2014.11.24 (Mon)

ブンデスリーガ2014/2015 第12節 グラートバッハ vs. フランクフルト

 前節のドルトムント戦はクラマーの芸術的なループシュート(ただしオウンゴール)で今季の公式戦で初の敗戦を喫したグラートバッハですが、内容的にもほぼ一方的に攻められており完敗と言える試合でした。グラートバッハはバイエルンではないしずっと勝ち続けることは不可能でこういう日は早かれ遅かれやってくるのです。選手にもショックはないはずです。

 その後1週間は代表戦ウィークで短い中断期間がありましたが、代表にも選ばれていた話題のクラマーが背中の痛みにより代表を離脱、このフランクフルト戦も欠場となりました。その一方でバイエルン戦で怪我をしたシャカが復帰。ボランチはシャカとノルトヴァイトの組み合わせとなりました。また、CBのシュトランツルは大腿部に問題があり欠場。CBはドミンゲスとヤンチュケのコンビが務めることに。

 序盤はグラートバッハがフランクフルトに対してプレッシャーをかけます。ヘアマンとハーンの左右両翼が高い位置でプレーし前線の2人とのコンビネーションもバッチリ。ボランチの2人もそこに加わりダイレクトパスを使ったスピード感のある攻撃を展開しました。そして、6分にノルトヴァイトの左足シュートがオプツィカにあたり角度が変わりゴールへ入り早くも先制しました。それ以外にも幾度となく惜しいチャンスを作り出し好調さを見せつけます。
 しかしこのような攻撃は相手にカウンターのスペースを与えることになります。そしてグラートバッハにはそこを埋める守備面での対処が十分できていなかったように見えます。結果的にシュートまで持っていかれ最後の砦、ゾマーのセーブで何とか防ぐという状態。全体的にはグラートバッハが攻め込むことが多かったので目立たなかったかもしれませんが、すでにフランクフルトはには「この試合は行けるぞ」と思わせてしまったようです。試合後のプレスカンファレンスでフランクフルトのシャーフ監督は「我々は前半ですでにスコアを改善するチャンスを作っていたので、後半は自信をもってプレーすることができた。このチームができることもお分かりなったと思う。」と語っています。

 後半は全く互角の展開となりましたが、フランクフルトの決定機が目に見えて増えてきました。そして54分にペナルティエリア付近でのパス交換で崩されシュテンデラに決められて同点、そのわずか3分後にはカウンターからアイクナーにシュートを撃たれゾマーがはじいたボールをマイアーに押し込まれあっという間に逆転されてしまいました。さらに73分にはゾマーのゴールキックが相手にカットされ乾に試合を決定づける3点目のゴールを決められてしまいました。
 3失点目はゾマーの軽率なミスによるものですが、このプレーだけを見てゾマーを責めることはできません。ゾマーのセーブがなければあと2、3点は失点していたと思います。

 ファヴレ監督は、「(1点先制した後)是が非でも追加点が欲しくて、我慢を忘れてしまった。攻守のバランスが取れておらず、早く修正をする必要があった。我々はもはやうまく守ることもできず十分にコンパクトに保つこともなかった。」と語っています。
 結果論ですが、中盤の攻守のバランスの悪さ、最終ラインでの粘り強さの欠如という点でクラマーとシュトランツルの不在が響いたと言えるでしょう。今回は彼らの欠場の理由は怪我などによるものでやむを得ないのですが、今後もELとリーグ戦、DFBポカールを戦っていく過密スケジュールではローテーションをしていくことになるわけで、選手の個性、プレースタイルと対戦相手の特徴や戦術との相性などを考慮した上でのやり繰りには難しい判断が必要になります。ファヴレ監督にとってはEL参戦は初めての経験ではないでしょうが、選択肢を持ったうえでの采配はそれほど経験はないと思います。監督にとってもよい経験を積むチャンスなのではないでしょうか。
 さて今後はまたELと並行した日程が続きます。大切なのはここでリズムを崩してずるずると負け続けてしまうことです。リーグ戦は早くもバイエルン1強の展開となりつつありますが、それ以外はさほど力の差があるわけでなく、どこがどこに勝ってもおかしくはありません。
 「この試合はいかに各クラブの力が拮抗しているかを示した。「そんなことが起こるなんて信じられない」ではなくそれは起こりうることなのだ。それがブンデスリーガだ。」(マックス・エベールSD)
 まさにその通り。これまでの無敗記録は忘れて一戦一戦を謙虚に戦ってほしいものです。

記事引用:
Die Existenz der Anderen (ボルシア・メンヒェングラートバッハ公式サイト)


BUNDESLIGA 2014/15 12. Spieltag
22.11.2014 15:30 Uhr, Stadion im Borussia-Park, Mönchengladbach
Borussia Mönchengladbach - Eintracht Frankfurt 1:3 (1:0)
Borussia: Sommer – Korb, Jantschke, Dominguez, Wendt – Xhaka, Nordveit (76. Hrgota) – Hahn (66. Hazard), Hermann ( 76. Traoré)– Kruse, Raffael
Frankfurt: Wiedwald – Oczipka, Anderson, Russ, Chandler – Hasebe – Stendera, (67. Kittel), Meier, Inui – Seferovic (90. Madlung), Aigner
Tore: 1:0 Nordveit (05.), 1:1 Stendera (54.), 1:2 Meier (57.), 1:3 Inui (73.)
Gelb-Rot Karten: Xhaka (90.)
Gelbe Karten: Dominguez - Russ, Chandler, Oczipka
Zuschauer: 54.010 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Bastian Dankert (Rostock)
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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

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