2014.05.05 (Mon)

VfLボーフム ツヴァイテリーガ残留決定

 ツヴァイテリーガ33節が終了しボーフムの残留が決定しました。前回投稿したアウエ戦のあとカイザースラウテルン戦では相手に退場者が出て数的優位で戦えてドロー、そのあとのコットブス戦では微妙な判定でPKを獲得して勝利というラッキーな試合が続きましたが、その後は3連敗。特に下位のビーレフェルト相手にホームで大敗するという目も覆いたくなるような惨状です。そんな状況にもかかわらず残留を決めたというのは単についていただけと言えるでしょう。アウエ戦での勝利以外にはほとんど自力ではなにも成し遂げていないのですから。
 私はシーズン当初は今季のボーフムは降格候補の一つになるだろうと予想していましたので、本来であれば残留を果たせたことは目標達成で喜びたいところではありますが、シーズン終盤になってもシーズン当初の課題を全く解決できていないという事実は残念であり、残留決定を素直に喜べません。

 特に直近の2試合が今季のボーフムを象徴していたと思います。32節のビーレフェルトとのホームでの試合は勝てば残留決定という状況にもかかわらず、順位が下のチーム相手に全くよいところなく大敗しホームのファンを裏切りました。ホームでの内容の酷さは信じられないレベルでした。また33節の1860ミュンヘン戦では前半に決定機を3回得ながら1つも決められず、結局先制され敗れました。優位な展開での試合でもゴールが決められないという決定力不足は最後まで解消されませんでした。

 そんな状態ですので、私ものボーフムに対しては不満だらけで言いたいことがたくさんあります。まず今シーズンのチーム作りについて振り返ると、昨シーズンのボランチのレギュラー2人の移籍が痛かったのは事実でそこに関しては不満を言っても仕方がないでしょう。クラマーに関しては最初から移籍は決まっていましたが、もう一人についてはチームの中心に据えることを前提としていたため想定外でした。昨シーズン2人の控えだったダブロフスキは引退。シンキヴィッツは怪我で長期欠場、シーズン開幕直前にユンクヴィルトとラッツァを何とか獲得。彼らはよく頑張ったと思いますが、やはりツヴァイテでプレーするのが精一杯といった感じで良いときと悪いときの差が激しかったと思います。また実績のあるティファートに関しては正直に言って期待外れといった印象が強く残りました。
 しかし、FWに関しては不満が残ります。今季はスクタパスをレンタルで獲得しましたが、ボーフムが必要としていたのは彼のようなタイプの選手ではなく点が取れる選手でした。彼のようにテクニックは劣りフィジカルで勝負するタイプの選手に点取り屋としての役目を期待するのは間違いだったと思います。しかも実力的に彼の代わりになりそうな選手を他チームへレンタルに出してしまい結果的に彼に頼らざるを得ない状態にしてしまったことも間違いだったと思います。
 DFに関してはファビアンが初めてフルシーズン働けたのは唯一良かった点ですがマルトリッツの衰えと両サイドバックの層の薄さは最初から分かっていました。両サイドには有望な若手選手がいるのに彼らを使うという挑戦をせずセンターバックの控え選手をサイドバックで起用する方法を選択。慣れないポジションでミスが多いだけではなく攻撃面での停滞の原因にもなりました。同じミスをするのであれば若い選手の成長の場にしてほしかったという気持ちです。

 次にノイルーラー監督について。昨シーズン終盤に監督に就任しチームを活性化させた手腕は素晴らしいと思いました。戦力になる選手をすぐに見極め、彼らを中心とした一体感のあるチームを作り上げ、まさかの4連勝を果たしました。モチベーターとしての能力は高いと思います。しかし、じっくり時間をかけてチームを作るという点ではどうでしょうか。少なくても選手を育てながら限られた戦力でチームを作っていくという点では今シーズンを見る限り失敗したと評価するしかありません。

 経営状態のよくないボーフムは来季もさらにチームの規模を縮小するという話が出ています。当然ですが他チームからの補強により手っ取り早く戦力アップを図るというのは難しいでしょう。しかし、仮にツヴァイテの平均以下の能力の選手だけでもしっかりとした戦術のもと適材適所で与えられた役割をきっちりと果たせば、安定して中位で戦うことは可能だと思います。今季のザントハウゼンがよい手本です。またボーフムにはリーグ戦終盤で頭角を現してきたクロスターマンをはじめとして、グルデン、ジャムラー、ホルトハウスなど将来が楽しみな素材がある程度揃っています。彼らに経験を積ませて一人前の選手にしていくことも必要です。
 それらを踏まえたうえで今シーズンの失敗をよく検証しノイルーラー監督に引き続き指揮をとらせるのが適切かどうかを真剣に考えてほしいと思います。今のままでは来季は本当に3部に降格することになるでしょう。クラブにはもっと危機感を持ってほしいのです。

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

21:22  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(2)  |  Edit  |  Top↑

Comment

お久し振りでございmas(爆)。
reisさんはまだボーフムを「追い続け」ていたのですね。自分は私生活で少々忙しくしていたのとチームの相変わらずの体たらくと相まって、ボーフムからだいぶ心が離れてしまいました。思えば自分がボーフムを応援し初めたのは小野選手が加入したからであって、小野選手退団後の一、二年は本人にとって「何も良いことがなかったこの街で」的なボーフムを応援し続けるのは、大げさに言えば「背徳感」のようなものもありましたが(笑)、そんな小野選手は今夜ACLを戦ってます(と無理くり自分が申しておきたいことに結び付けます/爆)。
今シーズンは自分が試合を見続ける中で気になる選手が出てくればいいなと思ってたのですが、特に現れず(強いて挙げれば「愛嬌」でCwielongでしょうか/爆)、田坂選手も10番を着けて気負いのようなものがあったのか無難なプレーに終始してるように見え、チーム得点数もリーグワーストと、「退屈」なシーズンでした。
自分はパダボーン戦を最後に試合を見てないのですが、最終戦はreisさんが名前を挙げた四選手が出場するのを期待して見たいと思ってます。
mas |  2014年05月07日(水) 19:39 |  URL |  【コメント編集】

masさん。お久しぶりです。実は私もボーフムの試合映像配信サービスが打ち切られてからは、あまり試合を見ていません。時々試合を見ても腹が立って途中でやめたり、ストリームの調子が悪くて見られなかったりでしっかり見た試合は限られています。
今季は本当にひどいシーズンでした。というより毎年毎年悪くなっていってますね。内容も散々ですので心離れても当然と思います。
今季はついにフライヤーやマルトリッツが引退し、シンキヴィッツもチームを去りますね。小野選手がいた頃に在籍していた選手はとうとう誰もいなくなります。他クラブから借りている選手たちは戻ることになりそうなのですが、移籍金が払えないので使える選手を探してくるのは大変そうですね。
reis |  2014年05月10日(土) 01:44 |  URL |  【コメント編集】

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