2014.09.15 (Mon)

2. ブンデスリーガ2014/2015 第5節 ボーフム vs. カールスルーエ

 ツヴァイテリーガが開幕して4試合、ボーフムは2勝2分で勝点8と予想以上の好スタートを切りました。クラブとして明確な目標は掲げてはいないもののホーホシュテッターSDやノイルーラー監督はインタビューなどで今季は残留争いはせずにシーズンを乗り切ること、今季の昇格は現実的ではないが中長期的には1部復帰を目標にしたいと語っていることから中位あたりを目標に見据えているものと思います。
 今節の対戦相手カールスルーエ(以降、KSC)もここまで2勝2分。昨季は昇格チームながら安定した力を発揮し昇格争いにも絡んできました。今季も引き続きカウチンスキ監督が指揮をとり選手の大幅な入れ替えはなくピンポイントでの補強を行ったことからも今季は昇格争いを期待する声が大きいようです。ちなみにKSCもクラブとしてのオフィシャルな目標は掲げていないようです。

 まだ時期は早いですが無敗同士の対戦ということで今節では最も注目される一戦となりました。そしてもう一つ注目したいのが両チームには日本人選手が在籍しているということです。現在、KSCのSDを務めるイェンス・トット氏はボーフムSD時代に日本に何度も出向き、当時ジュビロ磐田の山田大記の獲得を目指していました。しかし、移籍金が発生するため財政難のボーフムは山田を獲得できず代わりに移籍金がかからない田坂を獲得したのです。そしてKSCのSDとなった今、念願かなって山田の獲得に成功。今節、その田坂と山田の対戦が実現したわけです。

 そんな日本人対決があったものの当然ながらツヴァイテリーガでは日本のTV局はどこも取り上げてくれるはずもなくひっそりと試合が行われました。いやもちろんボーフムのスタジアムには2万人以上の観衆が入ったのですが・・・。
 試合は前半KSCのペースで展開しました。19分にKSCは左サイドでミツァンスキから完全にフリーとなったケンペへパスが出てケンペのクロスにトーレスが頭で合わせて先制ゴールを決めました。このシーンはまずミツァンスキに対してロジラ、チェロッツィ、テラッツィーノの3人が追いかけてしまいケンペを完全にフリーにしてしまったこと。さらにケンペのクロスに対してゴール前でペアテルがあっさりとトーレスに前に入られてしまったこと。この2つのいかにもボーフムらしい守備のミスが重なった失点でした。その後もボーフムはサイドを簡単に破られ決定機を与えるなどサイドバック、特に左のペアテルの守備の弱さを突かれピンチの連続でしたがエッサーの好セーブとミツァンスキの決定力の無さに救われて1失点だけでハーフタイムに入ることができました。

 後半はしばらく互角の展開が続いていましたが、62分にボーフムが同点に追いつきます。テロッデが左サイドをドリブルで攻め込みシュートは相手DFに跳ね返されましたがそれを拾い中央のラッツァへ折り返すとラッツァの浮かせ気味のパスにゴール前に走りこんだ田坂が右足で合わせて決めました。これは素晴らしいゴールでした。その後は途中から入ったグレゴリチが攻撃にうまく絡みパスワークで攻め込むボーフムに対して、中盤でのプレスから奪ったボールをトーレスに集めカウンターを狙うKSCが一進一退の攻防を展開。またベンチスタートだった山田も登場し田坂とのマッチアップも見られるなど見応えのある試合になりましたがお互いゴールは奪えず1:1のドローに終わりました。

 ボーフムにとってこの試合は3試合目のホームゲームでしたが、これでいずれも1:1のドローでいまだに勝利はありません。昨季もホームでの弱さが課題になっていたので何とかホームで勝利が欲しいところですが、相手が昇格候補のフュルトやKSCであり内容もさほど悪くはないのでまだファンの不満は蓄積していないでしょう。運悪くホームゲームはこの先しばらく強敵との対戦が続くのですがなんとか早めに勝利が欲しいところです。

 ここまでのボーフムの好調の最大の理由は新加入選手の期待通りの活躍であると言えるでしょう。個人的に両SBの守備に若干不安を感じるものの昨季と違って明らかに期待外れという選手はいません。今季のボーフムはシーズン開始後の補強も的確でした。移籍市場が閉じる直前にブンデスリーガでも実績のあるFWのフォルセルとMFのヴァイスを補強。そして公式戦での出場経験はないもののU-20ドイツ代表で将来性も期待されるCBのカクタルアをレンタルで獲得しました。フォルセルとカクタルアはこの試合も途中交代で出場。カクタルアはツヴァイテリーガのデビューとなりましたが、デビュー戦とは思えない落ち着きぶりに将来は大物になりそうな予感を抱かせてくれました。

 さてこの試合でも無敗を守ったボーフムですが、率直に言って戦術的な部分を含めたサッカーの内容そのものは特段良いとは思えません。この試合でもノイルーラー監督はあえてこれまでの4-4-2から、田坂を司令塔に据えた4-2-1-3という攻撃的なフォーメーションを試みましたが、KSCのしつこいディフェンスに手を焼き十分機能しなかったと思います。
 ただし明らかに昨季よりも改善されたのは、CBの安定感、前への推進力、FWの決定力の3点ではないでしょうか。これらは本当に大切なことサッカーの内容が多少悪くても失点の減少と得点の増加である程度のポイントは拾えるのです。ボーフムの試合を観戦するときに昨季のようなイライラは感じずには済みそうです。そろそろスタジアムで生観戦したくなってきました。


2. BUNDESLIGA 2014/15, 5. Spieltag
13.09.2014, 18:30 Uhr, rewirpowerSTADION, Bochum
VfL Bochum 1848 - Karlsruher SC 1:1 (0:1)
Bochum: Esser - Celozzi, Simunek, Fabian (43. Cacutalua), Perthel - Latza, Losilla - Sestak (78. Forssell), Tasaka, Terrazzino (61. Gregoritsch) - Terodde
KSC: Orlishausen - Klingmann, Gulde, Gordon, Kempe - Peitz - Torres, Krebs, Yabo (46. Nazarov), Valentini (66. Yamada) - Micanski (78. van der Biezen)
Tore: 0:1 Torres (19.), 1:1 Tasaka (62.)
Gelbe Karten: Sestak - Yabo, Peitz
Zuschauer: 21.168.
Schiedsrichter: Knut Kircher (Rottenburg)

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

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