2014.05.17 (Sat)

2013/14シーズンのグラートバッハを振り返る

 ブンデスリーガ2013/14シーズンは終了しました。今季はグラートバッハの試合はFohlen.tvを中心にほとんどの試合を観戦できました。(3月に関しては時間の都合上まだ見てはいませんが)
 1シーズン通してグラートバッハの試合を見て感じたことを以下に記します。あまりまとまった内容になっていませんがご容赦願います。

1. リーグ戦の戦いぶりについて
 シーズン当初からバイエルンとそれに続く3チームの選手の補強を見ているとリーグ戦の上位4チームは決まったものと思っていました。おそらく他のブンデスファンの皆さんもそう思っていたでしょう。グラートバッハについてはその次の争いを制してヨーロッパリーグに行ければよいなと思っていたので5位か6位でフィニッシュできればよしと思っていたのです。個人的には満足のいくシーズンでした。特にリーグ戦の前半は試合内容も楽しめるものが多くそのまま終われば大満足のシーズンでした。
 リーグ戦後半は勝てない試合が続き順位を落としてしまいましたが、先制されたり相手が守備重視で来た場合など粘り強く戦い少ないチャンスを生かして勝つという試合があまりありませんでした。リーグ戦後半は相手に研究されスペースを作らずに守備的な戦い方をしてくるチームが増え苦戦することが多かったと思います。そんな中でも絶対不利と思われたアウェイのシャルケ戦に勝利するなど勝負強い面は見せました。もう少し戦術にバリエーションがほしいところですがそれは今後の課題でしょう。

2. 印象に残った選手
 2013/14シーズンはほとんど選手の入れ替えは行わず新加入選手はわずか3人にとどまりました。しかし、いずれもファヴレ監督の目指すサッカーにぴたりと合う選手で補強は大成功となりました。ラファエルに関しては個人の能力の高さもさることながら師弟関係のような間柄であるファヴレ監督のチームにはぴたりとフィットし期待通りに実力を発揮してくれました。クルーゼに関しても評判通りの素晴らしい選手でした。早さ、強さ、そして正確なキックもありサイドアタッカーとしても点取り屋としても力を発揮できるファヴレ監督好みの選手でした。彼がワールドカップのドイツ代表に選ばれないのは納得できません。最後にクラマーについて。おそらく彼のボーフムでのプレーをしっかりと見ていた人であれば1部で通用することは簡単に予想できたと思いますが、まさか開幕からスタメンを確保するとは私も思っていませんでした。彼の場合は運動量は驚異的で、全体のバランスをしっかりととりゲームの組み立てもできます。これは間違いなくボーフムのようなチームで中心選手としてプレーしてきたことが生きているのだと思います。とにかくゲーム終盤に守備で相手ボールを奪い取り味方にボールをつないてすぐに自ら駆け上がりゴール前に顔を出すというプレーを何事もなくできるというのは驚きです。使い方次第とは思いますが、彼は今すぐにでも代表で戦力になると思います。唯一残念なのはクラマーはレバークーゼンから借りている選手でもう来季終了後にはチームを去ってしまうということです。来シーズンは彼の代わりを見つけなくてはなりませんが簡単なことではないでしょう。
 ファヴレ監督は監督就任以来、ことあるごとに「ポリヴァレント」という言葉を使い、複数ポジションをこなせる選手を積極的に起用し、またクラブとしてもそのような選手を獲得してきました。今季はその効果が出たシーズンではないかと思います。例えば、リーグ戦の途中で守備陣に怪我人が相次ぎましたがヤンチュケをセンターバックにコンバートしたりドミンゲスを左サイドバックとして起用するなど一見苦しいフォーメーション変更に見えましたがさほど力を落とすことなく乗り切りました。似たような状況で守備が崩壊し大量失点を重ねて降格寸前までいったフロンツェク前監督のチームとは対照的です。そしてポリヴァレントな選手の代表がヤンチュケです。今季のヤンチュケは右サイドバック、センターバック、ボランチを無難にこなし、ヴェントとダエムスが怪我をしたときには左サイドバックもやるのではないかとの情報もありました。さらにヤンチュケはダエムス、シュトランツルが欠場した試合ではゲームキャプテンも務めるなど本当に頑張りました。私がチームのシーズンMVPを選ぶならヤンチュケを推したいです。

 さて、シーズンが終了し、テアシュテーゲンの他にアランゴ、ルップの2人がチームを去ることが決まりました。アランゴに関しては他の選手が真似することのできないような芸術的なゴールをいくつも見せてくれました。それらのゴールは記録上は1つのゴールにすぎませんが間違いなくファンの記憶に焼き付けられたと思います。ルップはグラートバッハでの印象はあまりありませんが、潜在能力はある選手ですし今後が期待できる選手です。金銭ではなく出場機会を求めてパダボーンに移籍するということも好感が持てます。彼らの今後の活躍も期待したいと思います。

3. 来季に期待すること
 来季、グラートバッハは再びヨーロッパリーグを戦うことになります。2シーズン前はチャンピオンズリーグプレーオフを勝ち取りながら、主力3人が抜けた上に新加入選手もフィットしていない状態で戦わねばならず十分に力を出し切れなかった印象が残っています。今回は移籍していく選手は最小限に抑えた上で選手の補強を積極的に行っています。すでにバーゼルからゾマー、アウクスブルクからハーン、ホッフェンハイムからジョンソン、シュトゥットガルトからトラオレの加入が決まり戦力は確実にアップしています。あとは、彼らがいかに早くチームになじめるか、そしてファヴレ監督がいかに彼らをうまく使っていくかに注目したいと思います。ファヴレ監督は決まった選手をポジションを変えながら使っていくのはうまいと思いますが、いわゆるターンオーバーを採用しつつリーグ戦と両立させていく戦い方はどうでしょうか。2シーズン前のキプロスでも試合など見ていると選手のローテーションはあまりうまくいっていなかったようで少々不安は感じます。
 とはいいながらも、まだシーズンが終わったばかりにもかかわらず、これほど来季に期待を抱かせてくれるシーズンは私がグラートバッハを応援するようになってからは初めてのことです。グラートバッハの来季の躍進を期待してこの記事を締めくくりたいと思います。

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

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