2016.06.05 (Sun)

2015/16シーズンのボーフムを振り返る

 VfLボーフムは2015/16シーズンのツヴァイテリーガを5位で終えました。ホーホシュテッターSDが就任してからのボーフムは短期的には難しいものの中期的には1部へ復帰するという目標を立てていたようで、昨季はまず残留争いに加わらずに中位でシーズンを終えることという目標(クラブとして公式に掲げたものではなくあくまでもクラブ幹部やSDのコメントから判断したものですが)があり結果的に11位で終わり目標はほぼ達成しました。今季もホーホシュテッターSDやフェアベーク監督のコメントからは上位に食い込み、来季以降の昇格争いに加わるためのステップアップということが目標としてあったのではないかと推測されました。その意味では今季は一時は昇格争いに加わりそうなところまでいった結果の5位なのでまず目標達成と言ってよいのだと思います。
 また、ウィンターブレーク明け以降は選手たちや監督も明確にチャンスがあれば昇格を狙うというコメントを出しており、昇格への意欲も増してきたと感じます。

 残念ながら私はこのところボーフムの試合を映像で見る手段を失っており、よくわからない点は多いのですが、明らかに言えるのは今季はフェアベーク監督の攻撃的なスタイルがチームに浸透し魅力的なサッカーをするようになったということ、そして大崩れしない安定的な戦いができるようになったということです。今季はライプツィヒ以外の相手に対してはゲームを支配して攻めるスタイルが実現できました。監督が目指すスタイルはゲームを支配するというもの。今季は未知数だったハーベラーが予想外の活躍、ブルートが主力に成長、テラッツィーノも安定した力を発揮、さらに昨季フラムからのローン契約でプレーし、フェアベークサッカーを体現していた一人であったアイスフェルトを買い取り、ムラパ、ノヴィコヴァスをシーズン途中で獲得するなど攻撃的な選手は例年になくレベルが高く選手層も厚くなりました。彼らの力を持ってすれば、常に相手を圧倒するサッカーができたのも不思議なことではありません。では、それでも勝ちきれなかった原因はどこにあったのでしょう。私は決定力と守備力が欠けていたと思います。

・ 決定力
 テロッデの決定力については文句のつけようがありません。得点王は立派だと思います。しかしテロッデ以外の選手にあまりにも決定力がなかった。言い換えるとテロッデの調子が悪い時はチームの得点力がそのまま連動して落ちてしまうのです。ライプツィヒ戦以外は、相手を圧倒して攻め込んでいましたが、その割には得点が少なく結果として試合に敗れてしまうことも多くありました。攻撃に良い選手が揃っていましたがゴールを決める能力には欠けていたということです。

・ 守備力
 もともと昨季リーグ失点ワーストの守備陣がそっくりそのまま残ったわけでそれほど期待はしていませんでした。それでも昨季の55失点を40失点に減らしました。もちろん選手の頑張りは評価したいですが、守備力が改善されたようには見えません。昨季に比べると攻め込む時間が多くなったことで攻められる機会が減りそれが失点の減少につながったのではないかと思います。優勢だった試合もセットプレーやカウンターへの対応の拙さから失点を喫してしまいドロー、または敗戦へつながることが少なくありませんでした。

来季に向けて

 さて順調にステップアップを図るなら来季は昇格争いということになりますが、そうは簡単に行かないでしょう。というのも来季は今季のメンバーを中心にしたチームを作ることはできないからです。すでに今季の主力メンバーのうちハーベラーはレンタル元へ戻り、テラッツィーノは契約を更新せずに移籍、ブルートは1部に昇格したクラブに買い取られました。同様にテロッデにも移籍話がくすぶり続けています。こうなると昨季の攻撃のレギュラーがごっそりいなくなり一からチームを作り直さなくてはならないからです。資金力のないクラブは個の力よりチーム力を中心に戦うことが求められるのでなるべく早くチームを固め戦術を浸透していく必要があります。来季の話は別途、このブログで書こうと思いますが、簡単ではないということだけは間違いありません。
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テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

23:30  |  VfL Bochum  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

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