2015.10.05 (Mon)

2015 J-League Division 2 第35節 千葉 vs. 愛媛

 フクダ電子アリーナで千葉と愛媛の試合を観戦しました。千葉にとっても愛媛にとっても非常に重要な試合であり、見逃すことができない試合でした。
 私のフクアリでの観戦は第7節の千葉対大宮を観戦して以来今年2度目になります。その試合では千葉が井出の2ゴールで大宮に勝利し強さを印象付けたものです。正直に言うと、その試合を見終わった時には千葉はこの時期には自動昇格圏にいるだろうと思っていましたが、やはり長いシーズンを乗り切る難しさを感じます。


 千葉は前節はアウェイで大宮に敗れましたが、個々の選手のクオリティは高く内容もさほど悪いわけではないけれど攻めている時間に点を取り切り、攻められている時間にしっかり守り切るという点がうまくいかなかったという印象が残っています。一方の愛媛は堅守を中心にしてはいますが、前線には河原、瀬沼など曲者が揃い油断はできません。千葉としては先制されると極めて厄介なことになりそうだ。バックスタンドで直射日光を浴びながらそんなことを考えていました。


 さてこの試合、前半は千葉がアグレッシブで、特にボールを奪った後の縦への速さが印象に残りました。16分の先制点がそれを象徴していたように感じます。ゴールそのものは水野がゴール前に入れた長いクロスに走りこんだ井出が左足の膝で合わせたもの。水野の抑えた絶妙のクロスも井出の決定力も良かったのですが、左サイドで時間をかけずに相手パスをつなぎフリーになっている水野へつなぐまでのパスワークは本当に素晴らしいものでした。堅守の愛媛相手に早い時間で先制できたという意味でもこのゴールは非常に大きな意味を持つものになりました。
 愛媛もボールを奪うとシンプルに前へボールを運び、とりわけ左サイドの内田から精度の高いボールがゴール前へ入りましたが、キムや富澤を中心とした千葉の守備が河原、瀬沼をしっかりと抑え大きなチャンスは作らせませんでした。全体としては千葉が押し気味でしたので、できれば千葉はこの時間でもう1点とっておきたかったでしょう。

 後半、愛媛は近藤に替えて西田をトップに入れたあたりからチャンスを作れるようになりました。千葉の選手の動きが落ちてきたせいもあったのか、高い位置でボールを奪う機会も増え、そこから西田につなぎ2回ほど決定機がありましたが、西田のシュートはいずれも高木の正面で最後まで得点は奪えませんでした。

 千葉の勝因の1つは、やはり比較的早い時間に先制できたことでしょうか。愛媛は守備的に戦って接戦に持ち込み少ないチャンスを活かす狙いがあったかと思いますが、先制されてゲームプランが崩れ多少の焦りが出たのではないかと思います。
「何が特別悪かったというわけではないけど、強いて言えば点を取られたこと。あれで試合の流れは決まってしまった。相手を褒めるべきだったけど、もう少し0-0のまま試合を進めたかった。」(浦田延尚選手)
「前半の失点が最後まで自分たちの肩に重くのしかかったし、それによって自分たちは焦りが出たことも否めない。」(河原和寿選手)
試合後の愛媛の選手のコメントからも明らかです。

 千葉の勝因のもう一つはリードしてからの守備です。特に終盤、愛媛がペースをつかんだ時間帯も千葉は守備が安定していました。実際には危ないボールの奪われ方をしてピンチを招いたシーンもあったのですが、守るべき時間はしっかり守るという意思統一がされていたのではないでしょうか。このチームにはクオリティはあるのでこの点がしっかりできれば接戦でポイントが取れるようになるし、それが勝負強さにつながってくるのだと思うのです。


 さてどちらにとっても非常に重要な試合は千葉が勝利し、順位をプレーオフ圏内の5位に上げましたが、もちろんまだまだ大切な試合は続きます。千葉は次節は直近の7試合無敗を続け3位に上がってきた福岡との対戦。気がかりなのはこの試合で良いプレーを見せていた井出が怪我により退いたこと。これは筋肉系のトラブルということなので少し時間がかかりそう。またネイツがスロベニア代表に呼ばれたため出場ができないことでしょう。一方、愛媛も次節は勝点で並ぶ長崎との対戦でこちらも落とせないでしょう。もう毎年のことですが、リーグ戦は最終節そしてプレーオフまで息の抜けない試合が続きます。いよいよそんな季節に入ってきたことを実感した試合でした。

<引用記事>
第35節 試合結果 選手コメント (愛媛FC公式サイト)
<参考記事>
試合日程・結果|選手・試合情報 (ジェフユナイテッド市原・千葉公式サイト)


2015 Jリーグ Division2 第35節
2015年10月4日(日) 15:03, フクダ電子アリーナ
ジェフユナイテッド千葉 - 愛媛FC 1:0 (1:0)
千葉: 高木 - 大岩, キム ヒョヌン, 富澤, 中村 - パウリーニョ, 佐藤(健), 水野 (67. 田中), 井出 (32. 谷澤) - 松田, ペチュニク (80. オナイウ)
愛媛: 児玉 - 村上, 林堂, 西岡 (69. 白井), 浦田 - 藤田 (75. 安田), 小島, 近藤(貴) (57. 西田), 内田 - 瀬沼, 河原
得点: 1:0 井出 (16.)
警告: 松田 - 内田
観客: 9,904人
主審: 吉田 哲朗

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テーマ : ジェフユナイテッド市原・千葉 - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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