2015.04.05 (Sun)

ブンデスリーガ2014/2015 第27節 ホッフェンハイム vs. グラートバッハ

 前節はアウェイで首位バイエルンを撃破し良い状態で臨んだアウェイでホッフェンハイムと対戦しました。アウェイでのホッフェンハイム戦はこれまでに8戦して6敗2分で未勝利 (ラインネッカーアレーナが完成する前、ホッフェンハイムのディートマール・ホップ・シュタディオンやマンハイムのカール・ベンツ・シュタディオンでの試合も含む)という実に嫌なデータが残っていました。グラートバッハのチーム状態がよく前半をリードして終えた場合でも、後半は一気に形勢逆転で追いつかれたり逆転されたりという試合を何度も見てきました。当時ホッフェンハイムを率いていたラングニック監督の采配にしてやられた感がありましたがその流れはラングニックがホッフェンハイムを去った後も変わらず続いています。しかし今季はそんな嫌なトレンドをストップしなくてはいけません。
 
 グラートバッハのスタメンにシュトランツルの名はなくCBはブラウウェルスとドミンゲンスのコンビ。左サイドハーフにはジョンソンが入りました。ホッフェンハイムは個人的に注目していた元グラートバッハのポランスキが欠場したのが残念です。

 試合の序盤は明らかにホッフェンハイムが優勢でした。6分にペナルティエリア内でフォラントがDF2人を背にして粘り、前方へ浮かせたボールをツーバーがゴールに蹴りこんだシーンはオフサイドと判定されましたがビデオで見るとこれは誤審でしょう。グラートバッハは救われました。そして17分にはホッフェンハイムの早いカウンター攻撃により失点してしまいます。まあ、しかしこれは相手のフォラント、フィルミーノ、シップロックによる素晴らしいコンビネーションを褒めるべきかもしれません。
 グラートバッハは相手に引きこもられると攻略に苦労する傾向があるので先制されると厳しくなります。しかし幸いホッフェンハイムは守備的な戦い方はしないチームなのでこの試合に関しては普段通りに戦えば攻略するチャンスはあるだろうなと思いました。そして、その後グラートバッハはファンが歓喜するようなスペクタクルなサッカーを展開してくれました。
 まずは25分。クルーゼが左のヴェントへ展開しヴェントが入れたクロスをファーサイドのヘアマンが押し込み同点。と思ったら、主審はゴール中央でクロスに対応してジョンソンがアブラハムに倒されたプレーのファールをとりゴールは認めずグラートバッハにPKを与えます。少々理解に苦しむジャッジでしたが、クルーゼがこのPKを落ち着いて決めて同点。31分にはヴェントのクロスに対し中央に飛び込んだヘアマンが懸命に足を延ばしつま先で角度を変えてゴールを決めて逆転。36分にはクルーゼがドリブルで左サイドをあがり、右サイドのラファエルがゴールを決めて3点目。あっという間に形勢逆転となりました。2、3本のダイレクトパスで一気に決定機を作り出すグラートバッハのスピード感あふれる攻撃は気持ちが良いもので、これこそファヴレ監督の目指すサッカーの究極に近い形なのではないかと思いました。

 2点をリードしたこともあり後半は多少抑えた形ではありましたがやはりグラートバッハがペースをつかみました。51分にクルーゼがジョンソンとのパス交換で左サイドを抜け出し右サイドのヘアマンへクロス、ヘアマンが決め、ここでほぼ勝敗は決しました。終盤はグラートバッハに集中力を欠いたようなミスも出始め、ホッフェンハイムが何度か決定機を作りましたが、いずれもゾマーが好セーブで防ぎ、1:4のまま試合が終わりました。

 この試合のグラートバッハは、守備の緩さはやや気になりましたが、攻撃面でのコンビネーションは本当に素晴らしいものでした。特にヘアマンが際立っていました。先日、2019年までの契約延長を発表したヘアマンは心身ともに充実しているようです。この試合では実質的に1ゴール損してしまいましたが、きっとそんなことは気にならないのではないでしょうか。ヘアマンに関しては、トップチームでプレーするようになったころからスピードやセンスに非凡なものは感じていましたが、ゴール前での決定力やスタミナに問題があったという印象があります。しかし、毎年少しずつ自らの課題をクリアしていき今では本当に頼もしい存在となりました。そんな彼が来季以降もグラートバッハの一員として戦うことは1ファンとして本当にうれしく思います。この試合での活躍も心から祝福したい気持ちです。

 さてホッフェンハイム戦での初のアウェイ勝利でしたが、ファヴレ監督は、「ホッフェンハイムで初めて勝利したということは私にとって重要なことではない。まずは3ポイントを積み上げたということことだ。現時点の順位表を見れば確かに我々は上位に残っているが、我々にはまだ難しい試合が残っている。」と気を引き締めるコメントを残しています。
 この後、グラートバッハは水曜日にDFBポカール(ビーレフェルト戦)を挟み、次節はホームでドルトムントとの対戦を控えています。前回の対戦ではクラマーの芸術的なオウンゴールによる0:1での敗戦でしたが、内容的には90分間全く決定機が作れないという今季最悪の試合でした。ぜひ借りは返したいところです。そして、この試合のグラートバッハを見る限りでは十分期待できそうです。オウンゴールのクラマーは警告の累積で出場停止ですが・・・。


BUNDESLIGA 2014/15 27. Spieltag
04.04.2015 15:30 Uhr, Wirsol Rhein-Neckar-Arena, Sinsheim
TSG 1899 Hoffenheim - Borussia M'gladbach 1:4 (1:3)
Hoffenheim: Baumann - Beck, Strobl, Abraham (72. Toljan), J.-S. Kim - Amiri, Rudy - Roberto Firmino - Volland (67. Salihovic), Zuber - Schipplock (67. Modeste)
Borussia: Sommer - Jantschke, Brouwers, Dominguez, Wendt - Kramer, Xhaka (76. Nordtveit) - Herrmann (65. Traoré), Johnson - Raffael (72. Hazard), Kruse
Tore: 1:0 Schipplock (17.), 1:1 Kruse (26., FE), 1:2 Herrmann (31.), 1:3 Raffael (36.), 1:4 Herrmann (51.)
Gelbe Karten: Kim, Abraham, Rudy - Xhaka, Kramer
Zuschauer: 30.150 (auverkauft)
Schiedsrichter: Thorsten Kinhöfer (Herne)


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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

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