2016.03.20 (Sun)

ブンデスリーガ2015/2016 第27節 シャルケ vs. グラートバッハ

 今季のブンデスリーガも残り8試合となりましたが、CL枠、EL枠を巡る攻防は熾烈で前節終了時点で3位から8位のヴォルフスブルクまでが8ポイント差にひしめく混戦となっています。4位のグラートバッハは5位のシャルケとの対戦ですが両者はわずか1ポイント差で、特にCL枠を狙う上では極めて重要な試合になります。
 グラートバッハは昨年10月のヘルタ戦以降アウェイゲームで勝利がなく、またゲルゼンキルヒェンでは非常に相性が悪くおととし勝利する前は22年間勝利がなかったのです。過去の統計から見るとグラートバッハの勝利は難しそうですが、言い換えるともし勝利できればリーグ戦終盤に向けて弾みになりそうです。

 前半、シャルケがかなりアグレッシブな攻め込みましたがグラートバッハの守備は安定していました。シャルケのプレスの前になかなかパスをつなげずに攻撃の形を作れていませんでしたが、その時間帯を乗り切るとペースを握るようになります。シャルケの守備はどちらかというと緩めでラファエル、シュティンドル、アザールらがペナルティエリアの狭いスペースで相手にマークされながらも容易にフィニッシュまで持っていけるようになりました。守備から攻撃へのつなぎ役として貢献したダフートも含め選手個々のプレーは素晴らしかったと思います。しかしこの試合はグラートバッハの前にフェーアマンが大きく立ちはだかりました。グラートバッハの選手がどれだけシュートを放ってもすべて弾きだしてしまうのではないかと感じさせる素晴らしいパフォーマンスでした。

 59分にグラートバッハは右サイドでノルトヴァイトがレロイ・ザネに不用意にボールを奪われるとそのまま突破を許し、ザネのペナルティエリアへの折り返しをクリアしたヒンターエッガーとカバーに戻ったノルトヴァイトの間でワンツーパスのような形になりそれがオウンゴールとなってしまいました。なんとも間抜けなオウンゴールでしたが、シャルケの中でも特に危険な選手だったはずのザネに簡単にボールを奪われあっさりと振り切られてしまう守備の致命的なミスが原因であり非常に悔しい失点でした。
 グラートバッハは79分にクリステンセンがシュティンドルとのコンビネーションからゴールを決めて同点に追いつきましたが、シュティンドルからのパスをワンタッチで相手DF(ザッシャ・リーター)をかわしてしまうところに攻撃面でのセンスを感じました。何度でも言いますがこの選手は来季以降もこのチームに必要な選手です。
 せっかく同点に追いついたグラートバッハですが、そのわずか2分後に再び突き放されてしまいます。ゴールまで距離のあるところから相手選手が左足で放ったシュートが守備についていたシャカの体に当たって角度が変わりゴールに入ってしまいました。これはゾマーも反応しきれず、アンラッキーな失点だったと思います。そして、これが決勝点となりました。グラートバッハはその後も決定機をフェアマンのセーブやポストに阻まれ同点に追いつけませんでした。

 それにしても奇妙な試合でした。1試合を通してシュート数はシャルケ6本に対しグラートバッハは22本。フェアマンに好セーブを連発されたほかに枠に跳ね返されたのが2本ありました。さらに付け加えるならペナルティエリア内で主審次第ではPKを与えられてもおかしくないようなプレーもありました。それに対してシャルケの2つのゴールは1つは明らかなオウンゴールでもう一つもグラートバッハの選手に当たって角度が変わって入ったラッキーなもの。どれだけチャンスを作ってもゴールが決まらなければ勝てません。また失点に関していえば、2点目は不運だった気もしますが、やはり1失点目のオウンゴールがいけません。このところグラートバッハは守備が安定し無駄な失点は減ってきており、この試合も悪くはありませんでしたが、1失点目に関しては弁解の余地はないでしょう。
 
 試合後にグラートバッハのシューベルト監督は、「大変素晴らしい攻撃的なサッカーをしたが、あまりにも簡単にゴールを与えてしまった。相手とチャンスの数を比較すると大変悔しい。試合の結果は確かに奇妙ではあるが、フットボールの世界ではよくあることだ。今日は私たちにとって厳しいものになった。」とコメント。一方、シャルケのブライテンライター監督は「ラルフ・フェアマンが信じられないほど素晴らしいセーブを見せて我々を勝利に導いてくれた。大変ラッキーな勝利だが、そのことを詫びる必要はない。」と話しています。全くその通りだと思います。フットボールは内容通りの結果が付いてくるものではないが、勝負の世界では結果がすべて。どんな形であっても勝利することが重要です。


BUNDESLIGA 2015/16 27. Spieltag
18.03.2016 20:30 Uhr, Veltins Arena, Gelsenkirchen
FC Schalke 04 - Borussia M'gladbach 2:1 (0:0)
Schalke: Fährmann - Riether , Matip, Neustädter, Kolasinac - Höjbjerg, Goretzka - Schöpf (61. Aogo), Meyer (75. Belhanda) , Sané (87. Friedrich) - di Santo
Borussia: Sommer - Nordtveit, Christensen, Hinteregger - Xhaka, Dahoud (75. Herrmann) - Elvedi, Johnson (70. Traoré) - Hazard (81. Hahn), Stindl, Raffael
Tore: 1:0 Hinteregger (59./ET), 1:1 Christensen (79.), 2:1 Goretzka (81.)
Gelbe Karten: Kolasinac - /
Zuschauer: 62.271 (ausverkauft)
Schiedsrichter: Marco Fritz (Korb)

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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

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