2013.09.30 (Mon)

2. ブンデスリーガ 2013/14 第9節 ザントハウゼン vs. ボーフム

 今季は2部残留と来季に向けての土台作りを目標にしているボーフムですが思ったよりも良いスタートを切ることができました。しかし、ここにきてけが人が増えてきたことによる選手層の薄さや決定力不足など課題が表面化してきました。一方のザントハウゼンは得点こそ取れてはいませんが守備は昨シーズンよりも改善されているようです。またDFBポカールの2回戦を勝ったこともモチベーションを上げる要素になると思います。

 水曜日のDFBポカール(アイントラハト・フランクフルト戦)でひざを痛めたパトリック・ファビアンが大事をとって欠場し代わりにエイヨフルソンがセンターバックに入りました。点が取れないことで次第に議論になりつつあるFWはこの日もスクタパスとアイディンがスタメンです。

 前半のザントハウゼンはやや引き気味ですがコンパクトに守りスペースを与えずボーフム攻撃陣のペナルティエリア内への侵入は許しません。ボールを奪いカウンターに移る時の切り替えは早く攻撃に厚みがありますが、個々のプレーの精度が低く決定機は作れません。しかし時間の経過とともにボーフムのパスワークの拙さが目立つようになりザントハウゼンのカウンターが威力を発揮し始めます。33分ザントハウゼンはティーデへのロングボールが中央のレニンクにつながり胸トラップから左足でボレーシュートを放ちますがルーテがかろうじてセーブ。41分にはレニンクのクロスを中央でシュティーフラーがヘディングシュートをしますが惜しくも枠を外しました。一方のボーフムは開始早々にペナルティエリアのすぐ外でフリーキックを得ますが決められずそれ以外はチャンスらしいチャンスはありませんでした。

 前半の試合運びで行けると判断したのか後半のザントハウゼンはオフェンシブになり、次々と決定機を作り出します。コーナーキックのボールがファーサイドに流れたところをレニンクがシュートしますがルーテの正面。54分には不用意なパスミスから一気にレニンクにスルーパスが出てGKと1対1になりますがルーテが右足でかろうじてセーブ。57分にもザントハウゼンの決定機をルーテがセーブするシーンがありゴールが決まるのは時間の問題かと思われました。そして73分にヨヴァノヴィッチがボーフムDFをかわしペナルティエリア内に侵入し飛び出してきたルーテと交錯し、ルーテにレッドカードが出されました。しかし、このPKをシャウアーテが失敗してしまいます。
 数的優位となったザントハウゼンですがその後は攻めあぐね、アディショナルタイムの3分も経過したまさにラストプレーでようやくゴールが決まります。ボーフムDFのクリアボールを蹴り返したボールがうまい具合に裏を抜けたシャウアーテにわたり中央へクロスを上げるとファーサイドから走りこんだアドラーが決めて試合終了。終始優勢ながら決定機をつぶしまくっていたザントハウゼンでしたが88分から入ったアドラーに救われた形で何とか勝利を手にすることができました。
 ボーフムはPKの場面、交代で入ったエッサーがPKを止めるなど試合展開を考えればドローでも御の字でしたがうまくはいきませんでした。この試合全体を見ればザントハウゼンの勝利は妥当な結果でした。

 最近のボーフムは決定力不足が課題となっていますが、これがFWの問題かどうか評価のわかれるところです。ここまでFWの1番手とされているスクタパスはこの試合を含めれば公式戦11試合でいまだノーゴール。アイディンも2ゴールしか記録していません。ノイルーラー監督はFWに関してはゴールを決めることよりもチームへの貢献度、例えば自分がつぶれ役になってスペースやシュートコースを作りゴールに貢献することを評価すると言っています。そしてその点でスクタパスを高く評価しているのです。私はそうは思いません。そういうプレーをするのは当然のこととしてFWには点を取る仕事を期待したいのです。相手にとっても点を取れないFWは怖くないし、これまでにもスクタパスがチャンスでゴールを決められなかったことで苦戦をしているのですから。
 この試合に関していえば、2トップはゴール以外の仕事もほとんどできず、また動きも少なかったためコンパクトに守るザントハウゼンにパスコースを消されてしまい苦し紛れのパスがカットされるシーンが目立ちました。またルーズボールへの出足も遅くほとんどザントハウゼンのボールになっていました。
 もともとボーフムは昨シーズンの主力の抜けた穴を埋めきれておらず残留争いをせざるを得ないかなとは思っていました。そしてそのライバルとなるのが前節対戦したアーレンや今節のザントハウゼンだと思います。この2チームと対戦して1ポイントも取れなかったのは非常に痛いと思います。アーレン戦は相手の戦い方にやられてしまった感はあるのですがザントハウゼンには内容的にも完敗でありこれは深刻に考えるべきではないでしょうか。とはいうもののノイルーラー監督は今の選手起用を変えていこうという意思はないようですのでこの先が少々心配になります。
  

2. BUNDESLIGA 2013/14, 9. Spieltag
29.09.2013, 13:30 Uhr, Hardtwaldstadion, Sandhausen
SV Sandhausen 1916 - VfL Bochum 1848 1:0 (0:0)
Sandhausen: Riemann - Schauerte, Olajengbesi, F. Hübner, Achenbach - Linsmayer - Stiefler (88. Adler), Ulm, Thiede (79. Blum) - Jovanovic, Löning
Bochum: Luthe - Freier, Maltritz, Eyjolfsson, Acquistapace - Zahirovic (46. Tiffert), Latza - Tasaka, Cwielong (75. Esser) - Aydin, Sukuta-Pasu (59. Ilsö)
Tore: 1:0 Adler (90.+3)
Rote Karte: Luthe (73.)
Gelbe Karten: Achenbach, Stiefler, Ulm, Jovanovic - Freier
Zuschauer: 4.700.
Schiedsrichter: Patrick Ittrich (Hamburg)

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

00:07  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(4)  |  Edit  |  Top↑

Comment

●タブレットを買ったのにネカフェに寄ってるという

今回のような試合を見せられると次の試合も見たいという気が失せてしまいますね(苦笑)。お互い精度の低さばかりが目立ち、自分はイライラが募りっぱなしでした。それは選手も同様だったらしく、田坂などはアイディンのパスミスにボールを地面に叩き付けてましたね(この後アイディンとの仲が悪くならないか、と心配するのは杞憂でしょうか)。「ネットの映像では分からないがピッチが相当荒れてるのか」とも疑ってしまいました(爆)。
というわけで、後半途中あたりから自分の我慢も限界を超えてしまい、それからは「投げて」見ていたので、終了間際に勝ち越されても悔しいという感情はほとんど沸きませんでした・・。前回のアーレン戦は、ほぼ一方的と云っていいくらい攻めておきながらカウンター一発で「勝ちをかすめ取れた」ように感じたので、今回はかすめ取れる番かなと思ったのですが、谷があれば山があるということにはなりませんでした(苦笑)。
ボーフムは寄せが早い相手とやると、とたんに焦ってしまい、パフォーマンスがガクッと落ちてしまいますね・・。
選手達を個別的に見て感じてることを申しますと、スクータパス(ズとは濁らないのですか?)は背のわりにはヘディングがあまり強くなくファウルの貰い方もあまりうまくない(うまいからと云って褒めたくはないですが)ですね。ラッツァは精度が低いわりには積極的にシュートを打つので少し自重してほしいです(苦笑)。Esserは久しぶりの出番でしたがPKを止めたことより、その後のCKをタイミングよく飛び出しパンチングしたことを評価してあげたいです(自分は今もルーテより実力は上だと思ってます)。マルトリッツは相変わらず、のもんさんも言ってた、ワンバウンドで頭上を越すボールの距離予測?が出来ないみたいでヒヤッとさせられますね(自分の中でマルトリッツはそのような場面で「脳の機能がなぜか一瞬停止する」、ということになってます(爆))。とにかく控えがいないので皆に頑張ってもらいたいです。
ということで今回はとても残念な試合を見せられたわけですが、今は気持ちも切り替わり、次の試合が待ち遠しいです(笑)。
mas |  2013年10月05日(土) 00:54 |  URL |  【コメント編集】

●いつもコメントありがとうございます。

masさん。
たしかにタブレットだと便利ですが見づらくありませんか。私はパソコンでもネット観戦がつらいです。年齢のせいもあって目が疲れるのです。で、ボーフムの試合内容でフラストレーションがたまりさらに疲れるのです。(笑)
masさんの選手個人についてのコメントはさすがに鋭いですね。そしておかしいです。マルトリッツについてのコメントなどその通りなので爆笑してしまいました。
エッサーに関しては次の試合が楽しみですが、ノイルーラーのことなのでよほどのことがなければルーテを外すことはしないような気がしますがどうでしょう。スクタパスに関しては実況のコメンテーターもスでなくズと発音しているようですがカタカナではスクタパスで通っているようなのでそれに合わせています。ただ、無名選手だと困るんですよね。場合によってはコメンテーターによっても発音が違ったりしますから。
で、もうお気づきかもしれませんが私が一番不満なのはノイルーラーのFWのファーストチョイスがスクタパスだということなのです。どこかで覚醒してくれれば解決なのですが、masさんもお気づきの通り彼は身体能力だけで勝負しているようで技術的にはツヴァイテのレベルにないようですね。ゴールの量産は期待できないと思います。
reis |  2013年10月06日(日) 16:25 |  URL |  【コメント編集】

私めの観察眼?なぞを褒めていただきありがとうございます。
自分もパソコンを使い初めたときは、1時間ぐらいで目がものすごく疲れてしまったのを思い出します。今ではだいぶ慣れて2時間ぐらいの映像だったら全然大丈夫ですが、字を追うとやはり疲れやすいので電子書籍?とかとは全く無縁です(紙でもあまり縁がありませんが(爆))。reisさんの選手名の表記基準、了解しました。
さて今節も自分は試合時間に外出中で、タブレットで初めて観戦しよう思いましたら映らず、後半開始の時間まで格闘しましたが結局映らずあきらめました(爆)。スクタパスがスタメンから外れましたが、それでも得点出来なかったようですね・・。
youtubeに挙がってるハイライトを見ましたら、自分の応援してる田坂とエッサーが二人とも得点に絡むところで逆の仕事をしてしまったので「なんだかなー」という気分です。
まあこれが今のチームの実力なんでしょうね。ちょっといい時に期待してしまった自分は今チームの下方修正をしているところです(爆)。
mas |  2013年10月10日(木) 02:18 |  URL |  【コメント編集】

masさん
インゴルシュタット戦は私も都合が悪くて後半だけ見ました。試合を通しては見ていませんのでブログ記事にはしませんでした。ザントハウゼン戦同様になにもよいところがなかったですね。ただこの試合は選手の使い方がおかしかったと思います。スクタパスに変えてイルセを使うこと自体は個人的に賛成ですが、田坂とシヴィーロンまで外してしまっては点を取るどころかチャンスも作れませんよね。途中から2人を入れましたが遅すぎましたね。ちょっとノイルーラーも迷っているのではないかと。残念ですが今季も降格の心配をしつつ試合を見ていかなくてはなりませんかね。高望みはしませんが足の速いセンターバックと決定力のあるフォワードが1人ずついてくれたらなと思います。
reis |  2013年10月14日(月) 22:16 |  URL |  【コメント編集】

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