2013.11.03 (Sun)

ブンデスリーガ2013/2014 第11節 ハンブルガーSV vs. グラートバッハ

 第11節、ついにグラートバッハが今季アウェイで初勝利を記録しました。今季はチームとしてはなかなか良い内容のサッカーができていたにもかかわらずアウェイゲームで結果が出せないことに歯がゆさを感じていただけに本当にうれしい勝利です。

 前節のフランクフルト戦で守備陣に故障者が相次いだ上にシュトランツルが出場停止となったため、ヤンチュケをCBに回し右SBはコルプを初スタメンに起用する苦しいフォーメーションを敷かざるを得ませんでした。前節は得意のホームゲームであったことに加え相手がELで疲労困憊のフランクフルトだったこともあり問題はありませんでしたが、今節は苦手のアウェイゲームで攻撃力のあるHSV戦ということでこの急造ディフェンスラインが耐えられるのか少々心配ではありました。
 対戦相手ののHSVは昨シーズンに続いてフィンク監督でスタートしましたがリーグ戦での2度の大敗もあり前オランダ代表監督のファンマルヴァイクに交代しています。ファンマルヴァイク体制になってからは2勝2分と好調です。

 さて試合です。前半、さっそくHSVは全体をコンパクトに保ちつつ前へプレッシャーをかけてきました。グラートバッハは全体が下がり気味になり高い位置でボールを奪えずカウンターの威力が半減。このような展開ではバランスを崩さずに守りつつ相手のプレッシャーをかいくぐりゴールを奪えるのかがポイントになります。これはかなり我慢が要求される作業でこれまではなかなかうまくいかず、結果としてアウェイで勝てないという結果につながっていました。
 しかしこの試合では23分に意外な形で先制点を得ることができました。HSVのCBソビーヒからGKアドラーへの中途半端なバックパスをクルーゼが奪い、がら空きのゴールに流し込みました。アウェイでの先制点は、チームへ落ち着きを与えることや相手がより攻撃的になるのでカウンターを狙いやすくなるなどの理由でホームゲームでの先制点よりも大きな意味を持つと思います。それが相手DFからのプレゼントのような形で生まれるとは実にラッキーです。もちろん、抜け目なく相手のミスをものにしたクルーゼが素晴らしいことは言うまでもありません。その後もHSVが押し気味の展開ではありましたがグラートバッハは落ち着いて対処しハーフタイムを迎えます。
 
 後半のHSVはさらに攻撃に力を入れてきます。46分にさっそくペナルティエリアのすぐ外でフリーキックを与えてしまいファンデルファールとのフリーキックがクロスバーをたたきひやりとさせられましたが、その後もHSV優勢の展開は変わらず。グラートバッハはカウンターから相手ゴールに迫るもののゴールは奪えず1点差のまま時間が経過していきます。
 グラートバッハにとって1点だけでは全く安心できない状況が続いていたのですが、63分にまたしてもソビーヒのミスから追加点を奪うことに成功しました。左サイド深い位置でソビーヒがキープしていたボールをラファエルがあっさりと奪い中央へ上がってきたクルーゼへ。クルーゼは相手を1人かわしてゴールを決めました。これもグラートバッハにとってはラッキーなゴールでした。その後もファンデルファールトのフリーキックからラソッガのヘディングシュートがポストに弾かれるシーンなどありましたが、多少運も味方してくれたグラートバッハがそのまま逃げ切りアウェイでの初勝利をあげました。

 試合を決めた2ゴールのいずれもが相手の凡ミスがきっかけだったとはいえ、この日のグラートバッハは相手の攻撃をしっかりと押さえカウンターから何度か相手ゴールを脅かすシーンも作っていたし、完勝といっても差支えない素晴らしい内容だっと思います。冒頭で多少心配と書いたヤンチュケのCB起用ですが、全く問題ないことがわかりました。また代わりに右サイドに入ったコルプもブンデスリーガ出場経験は少ないものの落ち着いてプレーし、攻撃の面でも時折光るものを見せてくれました。ドミンゲスやブラーウェルスが復帰するまでこのフォーメーションで行けることが確認できたと思います。
 HSVについて触れておくと、やはり攻撃には能力の高さを感じました。ファンデルファールトの左足は言うまでもなく、ラソッガの強さやバイスターの突破力、カルハノグルの存在も脅威でした。ただし個の力に頼ったところがありグラートバッハにとって守りやすかったかもしれません。一方、守備は2失点のきっかけとなったミスは論外としても思ったより緩くグラートバッハの前線の選手たちが簡単にかわしていくことができました。確かにこれまで大勝と大敗を繰り返してきたことが納得できる内容でしたが、今後ファンマルヴァイクが守備を構築すればリーグ戦の後半はかなり警戒が必要な存在になるでしょう。
 そうなるとHSVはELを目指す戦いではグラートバッハにとってもかなり厄介な存在となってくることが予想されます。その相手からアウェイで取った3ポイントは後々効いてくるのではないかと思います。改めてこの試合の勝利の重要性を感じました。


1. BUNDESLIGA 2013/14 11.Spieltag
02.11.2012, 15:30 Uhr, Imtech Arena, Hamburg
Hamburger SV - Borussia M'gladbach 0:2 (0:1)
Hamburg: Adler - Westermann, Sobiech, Tah, Jansen - Arslan, Badelj - Beister (73. Ilicevic), van der Vaart, Calhanoglu - Lasogga
Borussia: ter Stegen - Korb, Jantschke, Stranzl, Wendt - Kramer, Xhaka - Herrmann (85. Hrgota), Arango (83. Rupp) - Kruse, Raffael (88. de Jong)
Tore: 0:1 Kruse (23.), 0:2 Kruse (63.)
Gelbe Karten: / - Stranzl, Korb
Zuschauer: 57.000 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Markus Schmidt (Stuttgart)
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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

18:30  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

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