2015.09.21 (Mon)

ブンデスリーガ2015/2016 第5節 ケルン vs. グラートバッハ

 ダービーは特別な試合です。グラートバッハは開幕戦で躓き結果が出せぬまま試合内容も悪化しつつある良くない状況。一方のケルンは前節はフランクフルトに大敗したもののそれ以外の3試合は2勝1分(1分けはヴォルフスブルク戦)と良いスタートを切りました。客観的に見てグラートバッハの勝利は厳しいと思いましたが、私は、もしグラートバッハがこのダービーという特別な試合で結果を残すことができれば転換点になるのではないかという淡い期待を持って試合を待ちました。

 グラートバッハは前節は出場停止だったシャカが復帰し19歳のダフートとコンビを組みます。またFWはドルミッチがスタメンに入りました。グラートバッハは火曜日にチャンピオンズリーグの試合があり来週も水曜日にリーグ戦が組まれるなど過密日程となっているためそれに対応したローテーションでもあるのでしょうが、相変わらずベストな組み合わせが見つからずにファヴレ監督が試行錯誤しているようにも見えてきます。

 前半、5分にいきなりシャカのボールロストからマルセル・リッセがドリブル突破しフリーでシュートを放つビッグチャンスを与えてしまいます。これはシュートミスにより救われましたが自信喪失気味のチームにとっては嫌な気分になったでしょう。また18分にはスルーパスを通され裏に抜け出したレオナルド・ビッテンコートがゾマーと1対1になりますがゾマーが体を張ってセーブしました。ケルンのチャンスはこの2つだけ。一方のグラートバッハには決定的なチャンスはありませんでした。

 後半も前半と変わらない試合内容で時間が経過。しかし64分にビッテンコートの左からのクロスを中央でアントニー・モデストがヘディングでゴールを決めてケルンが先制しました。ペナルティエリア内にはモデストしかいない状態でしたが、クロスに対応したクリステンセンがモデストに完全に競り負けてしまいました。監督がシュテーガーになってからのケルンは少なくてもダービーでは超守備的なサッカーを展開し、グラートバッハはそれを崩すのにいつも苦労してきました。このチームを相手にするときには絶対に先制を許してはならないのです。ましてや今のチーム状態ではなおさらのこと。正直に告白するとモデストのゴールが決まった時点で80%くらいの確率で敗戦が決まったかなと思ってしまいました。案の定、ケルンはリードするとしっかりと守備を固めグラートバッハの付け入る隙はなくなりました。

 ケルンのようなスタイルのチームとの対戦に楽しい試合を期待してはいけないことは十分わかっていますが、それは理解したうえで見てもつまらない試合でした。もちろん、そうなった原因の多くがグラートバッハにあることは明らかです。
 この試合では相手がガツガツとプレスをかけて来なかったため失点シーン以外は特に問題があるようには見えませんでした。この試合で確認できる問題は攻撃にあります。昨季のグラートバッハは相手ボールを奪ってからの切り替えの早さに特徴がありました。その中心となっていたのがラファエル、クルーゼのコンビを中心にしつつボランチや両サイドが連動的に動き少ないボールタッチで簡単に開いて守備を崩すことができていました。現在はそうした連動性がほとんど見られずチャンスでも単独での攻撃になりサポートする動きも少ないのですぐに孤立して攻撃が行き詰まってしまいます。それは特に相手ゴールに近いところで顕著です。
この試合を見ると、言いたくはないのですがクルーゼの抜けた影響は大きく、全くその穴を埋めることができていないと感じずにはいられません。

 これでリーグ戦5試合を戦って1勝どころか1ポイントも獲得できていないという危機的な状況です。長い時間をかけて積み上げてきたものでも崩れていくのはあっという間だということを再認識しました。
 異論はあるかと思いますが、今季は残留を目標に据えて多少時間をかけてでも今の選手に合ったスタイルを模索していくべきかもしれません。ファヴレ監督と今の選手のクオリティーであればもちろん可能だと信じています。

 ところでラインダービーではサポーターのトラブルなどがたびたび起きていますが、前回のダービーではカーニバルの仮装をしたケルンサポーターが試合後にピッチに乱入し暴動に発展しました。これに対してゲストブロックのチケット割当数を減らしたり、チケットに氏名、住所や生年月日を登録するなどの措置が取られましたが、この措置に抗議したグラートバッハのウルトラがチケット購入をボイコットするという事態に発展しました。結果としてケルンのスタジアムのゲストブロックはガラガラとなり、今回のダービーは普段とは違う雰囲気を作り出していました。


BUNDESLIGA 2015/16 5. Spieltag
19.09.2015 15:30 Uhr, RheinEnergieSTADION, Köln
1. FC Köln - Borussia M'gladbach 1:0 (0:0)
Köln: Horn - Olkowski, Sörensen, Heintz, Hector - Lehmann, Vogt (46. Jojic) - Risse, Bittencourt (77. Gerhardt) - Modeste, Osako (88. Zoller)
Borussia: Sommer - Jantschke, Brouwers, Christensen, Wendt - Xhaka, Dahoud (76. Hrgota) - Traore (70. Nico Schulz), Hazard (70. Hahn) - Raffael, Drmic
Tore: 1:0 Modeste (64.)
Gelbe Karten: Xhaka, Hazard, Wendt - /
Zuschauer: 47.800
Schiedsrichter: Dr. Felix Brych (München)

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

06:55  |  Bor. M'gladbach  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

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