルトが胸トラップして右足で決めてついに同点に追いつきました。アクロバティックな体勢からゴール右隅に決めた素晴らしいゴールでした。
 ボーフムはその後カウンターからブルートが抜け出し完全にGKと1対1を作り出す場面もありましたが足を滑らしてチャンスを逃します。76分にはスクタパスのシュートが決まったかに見えましたがゴールライン上でチャトコフスキがクリア。84分にもエイヨルフソンのヘディングシュートも決まったかに見えましたがこれもチャトコフスキがゴールライン上でクリアして逆転を許しません。ボーフムの逆転の可能性も大いにあった後半ですが試合の終盤は疲れも出たのか攻撃に粗くなりチャンスを生かせずに試合が終わりました。

 両チームとも良い点も悪い点も含めて持ち味を存分に発揮、ゴール前での攻防や素晴らしいシュートも見られたとても良い試合だったと思います。この試合を見た印象では今シーズンのパウリはなかなか良さそうだと感じました。昨シーズンはギンチェクがストライカーとして結果は残しましたが、チームはギンチェクに頼る部分が多く終盤にギンチェクが息切れするとチームも失速してしまったという印象が残ります。しかし、今シーズンは攻撃パターンは多彩で魅力的なチームに見えます。その中でチャトコフスキが非常に重要な役目を果たしているということは嬉しく感じます。この試合でも優勢だった前半には2点に絡む活躍を見せれば、劣勢だった後半には相手の2つのゴールを阻止するなど大活躍。チャトコフスキは試合前にボーフムの選手の中では特にフライヤーとの対戦が楽しみだと話していたようですが、フライヤーとは激しくぶつかり合い思わずフロンツェク監督が興奮して怒鳴る場面もあり見ごたえがありました。
 ボーフムも後半は中盤でのコンビネーションが非常によくなりました。まだ安定してこのようなパフォーマンスが発揮できてはいませんがシーズン開幕時に非常に不安だった中盤はそれなりに形ができてきた印象です。問題はFWです。この試合のスクタパスはZweikampfで奮闘していたし惜しいシュートも放ちましたがしっかりとボールをキープすることはできていません。またFWであればゴールという形でも結果がほしいです。アイディンについては今シーズンは全く精彩を欠き存在感が薄くなっています。ボーフムのここまでの5ゴールの内訳をみるとDFが3ゴール(1つはPK)、DMFが2ゴールを記録。数字が現状を表しています。1人しっかりしたFWが加わるだけでだいぶ状況が変わってくるように思いますが、その点では後半から登場したイルセーが随所によさを見せたことが期待を抱かせてくれます。

<参照記事>
Pfiffe der VfL-Fans würden Ex-Bochumer Rzatkowski überraschen (DerWesten)


2. BUNDESLIGA 2013/14, 4. Spieltag
16.08.2013, 20:30 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - FC St. Pauli 2:2 (1:2)
Bochum: Luthe - Freier (77. Eyjolfsson), Maltritz, Fabian, Butscher (46. Acquistapace) - Bulut, Jungwirth, Latza - Tasaka (59. Ilsö) - Sukuta-Pasu, Aydin
St. Pauli: Tschauner - Nehrig (64. Kalla), Thorandt, Gonther, Halstenberg - Kringe, Buchtmann (77. Kurt) - Rzatkowski, Bartels, Thy (72. Nöthe) - Verhoek
Tore: 1:0 Butscher (18.), 1:1 Verhoek (23.), 1:2 Verhoek (35.), 2:2 Jungwirth (69.)
Gelbe Karten: Sukuta-Pasu, Freier, Fabian - Nehrig, Thy, Bartels, Nöthe, Verhoek
Zuschauer: 23.028.
Schiedsrichter: Marco Fritz (Korb)


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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

11:34  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

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