2016.11.06 (Sun)

2016 J-League Division 1 2ndステージ第17節 大宮 vs. FC東京

 2016年のJ1リーグも最終節。毎年のことですが本当に時間のたつのが早く感じられます。特に今年は秋に入ってもしばらく暑い日が続き季節感が乏しかったこともあるかもしれません。
 大宮はこの試合に年間順位4位がかかっていましたが、それよりもホーム最終戦ということでモチベーションは高かったはずです。対戦相手の東京は思い通りに行かないシーズンだったようですが篠田監督就任後は安定して勝利を重ねチーム状態は良いようです。もともと力はあるチームですしNACK5スタジアムでも異常とも言えるほど良い戦績を残しています。


 前半、東京がコンパクトな陣形からハイプレス、非常に早い切り替えでショートカウンターを繰り出してきます。まさに最近のサッカー界で主流となっている戦術でしょうか。残念ながらペナルティエリア内での細かなミスやシュートミスなどがあり得点はできませんでしたが見ていて気持ちの良い攻撃です。
 24分に東京はついにセットプレーから先制に成功。左からの水沼のコーナーキックを橋本が頭で決めました。お互い集中を切らさずインテンシブな戦いを展開していただけにこの1点は非常に大きな意味を持つだろうことは素人の私でもわかりました。しかし前半の最初の20分の内容を見たところではどういう形であれ東京がリードをするのは妥当ではあるなとも思いました。
 大宮もセットプレーで失点こそしましたが守備に関しては悪くはありませんでした。相手にしっかりとプレスをかけ相手ボールを奪うことはできていたように思えます。しかし攻撃への切り替えが遅くすぐに相手のプレッシャーを受けてボールロストをすることが多く、またFWのムルジャや両サイドハーフが裏を取ろうと動きそこへロングパスを入れようと試みるのですがこのパスの精度が悪すぎて単純に相手DFへのパスのように見えるほど。相手のスタイルを考えれば狙いはわかるのですが、チーム全体の守備から攻撃への切り替えのスピードと連係に問題があったように思えます。


 後半はリードされた大宮が前半に比べると前への圧力を強めた形で東京が守備に回る時間が長くなりましたが、やはり前半と同様にパスの精度や連係での細かいミスが目立ち相手を崩すことはほとんどできず決定機は多く作れませんでした。70分から80分にかけて次々と選手交代を行いましたが、あまり効果はなく時間が経過しそのまま試合終了となりました。


 この1試合を見るなら大宮の完敗といってよいでしょう。チャンスはいくつかありましたが思い描いた通りのサッカーをさせてもらえなかったように見えました。「力負けです。開幕戦で対戦し、それから月日も流れましたが、根本的な部分でまだ差があると思います。」という家長の試合後のコメントには説得力を感じます。
 しかし私は開幕戦との比較で考えると違った印象を持ちました。開幕戦の大宮は東京にはほぼ一方的に攻められ守備が精一杯。それは異なるディビジョンに所属するチームの対戦にしか見えず、勝利したにもかかわらず、この先のリーグ戦に大きな不安を感じて帰ったものでした。シーズン最終戦でその東京と対戦し力の差は感じつつも互角に近い戦いをすることができているということにこの1シーズンでチームの成長を感じました。今季の年間順位5位が本当の実力を反映したものなのかどうかは客観的に把握する必要はあると思いますが、シーズン当初から見て選手だけでなく監督も含めたチーム全体が大きく成長を遂げたことは間違いなく、この点は今後に向けて自信になると思います。
  

2016 Jリーグ Division1 2ndステージ第17節
2016年11月3日(木), 13:30, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - FC東京 0:1 (0:1)
大宮: 塩田 - 奥井, 菊地, 河本, 大屋 - 大山 (78. 岩上), 横谷, 泉澤 (78. ペチュニク), 江坂 (71. マテウス) - ムルジャ, 家長
東京: 秋元 - 橋本, 森重, 丸山, 室屋 - 梶山 (68. 高橋), 田邉 - 水沼 (78. 河野), 東 (86. バーンズ), 中島 - 前田
得点: 0:1 橋本 (24.)
警告: 奥井 - 河野
観客: 12,377 人
主審: 佐藤 隆治

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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2016.11.06 (Sun)

2016 J-League Division 3 第27節 長野 vs. 盛岡

 南長野運動公園で開催されたJ3公式戦、長野対盛岡の試合を観戦してきました。当日、キックオフは13:00でしたが、余裕を見て朝7:30に家を出発。特に渋滞につかまることなく3時間半ほどで無料駐車場のある篠ノ井駅に到着。そこからはシャトルバスを使わずに徒歩で現地へ向かいました。
 目の前に姿を見せたスタジアムは思った以上に立派なスタジアムで、私は外観を見てドイツ、ブンデスリーガのホッフェンハイムのホームスタジアム、ラインネッカーアレーナを思いだしてしまいました。


 まだ昇格の可能性を残している長野はモチベーションも高いようで、序盤から積極的に攻め込む展開となりました。開始早々にFWの菅野が右サイドを突破して角度のないところから放ったシュートはポストに嫌われますが、その後もキープ力のあるコンハードに菅野や佐藤が絡んで次々と盛岡ゴール前に攻め込んできます。また松原優吉のロングスローも威力を発揮しました。長野が一方的に攻め込んでいるという印象はありませんでしたが、チャンスの数は明らかに長野に多くありました。しかしゴールは決めれ鵜ことができませんでした。
 是が非でも3ポイントが必要な長野にとってはこの時間帯に先制できなかったことは痛かったはず。長野の三浦監督も「前半、いいところで得点を奪えていたらまた違った展開になっていたと思う」というコメントを残しています。

 押し込まれる時間が長かった盛岡も30分を経過したあたりからは反撃を開始。盛岡が得意とするパスをつないでいくサッカーが見られるようになりました。しかし、ペナルティエリア付近での連係は今一つ合わずに決定機を多く作ることはできませんでした。


 後半は開始直後に長野に大きなチャンスがありました。左サイドを突破した菅野のクロスに対しファーサイドでフリーの佐藤悠希ゴール前の混戦から何度かシュートを撃ったものの盛岡は懸命のディフェンスでゴールを守りました。長野にとってこの試合最大のチャンスだったと思います。

 前半同様に立ち上がりに押し込まれながらそれを凌いだ盛岡が徐々にペースを握るようになります。FWへ縦パスを入れそれに連動して中盤の選手が攻めあがる形が随所に見られ、特に62分に牛之濱が右から入れたクロスに安楽が飛び込んだプレーは実に惜しかった。ただ、終盤になると疲労のせいか動きが少なくなり細かなミスも増え始め、再び長野が主導権を握る形になりました。この試合は盛岡は控え選手が2人少なく結局は交代選手も一人だけでした。終盤の苦しい時間帯に選手交代でチームを活性化させることができず最後は相手の攻撃を凌ぐのが精一杯という状況になってしまったのが残念です。
 試合は最終的にスコアレスドローに終わりました。この結果は盛岡にとってはまずまずの結果、J2昇格を狙う長野にとっては痛いものとなりました。


 最後に初めて訪れた南長野運動公園総合球技場について。昨年3月に全面改修が完成したスタジアムはとても観戦しやすいスタジアムでした。そして何よりもアウェイのサポーターを歓迎する姿勢が感じられ、気持ちよく帰路につくことができました。ぜひ機会があればまた訪れたいスタジアムです。


2016 Jリーグ Division3 第27節
2016年10月30日(日), 13:00, 南長野運動公園総合球技場
AC長野パルセイロ - グルージャ盛岡 0:0 (0:0)
長野: レオーニ - 天野, 大島, 阪田, 松原 - 有永 (75. 仙石), 橋本, 夛田 - 佐藤 (80. 勝又), コンハード, 菅野
盛岡: 土井(康) - 鈴木(達), 畑本, 久保, 八角 - 牛之濱, 垣根 石井, 安楽 - 谷口 (84. 高橋), 梅内
得点: なし
警告: 天野 - /
観客: 3,905人
主審: 西山 貴生


テーマ : Jリーグ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

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2016.10.28 (Fri)

DFBポカール 2016/17 2回戦 ヴァルドルフ vs. ダルムシュタット

 DFBポカールの2回戦。2日間にわたり行われた16試合の中で最も注目度が低いと思われるヴァルドルフ(レギオナルリーガ所属)とダルムシュタット(ブンデスリーガ1部)の試合に敢えて注目してみました。

 FCアストリア・ヴァルドルフのホームタウンのヴァルドルフはバーデン=ヴュルテンベルク州北部にある人口約15,000人の小さな町、ツヴァイテリーガ所属のザントハウゼンのホームタウンのザントハウゼンとは隣接していて2つの町は直線距離で約5キロしかありません。FCアストリア・ヴァルドルフは今季はレギオナルリーガ南西部に所属していますが15試合を終了した時点で19チーム中13位と低迷しています。DFBポカール1回戦はボーフムと対戦して延長戦まで戦い4:3で勝利しています。

 ヴァルドルフのスタジアムは大変小さくこの試合はチケット完売ですが、それでも入場者数は4000人となっていました。それほど遠くはないダルムシュタットからは多くのサポーターが来ていたようです。
 今季からダルムシュタットのゴールマウスを守るのはミヒャエル・エッサー。オーストリアのグラーツから加入した選手ですが、その前は長くボーフムに在籍していました。ボーフム育ちの選手が1部リーグのクラブで主力として活躍する姿を見るのは嬉しいことです。

 さて試合ですが、序盤はダルムシュタットがブンデスリーガの力を示すように攻めまくりました。ダルムシュタットの攻撃の特徴としてはボールを奪うとロングボールを使い手数をかけずにゴール前へボールを運びゴール前ではフィジカル勝負を挑むという、かなり古臭いサッカーをするのですが今ではそれが新鮮に感じられることもあります。今季から監督がノルベルト・マイヤーに変わりましたがそのスタイルは今のところ大きく変わってはいないようです。しかし、ダルムシュタットはいくつかあった大きなチャンスを得点につなげることができませんでした。
 一方のヴァルドルフはなかなか守備意識が高くまた数は少ないもののカウンターではしっかりとパスをつなぎシュートまで持っていき、またセットプレーでも空中戦に競り勝つなど得点の匂いを感じさせます。そして、32分にペナルティエリアに思い切りよく切りこんだペロフスキの左からのクロスに対し、エッセーの前に飛び込んだヒレンブラントが右足で合わせて角度を変えてゴール。ヴァルドルフが先制に成功しました。ダルムシュタットのマイヤー監督は「ヴァルドルフが試合をよく理解し良いカウンターを仕掛けるこことができるチームだということは試合前からわかっていたが、それを阻止できなかった。」とコメントしています。ダルムシュタットの攻勢は変わりませんでしたが、ヴァルドルフも次第に慣れてきたようでダルムシュタットの決定的なチャンスは減ってしまいました。

 後半に入ると時間の経過とともにヴァルドルフの選手たちに疲労が出てきたようでダルムシュタットの攻撃の時間がさらに長くなります。ヴァルドルフは守備で精一杯の状態でしたが、ダルムシュタットもフィニッシュの精度が著しく欠けていました。65分にヘラーからベツヤクとつなぎコラックがフリーになりますが焦ったのか大きく枠を外してしまいました。70分にはゴンドルフの右からのクロスを中央のシプロックがダイレクトで合わせますが大きくふかし枠を捉えることができません。精度の高いキックを蹴れるヴランチッチや高さのあるシュトローエンゲルを入れて明らかにパワープレーを狙いますが不発。むしろ、ヴァルドルフに何度もカウンターから決定機を作られる始末。ヴァルドルフにもう少しでも決定力がある選手がいたらもっと試合を決着することができたかもしれません。それでも最後まで守備での集中力を切らさずに戦い抜いたヴァルドルフが1:0で勝利しました。
 4部のクラブがトップリーグのクラブを破ったのだからジャイアントキリングなのかもしれませんが、試合を通してみると全くおかしくない結果だったと思います。ダルムシュタットの不甲斐なさよりもヴァルドルフの戦いぶりを称賛すべきでしょう。

 勝ったヴァルドルフはベスト16に進み3回戦の対戦相手は2部のビーレフェルトに決まりました。もちろん厳しい試合になることは間違いありませんが、この試合のような集中力をもって戦うことができればよい試合はできるのではないでしょうか。次の試合も注目したいと思います。


DFB Pokal 2016/17 2. Runde
26.10.2014 18:30 Uhr FC-Astoria-Stadion, Walldorf
FC Astoria Walldorf - SV Darmstadt 98 1:0 (1:0)
Walldorf: Rennar - Kiermeier, Nyenty, Kizilyar, Pellowski - Polat, T. Kern - Hillenbrand (82. Steffen Haas), Schön(78. Hellmann), M. Meyer (85. Straub) - Carl
Darmstadt: Esser - Höhn, Milosevic, Sulu, Holland - Niemeyer (68. Vrancic), Gondorf - Schipplock (76. Stroh-Engel), Obinna (46. Bezjak), Heller - Colak
Tore: 1:0 Hillenbrand (32.)
Gelbe Karten: / - /
Zuschauer: 4000 (ausverkauft)
Schiedsrichterin: Bibiana Steinhaus (Langenhagen)

テーマ : ブンデスリーガ(ドイツサッカー) - ジャンル : スポーツ

00:39  |  Bundesliga 全般  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2016.10.23 (Sun)

2016 J-League Division 1 2ndステージ第15節 大宮 vs. 湘南

 代表戦やカップ戦によるリーグ戦中断されており、スタジアムでの観戦は久しぶりのように感じます。今季も残り3試合となりリーグ戦の結末もだいぶ形が見えてきました。大宮の対戦相手の湘南はこの試合に勝利しないとJ2への降格が決まってしまうため、必死に戦うことが予想されます。それは抜きにしても湘南相手には油断をすると隙を突かれて痛い目にあわされるという気がします。この試合では、そのような全く油断のならない相手に対して大宮が果たしてどのように戦うのかを注目したいと思っていました。


 前半、キックオフからしばらくは大宮がボールを保持する形となるものの湘南も前線からの激しいプレスで応戦。大宮はそれを掻い潜ってゴールを狙うという形になります。湘南は攻守の切り替えが早くボールを奪った後のカウンターでも攻撃参加する人数はしっかり揃っていて厚みのある攻撃を展開していました。しかし、プレッシャーのかかる試合で選手に硬さがあったのか、プレーの精度が悪くせっかく良い形でボールを奪ってもゴールまでなかなかつなげることができませんでした。
 試合が動いたのは31分でした。横谷のフリーキックに対しゴール前でパンチングに行った村山がボールに触れず、こぼれたボールはムルジャの前へ。これをムルジャが難なく押し込み大宮はラッキーな先制点を奪いました。さらに5分後には泉澤が大山とのコンビネーションから抜け出してゴールを決めます。こちらも湘南の守備に問題があったように思います。
 そんな具合で試合展開としては互角に見えた前半は結果的にはしっかりとチャンスをゴールに結びつけた大宮が2点リードして終わりました。


 後半に入るとリードされた湘南がジネイ、長谷川を投入し、前線の活性化を図ります。すると開始早々に彼ら2人に決定機がありうまくいくかと思いましたが、大宮が追加点を決めます。横谷の右からのクロスを中央で相手と競ったムルジャが頭で決めました。3点差となり勝敗は決まったように見えましたが、湘南は諦めることなく全員がハードワークしカウンターからジネイが2ゴールを決めて1点差とし、試合終盤もあわや同点という形を作りました。しかし、時間が足りず試合は3:2で大宮の勝利で終わりました。

 最後まであきらめなかった湘南に対しては称賛したくなりますが、大宮はいったいどうしたのでしょう。渋谷監督によると「ボールを保持して相手陣内に入り込んだときに、落ち着いてボールを回すためにハードワークするという点がおろそかになり、相手の勢いを受けてしまって失点した」とのことですが、果たして油断はなかったのでしょうか。あるいはガス欠のような状態だったのか終盤は動きが止まってしまいました。
 結果論ではありますが、ジネイや長谷川が最初から出ていたらどうなっていたか全くわからなかったと思います。湘南の持ち味である前線からのプレスからの素早い切り替えとショートカウンターというスタイルに適合しているのかどうかわかりませんが、得点力やフリーな状態を作りだす抜け目なさは脅威になっていました。


 さてこの試合に勝利した大宮は年間の勝ち点を53とし順位も4位に浮上しました。今季は大きな落ち込みもなく安定してポイントを積み上げられていたとは思ったもののまさか4位まで順位を上げるとは想像していませんでした。残り2試合ですが、とにかくできるだけの勝ち点を稼いでほしいものです。
 一方の湘南は残念ながらJ2への降格が決まってしまいました。湘南に対しては、大宮の渋谷監督は「湘南さんの素晴らしいスタイルは日本サッカーに変化を与えており、素晴らしいチームです。」とコメントしていますが私も同感です。ぜひまたJ1で見たいチームです。

<引用記事>
第15節 湘南ベルマーレ戦 (大宮アルディージャ公式)


2016 Jリーグ Division1 2ndステージ第15節
2016年10月22日(土), 14:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - 湘南ベルマーレ 3:2 (2:0)
大宮: 塩田 - 奥井, 菊地 (46. 山越), 河本, 沼田 (27. 渡部) - 大山, 横谷, 泉澤 (78. 横山), 江坂 - ムルジャ, 家長
湘南: 村山 - 岡本 (68. 菊地), アンドレ バイア, 島村 - 石川, 三竿 - 藤田(征) (46. ジネイ), 菊池 - 大槻 (46. 長谷川), 山田, 高山
得点: 1:0 ムルジャ (31.), 2:0 泉澤 (36.), 3:0 ムルジャ (52.), 3:1 ジネイ (77.), 3:2 ジネイ (83.)
警告: 江坂 - 菊池
観客: 12,106 人
主審: 三上 正一郎

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

23:10  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑

2016.09.25 (Sun)

2016 J-League Division 1 2ndステージ第13節 大宮 vs. 鳥栖

 今季のJリーグも残り試合が少なくなってきました。大宮にとっては例年この時期は厳しい残留争いの真っただ中にいるのですが、今季はすでに残留を決め勝ち点もクラブ史上最高を更新しています。リーグ戦開幕当初の大宮は終始相手に押し込まれながらひたすら耐えてワンチャンスを狙うという戦い方になっており、私は相当厳しい結果を予想していました。まさかこの時期に残留を決めることになるとは驚きです。


 木曜日の天皇杯磐田戦(5:0で勝利)とは大幅にメンバーを変更し、リーグ戦仕様のチームで試合に臨みます。しかし、主力の河本、横谷が出場停止、代わりに山越、大山がスタメンに入りました。対する鳥栖も得点能力の高い豊田とエル・カビルが出場停止。かつて大宮に在籍していた富山がスタメン出場となりました。


 前半、開始早々に大宮がアグレッシブにゴールを狙いますが、特にディフェンスラインのパス回しがかなり不安定で嫌な予感はしていました。そんな時間に鳥栖、早坂の左からのクロスをカットした菊地からボールを奪いに行った富山が菊地と接触して倒れPKを獲得しました。このようなわずかに触った程度の接触でPKを取られてはたまりませんが、これは審判のジャッジなのでやむを得ません。菊地のプレーも緩慢だったといわざるを得ません。
 このPKは富山が自ら決めて鳥栖が先制しました。鳥栖のようなチームに先制をされるとかなり苦労するとは思っていましたが、あまりにもあっけなく失点してしまったことが悔やまれます。その後大宮はボールは保持するものの効果的なパスが入らず、あまり意味のないパス回しに終始して前半を終えることになりました。

 後半も鳥栖のしっかりと守備を固めて、大宮はボールを持たされた形となりますが、前半と違ってプレーに思い切りの良さが感じられるようになりました。特に泉澤が左サイドから積極的に勝負を仕掛けチャンスを作ります。しかし、前線のムルジャや江坂とはわずかに合わずゴールは生まれません。
 しかし58分にコーナーキックからこぼれたボールに対して金澤が思い切りよく放ったミドルシュートをGKの林が弾くと、そのボールを家長がゴールに蹴りこみ大宮が同点に追いつきました。
 その後は、鳥栖も攻撃に力を注ぐようになり、かなりオープンな撃ちあいになりましたが、選手交代で攻撃的な選手を投入した大宮の攻撃に迫力を感じました。その後、家長の惜しいループシュートなどありましたが、どちらも得点はできず1:1のドローで試合が終わりました。


 試合を通してみると、やはり開始早々の失点が残念でした。大宮にとってはかなり不運であったと思いますが無駄な失点だったと思います。もう一点は先制を許した後の前半の攻めの拙さが残念でした。終盤の攻勢を見るともう少し時間があれば逆転で着たのではないかと思ってしまいます。前半、漫然と時間を費やしてしまったことがもったいなく感じられます。この試合についてはもったいないドローだったと感じます。


2016 Jリーグ Division1 2ndステージ第13節
2016年9月25日(日), 17:00, NACK5スタジアム
大宮アルディージャ - サガン鳥栖 1:1 (0:1)
大宮: 塩田 - 奥井, 山越, 菊地, 大屋 - 大山, 金澤, 泉澤 (75. 清水) , 江坂 - ムルジャ (75. ペチュニク), 家長
鳥栖: 林 - 藤田, キム ミンヒョク, 谷口, 吉田 - 金民友, 高橋, 福田, 鎌田 (63. 岡田) - 富山 (78. 池田), 早坂
得点: 1:0 富山 (6.,PK ), 1:1 家長 (58.)
警告: / - 金民友
観客: 11,807人
主審: 山本 雄大

テーマ : 大宮アルディージャ - ジャンル : スポーツ

タグ : スタジアム観戦記

22:44  |  Omiya Ardija  |  Trackback(0)  |  Comment(0)  |  Edit  |  Top↑
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